平凡な場所からこんにちは   作:べーニッツ

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こちらの都合で投稿頻度落ちるかもです。


演習本番

翌日、午前7時30分。

演習場には第一艦隊と第二艦隊の面々が集まってた。

エリザベスさんは目をこすりながらあくびをしていた。

 

「ふぁぁぁ…なんでこんな朝早くから演習なのよ!」

 

「陛下、今回の演習はテゲトフにとっては大事な演習なので…」

 

「なら何で私が演習のメンバーになっているのよ!」

 

「まぁ、上からの指示だしね~」

 

エリザベスさんは朝からの演習に怒っているようだが、どうやらこういう系の演習は朝早くからやるのが普通らしい。

毎日朝早くから練習をしている俺からはどうでもいいことだが。

 

「そういえばまだシリアスが来てないね。」

 

「砲弾積むのに手間取っているんでしょ。」

 

ここにいるメンバーはシリアスさんを除いて全員いる。

 

「私が様子をみてきましょうか?」

 

「いや、待っていたら来るだろうしそれまで各艦隊で作戦の再確認でもしておいて。」

 

サフォークさんはシリアスさんのところに行こうとするけど、指揮官が止めてこちらへと来た。

 

「こっちは全員そろっているから作戦の再確認だ。」

 

ウェールズが仕切って作戦の再確認を行う。

変更点は特に無い。

後はどこに偵察機を飛ばすかユニコーンちゃんとウェールズが話すだけだった。

 

「そういやベルが部屋を出るときに殺気立っていたんだけどテゲトフ何か知っています?」

 

「あー…」

 

多分昨日の演習終わりのことだろう。

本気で俺のことを辞めさせる気だ。

 

「まあ、大丈夫でしょう。」

 

「なんですかその曖昧な答えは…」

 

エディンバラさんは呆れているが、ベルさんと戦うことになるのはエディンバラさんだから後々大変になるだろう。

 

「遅れて申し訳ございません!」

 

「大丈夫だよぉ~、時間もそこまで経っていないし。」

 

「ご主人様、ご主人様はシリアスに甘すぎるかと。」

 

シリアスさんが遅れて演習場に着く。

指揮官は許してはいるが、ベルさんは指揮官に苦言を言っていた。

 

「そんじゃあ全員そろったし、始めるか~」

 

 

~~~~~

 

~~~~~

 

第一艦隊、第二艦隊ともに指定の位置に着き、指揮官から開始の合図が送られるまで待機している。

ウェールズが時計を見ながら空を見上げる。

 

「少し怪しいな…」

 

「どうかしました?」

 

「ああ、今日は雨が降るかもしれないから少し心配なんだ。」

 

空は曇っていて、いつ雨が降ってもおかしくない状態だった。

 

「雨が降るとユニコーンが戦えなくなるだけじゃなく、テゲトフ達の護衛に付ける戦闘機も出せなくなる。」

 

「相手もイラストリアスさんが無力化できるから悪いことばかりじゃないと思うけどね。」

 

「そうだが…護衛ができないとなると少し不利になるからな。」

 

ユニコーンちゃんは不安そうな顔をしてぬいぐるみを強く抱きしめていた。

 

「ごめんねお兄ちゃん…ユニコーンが役に立てなくなるかもしれなくて…」

 

「別にユニコーンちゃんが悪いことじゃないから謝らなくていいよ。」

 

少し待つと指揮官から無線で連絡が送られてきた。

 

『天気がちょっとよくないけど開始の合図を出すね~、3…2…1…始め!』

 

指揮官との無線を切って、ウェールズが叫ぶ。

 

「戦いは始まった!全艦、心せよ!」

 

ウェールズの叫びに合わせるようにユニコーンちゃんが偵察機を発艦させ、索敵を開始する。

南の方向へと飛んで行った偵察機はすぐに影も見えなくなった。

ユニコーンちゃんから報告が来るまで待つ。

 

「南東の方向にお相手さんを発見…!」

 

「よ~し!みんな、南東へと前進してくださ~い!」

 

ユニコーンちゃんの報告を聞き、ジャベリンさんに続いてサフォークさんとエディンバラさんが進む。

ユニコーンちゃんが戦闘機と爆撃機をジャべリンさんの方へと飛ばす。

俺も続けてジャべリンさん達の後を追って進む。

後ろから戦闘機のプロペラ音がしてくる。

 

「ここまでは順調だが…」

 

やはり不安が残る。

昨日のベルさんの発言が頭の中から出て行かない。

 

「そろそろ接敵する頃合いだろうな。」

 

少し離れたところから砲撃の音がする。

接敵したようだ。

俺は少し進路をずらし、相手の主力艦隊に近づく。

相手の方からもこっちに爆撃機と護衛の戦闘機が飛んでくる。

ユニコーンちゃんの戦闘機がイラストリアスさんの戦闘機と戦闘を始める。

残った爆撃機が突っ込んでくるが、冷静に投下される爆弾を避ける。

爆撃機が母艦へと帰っていくと戦闘をしていた戦闘機も同時に帰っていく。

何機か護衛の戦闘機は撃墜判定が出て脱落してしまったが、相手も同じだ。

 

「もう少し…」

 

後少しでエリザベスさん達が射程圏内に入るところだった。

横から砲弾が飛んでくる。

 

「うわっ!」

 

当たるすれすれのところで避け、砲弾が飛んできた方を見る。

そこには俺に主砲を向けているベルさんがいた。

 

「もしかして…」

 

「姉さんは早めに倒させてもらいました。後はテゲトフ様を倒せば私の役目は終わりです。」

 

エディンバラさんはベルさんに敗れてしまったらしく、遠くに悔しがっているように見える人影が見えた。

 

「他の二人は…!」

 

無線で連絡する前にベルさんが答える。

 

「他のお二方でしたらまだ戦闘中でございます。」

 

参ったな、護衛の戦闘機だって爆撃機じゃないからベルさんに攻撃ができなし、上空を飛び回っているだけしかできていない。

ウェールズもエリザベスさんとの撃ち合いの途中で助けは求めれないだろう。

ユニコーンちゃんの爆撃機だてここに到着するまでに時間がかかるはず。

 

「まさか直々に来るとは思いもしませんでしたけどね。」

 

「私では不満がございますか?」

 

「いや、十分だ。」

 

主砲を向け撃つが、やはり避けられてしまう。

 

「ならこっちはどうだ。」

 

副砲を一斉射撃する。

何発かは当たったが、小破判定だった。

 

「初日よりかはご成長したようですが、それでは私にはまだ敵いません。」

 

ベルさんが主砲で再び射撃をし、二発当たる。

副砲も続けて撃たれ、ほとんど当たってしまうが、小破判定だ。

 

「よし!」

 

主砲の装填を終え、ベルさんに向けるが、足元で水しぶきが起きる。

ベルさんは主砲と副砲の砲撃と共に魚雷も発射していたようだ。

この魚雷で中破判定となってしまい、不利に立たされる。

お返しに主砲と副砲を一斉射撃するが、副砲が数発当たった程度で小破判定であることに変わりはなかった。

 

「お分かりいただけましたでしょうか?」

 

ベルさんが一歩一歩近づいてくる。

俺とベルさんでは実力の差があり過ぎて一対一では勝てないと分かってはいたが、成長してもここまで実力に差があるとは思わなかった。

 

「やっぱ俺だとベルさんに勝てませんよね…」

 

「でしたら早くここを…」

 

「やあぁぁぁ!」

 

叫ぶ声が聞こえると、ベルさんは背後に攻撃を喰らった。

 

「っ!?」

 

ベルさんは油断していたのか、倒れそうになる。

何とか態勢を戻し、後ろを振り返ったベルさんの後ろにはジャベリンさんがいた。

 

「シェフィールドさんを早めに倒せてよかったです。」

 

「これはメイドとして不覚です…」

 

この攻撃でベルさんは中破判定となったが、ジャベリンさんに反撃しようと主砲を向けるとまた攻撃を喰らう。

今度はユニコーンちゃんの爆撃機によるものだ。

この攻撃でべルさんは撃沈判定となり、脱落した。

 

「まさかこのような形で敗れるとは…」

 

ベルさんは少し悔しそうだったが、これで一人だけこちらが多く撃破したことになる。

 

「テゲトフさんは作戦通りに主力艦隊を狙ってください!私はサフォークさんに助太刀しに行きます!」

 

「分かった。」

 

来た方向へジャベリンさんが戻って行き、俺は主砲を構える。

エリザベスさん達のいるところは俺の射程圏内に入っており、狙うことはできた。

イラストリアスさんを先に倒そうとしたが、雨が降り出してきた。

これならイラストリアスさんは後回しでいいだろう。

 

「なら狙うはウォースパイトさん!」

 

視界が雨で悪くなったのであちらはこっちを発見するまで時間がかかるはず。

こっちはもう相手の場所が分かっているからバレるまでに何発か主砲を当てることができればいいと思う。

 

「いけ!」

 

ドゴォォォン!

 

使える主砲でウォースパイトさん目掛けて撃ち、見事に命中した。

判定は…中破判定。

あともう一押し。

今の砲撃でウォースパイトさんもこちらに気が付いたのか、砲塔を全てこちらに向ける。

 

「まさか不意を突かれるとは…中々やるじゃないの。」

 

俺はさらに接近し、副砲で追い打ちをかける。

雨で視界が悪く、俺も動いていたからか、ウォースパイトさんの放った砲弾はすべて外れた。

主砲の装填が終わった俺はまた砲撃をし、当てることができた。

 

「申し訳ありません、陛下…」

 

これでウォースパイトさんは撃沈判定となり、後はエリザベスさんとイラストリアスさん、シリアスさんだった。

撃沈判定となたtウォースパイトさんは少し悲しそうだったけど、こっちも本気だから仕方ないと割り切る。

 

「イラストリアスさんは無力化されたから残りは二人だけ…!」

 

エリザベスさんを探していると、遠くから砲弾が飛んでいくのが見えた。

ウェールズとエリザベスさんが戦っているみたいだ。

 

『シリアスさんを撃破することができました!』

 

無線からジャベリンさんの声が聞こえる。

シリアスさんも撃破できたのなら、後はエリザベスさんくらいとなる。

 

「頼む…ウェールズ…!」

 

ウェールズもエリザベスさんどちらも旗艦なため、ウェールズがやられてしまうと逆転負けをしてしまう。

俺はウェールズが勝てるように願った。

 

『演習、そこまで!』

 

指揮官の声が無線を通して聞こえ、決着がついたと分かった。

後は結果がどうなるかだ。

 

『結果としてなんだけど第一艦隊テゲトフとサフォーク中破判定、ジャベリンとユニコーン小破判定、エディンバラ撃沈判定。第二艦隊シェフィールドとベルファスト、シリアス、ウォースパイト撃沈判定。』

 

『旗艦同士の撃ち合いを制したのは…』

 

ゴクリ…

 

『第二艦隊ウェールズ!』

 

「よっしゃぁぁぁ!」

 

嬉しさのあまり叫んでしまう。

だが今くらいはいいだろう。

 

『各自、開始前のところまで集合するように。』

 

軽い足取りで元の場所に戻る。




第一艦隊の面々まったくしゃべってないね(他人事)
文章へたくそでごめんなさい。

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