進撃の王国心1.5+2.5   作:いすゞ

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※ここだけの制作裏話

「あんたとはまた戦う機会があると思うからその時までにもっと強くなっておきなさい」

(進撃の王国心 第10話天下一武道会 霊夢より)


進撃の王国心Ⅱ制作してた時不意に伏線を張っていたことに自分が驚いていました。





第20話 もう一つのトワイライトタウン

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

ホロウバスティオンの三度目の訪れ、レミリアに再会したエレン、霊夢、魔理沙の三人の前に調査兵団団長エルヴィンが姿を現した。

 

彼からⅩⅢ機関の本拠地を見つけ出したことを知り一緒に行くことをお願いするもエルヴィンとレミリアから拒否される。

 

納得できないエレンはその夜、機関員であるベルトルトと再会し再戦する事になった。

 

追い詰めれたエレンだったが、煉獄杏寿郎と英雄エミヤのつながる心を借りてベルトルトを撃破することに成功する。

 

その後、仲間達にこれ以上の迷惑を掛けまいと一人で旅立とうとしたときに霊夢が立ちはだかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、紅魔館の外へ出るとそこに待ち受けていたのはお祓い棒を持ち霊夢だった。

 

 

 

霊夢「やっぱり、アンタなら一人で行くよね?エレン」

 

 

エレン「霊夢……これは……」

 

 

霊夢「聞いたわよ。XIII機関の所に行くんでしょ?」

 

 

エレン「……」

 

 

霊夢「魔理沙はアンタを止めなかったみたいだけど、私は止めるわよ?」

 

 

 

 

鋭い目でエレンを睨むと霊夢はお祓い棒を構える。

 

 

 

 

エレン「……」

 

 

 

エレンは何も答えず、ただ霊夢を見つめるだけだった。

 

 

 

霊夢「それが答えみたいね……なら!」

 

 

 

返事を返さないエレンに苛立ちながらお祓い棒をエレンに向かって投げる。

 

 

お祓い棒は一直線にエレンに向かって飛んで行くが、それをキーブレードで弾く。

 

 

 

エレン「やめろ。俺はお前と戦いたくない」

 

 

霊夢「甘いわね。今の私はアンタの敵よ?やられる前にやり返す!それだけよ!」

 

 

エレン「やめろ!」

 

 

 

怒りを露にするエレンを見て霊夢は不敵に笑い、再びお祓い棒を投げる。

 

 

お祓い棒は先ほどとは違い、途中で軌道を変えてエレンに向かって飛んでいく。

 

 

エレンは再びキーブレードで弾くがその時、空中でお祓い棒が爆発を起こした。

 

 

ドカンという音と煙に驚いてるとそこから霊夢が飛び出してくる。

 

 

 

そのまま近接戦に持ち込み霊夢はエレンの腹に蹴りを入れた。

 

 

 

エレンは体をくの字に曲げて後ろに吹き飛び、木に激突する。

 

 

 

 

霊夢「どうしたの?アンタらしくないわね。いつものアンタならこんな攻撃簡単に防げるはずよ」

 

 

エレン「……」

 

 

霊夢「まぁ、アンタが私と戦う気になったならそれでいいわ」

 

 

 

エレンはゆっくりと立ち上がり、キーブレードを構えた。

 

 

お互い間合いを詰めようとじりじりと近づいて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな二人を遠くから見る人物達がいた。

 

 

 

咲夜「止めないのですか魔理沙?」

 

 

魔理沙「ん?私か?」

 

 

咲夜「エレンが一人で行こうとしているのに、貴女は止めないのですか?」

 

 

魔理沙「もう私はエレンにあんな言葉掛けてしまった以上止める権限はないよ。けど、それを引き受けてくれるのは霊夢ぐらいしかいない」

 

 

咲夜「まさにあなた達は友人を通り越した仲間ですね」

 

 

魔理沙「あぁ。私達の出会いはたった1年だけ、なのになぜか昔から知ってた気がするんだよな」

 

 

咲夜「そうなんですか」

 

 

 

魔理沙は懐かしそうに笑うと立ち上がった。

 

 

 

魔理沙「さてと、2人の戦いもヒートアップしてきたかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレンのキーブレードが霊夢に大きく振りかぶり、霊夢の拳がエレンに向かって飛ぶ。

 

 

お互いの攻撃がぶつかり合い、2人はその反動で後ろに飛ばされる。

 

 

 

 

エレン「なぜだ!」

 

 

霊夢「なにがよ」

 

 

エレン「なぜ俺にそこまで構うんだ!俺は1人で行かなきゃ行けないんだ!もうお前達を巻き込まない為にも!!」

 

 

 

霊夢はお祓い棒を横に薙ぎ払うとエレンに向かって走り出す。

 

 

お祓い棒が当たる寸前にそれを防いだエレンだったが勢いで軽く吹っ飛んでしまう。

 

 

そんなエレンに一気に距離を詰めて霊夢はお祓い棒で殴りかかる。

 

 

エレンはそれを何とか防ぎ、少し後ろに下がると今度はキーブレードで霊夢を斬る。

 

 

 

霊夢「私は……アンタの事が放っておけないのよ!!」

 

 

 

キーブレードをかわしながら、お祓い棒を突き出すがそれも避けられる。

 

 

エレンは空中に飛んで回転しながら踵落としをする。

 

 

お祓い棒で防御されたがその隙に上空から剣撃を放つ。

 

 

しかし、体を捻らせて攻撃を避けた霊夢はそのまま腕を地面に着くと、エレンの足を蹴りお祓い棒で頭を叩く。

 

 

頭に攻撃を受けたエレンは地面に叩きつけられる。

 

 

 

 

霊夢「いい?これだけは言っておくわ」

 

 

 

地面に突っ伏したエレンの前まで飛ぶとそのままお祓い棒を振り下ろす。

 

 

しかし、それをギリギリの所で受け止めてお互い睨みあう。

 

 

 

霊夢「アンタが何をしようと勝手だけど!アンタが1人で死ぬ気でいるなら私は全力で止める!そんな死にたがりに誰もついて行こうとは思わないわ!」

 

 

エレン「うるさい!お前に何がわかる!今更誰かについて来いなんて言えるわけないだろ!」

 

 

 

エレンは霊夢の腹を蹴って距離を取り、キーブレードを突き出すがそこに霊夢はいなかった。

 

 

 

エレン「どこに行った!?」

 

 

 

キョロキョロと周りを見るが霊夢を見つけられず混乱してると後ろから声が聞こえる。

 

 

 

それと同時にキーブレードに衝撃が走った。 

 

 

 

霊夢の攻撃は、なんと上空からの攻撃だった。

 

 

 

攻撃の衝撃で倒れそうになった体を何とか持ちこたえさせる。

 

 

 

霊夢「アンタは1人じゃない!レミリアも、魔理沙も、私もいるのよ!それを忘れるな!」

 

 

 

エレン「……」

 

 

 

そして、エレンは詠唱を唱える。

 

 

 

エレン「I am the bone of my sword!!」

 

 

 

霊夢「アーチャーの詠唱…アンタ本気なのね…?」

 

 

エレン「あぁ……俺は一人で行く」

 

 

霊夢「そう。なら、力ずくで止めるわ!」

 

 

 

霊夢は体に闇の力を溜め、力を開放させオルタ化する。

 

 

そして、エレンに向かって飛び出すと蹴りを放った。

 

 

しかし、それをかわし霊夢の体に斬りかかるがお祓い棒で防がれる。

 

 

 

霊夢「遅い!」

 

 

エレン「投影開始っ!!」

 

 

霊夢の攻撃を防ぎながら、エレンはありったけの武器を作り出す。

 

 

 

そして、距離を取ると武器を雨のように降らせた

 

霊夢はお祓い棒で弾いて行くがそれでも撃ち漏らした武器が霊夢の体を傷つけて行く。

 

 

最後の1本を弾くとそこには肩で息をする霊夢の姿を見て、エレンは少しだけ冷静さを取り戻す。

 

 

 

エレン「もうやめろ、霊夢…。お前は俺に勝てない…」

 

 

霊夢「何……言ってるのよ……私はまだ戦えるわよ……喰らえっ!!ダークファイガ!!!」

 

エレン「なら、これで終わらせてやる。これで終わりだ!」

 

 

 

エレンはキーブレードを霊夢に向けるとゆっくりと構えた。

 

 

そして、キーブレードから閃光の速さで駆け出す。

 

 

 

エレン「ソニックレイヴ!!」

 

 

 

閃光の速さでダークファイガを消し去ったエレンを見て、霊夢は苦笑いをする。

 

 

 

霊夢「そう来るのね……」

 

 

 

そして、覚悟を決めた様に目を閉じると口にした。

 

 

 

霊夢「私の負けよ…」

 

 

 

そう言葉にした瞬間、エレンのキーブレードが霊夢を貫く。

 

 

 

彼女はドサリと地面に倒れ、2度立つことはなかった。

 

 

 

エレンは膝を付きながらその様子をただ見ている事しかできなかった。

 

 

そんなエレンの後ろから声が聞こえる。

 

 

 

魔理沙「あーあ……やっぱりダメだったか……」

 

 

 

声のする方を見るとそこには魔理沙が立っていた。

 

 

魔理沙は倒れた霊夢に近づき抱き起こすが反応はない。

 

 

それを見たエレンは歯を食いしばるとその場を去っていった。

 

 

しかし、魔理沙はエレンを追わず倒れた霊夢を見つめていた。

 

 

 

魔理沙「なぁ、霊夢。私の判断は正しかったのかな……?」

 

 

と、一人呟いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美鈴「お嬢様……エレンさんはやっぱり一人で行ってしまいました」

 

 

レミリア「そう……それでいいのよ」

 

 

咲夜「……本当によろしかったのですか?こんな悲劇私には納得できません」

 

 

レミリア「残念だけど、運命はどうしても変えることはできない。霊夢が負けた時点でこうなる運命だったのよ」

 

 

咲夜「でも……」

 

 

レミリア「咲夜、やめなさい。ここでエレンを引き留めるのはあなたの役目じゃないわ」

 

 

咲夜「…かしこまりました」

 

 

 

すると、扉から意識のない霊夢を支えながら運ぶ魔理沙が入室する。

 

 

 

魔理沙「霊夢なら気絶してるだけだから大丈夫だと思うぜ?」

 

 

レミリア「そう……ご苦労様魔理沙」

 

 

魔理沙「まったく、私まで貧乏くじだな」

 

 

レミリア「あら?それはどう言う意味かしら?」

 

 

魔理沙「別に深い意味はないぜ。ただ、エレンと霊夢は関わせるのは面倒だなって」

 

 

レミリア「そうね。私もそう思うわ……」

 

 

 

二人は少し悲しそうな表情を浮かべるがすぐにいつもの表情に戻る。

 

 

咲夜はその二人の様子を見て、ふと疑問に思った事を口にした。

 

 

 

咲夜「お嬢様はエレンが心配ではないのですか?」

 

 

レミリア「心配してるわよ?でも、これは彼が決めたこと。私達にはどうすることもできないわ」

 

 

魔理沙「まぁ、そう言う事だ。私達はもうエレンには追いつけない所まで来ちまった」

 

 

 

2人の答えを聞いて少し不満そうな表情を浮かべているがすぐに咲夜は部屋を出て行く。

 

 

レミリアは悲しそうな表情で窓から空を見上げた。

 

 

 

レミリア「鍵が導く心のままに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウバスティオンから飛び立ったグミシップを走らせたエレンは各世界を見つめていく。

 

 

 

 

エレン「これで本当に良かったんだな…」

 

 

 

彼の表情はどこか寂しげだった。

 

 

すると、どこか心に胸騒ぎがしていた。

 

 

 

 

エレン「なんだ?この不安は……」

 

 

 

彼の不安はすぐに的中する事になった。

 

後ろを振り返るとそこにいたのはエレンと同じ身長をした黒いコートにフードを深く被った人物。

 

 

 

エレン「ⅩⅢ機関!?」

 

 

 

そして、機関員は指を鳴らすと世界が光りに包まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が収まるとそこは周りは暗く見えないが、足元に円形のステンドグラスがある不思議な世界だった。

 

 

そして、機関員は両手に光を集め、手にした武器は…

 

 

 

 

エレン「キーブレード!?」

 

 

機関員「さぁ、エレン・イェーガーよ。私を倒してみなさいっ!!」

 

 

 

機関員が2本のキーブレードを振るとエレンの体に傷を負わせる。

 

 

突然の奇襲に反応できなかったエレンはそのまま倒れてしまう。

 

 

しかし、なんとか立ち上がろうとするが力が入らないのか膝を付くことしかできなかった。

 

 

 

機関員「どうした?倒せないか?」

 

 

エレン「ぐっ……」

 

 

 

そんな彼の姿を見て嘲笑うような表情を浮かべると2本のキーブレードを構えた。

 

 

 

エレン「喰らえっ!!」

 

 

 

エレンは立ち上がり、機関員に向かって魔法を放った。

 

 

しかし、それは二本のキーブレードで弾かれてしまう。

 

 

それでも攻撃の手を緩めず魔法を放ち続けるがことごとく防がれてしまう。

 

 

やがて、エレンの魔法が底をついた時彼は膝をついていた。

 

 

 

機関員「そんな物か……私との力の差は歴然だな」

 

 

 

そんな様子を見て機関員はエレンを見下すように言葉を吐いた。

 

 

 

機関員「ならもう終わりに……」

 

 

 

しかし、そんな機関員の言葉を遮るように間合いを詰めキーブレードを斬りつけた。

 

 

 

機関員「なっ!?」

 

 

エレン「負けるか……俺は負けない!」

 

 

 

機関員は後ろに飛び、体勢を立て直す。

 

 

そして、もう一度エレンに斬りかかるがまた弾き返されてしまう。

 

 

 

機関員「くっ……」

 

 

 

エレンの瞳はまっすぐに機関員を捉えていた。

 

 

そんな彼の姿を見て少し怯んでしまうが、すぐに攻撃を再開する。

 

 

2本のキーブレードから繰り出される攻撃を防ぎながら攻撃を仕掛けるがそれも弾かれてしまった。

 

 

 

機関員「ならこれはどうだっ!!」

 

 

 

機関員の持つ2本のキーブレードが空に掲げると13本の光の柱が現れ、それらはエレンに向かって降り注いだ。

 

 

エレンはギリギリで攻撃を防いだが、その隙に機関員の接近を許してしまった。

 

 

 

機関員「くらえっ!!」

 

 

 

機関員はキーブレードでエレンを斬りつけると、再び彼は地面に倒れこんでしまった。

 

 

倒れたまま動かない彼を見て勝利を確信したのか機関員は背を向ける。

 

 

その時、何かが飛んで来る気配を感じて後ろに大きく跳び距離を取ると目の前に剣が突き刺さっていた。

 

 

剣に驚きを隠せない機関員だったが、その剣はエレンが放った剣だと気づくのに時間はかからなかった。

 

 

機関員「バカな!まだ立てないはずだ!」

 

 

エレン「……俺の勝ちだ」

 

 

 

 

すると、機関員の目の前に見た光景はエレンの投影した数多の剣が自分に向けていたことだった。

 

 

 

エレン「全投影連続層写!!」

 

 

 

エレンの声と共に剣は機関員に降り注ぎ、その全てを防ぐことはできなかった。

 

 

 

機関員「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

 

 

 

体中に突き刺さる剣と傷口から流れる血を見てその場に膝を付いてしまう。

 

 

しかし、機関員はエレンにゆっくりと近づいて行く。

 

 

すると、フードが取れ、エレンと同じ目をした少女が現れる。

 

 

 

エレン「俺?」

 

 

 

フードの中の顔を見た時、エレンは驚いてしまった。

 

 

少女はエレンを見て笑みを浮かべ、口を開く。

 

 

 

機関員「流石はエレン…。やっぱりあなたには勝てないか…」

 

 

 

エレン「お前……何者だ……」

 

 

 

機関員「流石は私の……」

 

 

 

 

 

その言葉を最後に少女エレナは消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グミシップに戻ってきたのかエレンは膝をつき、頭を抑えていた。

 

 

 

エレン「トワイライトタウン…?」

 

 

 

不意に口にしたエレンは不思議に思う。

 

 

 

エレン「あの少女…何処か出会った気が………いや、それよりもトワイライトタウンに何かある気がする……」

 

 

 

そして、グミシップはトワイライトタウンへ加速させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トワイライトタウンの駅構内に降り立ったエレン。

 

 

 

エレン「ここになにかあるのか…?」  

 

 

 

外へ出るとノーバディが数体現れる。

 

 

 

エレン「どうやらアタリか?」

 

 

 

キーブレードを取り出しノーバディを撃退していき町中へ急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽霊屋敷の前にやってきたエレン。

 

 

 

そこに3人の人物が倒れていた。

 

 

 

 

エレン「ハイネ?ピンツにオレット、どうかしたのか?」

 

 

 

ハイネ「う……エレン……?」

 

 

 

エレン「誰にやられたんだ?」

 

 

 

ハイネ「あれから、ミカサの手がかりをずっと探してんだ。そしたら、あの白い奴等に襲われて」

 

 

 

エレン「無茶するなよ」

 

 

 

ハイネ「無茶?友達が困ってるんだぞ?」

 

 

 

エレン「そうだよな…皆ミカサの友達だよな…それより、三人は何故ここに?」

 

 

 

ハイネ「この幽霊屋敷に怪しい奴らが出入りするという噂なんだ」

 

 

 

オレット「私達、この屋敷がもう一つのトワイライトタウンへの入口だって考えたの」

 

 

 

エレン「もう一つのトワイライトタウン?」

 

 

 

ピンツ「エレン、君が持ってるマニーポーチ見せてよ」

 

 

 

エレン「これを?構わないが……」

 

 

 

 

エレンはリヴァイから受け取ったマニーポーチを三人に見せる。

 

 

 

 

オレット「その袋、私の手作りなの。世界に一つだけのはずでしょ?」

 

 

 

そう言うと、オレットはエレンと同じマニーポーチを取り出す。

 

 

 

エレン「え!?これ、お店に売ってるものじゃないのか…!」

 

 

ハイネ「な?恐らく、これで問題解決だ」

 

 

エレン「何が解決なんだ?」

 

 

ピンツ「こっち側にないものはあっち側に行っちゃったんだよきっと!」

 

 

オレット「ミカサもね」

 

 

エレン「なるほど…もう一つのトワイライトタウンに奴等の本拠地が…!」

 

 

 

 

 

その時、4人の前にノーバディの集団が現れる。

 

 

 

エレンはキーブレードを出現させると構えた。

 

 

 

エレン(くそ!一人だと三人を守りながら戦えるかどうか…)

 

 

 

一体のノーバディが飛び跳ねた瞬間、一つの人影がノーバディを消し去る。

 

 

その人物はキーブレードを持ったリヴァイだった。

 

 

 

 

リヴァイ「何をしてやがるエレン…!」

 

 

エレン「り、リヴァイさん!?」

 

 

リヴァイ「さっさと片付けるぞ!」

 

 

 

エレンとリヴァイは協力しノーバディを撃退していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーバディを一掃し、エレンとリヴァイはキーブレードを収める。

 

 

 

エレン「どうしてリヴァイさんがここに?」

 

 

リヴァイ「この屋敷の研究室に用がある。お前こそここで何をしている?」

 

 

エレン「実は……」

 

 

 

エレンは事情を説明した。

 

 

しかし、あまり納得していない様子のリヴァイ。

 

 

 

 

リヴァイ「なるほどな……つまり、テメェはエルヴィンの言う事を無視し、一人でⅩⅢ機関の所に突っ込もうとしてたのか?」

 

 

エレン「そ、それは…」

 

 

リヴァイ「まぁいい。今はここの研究室が先だ」

 

 

エレン「俺も付いて行っていいですか?」

 

 

リヴァイ「勝手にしろ」

 

 

エレン「リヴァイさん!アルミンは…」

 

 

リヴァイ「…奴ならいずれ会うことになる」

 

 

エレン「え?アルミンは……!?」

 

 

リヴァイ「少しは自分の頭で考えろ」

 

 

エレン「それは、そうですけど……」

 

 

 

 

そんな会話をしながら、エレン達はは幽霊屋敷の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、屋敷内の地下に大量のコンピューターがある部屋に入って行く。

 

 

エレン「ここは?」

 

 

リヴァイ「ある人間が使っていた部屋だ」

 

 

 

そして、コンピューターの前に立つリヴァイ。

 

 

 

リヴァイ「おい、これを動かせる奴はいねぇのか?」

 

 

ピンツ「僕に任せてください!」

 

 

 

ピンツは椅子に座るとコンピューターをいじる。

 

 

 

ハイネ「どうだピンツ?もう一つのトワイライトタウンの入口は見つけられそうか?」

 

 

ピンツ「っ!これだ!!」

 

 

ハイネ「あったか!?」

 

 

 

すると、近くの機械からビームが放たれ回廊が開く。

 

 

 

ハイネ「おぉ!!これで本当に問題解決だな!!ここは俺達に任せてくれ」

 

 

オレット「エレン、ミカサに会ったらよろしくね」

 

 

エレン「ああ、ありがとう」

 

 

リヴァイ「行くぞエレン」

 

 

エレン「はい」

 

 

 

 

こうして、エレンとリヴァイはもう一つのトワイライトタウンへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回廊から出るとそこは先程と同じコンピューター室だがハイネ達の姿がいなかった。

 

 

それどころか、何者かが破壊した痕跡もある。

 

 

エレン「ここがもう一つのトワイライトタウン…」

 

 

リヴァイ「ここに奴がいるはずだ」

 

 

エレン「っ!?」

 

 

 

 

すると、向こうから足音が聞こえてきて人影が現れる。

 

そして、エレン達の前に姿を現した人物を見て驚愕する。

 

 

 

リヴァイ「久しぶりだな?クロード」

 

 

クロード「リヴァイ、なぜエレン・イェーガーがここにいる?コイツは奴等の目標だぞ?」

 

 

リヴァイ「仕方ねぇだろ?たまたま会っちまったら言い逃れはできない」

 

 

クロード「おい、本気でエレンをあの世界に連れて行くのか?」

 

 

リヴァイ「ああ」

 

 

クロード「そりゃ無謀だろう?」

 

 

リヴァイ「今は時間がない。でないと調査兵団もあの世界にいけなくなるぞ」

 

 

 

と、その時周りにノーバディが現れる。

 

 

 

 

クロード「このノーバディ…ポルコの配下のノーバディか!?」

 

 

 

 

そう言うとクロードは槍を持ち、構える。

 

 

 

リヴァイ「エレン、俺達も奴等を相手にするぞ」

 

 

エレン「わかりました!!」

 

 

 

そして、リヴァイとエレンもキーブレードを持ちノーバディの軍団へ飛び込む。

 

 

クロードは槍を巧みに使い、ノーバディを一掃していく。

 

 

 

 

リヴァイ「悪くない……流石、機関員の実力だな?」

 

 

クロード「黙れ、もう縁を切った身だ」

 

 

リヴァイ「そうか?なら、奴等に捕まったらもう命はないかもな」

 

 

 

リヴァイはキーブレードを両手に構えた。

 

 

 

リヴァイ「面白い面しやがるな…」

 

 

 

そして、ノーバディを回転斬りで撃退していく。

 

 

 

 

 

 

エレン「炎の呼吸肆ノ型 盛炎のうねり!!」

 

 

 

 

エレンは体を回転させ、ノーバディを炎で薙ぎ払う。

 

 

そして、全てのノーバディを蹴散らした。

 

 

しかし、遠くからまたノーバディがこちらへ向かって来る。

 

 

 

クロード「きりがないな」

 

 

エレン「どうすれば……」

 

 

クロード「くっ…ならば我が身を犠牲にするまで!」

 

 

リヴァイ「テメェ、消える気か?」

 

 

クロード「仕方あるまい?お前がいなくなったら誰が奴等と戦う?」

 

 

リヴァイ「……少ない時間だったが…感謝してる」

 

 

クロード「俺もだ……リヴァイ!!」

 

 

 

そう言い、クロードはノーバディの群れに突っ込んで行く。

 

 

 

エレン「なっ!?待てよ!」

 

 

 

しかし、ノーバディの集団の勢いは止まらない。

 

 

 

エレン「まずい!このままだと奴が……」

 

 

 

リヴァイはエレンの動きを制止させる。

 

 

 

リヴァイ「これは奴の心が決めたことだ。誰にも止めることは出来ねぇ!」

 

 

 

 

クロードはノーバディの群れの中心に立つと槍を地面に刺すと、手をかざしエネルギーを溜める。

 

 

すると、クロードの周りに黒い霧のようなものが現れクロードを包み込んだ。

 

 

その瞬間、ノーバディはエネルギーに怯み後ずさる。

 

 

 

クロード「最後だ……悔いのない選択にする!!」

 

 

 

そして、大爆発が起き、周りのノーバディを吹き飛ばし消し去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煙が晴れ、爆発に巻き込まれたクロードの姿はどこにもなかった。

 

 

 

リヴァイ「チッ……あいつの意思を無駄にするんじゃねぇよ」

 

 

 

すると、目の前に闇の力を感じる回廊が開く。

 

 

 

エレン「この先が…」

 

 

リヴァイ「ああ…奴等のいる世界だ」

 

 

 

 

エレンとリヴァイは回廊に入って行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be Continue

 

 







次回10/25「存在しなかった世界」編スタートです
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