皆様新年あけましておめでとうございます。
本作の番外編はボツストーリーの話です。
第20話のエレンvs霊夢の戦闘に実は魔理沙も加わる予定でした。
けれど、19話で魔理沙とあんな別れ方しておいて参戦させるのはなんか違うなと思い急遽霊夢のみとの戦闘になりました。
紅魔館の外へ出るとそこに待ち受けていたのはお祓い棒を持ち霊夢だった。
霊夢「やっぱり、アンタなら一人で行くよね?エレン」
エレン「霊夢……これは……」
霊夢「しらばっくれる気?XIII機関の所に行くんでしょ?」
エレン「……」
霊夢「あんたも出てきなさいよ魔理沙、エレンを止めるんでしょ?」
背後を振り返ると箒を持ちこちらを睨む魔理沙の姿。
魔理沙「……」
エレン「……」
魔理沙「私は……もうお前を止められない事は分かってる。だから、正々堂々と戦うぜ?」
霊夢「私もよ。エレン」
エレン「二人とも……やめろ……俺はお前達を傷つけ……」
次の瞬間、霊夢がエレンの腹にお祓い棒を叩き込む。
エレン「ぐっ!?」
霊夢「エレン?これがあんたの選んだ道でしょ!なら、私達は容赦しないよ!!」
エレン「はあっ……はあっ……」
霊夢「私達も、覚悟は出来てるわ。ね?魔理沙?」
魔理沙「ああ!!」
そう言うと魔理沙は箒でエレンに突進させ吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。
エレン「そうか……二人とも……俺も容赦しないぞ……!!」
キーブレードを取り出したエレンは霊夢と魔理沙に振るう。
エレン「はあっ!!」
霊夢のお祓い棒で防ぎ、魔理沙がエレンの懐に入る。
エレン「があっ!?」
魔理沙は箒でエレンの腹を突く。
霊夢「はあっ!!」
霊夢もお祓い棒でエレンの頭を殴る。
エレン「がっ!?」
二人のコンビネーションにエレンは手も足も出ない。
霊夢「どうよ?私達の力!」
魔理沙「へへっ!お前、今まで私らの戦い方を見てきてなかったのかっ!?」
その時、背後から複数の剣が飛んでくる。
霊夢「何!?」
エレン「投影開始っ!!」
霊夢達の前に現れた飛んでくる剣は刃を向け襲い掛かる。
魔理沙「くっ!その能力厄介だなアーチャーの詠唱はよ!」
霊夢と魔理沙はエレンから離れ、飛んでくる剣をかわす。
エレン「投影開始っ!!」
そして、エレンもアーチャーの能力で剣を大量に複製させる。
エレン「行け!全投影連続層写!!」
掛け声とともに剣を飛ばすと霊夢達その後を追うように走り出す。
走りながら飛んでくる剣に霊夢と魔理沙は怯まず、剣に向かって走り出す。
そして、飛んでくる剣を二人は掴む。
霊夢「この程度ならどうって事ないわ!」
魔理沙「ああ!エレンを止められるのは私達だけだよな?!」
二人は掴んだ剣をそのまま投げると共に飛んでくる剣を次々と弾く。
エレン「流石は1年以上共に旅をしただけはあるな…」
霊夢「私達は覚悟は出来てるって言ったでしょ?」
エレン「そうか……ならこれはどうだっ!!」
エレンはキーブレードを天に掲げると13本の光の柱を出現させ、霊夢達に向けて放つ。
魔理沙「マスタースパーク!!」
魔理沙の放つマスタースパークは光の柱を相殺させる。
エレン「……っ!」
13本の光の柱を防がれたエレンに隙が生まれる。
その隙を見逃さず、霊夢と魔理沙はエレンに接近する。
霊夢「はあああっ!!」
そして、お祓い棒と八卦炉が同時にエレンの頭に直撃する。
エレン「ぐあっ!?」
二人の攻撃で地面に叩きつけられるエレン。
エレン「がはっ……今のは効いた…ぞっ!!」
霊夢「まだよ!」
霊夢はお札を数枚取り出し、投げる。
投げられたお札は空中で止まり、そこから光を放つ。
そして、その光から銃弾の如く、光が放たれエレンの体を貫通する。
エレン「があああっ!?」
体を貫く衝撃に怯むエレンに魔理沙が追い打ちをかけるように箒で殴り飛ばす。
魔理沙「どうよエレン!?強くなったのはお前だけじゃないんだぜ?!」
エレン「ぐっ……」
地面に倒れたエレンはふらつきながら立ち上がる。
魔理沙「お前との決着……私が付ける!」
霊夢「魔理沙、無茶しちゃダメよ?」
魔理沙「わかってるぜ」
霊夢もお札を取り出し、宙に浮かせると光が溢れ、その光が剣へと姿を変えていく。
霊夢「行くわよ!魔理沙!」
魔理沙「おう!」
2人は同時に走りだし、弾幕を振るい始める。
エレンはキーブレードで2人の弾幕を弾きながら再び剣を作り出そうとするが、弾幕に押されてしまう。
エレン「くっ……」
霊夢と魔理沙の攻撃は激しさを増し、エレンに隙を与えない。
その時、一つの弾幕がエレンのキーブレードを貫く。
エレン「!?」
霊夢「今よっ!」
霊夢と魔理沙はお札と弾幕を纏い、突撃する。
霊夢「夢想封印!!」
魔理沙「ファイナルマスタースパーク!!」
2人による攻撃はエレンに直撃する。
エレン「っ!?」
霊夢「はあっ……はあっ……!」
2人の攻撃をまともに受けたエレンは地面に倒れていた。
魔理沙「か、勝ったぜ…」
霊夢「……っ!!魔理沙!!」
叫び声と同時に魔理沙の体に鎖が巻き付く。
魔理沙「なっ!?」
そして、鎖は魔理沙を振り回したと共に地面に叩きつける
霊夢「まだ……終わってないのね……エレン!!」
エレン「……」
霊夢「もう、やめてよ……これ以上は無意味よ?」
エレン「……」
霊夢「お願いだから……もうやめてよ!!」
その時、エレンから光が溢れ出す。
その光に霊夢達は目を瞑る。
光が止み、目を開けるとそこにはエレンがキーブレードを構え炎を纏ます。
エレン「炎の呼吸…奥義!玖ノ型…煉獄!!」
エレンの放つ攻撃に霊夢が反応し、魔理沙を庇う。
そして、攻撃を受けながらお祓い棒でジリジリと防ぐ。
魔理沙「霊夢っ!?」
エレンの攻撃が止むと霊夢は倒れる。
エレン「……これで2度目だ。俺とお前達の決着は……」
倒れた霊夢を見てエレンは言う。
霊夢「分かってはいたけど…やっぱアンタは…ズルいわ」
エレン「……」
霊夢「しみったれた顔をすんじゃないわよ…。けど……やっぱり……アンタを止めるのは私達じゃなかったみたいね」
エレン「……すまない」
霊夢は目の前が暗くなると共に意識が途切れる。
魔理沙「……」
そして、その光景を遠くから見ていた魔理沙は気付いた。
魔理沙「くっ…霊夢……」
そして、エレンは二人に背を向け歩き出した…。
しかし、魔理沙はエレンを追わず倒れた霊夢を見つめていた。
魔理沙「なぁ、霊夢。私達の判断は正しかったのかな……?」
と、一人呟いていた。