新八「いやー、まさか銀魂にこのシリーズに登場して貰えるとは僕達万事屋も知り渡ってますね」
神楽「でも、私等の出番あまりないって話アルよ?」
新八「へ?そうなんですか銀さん!?」
銀時「考えてみろよ。作文力のない作者に登場人物全員を出すわけ無いだろ?」
神楽「そうアル!この作者一回ぶっ飛ばすべきアルよ!」
新八「そんなことしたら銀魂のキャラとしてイメージダウンになるわ!!」
銀時「ということで、かなりの駄文になりますので許してね☆」
新八「そんなんで許されるか!!」
前回のあらすじ
麦わらの一味であるウソップ救助のためルフィとエレンは黒ひげとハートレスが潜む船に乗り込む。
そこにはⅩⅢ機関のメンバーであるベルトルトと交戦することになるが逃げられてしまう。
しかし、謎の人物がウソップを助け出したことにより状況は一変。
その後船の正体がハートレスの本性が現れ、麦わらの一味と共に撃破したエレン達。
そして、ウソップが救った人物がアルミンではないかと推測し、次の世界へ行くのであった。
侍の国。僕らの国がそう呼ばれたのは、今は昔の話…。 20年前、突如宇宙から舞い降りた天人(あまんと)の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途を辿っていた。
グミシップから降り立ち、着物姿で現れたエレン、霊夢、魔理沙の3人は辺りを見渡した。
エレン「ここ何処だ?」
魔理沙「昔の時代って感じだよな?」
霊夢「まぁ、間違いないわね。でも、ここは本当にどこなのかしら?」
すると、目の前に黄金のカブトムシが飛び去っていくのであった。
エレン「ん?なんだあれ?」
霊夢「ちょっとちょっと!この世界に黄金のカブトムシなんて存在するの?!」
魔理沙「普通いないよな?」
霊夢「よし!あのカブトムシを捕まえて売っ払って大金持ちになるわよ!!」
※霊夢は金儲けのことしか頭にない。
魔理沙「おい、霊夢!その前にここが何処なのか聞かないと!」
霊夢「いやよ!まずはあのカブトムシを捕まえるわよ!」
エレン「あ、おい待てよ!!」
エレンと魔理沙の制止を無視して黄金のカブトムシを追いかけに行く霊夢。
魔理沙「やれやれ…追いかけるしかないな」
そして、3人はカブトムシを追いかけていると、背後から大所帯の人数が走ってきた。
エレン「おい、後ろから追いかけてくる奴等は誰だ?」
魔理沙「なんかあのカブトムシを睨んでいるよな?」
「うおおおおおぉ!!カブト狩りじゃああああぁ!!」
「お前ら万事屋に将軍のペットは渡さねぇ!!」
「真選組のお前らには銀ちゃんの速さには敵わないアルよ!!」
エレン達の後ろを追いかけていたのは"万事屋"と"真選組"呼ばれる一行であった。
エレン「な、なんだあいつら!?」
魔理沙「なんかヤバそうだな……。ここは逃げた方が良くないか?」
霊夢「何言ってるの!!目の前にこんな美味しい金儲けの機会があるのよ?!滅多にないじゃない!」
エレン「おい、霊夢!!」
エレンと魔理沙は逃げようとするが、霊夢だけはカブトムシに突っ込むのであった。
「ん!?誰だ嬢ちゃん!!」
霊夢「アンタこそ誰よ!!」
霊夢と並走するのは銀髪の天然パーマに黒の上下服の上に流水紋が入った白い着物に加え黒ブーツ、腰には「洞爺湖」の銘が入った木刀を差している人物。
銀時「俺は万事屋銀ちゃんの、坂田銀時だ!!」
霊夢「ふーん、それよりアンタ!!あのカブトムシは私の獲物よ!?」
銀時「はぁ!?アレは俺のものだ!!」
霊夢「ふざけんじゃないわよ!!先に見つけたのは私よ!!」
銀時「ふざけんな!!俺が先に目を付けたんだよ!!」
エレンと魔理沙を置き去りにし、カブトムシの奪い合いをする2人。
その時、霊夢、銀時の前にハートレスが現れる。
エレン「っ!ハートレス!!」
魔理沙「とにかく、援護しねぇと!」
エレンと魔理沙が武器を構えた時だった。
霊夢&銀時「邪魔だああああぁ!!!」
エレン「はああ!?」
魔理沙「おいおい、金に目がくらんでるな…本当に…」
金儲けの事しか考えない2人の気迫で、あっさりと撃退されるハートレス達。
エレン「ってか、霊夢本気出せば一人でハートレスの群れを一掃できるんじゃねえか?」
魔理沙「だよな……。今後利用する価値があるかもな?」
エレンと魔理沙が呆れていると、カブトムシを追いかける霊夢は猛スピードでカブトムシの前に立つ
霊夢「よしっ!これで私のものよ!!」
霊夢がカブトムシに飛びかかろうとした時だった、前に割って入るように現れた魚がカブトムシを丸呑みにしたのであった。
霊夢「嘘でしょ…?」
銀時「魚が食っちまった…」
エレン「いや、その魚もどうなんだ?」
その後、エレン達は真選組と呼ばれる警察組織に連行され、業務妨害の罪でお説教されるのであった。
そして、数時間後開放されたエレン達は途方に暮れていた。
魔理沙「全く、なんで私達がこんな目に遭わないといけないんだ?」
エレン「まぁ、霊夢が金を儲けようとしたからこんなことにな?」
2人はため息を漏らしていた。
霊夢「ちょっと!なんで私が悪いってことになっているのよ!」
エレン「いや、あのカブトムシを追っかけ始めたのは霊夢だろ?」
霊夢「失礼ね!私は金儲けしか考えてないわよ!!」
エレンと魔理沙が呆れていると、目の前に銀時が現れる。
銀時「おい、お前等ちょっといいか?」
エレン「なんだ?って、アンタはさっきの…」
霊夢「あっ!アンタのせいで私達がお説教喰らったんですけど!?」
銀時「いや、それは俺のせいじゃねえだろ?って、それよりよお前たちに話がある」
エレン「ん?なんだ?」
銀時はエレン達に真剣な表情で尋ねる。
銀時「お前ら、"紅桜"って刀知ってるか?」
エレン「"紅桜"?」
魔理沙「なんか、いかにも危険そうな刀って名前だな?」
銀時「その様子だと知ってないみたいだな?」
霊夢「なんなのよその刀は…?」
銀時「実はついさっきその盗まれた刀を取り戻してほしいという依頼を受けてな?」
エレン「と言っても俺達がここに来たのはつい最近だ。そんな刀なんか知らない」
銀時「まぁ、それらしき物見かけたら万事屋銀ちゃんまで頼むぜ?」
魔理沙「ん?万事屋銀ちゃんって?」
霊夢「そういや、そんなこと言ってたわね」
銀時はエレン達に万事屋銀ちゃんの名刺を渡した。
名刺には『何でも屋、万事屋銀ちゃん。坂田銀時』と書かれていた。
エレン「なるほど……そういうことか」
霊夢「いーだ!誰があんたなんかの為に探すものですか!!」
銀時「お前、金儲けの事しか頭にないのか?銀さんでも泣くよ?」
エレン「おい、霊夢!ちょっと話だけでも聞こうぜ?」
魔理沙「そうだな。このままじゃ埒が明かないな」
こうして、エレン達は銀時から紅桜について更に詳しく聞いたのであった…。
夜の江戸の街、月の光で照らすエレン達は人通りのない道を歩いていた。
エレン「結局、紅桜を探すことになったな」
魔理沙「でもよ、こんなところに妖刀なんてあるのか?」
霊夢「分からないわ。けど妖刀なら江戸時代に"村正"があったという記録だってあるわ」
魔理沙「いや、それは別の世界の歴史の話だろ?ここは別の世界なんだからそんな史実があるかどうか…」
すると、エレンが何かを察知する。
エレン「誰か来るぞ…」
魔理沙「え?」
霊夢「私には分からないわ……」
エレンはキーブレードを構え、相手を睨む。
「ちょいと失礼。鍵の剣を持つエレン・イェーガーとお見受け致します」
エレン「誰だ?」
暗闇の中から現れたのは、笠を被った侍風の男性であった。
「すまないが今、俺と相棒はアンタの血が欲しくて堪らなくてね?」
霊夢「あなた、何者?」
すると、男性は笠を取り、禍々しい刀を鞘から抜く。
岡田「岡田似蔵……"辻斬り似蔵"と呼ばれておる」
エレン「辻斬りだと?」
すると、無数の小さな剣が3人の周囲に出現し地面から飛び出す。
エレン達は驚きながら飛び上がり無数の剣を躱し、身構える。
霊夢「な、何よこれ!?」
魔理沙「お、おい!なんだよあれは?!」
岡田「どうだい?俺の能力は…紅桜と共に授かったこの力…実に良い」
そして、岡田似蔵はエレン達に襲い掛かった時だった。
銀時「させるかっ!!」
岡田「ッ!?」
銀時の木刀の風圧が岡田似蔵を数メートル吹っ飛ばす。
霊夢「ちょっとアンタ!どうしてここに?」
銀時「オメェ等だけじゃ不安だったからな……仕方無く手伝ってやるよ!」
岡田は体制を整え、闇の波動を放つ。
銀時「っ!なんだ!?」
すると、岡田の周りからハートレスが湧き出てきたのであった。
エレン「あいつ…闇の力でハートレスを召喚できるようになっているのか!?」
岡田「くくく、奴等を殺れ!お前達!」
岡田の合図と共にハートレス達がエレン達に襲い掛かる。
魔理沙「何だよこの数!?」
エレンはハートレスの攻撃を避けつつ、銀時と岡田似蔵の元まで近づく。
エレン「喰らえっ!!」
銀時「っ!離れろっ!!」
エレン「ぐっ!!」
銀時の掛け声と共にエレンの肩から血が噴き出した。
霊夢「エレン!」
岡田似蔵の闇の力を帯びた刀によって、肩に傷を負わされてしまう。
エレン「痛てえ……これは厄介だな……」
銀時は木刀で無数のハートレスを斬りながら叫ぶ。
銀時「おい!コイツらはお前達がなんとかしろ!俺は奴を叩く!!」
霊夢と魔理沙は頷き、ハートレスの方へ向かった。
岡田似蔵は再びエレンに剣を向ける。
岡田「素晴らしい闘志だ。流石は言峰殿に刃向かった者達だ」
エレン「っ!テメェ…なんでアイツの名前を…!!」
岡田「そんな事はどうでもいい。さぁ、楽しませてもらうぞ!!」
再び無数紅桜がエレンに襲い掛かった時だった。
突如、銀時が間に入り、岡田を蹴り飛ばした。
岡田「ッ!?」
銀時「テメェの相手はこの俺だ!!」
銀時は木刀を構え、岡田似蔵を睨む。
エレン「くっ………」
エレンは傷ついた肩を抑えながら地面に倒れる。
魔理沙「おいエレン!死ぬんじゃねえぞ!」
霊夢「ほら、このポーション飲みなさい」
エレンは霊夢と魔理沙に支えられ、傷を治したのだった。
そして、銀時と岡田の戦いが再開されようとした時だった……。
岡田「っ!どうやらここまでみたいだな…」
銀時「あぁ、そうだな……。お互い次で勝負ってところだな」
突然、岡田と銀時は戦いをやめたのだ。
霊夢「え?どうしたのよ?」
2人は戦闘態勢を解くと遠くからサイレンが鳴り響き、岡田は高く跳躍し闇の中へ姿を消した。
新八「銀さん!!真選組を連れてきました!!」
「旦那、大丈夫ですかい?」
銀時「おおっ!丁度良いところに来たな!!」
とある病院の一室。
深く眠るエレンの横で霊夢と魔理沙は様子を見ていた。
魔理沙「ったく、ボロボロになりやがって…」
霊夢「無理もないよ…ここまでずっと戦ってきたんだから…」
魔理沙「確かに、トワイライトタウンで目覚めてから連戦続きだったな…」
すると、エレンが目を覚ました。
霊夢「あ!エレン!」
エレン「うっ……ここは……?」
魔理沙「起きたか?」
エレンはあたりを見渡して今の状況を理解する。
そして、ベットから起き上がる。
霊夢「ちょ、まだ寝てなきゃダメよ!!」
エレン「大丈夫だ……それよりアイツ…紅桜はどうなったんだ?」
魔理沙と霊夢は今までの経緯を話しエレンは理解したのか横たわる。
霊夢「それでエレン…あなたの右肩は今深い傷を負っているから…当分戦えないわよ……」
エレン「そうか……それは残念だな……」
魔理沙「おいおい、なんで残念そうにしてるんだよ?」
霊夢「そうよ!そんな怪我でまだ戦えないわけじゃないでしょ?」
エレンはキーブレードを天井に掲げる。
エレン「いや……俺は戦うさ」
霊夢と魔理沙は互いに見つめ合い、ため息をつく。
魔理沙「ったく、心配させんなよな?」
すると、部屋から銀時が現れる。
銀時「おい、目が覚めたのか?」
エレン「ああ、取り敢えずな?」
銀時「なら話が早い。紅桜を持つ奴の居場所が確認できた」
霊夢「どこなのよ?」
銀時「その前に…おい博麗霊夢だったか?お前は俺と一緒に来てもらうぞ」
霊夢「はぁ?何でよ?」
銀時「お前の持っている能力が必要なのさ。もしかしたら、紅桜の力を消すことができるかもしれんからな」
魔理沙「おいおい、博麗の力を消せるかもしれねぇって……どうすんだよ霊夢?」
エレン「それしか方法が無いのなら仕方無いな」
霊夢「……ちょっと待ちなさい。私はお断りよ?」
銀時「おい、お前に拒否権はねぇんだよ」
霊夢「ふざけんじゃないわよ!!アンタなんかに博麗の力を渡すもんですか!!」
銀時「いいから来るんだよ!」
魔理沙とエレンは見守る中、2人は激しい口論をし合う。
そして、数分後。
霊夢は疲れたのか諦めのため息をつく。
霊夢「……はぁ……分かったわよ!行けばいいんでしょ?」
銀時「ようやく分かってくれたか?」
こうして、銀時と霊夢の二人はとある港に辿り着く。
そこでは、大きな船と共に荷物を降ろす者たちがいた。
霊夢「んで、なんなのよここは…?」
銀時「俺の仲間が調査しててな?もしかしたらここに紅桜があるんじゃないかと調べてたんだ」
霊夢「それでどうなのよ?」
銀時「生憎、連絡が経っちまった。恐らく捕まってんだろうな…?」
霊夢「どうするのよ?」
銀時「……仕方ねぇ……乗り込むか」
霊夢「はぁ?アンタふざけてんの?!」
銀時「仕方ねぇだろ?ここでずっと待つ訳にもいかねぇしな?」
霊夢「ったく……仕方がないわね……」
2人は大量の荷物の中をくぐり抜け、その隙を見て船に乗り込む。
言峰「まさかキーブレードの勇者をこうも簡単に倒すとは流石だな?高杉晋助」
高杉「別に大した事ねぇよ……」
言峰「どうかね?我々の計画に加担する気はないかね?」
高杉「……悪いが、俺はお前たちの計画には興味はない。闇の力とかハートレスとか俺にはなんの価値もないからな?」
言峰はやれやれとため息をついた。
言峰「まぁいい、お前の好きにするがいい……」
そして、言峰は闇の回廊で姿を消すと高杉は舌打ちをする。
高杉「チッ、なぜこの俺を仲間にしようとしたのか分からねぇ……まぁいい、邪魔な奴等はアイツに任せておけばいいさ」
高杉は1人、船内の廊下を歩く。
すると、前方から何者かが歩いてくるのであった。
銀時「なんだオメェか?てっきり辻斬り野郎かと思っちまったよ」
高杉「お前か銀時」
2人は互いに睨み合う。
高杉「まさか、お前の連れている女は例の鍵を持った奴ではないだろうな?」
銀時「残念ながらその仲間だよ。それより、オメェ何してんだ?」
高杉「俺の目的はただ一つ……この国を潰す為だ」
銀時「相変わらずみたいだな?また、何かをしてんのか?」
高杉「すまないが、俺はここで足止めを喰らうわけにはいかない。お前がその女を連れて去るなら何もしない。だが、抵抗するのなら……俺はテメェを殺す」
高杉は刀を抜き取り構える。
銀時「っ!そうかよ……」
すると、2人の背後から複数人の足音が響いてきた。
2人は背後を向くとそこには万屋のメンバー新八と神楽がいた。
新八「銀さん!無事に神楽ちゃんを助けました!!」
神楽「銀ちゃん!」
銀時「まあ、お前等なら簡単には捕まらないと信じてたぜ!」
高杉「……仲間か?」
新八「ちょっと貴方……まさか辻斬りの犯人ですか?ここで何をしているんです!?」
高杉「……ふっ、悪いがテメェ等に用はない。ここは奴の出番だ」
すると、突如高杉の後方から何者かが飛び掛かるが、銀時がそれを防ぐ。
そこには紅桜を握りしめた辻斬り・岡田が姿を現す。
霊夢「こいつ!!」
岡田「お前は…?ほう、鍵の剣を持つ彼は生きてるのか?」
霊夢「エレンによくも怪我を負わせたね!!私が相手よ!」
銀時「おい、巫女さんよ!俺も加勢するぜ?」
新八「銀さん!僕も!」
銀時「新八、神楽。お前らは高杉の後を追いかけろ!」
新八「えっ!?でも銀さんは!?」
銀時「俺ァ、あの野郎をぶっ倒す!」
新八と神楽は銀時の真剣な顔を見て頷き、高杉の後を追いかける。
そして、残された霊夢と銀時は岡田を睨みつける。
霊夢「アンタをここで倒すわ!」
岡田「ほお?巫女とは面白い……殺り甲斐がありそうだ」
2人は互いに睨み合いながら武器を構えるのであった。
霊夢「喰らえっ!!夢想封印!」
霊夢は弾幕を岡田に目掛けて仕掛けるが、岡田はそれを紅桜で弾く。
岡田「っ?!」
霊夢「そこよっ!!」
霊夢は間合いを詰めて殴りかかるが、岡田は後退し回避する。
銀時「おらっ!!」
銀時の木刀と紅桜が激しくぶつかり合い、激しい戦闘により、甲板へと移動する。
岡田「怒り…巫女の貴様から物凄い怒りを感じる…」
霊夢「アンタは私の大事な仲間を傷付けた!絶対に許さないわよ!!」
岡田「仲間を想う気持ち…実に素晴らしい。だが、その怒り……俺に勝てると想うなっ!!」
岡田は紅桜を振り回し、2人に襲い掛かる。
銀時「巫女さんよ!次は俺から行くぜ!!」
銀時は木刀を振り回すと、岡田の頬を掠める。
岡田「っ!?」
銀時「オリャアアアアアッッ!!!」
そして、霊夢と共に攻撃をするが紅桜に防がれ、更に反撃を喰らう。
霊夢「くっ!!」
銀時「クソがっ!!なんて力だ!!」
岡田「今度はこちらから行かせてもらうぞ!!ハァァァッ!!!」
紅桜から放たれた衝撃波は2人に直撃し、その勢いで地面に倒れる。
銀時「ぐぁっ!!」
霊夢「くっ……なんて力よ……」
2人は息を切らしながら立ち上がる。
岡田「ふっ……どうやらここまでのようだな?なら、ここで終わりだ」
すると、霊夢はフラフラと倒れそうになったが銀時が支える。
銀時「おい、巫女さんよ……大丈夫か?」
霊夢「……私はまだ……戦えるわよ……」
霊夢は銀時の手を払い、一歩一歩岡田に歩み、憎しみの目を向ける。
岡田「憎悪に塗れたその目……実に良い!!」
霊夢「あんたのその刀、確か私と同じ与えられた闇の力も感じる。1年前…油断したとはいえ、闇の力を植え付けられ仲間を傷つけたこともあるからね…」
岡田「ほお?俺と同じ境遇を味わっているのか?」
霊夢「だけど……アンタは許されないことをした!!だからこそけりを付けるわ!!」
すると、霊夢の体から闇のオーラを放つと、巫女服が赤から黒に変化する。
かつて1年前、エレン、魔理沙の前に現れたオルタ化だった。
岡田「ほう?その闇の力…只者ではない…」
霊夢オルタ「私は博麗の巫女!アンタみたいな人外でも妖怪でもない化け物を退治する存在なのよ!」
岡田「そんな貴様に俺を倒せるとでも?」
岡田は紅桜を構えて走り出す。
霊夢も御札を手にし、岡田に放つと紅桜で薙ぎ払う。
霊夢オルタ「まだだっ!!雷よ!!」
叫ぶと共に上空に黒い雷を放つと岡田目掛けて放つ。
岡田「これは……!!」
岡田は雷を紅桜で受け止めるが、威力が強すぎその場で倒れ込む。
岡田「まさか……貴様もこれほどの闇の力を扱うとはな……」
霊夢オルタ「これで最後よ!」
霊夢はお祓い棒を天に掲げると、黒い炎が現れ徐々に大きく変化する。
霊夢オルタ「ダークファイガ!」
すると、岡田目掛けて黒い炎球が放たれる。
岡田「ぐっ……!!」
岡田は紅桜で受け止めるが、徐々に押されていき、遂には紅桜諸共吹き飛ばされたのだった。
霊夢オルタ「はぁ……はぁ……」
銀時「巫女さんよ、無事か?」
霊夢オルタ「……ええ、何とかね……」
しかし、煙幕から斬撃が二人を襲う。
霊夢と銀時は何とか回避すると、煙幕から岡田が姿を現す。
岡田「まさか……この俺がここまで押されるとは…」
霊夢オルタ「……まだ生きてたのね?」
岡田「俺は何度でも立ち上がる!」
霊夢オルタ「いいわ。闇の力を扱える者同士、決着をつけるわよ!」
岡田「望むところだ……!!」
霊夢と岡田は再び戦闘を開始する。
霊夢達のいる船に乗り込んだエレンと魔理沙は高杉と新八、神楽が戦闘を繰り広げている光景を目撃する。
高杉「銀時の知り合いにしては腕は良いな」
神楽「余裕ぶっこいてるのも今のうちアル!!喰らえェッ!!」
高杉は2人の攻撃をすんなりと躱し、刀で攻撃する
高杉「悪いが……俺はテメェ等みたいな奴等に構ってる暇は無いんだ」
そして、そのまま立ち去ろうとする。
エレン「待ちやがれ!!」
高杉「また新手か?悪いが、俺はテメェ等の相手してる暇はない」
新八「そうはさせません!!」
神楽「ここで止めるネ!」
すると、高杉の背後から犬型のハートレスが2体現れる。
エレン「チッ、こんな時に……」
すると、エレンの前に白い胴長体型に黄色いくちばし、毛が三本に丸い目、水かきのついた黄色い足といった、ペンギンのような見た目をした生命体が現れる。
新八「エリザベス!!」
高杉「おいおい、いつからここは動物園になったんだ?」
エリザベス「……」
そして、突如高杉に飛び掛かりながら攻撃するが、刀でエリザベスの胴体を横に一刀両断され、その場で崩れ落ちる。
高杉「おいおい、その程度の攻撃で俺を倒せるとでも?」
しかし、エリザベスの胴体の中から一人の長髪の青年が刀で高杉に斬りかかる。
高杉「ぐっ?!お前はまさか…!!」
「久しいな高杉。桂だ!!」
霊夢と岡田の攻撃が激しくぶつかり合いソニックブームが発生。
霊夢オルタ「はぁぁあっ!!」
岡田「オオオオッ!!」
そして、激しい攻撃により大きな爆発が発生し、辺り一面に煙が舞い上がる。
2人はその場で膝を付くが、まだ戦闘を続ける気であった。
霊夢オルタ「……まだやるつもりなの?」
岡田「あぁ……貴様を殺してからでないと俺の気が済まんのだ」
霊夢オルタ「……そう?なら仕方無いわね……」
すると、霊夢の体から闇のオーラが溢れ出す。
岡田「長い事闇の中にあると目玉には映らん微かな光でさえ拾えるようになる。貴様の心には闇を払いのける光が見える」
霊夢オルタ「何を言ってるのかよく分からないけど……アンタを倒すことには変わりないわ!!」
岡田は刀を振り翳して走る。
霊夢も御札を手にする。
2人は互いにぶつかり合うと、激しい爆発が2人を包み込む。
そして、煙が晴れるとそこにはオルタから解放された霊夢の姿が倒れており、その近くには岡田が佇んでいる。
岡田「……俺の負けか……」
銀時「おい!巫女さんよ!!しっかりしろ!」
霊夢「……」
すると、岡田の体から太い管が現れ、まるで侵食している様だった。
霊夢「チっ、本当にしぶといんだから」
銀時「まさか、紅桜に侵食されちまったのか?」
霊夢「紅桜に侵食された奴を救う事は私には出来ない。でも、止めることならまだ間に合うわ!」
銀時「どういうことだ?」
霊夢「なんでもできる私の相棒達がいるのよ」
すると、二人の前にエレン、魔理沙が現れる。
エレン「よ、霊夢。無事か?」
霊夢「無事って…アンタねぇ…」
魔理沙「無事だったみたいだな」
霊夢「まぁ、私はこの通り無事よ」
エレン「それでアイツは?」
銀時「巫女さんが言うにはもう奴を救う事は出来ねぇらしい」
エレン「そうか……」
すると、岡田がゆっくりと立ち上がりながら紅桜をこちらに差し向ける。
エレン「奴には怪我を負わされた借りがある。ここでそれを返してやる」
すると、銀時は岡田に木刀を向ける。
銀時「助太刀するぜ?」
エレン「ああ」
そう言うと、エレンはキーブレードを構えて戦闘態勢をとる。
霊夢「これで終わらせるわよ!」
魔理沙「ああ!行くぜ!!」
4人は同時に走り出し、岡田に攻撃する。
しかし、負けじと言わんばかりに岡田は紅桜を振り翳して対抗する。
しかし、4人相手では分が悪く次々と攻撃を喰らう。
霊夢「これで終わらせるわよ!!」
エレン「俺達の勝負に終止符を打ってやる!!」
4人は一斉に攻撃すると、岡田はその場で倒れ込むと、4人が突如闇の塊に拘束される。
霊夢「何よこれ?!」
魔理沙「一体どうなってるんだぜ?!」
エレン「動けねぇぞ……」
4人が困惑していると、岡田がゆっくりと立ち上がる。
岡田「……まだだ……俺は貴様らを殺るまで止まらねぇ……!」
霊夢「くっ!ここまで来て……」
すると、銀時は闇の塊をぶち壊し、大きく跳躍する。
霊夢「アンタ!何やってるのよ?!」
魔理沙「死ぬぞ!」
銀時「喰らえっ!!!」
正面から銀時は紅桜に目掛けて木刀を叩きつける。
紅桜は銀時の一撃により、岡田の手から離れ甲板に転がると紅桜は粉々に砕け散る。
魔理沙「あの刀を破壊しただと?!」
エレン「なんて奴だ……」
そして、銀時は空中で回転しながら地面に着地し、岡田を見る。
銀時「……これでもうテメェの武器は無いぜ?」
岡田「これで本当に………俺の負けか……」
そして、岡田が倒れ二度と動かなくなることはなかった。
魔理沙「これで終わったか…」
銀時「いやまだだ。高杉の決着をつけないとな?」
船の甲板の上で睨み合う桂と高杉の二人。
桂「高杉。俺はお前が嫌いだ。昔も今もな。だが仲間だと思っていた。だが、俺の思っていた仲間はこんな奴だったのか?」
高杉「……悪いが俺はテメェの知ってる俺じゃねぇ」
桂「いつから違った。俺たちの道は…」
高杉「確かに始まりこそ同じ場所だった。だが、あの頃から俺たちは同じ場所など見ちゃいねぇ」
説得する桂だったが高杉の意志は固く、高杉の目には憎しみの色が見える。
桂「……俺はまたお前と同じ道を歩みたい」
すると、高杉は刀を鞘に収める。
高杉「悪いが……もう俺にはそんな資格はない……」
すると、空からフリーザ率いるハートレスの軍団が現れる。
桂「なんだそいつ等は…!?」
高杉「ふん、何しに来たんだ言峰のお仲間さんよ」
フリーザ「ククク、言峰から話は聞きましてね。援護必要と思いまして」
高杉「何度言えばわかる?俺はお前たちの力なんぞ貸すつもりはねぇ」
フリーザ「なら、あなたは逃げると良いです。私はこれから現れる小僧共に用があるので」
そして、桂の背後からキーブレードを持つエレン達がやって来る。
霊夢「っ!フリーザ!?アンタはここで何をしているの?」
桂「……銀時?何故……貴様が……」
銀時「話は後だ!今はこいつ等を倒すぞ!」
高杉「ふん、なら俺は先に行かせてもらおう」
そう言うと高杉は船に乗り、去っていく。
霊夢「待ちなさいよ!」
すると、フリーザが霊夢の目の前に立ちはだかる。
フリーザ「我々の邪魔をしてタダで済むとは思わないことですね!」
そして、上空から無数のハートレスと鎧を纏った兵士達が現れる。
フリーザ「さぁ、行きなさい!私の部下達!!」
そう言うと、フリーザ率いる軍団はエレン達に襲い掛かる。
銀時「チッ!数が多すぎる!!」
魔理沙「弱音言ってる場合じゃないぜ!」
魔理沙の放つ無数の光の弾が降り注ぎ、ハートレス達を次々と撃ち落とす。
エレン「くっ!」
霊夢「エレン、あたしに任せない!」
すると、霊夢は御札を手にする。
霊夢「神技『八方鬼縛陣』!」
そして、霊夢の放った光の柱がフリーザ軍の兵士達を吹き飛ばす。
銀時「おい、エレン、霊夢、魔理沙。さっさと行け」
霊夢「え!?けどアンタ!」
銀時「ここは俺とヅラでなんとかする。だからさっさと行け!」
桂「ヅラじゃない桂だ!!」
エレン「けど…!」
銀時「いいから行けっ!!」
エレン「……わかった!行くぞ!」
3人はそのまま船から飛び降り、グミシップに乗り込む。
フリーザ「ククク、逃がすものですか!」
指先からレーザーを放とうとした時、フリーザは上を見上げる。
そこには2人の男が刀と剣を手にして、フリーザの頭上にいたのだった。
銀時「悪いがテメェ等の相手は俺達だ」
桂「覚悟しろ!!」
フリーザ「やれやれ、どうやら貴方方を片付ける必要がありそうですね」
そして、フリーザは指を鳴らした。
すると、鎧を纏った兵士達が一斉に銀時と桂に襲い掛かったのだった。
グミシップは異空間の空を飛ぶ。
魔理沙「どうやら、フリーザ達は追ってこないみたいだ」
霊夢「全く、カッコつけやがってあの万事屋の銀時は」
魔理沙「けど、今はアイツの言葉を信じてやるのが仲間って奴だろ?」
霊夢「……まぁね」
3人が話していると、グミシップは異空間から外の世界の上空へと出る。
その時、モニターからウサミが現れる。
ウサミ「皆さん!聞いてくだちゃい!!」
エレン「ウサミ?どうかしたのか?」
ウサミ「レミリアさんから3人にホロウバスティオンに戻ってきてほしいとの事でしゅ!」
霊夢「またレミリアが?」
魔理沙「今度は何の用なんだ?」
エレン「ひとまず、ホロウバスティオンに向かうとしよう」
エレン達はホロウバスティオンへ戻っていくのだった。
to be continued
次回9/25に投稿
遂に終盤に差し掛かりました。
お楽しみ