進撃の王国心1.5+2.5   作:いすゞ

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番外編6話 III

 

 

 

 

 

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帰りたい…!!

 

 

 

私たちの家に……!!

 

 

 

帰りたい……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレン「ミカサ起きろ。風邪引くぞ?」

 

 

 

目を覚ますと目の前にエレンがいた。

 

 

 

ミカサ「エレン……?」

 

 

エレン「なんか、うなされてたぞ?怖い夢でも見たのか?」

 

 

ミカサ「それに、私いつの間に寝てたんだろう…?」

 

 

エレン「よっぽど疲れてたんだろうな?」

 

 

ミカサ「何か…長い夢を見てた気がする…」

 

 

エレン「今日は何もしないでゆっくりしてようぜ?でかい魚も釣れたことだし……?」

 

 

 

エレンは私の顔を覗き込んで言った。

 

 

 

エレン「ミカサ…?何泣いてんだ?」

 

 

ミカサ「え……?」

 

 

 

エレンが私の目から溢れてくる涙を拭う。

 

 

 

ミカサ「なんでだろう?」

 

 

 

一粒の涙を見たとき一つの疑問が浮かぶ。

 

 

 

ミカサ「私、ここにいていいのかなって気がして…」

 

 

エレン「もう、どうすることも出来ないだろう…」

 

 

ミカサ「え…?」

 

 

エレン「あの時、俺達は全てを放り出してこの世界まで逃げてきたんだ。あの日から…」

 

 

ミカサ「あの日……そうだよね…」

 

 

エレン「ああ。キーブレード戦争が終わって2ヶ月…言峰達率いる闇の勢力も次々とキーブレード使い達を虐殺している。逃げなきゃ皆殺される…アルミンも…俺達の事を必死に探しているだろう…」

 

 

ミカサ「でも、この幸せが消えてしまうのは嫌だよ……」

 

 

エレン「もう俺には、闇の勢力に立ち向かう事も…世界を滅ぼすこともできなかった…それならもう…残り僅かの余生を静かに生きよう…誰も居ないところで…俺達だけで…」

 

 

 

エレン「そう言ってくれたのはミカサ、お前じゃないか…」

 

 

 

 

私は立ち上がりエレンに抱きつく。

 

 

 

ミカサ「うん…ごめんね。この話はしないっていう約束だったのに…」

 

 

エレン「もう一つ約束してもいいか?俺が死んだら…このマフラーは捨ててくれ…お前はこの先長生きするんだから…俺のことは忘れて自由になってくれ…」

 

 

ミカサ「エレン……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に気が付くとそこはウォール・マリアの湖…。

 

 

私達の大切な湖…。

 

 

ミカサ「夢…?」

 

 

 

横を見るとそこには大切な"娘"が寝ていた。

 

 

私はこの子の為に生きていた。

 

 

そう……本当に長い間、ずっと……。

 

 

なのになぜだろう?

 

 

この子が懐かしく思えるのは?

 

 

それになぜ私はあんな夢を見たのだろう……?

 

 

 

ミカサ「あなたは私が守るからね……」

 

 

もう誰にも奪わせない。

 

 

 

エレンもこの子も。

 

 

 

そして、私も……。

 

 

 

エレンは私に言ったんだ。

 

 

 

"自由になってくれ"と。

 

 

 

だから私はもう自由なんだ。

 

 

 

すると、娘が目を覚ます。

 

 

 

「ママ…?」

 

 

ミカサ「ごめんね?起こしちゃった?」

 

 

「ううん、それよりどうしたの?」

 

 

ミカサ「なんでもない。ママはね……少し疲れちゃっただけ。」

 

 

「大丈夫?ママ……」

 

 

ミカサ「うん……ありがとう。」

 

 

 

すると、目から涙がこぼれる。

 

 

 

「どうしたのママ?どこか痛いの?」

 

 

 

ミカサ「ううん、違うの…」

 

 

 

そう、もう彼はここには居ない…もう会えることもできない…。

 

 

 

ミカサ「エレン…あなたに会いたい…」

 

 

でも、この思いは誰にも届かない。

 

 

娘も、誰も……。

 

 

すると、目の前に鳥が現れると共に私のマフラーをくわえている。

 

 

気がついたときにはマフラーが首に巻かれており、鳥が空高く飛んでいく。

 

 

 

 

ミカサ「エレン……マフラーを巻いてくれてありがとう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15年後…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社の山奥で疾走する一人の少女。

 

 

 

その少女はお祓い棒を持ち、後ろから来る刺客を迎え撃つ。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

 

 

お祓い棒で刺客の攻撃を防ぎながら、その少女は山奥を逃げ回る。

 

 

しかし、その少女も限界が近かった。

 

 

 

「っ……!!」

 

 

 

お祓い棒が弾かれ、少女は地面に倒れてしまう。

 

 

そして刺客は少女に鍵の剣キーブレードを差し向けられる。

 

 

 

「ま、参りました…母様…いえ、霊夢師範…」

 

 

少女は霊夢師範と呼ぶ人物に、命乞いをする。

 

 

霊夢「……はぁ……まだまだよ、"ネル"……」

 

 

 

その少女の正体は、ネル呼ばれる少女だった。

 

 

 

ネル「師範……もう……私は限界です……」

 

 

 

霊夢「弱音を吐くんじゃないわよ……ネル。まだあなたは強くなれるわ。強くなってキーブレードを手にするのよ」

 

 

 

ネル「そ、そんな事はわかってますけど……!」

 

 

 

霊夢「確かにあなたはこの15年間、私の元で修行したわ。でもあなたの中で眠っている力を引き出す事が出来ないわ」

 

 

 

ネル「えっ……?それってどういう……?」

 

 

 

霊夢「……とにかく、特訓はここまでよ。早く帰りましょう」

 

 

 

ネル「はい……」

 

 

 

 

そんな会話を終えると、ネルは霊夢と共に神社へと戻っていく。

 

 

その時、一羽の鳥がネルの前に現れる。

 

 

 

ネル「鳥……?」

 

 

 

その鳥はネルをしばらく見つめると空高く羽ばたいていった。

 

 

 

そして、ネルはこの先の戦いが待っていることはまだ知らず……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Continue to

 

Attack on Kingdom Hearts Ⅲ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進撃の王国心Ⅱ END

 

 

 











ということで以上を持って進撃の王国心Ⅱは終了となります。長い事最後までお読みいただきありがとうございます。

尚、進撃の王国心IIIの次回投稿日はどこかの話に隠されているので探してみてください。まぁ、すぐ分かるかと思いますが(笑)

では、また進撃の王国心IIIでお会いしましょう。


GOODBYE!!

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