平凡な場所からこんにちは   作:べーニッツ

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詰め込み過ぎた(三回目)
ちなみにアンケートします。


え…ナニコレ?

 

「は?え?は?」

 

状況の理解で出来ず、そのまま手を押さえられる。

 

「ちょ、ちょっと待ってください!何をしようとしているんですか!?」

 

「テゲトフ様との既成事実を作ろうとしているのですが…問題でもございましたでしょうか?」

 

「マズイですよ!」

 

どうしてこんなことをしようとなったのかは分からんが、まずは暴走(?)しているベルさんを止めないと…

 

「やめましょうよこんなこと!」

 

押さえられている手を解放してベルさんを押し返す。

よし!(盛大なフラグ)

 

「抵抗をしない方が身のためですよ?」

 

「ぐはぁ!?」

 

横腹に激痛が走った。

え?殴られた?

 

「あまり手荒な真似はしたく無かったのですが…」

 

手をまた押さえられ手錠を付けられる。

しかも普通の手錠よりも分厚い。

 

「こちらは対KANーSEN用の手錠ですので破壊することは容易ではありません。」

 

うっそだろ。

なんでそんなに用意周到なのかな。

もっと他のことに時間使った方が身のためだろ(怒)

 

「なんでこんなことしようとするんですか!そんなにも俺のこと嫌いだったんですか!?」

 

「嫌いではございません。むしろ、好意を抱いております。」

 

「え?」

 

ってきり俺のこと嫌いすぎてロイヤルから無理矢理な手段で追い出そうとしているのかと…

でも好きな相手にすることではないよな?

 

「じゃあ外してください。」

 

「それは聞けない願いでございます。」

 

なんでや!

一応ジャベリンと付き合っていることにはなっているんやぞ。

 

「では、失礼いたします。」

 

「ヤメロー(社会的に)シニタクナイ、シニタクナイ!」

 

「テゲトフ様、いらっしゃるでしょうか?」コンコン

 

「!?」

 

今の声…ダイドーさんか!

よかった、これで助けを求めれb…

 

「むぐっ!?」

 

「少しお静かにお願いします。」

 

口の中にタオルを詰められる。

手も拘束されているからまじで何もできない。

ついでにベッドに縄で縛られてる。

 

ほんとに準備がいいですね(涙目)

 

「どうしましたかダイドー?」ガチャ

 

「め、メイド長!?」

 

「どうしてメイド長がテゲトフ様の部屋に…」

 

「掃除中です。ダイドー、あなたの仕事はどうなったのですか?」

 

「終わったのでテゲトフ様の元に行こうと…」

 

「終わったのでしたら新しく仕事を与えます。」

 

「は、はい…」

 

唯一の希望がベルさんによって打ち壊されていく。

もう狂人にしか見えなくなったよ…

 

「では失礼します。」

 

足音が部屋から遠ざかっていく。

ああ…行ってしまった…

 

「邪魔が入ってしまいましたが…続きをいたしましょう。」

 

「嫌です(断固拒否)」

 

「これでテゲトフ様も私もロイヤルをやめることになりますね。」

 

「無視かよ。」

 

俺の言うことなんか耳に入らないのだろう。

もうこのまま諦めて犯されるのか…

 

「テゲトフいる~?」コンコン

 

「…またですか。」

 

今度は指揮官が来た。

けどまたベルさんが上手いこと帰させるんだろ(諦め)

 

「どういたしましたでしょうかご主人様?」ガチャ

 

「げっ…ベル…」

 

~~~~~~~~~~

 

テゲトフに取り敢えずベルのことを忠告しようとテゲトフの部屋に行く。

放送で呼び出してもよかったのだが、さっき呼び出したばかりで悪い気がしたから直接部屋に行くことにした。

 

「テゲトフいる~?」コンコン

 

テゲトフなら対してやることないし今の時間なら部屋にいるでしょ。

 

「どうしましたでしょうかご主人様?」ガチャ

 

「げっ…ベル…」

 

なんでテゲトフの部屋からベルが出てくるの!?

 

「テゲトフはいない?」

 

「テゲトフ様でしたら留守にしておられます。」

 

ベルが言うことじゃないでしょそれ。

 

「ちなみにベルは何をしているのかな~?」

 

「掃除でございます。」

 

「ほ~ん…」

 

多分嘘だろう。

視線が少し私の目からずれているし、手もなんだか少し震えている。

テゲトフが危ない。

助けなきゃ(使命感)

 

「私も入っていいよね~?」

 

「ご主人様、仮にも男性の部屋に目的もなく入られるのはどうかと思われます。」

 

「え~、別にいいじゃん。減るもんじゃないんだからさ。」

 

「プライバシーの侵害になります。」

 

それ以上にとんでもねぇこと既にベルはやってしまっているけどね。

 

「…そこだ!」

 

「させません。」

 

ドアとベルの隙間から部屋に入ろうとしたが、止められてしまう。

一筋縄ではいかないか…

 

「うぉぉぉ!」

 

「ご主人様…」

 

試しにベルを押してみるけどビクともしない。

人間がKANーSENに勝つなんて無理でしょうね。

 

~~~~~~~~~~

 

指揮官がドアでベルさんと話しているけど、なんとか助けてをこの状態から求れないかな?

 

手•拘束されている

口•タオルで塞がれている

胴体•ベッドに縛りつけられている

 

…詰みって言うんですかね、これ。

どうあがいても絶望やん。

 

…靴紐もさっきベルさんが踏んだから解けてしまったし。

靴?

そういや足だけは動かせるな。

 

そうだ!これで靴を飛ばせば…

オラァ!

 

靴は勢いよくベルさんの横の壁にぶつかる。

パーンという音が響き渡る。

 

「!?」

 

ベルさんが驚いて後ろを振り向いた瞬間に指揮官が部屋の中に入りこむ。

 

「て、テゲトフ!?」

 

~~~~~~~~~~

 

まさかここまでし貼り付けられているとは思わなかった。

タオルを取って、

急いで縄を解く。

 

「ありがとう指揮官。」

 

「礼は後にしてね~」

 

解けた縄を床に置いてテゲトフを立たせる。

 

「さてと、ベル。何か言うことはある。」

 

「…失敗しました。」

 

「倉庫での事件もバレているからね。」

 

「…」

 

黙り込んでいるベルに近づく。

ベルに触れようとしたら…

 

「…っ!」

 

横を通り抜けられ、テゲトフに近づかせてしまう。

 

「危ない!」

 

「こい!」

 

テゲトフが身構える。

ベルが突っ込む。

そしてジャベリンがベルを倒す。

 

…え?

なんでジャベリンがここに?

 

「大丈夫ですかテゲトフさん!?」

 

「だ、大丈夫だけども…」

 

テゲトフは拍子抜けしている。

まあ、仕方ないか。

 

~~~~~~~~~~

 

「あ、ありがとうね。」

 

「テゲトフさんの為なら何処でも駆けつけます!」

 

ベルさんから救ってくれたのは有難いんだけど…なんか、自分より小さい女の子に救われたって考えると心が虚しくなる。

 

いやまぁ、女が男を助けるのが普通と言われるような世界だから当たり前のことなんだろうけど…

プライドが…

俺ってこんな弱かったのかよ…

 

「(俺って)弱いなぁ…」ボソッ

 

「!?」

 

「て、テゲトフさん…」

 

演習の数を増やしてなんとか強化できるようにしよう。

 

「…私、テゲトフさんを守れるほど強くなります。」

 

「ん?」

 

急にどうしたジャベリン?

 

「だからその時まで恋人はお預けにしていいですか?」

 

「え?いいけど…(理解できてない)」

 

「必ず強くなるので待っていてください!」

 

部屋から出ていったジャベリンを見守る。

…何がしたかったんだ?

 

「いい方向で片付いてくれてよかったね。」

 

「どういうことがです?」

 

「テゲトフとジャベリンとの恋人関係は一旦中止ってこと。」

 

「?」

 

「簡単に言おう。お前は振られた。」

 

へぇ…

嫌われている訳ではなさそうだからいいのか?

でも悩みはなんとかなったな。

 

「…」

 

「…ベルさんどうします?」

 

「私の方で何とかしておくよ。」

 

「分かりました。」

 

倒れているベルさんを抱え上げ、病室まで歩いていく。

 

「気が利くね。」

 

「指揮官じゃ運べないでしょう?」

 

「あはは、そうだね。」

 

~~~~~~~~~~

 

「よいしょ。」

 

ベルさんを病室に運んだ後、散らかった部屋の掃除をする。

 

「ベルさんはどういう扱いになってしまうんだ?」

 

指揮官から聞いた話。

倉庫で俺を襲ったのはベルさん。

 

俺はそこまで怒っている訳ではないし、そんなに厳しくしないでほしい。

 

「最悪解体か…」

 

懐かしのベルさんから貰った本を手に取る。

いろんなことが書いてあるこの本。

当然ながら、このような場合の処遇も記載されている。

 

「皮肉なもんだ。」

 

俺もベルさんにある程度の好感を持ってたのに…

でも一部俺が悪いな。

 

「…指揮官に聞いてみるか。」

 

 

~執務室~

 

「ベルさんはどうなります?」

 

「そのことね…」

 

いざ来てみると心臓がドキドキしてしまう。

 

「ベルはね…」

 

「…」ドキドキ

 

「…」

 

「…どうなったんですか?」

 

「…一週間の謹慎処分。」

 

ズッコケた。

けど少し安心した。

 

「まあテゲトフもご飯食べてきたら?」

 

時刻は18時30分。

夕食を食べ始める頃だろう。

 

「そうさせてもらいます。」

 

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