「結構話し込んだな。」
時刻は17時50分。
ダイドーさんとの約束の時間まで後少し。
ウォースパイトさんに誘われて初めてじっくりと話してみたが、話やすかった。
話している途中で何回かウォースパイトさんを可愛いと思ってしまった。
まあ、身長が戦艦の中では小さい方だからかもしれないが…
そのたびにウォースパイトさんから変な圧力を感じるのが怖かった。
「ある意味一番の苦労人なのかもな。」
聞いた話ではエリザベスさんに何回か振り回されている。
あの人って気分屋だからいかに大変なのかよく分かる。
「ウォースパイトさんも免疫があったのは意外だった。」
ウォースパイトさんは建造でできたKAN-SENで、男女比が1:100なのを一時期知らなかったらしい。
っていうか俺も指揮官以外との普通の人と話していねぇな。
KAN-SENは人の姿をしているだけで普通の人ではないし。
「ダイドーさんも仕事を終えて待っているだろ。」
食堂で待っているであろうダイドーさんに会いに行く。
~~~~~~~~~~
めっちゃ混んでいますねぇ!
予想はできたことだが委託任務から帰ってきた子も合わせて昨日より食堂の人数は多い。
これではダイドーさんを探せねぇ…
「一旦外に出るか。」
何とか入ってきた扉から廊下に出ることはできた。
…人が集まっていたから仕方ないと思うけど尻とか胸を触られたんだけどわざとじゃないよな?
「取り敢えずダイドーさんを探してみるk…」
「テゲトフ様はどこにおられるのですか…?」
いたー
探そうとした瞬間に見つかるやん。
けどちょっとイタズラしたいよね?
したいよね?(圧力)
「だ~れだ?」
定番の手で目を隠すのをダイドーさんにしてみる。
免疫つけるためにはこういうことするのも仕方がないよね!
「え?え?」
ダイドーさんが困っているが、俺は決してやめない(確固たる意志)
「え、えと、テゲトフ様でしょうか?」
「せいかーい!」
流石に当てられたから手を放す。
いって…
今ので右手がまた傷んできたわ←馬鹿
後で冷やしとこ。
「その、テゲトフ様はまた何故このようなことをダイドーに?///」
「う~ん…秘密。」
秘密も何も無鉄砲でやっているだけですけどね。
つまりただの考えなし。
「はわわ…///」
ダイドーさんの顔が見事な赤色になるほど照れてる(?)
流石に倒れられたら困るのでこれ以上の追い打ちはしない。
「しっかし、夕食はどうしようか。食堂も混んでいて当分入れそうにないし。」
「で、でしたらダイドーが作ります!///」
「ダイドーさんが?」
いや仕事が終わった後なのに作らせるのは流石に気が引けるっていうんですかね…
普通にご飯を食べてゆっくりしていてほしいんですわ。
「やはりダイドーでは駄目でしょうか…」
「そういう訳ではないんですよ。休んではしい…ん?」
ポケットに紙切れが入っている?
入れた覚えないぞ俺。
ちょっと見てみよ。
『テゲトフへ
ダイドーが自分から何かしようとしたら拒否しないこと。
したらお前どうなるか分かってるよね?
指揮官より』
「…」
いつの間に入れたんだよこれ。
ていうかこういう事態が想定できる指揮官すげぇな。
「ああー!やっぱ夕飯はダイドーさんの手作りが食べたいかなー!」
「!分かりました!すぐに作ってお持ちいたします!」
ダイドーさんが厨房の方にすっ飛んで行った。
KAN-SENって体力ありますねー
部屋で待ってればいいのかな?
~~~~~~~~~~
「失礼いたします。」
部屋に帰ってから少し待つとダイドーさんが料理を持って来てくれた。
豪華そうな料理がたくさん並んでる。
「すごいですね。これ全部ダイドーさんが?」
「はい///」
そこまで時間は経っていないのにここまで作れるのか。
俺も少しは料理できるけど今度ダイドーさんから習おうかな?
「じゃあさっそくいただきますね。」
「どうぞお召し上がりくださいませ。」
「…」
そういや右手使えないんだった…
幸いフォークとスプーンのどっちかは左手で持てるけど食べづらい。
「どうされましたでしょうか?やはりダイドーの料理なんて食べたくなかったのですよね…」
「違うから!右手痛めてて食べにくいだけだから安心して!」
「右手をですか?」
冷やしている右手を見せる。
そういや氷もなくなりそうだ。
後でもらいに行くか。
「ちょっと色々あってね。」
「大丈夫でしょうか!?」
「冷やしているから痛くないよ。」
ダイドーさんってもしかして…重い方?
「でしたらダイドーが食べさせます///」
「そ…れじゃあお願い。」
断ろうとしたが、指揮官の手紙とダイドーさんの重さからやめといた。
今日は既にイラストリアスさんに紅茶を飲まされているんだけどな。
「どうぞ。」
「あーん。」
スプーンに乗せた料理が口に運ばれてくる。
これ恥ずかしいんだけど。
「…」もぐもぐ
「い、いかがですか?」
「おいしいよ。」
「ほんとですか!」ぱぁ
うまい。
うまいんだけどさぁ…
これまだまだ残っているんだよね。
KAN-SENが食べる料理って人間が食べれるものもあるんだけど、一部明らかに人間用じゃないの入っているのよ。
それが大量にある。
食べきれるかな…
「テゲトフ様!お次をどうぞ!」
…頑張ってみよ。
~~~~~~~~~~
疲れたよ〇トラッシュ…
でも俺は食い切ったぞー!
…つまり俺の体が徐々にKAN-SENになっていること?
急なホラー展開やめません?
「まあ大丈夫でしょ。」
客観的に考えてたら楽なこともあるもんだ。
これが後にとんでもないことになるのを彼はまだ知らない。
「ダイドーさんも食器の片づけをしている最中だしな…」
腹がいっぱいになったから眠い。
でもなー
まだ寝たくねぇ
ていうか俺なんか目的忘れてない?
……………あ!
ダイドーさんに免疫をつけさせることだ!
完全に頭から消えてたわ!
どうしよ。
「ダイドーさんが来るまでに策を建てておかなきゃ…」
でもダイドーさん積極的に俺の手伝いしようとしてたよね?
もう免疫ついてない?
「…シャワー浴びよ。」
【男性の免疫をつけさせる命令】まさかの初日で終了。
~~~~~~~~~~
一方ウェールズとアマゾンは…
「う、ウェールズ!?どこでそんなものを!?」
「…許してくれ、アマゾン。」
「それを近づけるなぁ!」
何かと大変なことになっているみたいですね。
~~~~~~~~~~
「あ~、気持ちいぃ!」
風呂に入れないのが残念だが、シャワーもいいものだな。
…って着替えベッドに置いてたわ。
「まあ俺しかいないしなんてことないか。」ガチャ
バスタオル一枚でシャワー室を出る。
「「あ…」」
ちょうど片づけを終えて戻ってきたであろうダイドーさん。
「…ダイドーは…卑しいメイドです…」ばたん
「…なんでいるんだよ。」
【男性の免疫をつけさせる命令】再開!
ベッドはダイドーさんの鼻血で血まみれになりました。
シーツの替えがあって良かったわ。
「よいしょ。」
倒れたダイドーさんをソファーに寝かせてからシーツを取り換え、ベッドに寝かす。
「洗濯しに来るベルさんになんて言えばいいんだか…」
これが後一週間近く続くのか…
胃薬ってある?←自業自得
「俺はソファーで寝るか。」
~初日終了~
~二日目開始~
「ふぁぁぁ………?」
目が覚めて最初に気が付いたのは俺がベッドで寝ていること。
「俺ソファーで寝たんだが。」
胴体の方にも違和感があるからシーツをめくって確認する。
「…え?」
ダイドーさんが抱き着いて寝いている。
なんかいい香りしてきた。
「………?」
戸惑っていると後ろから殺気。
恐る恐る振り返る。
「おはようございますテゲトフ様。」
「お、おはようございますベルさん。」
「早朝から申し訳ございませんが、私の質問にご回答してもらってもよろしいでしょうか?」
「答えられる範囲であればどうぞ。」ふるふる…
その前にどうしてベルさんは俺の部屋の中に入っているのでしょうか。
「では何故ダイドーと一緒に寝ておられるのでしょうか?」
「分かりません…」
俺が知りたいくらいです。
「そうですか、ではもう一つ。」
「この血が付いたシーツは何でしょうか?」ハイライトオフ
「違うんです…それはベルさんの勘違いっていうかなんて言うか…」
「テゲトフ様には矯正が必要なようですね。」
誤解を解くのに1時間かかった。
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