あと、4話ほどで終了予定です
前回のあらすじ
ⅩⅢ機関の世界「存在しなかった世界」へ来たエレン。
そこで、リヴァイと共に調査兵団のメンバーと合流し、ミカサ救出へ向かう。
しかし、そこでⅩⅢ機関のメンバーであるジーク、ポルコ、ライナーの襲撃に遭い、各々で戦うことになる。
ポルコを撃破したエレン、霊夢、魔理沙の前にミカサとかつて1年前に倒したはずのゼファーの姿があり、エレン達は驚愕するのであった。
キングダムハーツの月が見渡せるバルコニーに出たリヴァイとクサヴァーの二人は足を止める。
クサヴァー「ここでいいだろう…」
リヴァイ「一体、何をする気だ?」
クサヴァー「私の力であのキングダムハーツを破壊する」
リヴァイ「そんなことできるのか?」
クサヴァー「ああ、できる……だが、その前にお前に話しておくことがある」
リヴァイ「?」
クサヴァーは周囲に人の気配がないことを確認しながら、話し出す。
クサヴァー「君は気付いているのか?エレンや君は別の存在であることを」
リヴァイ「……?どういうことだ?」
クサヴァー「これは私の仮説だが…君達キーブレード使いはとても異質な存在…」
リヴァイ「……なに理由のわからないことを言ってる…」
クサヴァー「私の答えが正しければ…」
クサヴァーの放つ言葉にリヴァイは驚愕を露わにする。
リヴァイ「……何!?……」
クサヴァー「どうだ?驚いたろう?」
リヴァイ「……」
クサヴァー「だからこそ、君達のあの力はかなり異質なんだ……君達が持っている力は…」
リヴァイ「……ああ」
クサヴァー「だからこそ、キングダムハーツを破壊しなくては…」
そして、クサヴァーは手をキングダムハーツに伸ばし、光の光線を放つ。
ミカサ達のいる階に到着したエレン達はようやくミカサと再会する。
霊夢「やっと会えたわねミカサ」
エレン「ミカサ…無事だったんだな?」
ミカサ「……」
エレン「……どうした?」
ミカサ「……エレン、エレンっ!!」
彼女が名前を呼んだ瞬間に、エレンの胸へ飛び込む。
エレン「うおっ!?」
突然ミカサに飛び込まれたエレンは驚いたが、すぐに彼女を優しく包み込む。
エレン「良かった……本当に無事だったんだな?」
ミカサ「……うん……うん……」
エレンにしがみつきながら、涙を流して泣き出す。
それを見た霊夢と魔理沙は安心して胸をなで下ろす。
魔理沙「……それで?どうして、アンタがいるんだろうな?」
魔理沙の向ける視線は黒いコートを着たゼファーの姿。
彼は無表情で立っている。
ゼファー「……」
魔理沙「黙ってないで、なんか言ったらどうなんだ?」
エレン「ちょっと待てよ、魔理沙」
エレンはゼファーへ話しかける。
エレン「お前は……ミカサを助けてくれたんだったな?お前のやったことは許されないことだが感謝してる…ありがとうな」
そして、ゼファーは闇の回廊が開き、姿を消そうとした時、ミカサが腕を掴む。
ミカサ「駄目っ!行かないで"アルミン"!!」
エレン「え?」
突然のミカサの言葉にエレン達は衝撃を受ける。
エレン「……今、なんて言ったんだ?」
ミカサ「"アルミン"……そう呼んだ」
霊夢「……ど、どういうことかしら?」
ゼファー「俺は誰でもないっ!ただの闇の住民だ!」
ミカサ「エレン、こっちに来て…」
エレン「……?」
エレンはミカサに言われた通り、ゼファーに近づく。
すると、突然彼女はエレンの手を使い彼の体に触れる
ミカサ「これで分かるはず」
エレン「……」
すると、エレンはゼファーの心から驚く存在に気付く。
それは、ずっと探していた親友…。
共に戦い、笑いあった金髪の少年アルミン・アルレルトの心。
エレン「アルミン…!アルミンだ…!!」
思わず、エレンは涙を流して泣き出す。
ミカサ「やっぱり、そうだった……これはどういうことなの?」
エレン「……わかんない……」
「…エレン、泣いているなんて君らしくないよ?」
突如聞こえたアルミンの声…。
紛れもなく、ゼファーから聞こえていた。
エレン「どうして、無事だったって知らせてくれなかったんだよ!」
アルミン「僕はキミに会いたくなかった…特にこの姿ではね…」
エレン「え?」
アルミン「でも、こうして会えて嬉しいよエレン」
エレンは涙をこぼしながら、親友の体を強く抱きしめる。
エレン「俺もだ!俺もお前に会えて嬉しい!」
そして、ミカサはアルミンに問う。
ミカサ「どうして、そんな姿に…?」
アルミン「……。エレン、君を救うためだ」
エレン「俺を……?」
アルミン「そう……。僕は君を救うために闇の力を使い…この姿に…」
エレン「……どういうことだ?」
アルミン「機関員…エレナを連れて行くために…」
エレン「エレナ…?」
アルミン「エレナは…君のノーバディだよ?」
エレン「ノーバディ!?でも俺、ハートレスに………もしかして…」
そう、1年前に起きたホロウバスティオンの事だ。
ミカサを救うために自分の胸に突き刺したキーブレードで解き放った時だ…
エレン「その時に俺はノーバディと分裂して…」
アルミン「そう、そして僕はエレナを君の下へ連れてくるために闇の力を使った……」
エレン「……それで、エレナは?」
アルミン「君の心の中にいる…」
エレン「俺の心の中………」
ミカサ「それで、どうやったらあなたの姿を元に戻せるの?」
アルミン「機関のメンバーを倒せればきっとなにか変わると思う。その為に皆…力を貸してくれないか?」
エレン「……ああ、もちろんだ!みんなもいいか?」
魔理沙「勿論だぜ!」
霊夢「私もいいわよ」
アルミン「……ありがとう」
エレン達は更に上階へと急ぐ。
調査兵団とジークの戦いはヒートアップしていた。
ジーク「そろそろ、お終いにしちゃおうかな?」
ジークが浮遊魔法でビルの瓦礫を浮かせたと共に異変を感じ取る。
調査兵団側から色のついた煙が複数立ち上る。
ジーク「煙幕!?くっ……視界が……」
すると、複数人の調査兵が拳銃のような物をジークに向けて放つ。
ジーク「また!?くっ!こんな煙で何がなるってんだ!」
ジークが手を振り上げると、瓦礫の山が調査兵団に降り注ぎ襲い掛かる。
しかし、調査兵団は瓦礫を素早く回避しながら再びジークに向けて信煙弾を放つ。
ジーク「ちっ!面倒だなぁ」
ジークは再び瓦礫の山を降らせようとする。
しかし、背後からミケがキーブレードをジークに向ける。
ミケ「っ!!」
ジーク「なっ!!」
ジークは咄嗟に浮遊魔法で回避行動を取る。
ミケ「逃がすかっ!!」
ジーク「残念だがお前はここで終わりだっ!!」
ジークはミケの攻撃を避けながら、周囲に浮いている瓦礫のいくつかをミケへ投げつける。
ミケ「くそっ!!襲撃失敗した…!」
そして、瓦礫の破片がミケに襲いかかり、人の姿を崩され死亡する。
エルヴィン「くっ…ミケすまない…」
遠くから見ていたエルヴィンは拳を握りしめる。
ライナーの放つ衝撃波がジャン、コニー、サシャを吹き飛ばす。
3人は壁にぶつかり、地面に倒れる。
ライナーは3人へゆっくりと近づく。
ライナー「悪いな……お前達……」
その時、突然ライナーの背後から何者かが斬りかかる。
しかし、その攻撃もライナーは見切っており、キーブレードで受け止める。
ライナー「っ!クリスタ、ユミル!?」
クリスタ「ライナー!もうやめて!」
ユミル「いい加減目を覚ませってんだ!!」
ライナーは二人のキーブレードを振り払う。
ライナー「……ぐっ!!なぜ、2人までがここに……」
クサヴァーの放つ光線がキングダムハーツへダメージを徐々に与えていく。
しかし、それとともにクサヴァーの顔色が悪くなっていく。
リヴァイ「おい、テメェ。顔色が随分と悪く見えるが?」
クサヴァー「どうやら、私の計算は間違いだったようだ…」
リヴァイ「どういうことだ?」
クサヴァー「心。これはどんなに研究しても我々には到底見つけることのできない答えだ…」
リヴァイ「心?また、意味の分からねぇことを……」
クサヴァー「そして、その答えを持っているエレン……彼は私に無いものを持っている……」
リヴァイ「……だからどうした?」
クサヴァー「私ではこのキングダムハーツは破壊できない。むしろ、キングダムハーツが私を破壊しようとしている」
リヴァイ「……何っ?!」
すると、徐々にクサヴァーの体が消えかかっていた。
クサヴァー「だが、私はここで終わるわけにはいかない!私にはまだやらねばならないことがある!リヴァイ、逃げろ!私の蓄積されたエネルギーが爆発する!」
リヴァイ「だ、だが…」
その時、リヴァイの背後からエレン達がやって来る。
エレン「リヴァイさん!」
リヴァイ「エレン…それに…アルミン!?」
すると、闇の回廊が開き中から機関員が現れる。
「私のキングダムハーツに勝手な真似をするのは誰かと思えば…一同勢揃いか?それにしても、クサヴァーよ。愚かなことを…」
フードを取ったその顔は銀髪に幼い顔をした少女だった。
クサヴァー「……っ!!」
エレン「誰だお前は!?」
「私は『ルシア』。機関リーダーでありこのキングダムハーツの所有者にして……世界を支配する者だ」
リヴァイ「世界を支配するだと?」
ルシア「さて、一体何をするつもりだ。かつての友クサヴァーよ」
クサヴァー「……ルシア…お前のやることは間違っている…だからこそこれは消すべきなのだ」
ルシア「ふん、貴様が行った研究は実に素晴らしい。だが、研究など無意味に等しいのだ。しかも、貴様のような『出来損ない』に!」
クサヴァー「出来損ない……だと?」
ルシア「そう、ただの失敗作だ」
クサヴァー「くくく……」
クサヴァーは不敵な笑みを浮かべる。
ルシア「……何がおかしい?」
クサヴァー「確かに我々は心の事には何も理解してない。無知のままだ。だが、やがて自らの創造物に身を滅ぼすことになろう」
すると、クサヴァーの体から光が溢れる。
クサヴァー「リヴァイ、アルミン!後の事は任せたぞ!さらば、光の勇者達!」
すると、クサヴァーが光りに包まれると爆発が起きる。
リヴァイ「クサヴァー!!」
そして、爆風と共に眩い光がエレン達を包み込む。
目が覚めると、エレンは辺りを見渡すと、そこにはアルミンの姿が元に戻っていた。
エレン「アルミンっ!」
アルミン「エレン……良かった……」
ミカサ「アルミン!よかった……」
霊夢「ねぇ、アルミン。その目隠し取らないの?」
アルミン「ああ……そうだね」
アルミンの目から目隠しを取る。
エレン「これで、やっと元通りだな?」
だが、アルミンはエレン達に目を逸らす。
リヴァイ「目は嘘をつけないものだ」
エレン「え?誰に嘘をつこうとしたんだ?」
アルミン「自分…自身…」
エレン「おいアルミン!俺達がいるじゃないか!」
そして、アルミンは一人ひとりの顔を見て、エレンに向き直る。
アルミン「エレン、ありがとう」
その時、地震が起きる。
エレン「な、なんだ!?」
城の下を見ると、調査兵団やジャン達の激しい戦いが繰り広げられていた。
魔理沙「やばい…まだ下には機関のメンバーがいる!助けに行かないと!」
リヴァイ「なら、俺が行く。エルヴィン達のサポートしてきたらお前達のもとに戻る」
ミカサ「私も行く。この先はエレンとアルミンがやるべきだと私の心が感じる」
エレン「ミカサ……ああ、分かった。ミカサ、リヴァイさん!下は任せます!」
リヴァイ「ああ」
そして、リヴァイとミカサら城から飛び立つと、戦いの渦へ飛び込んで行く。
魔理沙「さてと、私等はどうするんだ?」
アルミン「僕達はルシアを倒そう!ⅩⅢ機関のメンバーを倒さないと!」
アルミンは黒いコートを脱ぎ捨てキーブレードを手に持つ。
アルミン「行こう!」
エレン「ああ!」
エレンはルシアを追って、最上階へ目指す。
大群のノーバディの進撃により、苦戦する調査兵団の兵士達。
少ない精鋭でジークと交戦を交えるが一人一人殺されていく。
それを静かに見守るエルヴィンは次の作戦を考える。
エルヴィン「どうすれば…勝機を…」
その時、エルヴィンの横に人が降り立つ。
リヴァイ「エルヴィン、状況は?」
エルヴィン「リヴァイか……見ての通りだ」
リヴァイ「そうか……」
「くっ!!」
一人の調査兵ジークの一撃を喰らい、膝をつく。
そして、ジークが近づく。
ジーク「……ここまでみたいだね?やっぱり俺達ノーバディには勝てない」
「……まだだ…ここで諦めるということは戦いを捨てるようなものだ!」
ジーク「なら消えな!」
ジークの攻撃が調査兵に迫る。
その時、ジークは横から攻撃を受けた。
その攻撃の主は……リヴァイだ。
リヴァイ「これ以上……テメェの好きにはさせない!!」
ジーク「お前がリヴァイか…」
リヴァイ「ああ、そうだ」
ジーク「まさかキーブレード・マスター様とお手合わせ願えるとはね…覚悟はいいよね?」
リヴァイ「ふん、悪いがお前のお遊びに付き合ってる暇は無いんだ。さっさとケリつけさせてもらう」
ライナー「ふんっ!!」
ライナーが放つ衝撃波はキーブレードによって防がれる。
クリスタ「ライナー!!」
ライナー「クリスタ!これ以上抵抗するなら容赦しないぞ!」
クリスタ「ライナー……でも、私達はここで負けるわけにはいかないの!!」
ライナー「……っ!?」
その時、クリスタの背後からユミルが襲い掛かり、キーブレードをライナーに振りかざす。
ユミル「悪く思うなよ!ライナーさんよ!」
ライナー「っ!!」
ライナーは咄嗟にキーブレードで攻撃を防ぎ、ユミルを弾き返す。
ユミル「ちっ!」
ライナー「……これでこの戦いもこれで終わりだ!」
ライナーのキーブレードが空へ掲げた時、弾かれる。
ライナー「!?」
そして、ライナーの背後にはキーブレードが迫っていた。
ミカサ「ライナー!!」
ライナー「っ!ミカサ、いつの間に牢屋から出て…!!」
ミカサ「ライナー……あなたとは戦いたくない!!」
ライナー「くっ!…もうお前もエレンも機関は必要としていない。残念だがここで消えてもらうぞ!」
ミカサとライナーのキーブレードは重なり合い、金属音が響き渡る。
エレン達は階段を駆け上がりルシアの元へと向かう。
それと共にキングダムハーツの月の姿が現れるが、先程のハート型の形とは変わり、月が半分に割れたような形をしている。
エレン「なんだ……あの形は?」
アルミン「恐らく、クサヴァーさんのエネルギーで半壊したんだ…」
そして、その先にいるのは手を仰ぐルシアの姿があった。
ルシア「私のキングダムハーツが…またやり直しだ…」
エレン「ルシア、お前の好きにはさせないぞ!」
ルシア「クサヴァーのやつめ……所詮、失敗作か……」
エレン達に振り向いたルシアの顔は不気味に笑う。
ルシア「キーブレードの勇者達。もう一度私に心を運んでくれないか?」
エレン・アルミン「断るっ!!」
ルシア「なぜ闇を嫌う?」
エレン「嫌ってるわけじゃない。世界は光と闇で出来ている切り離せないだけだ。けどな?」
アルミン「闇の中に潜む者達のせいだ」
ルシア「なら、なぜ闇を認めるのに虚無に消え行く我等ⅩⅢ機関を嫌うのはなぜ?」
アルミン「お前達が世界を乱すからだ」
ルシア「なら、我々にどんな方法があったというのか?」
エレン「惑わされないぞ?お前達ノーバディは何も感じてないはずだ」
ルシア「確かに私達ノーバディは感情はない。世界がどうなろうとお前達が何を思い、そして、消えていこうと」
すると、ルシアから光が放たれエレンは目を瞑る。
目を開けるとそこは摩天楼のビルが一つだけしかない不思議な世界。
周りを見ると、アルミン、霊夢、魔理沙の姿がなかった。
そして、エレンの目の前にはルシアが立っていた。
ルシア「さぁ、覚悟するがいいキーブレードの勇者よ」
リヴァイ「覚悟しろ…ジーク」
ジーク「さぁ、俺を楽しませてくれよリヴァイ?」
ミカサ「私は強い!ので、あなたをここで仕留める!」
ライナー「上等だ。俺を倒してみろよ」
エレン「お前を倒す!」
ルシア「ククク、我が力を侮るな!」
to be Continue
次回三人視点に分けて投稿。
リヴァイ編(11/20)
ミカサ編(11/21)
エレン編(11/22)の順に公開になります。
お楽しみに