古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】   作:アルティメットルパン三世

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前回の恐竜キングは!

裏山で卵型カプセルを探していたリュウタはレックスが掘り当てたアンモナイトの化石をちょっとしたアクシデントで壊してしまい喧嘩になってしまう
二人の仲が悪い中、恐竜が中国の万里の長城付近に現れ4人は向かうのだが途中でリュウタとレックスの意見が別れてしまい更にはマルムとツバサの2人が崩れる建造物の中に閉じ込められてしまい更にはマルムを庇ってツバサが大怪我を負った!
やがてチーム崩壊しかけたがツバサからの一喝により修繕され無事にカードの回収と救出は成功に終わった!


OP『小さな僕らの大きなハート』


第6話 バブー!お母ちゃんはつよいよ!?
Aパート


 

 ヨーロッパ スイス アルプス山脈

 

 1匹の子ヤギが卵型カプセルを見つけ何かと思いながら見つめてるとカプセルが落ちてきた。

 それに驚いた子ヤギは後ろ足で蹴り上げて空中へ飛んだカプセルは草原に落ちて割れてしまう。

 そして中から恐竜カードと技カードが1枚ずつ入っており風が吹き草が揺れると2枚のカードが緑色に光り『マイアサウラ』が実体化した!!

 

 

 第6話! 『バブー! 母はつよいよ!?』

 

 

 毎度おなじみ アクト団の拠点地『アジ島』。

 プトラルを入れた工作員の4人組は恐竜が現れてないのでそれぞれ暇を持て余している。(プトラルは今後投稿する5.5話で本当の初登場をしますのでもう暫くお待ちください)

 

「あら素敵〜! 私のためにあるのかしらこの服! あら、コレもイイわね! コレもコレも! 私が着たらもっと美しくなるわよ〜ん!」

 

 ノートパソコンでネットショッピングを楽しでいたウサラパは次々とカートに入れていき購入ボタンをクリックするが誰かにキャンセルされた。

 

「キャンセル〜!? ちょっとなにすんの……あっ」

 

 勝手にキャンセルされたウサラパは手の主に怒るも一瞬で血の気が下がった。何を言うもその手の主はアクト団最強のおかんロボットのタルボーンヌであるからだ。

 

「無駄遣いはダメだと言ったハズです!」

「だってだって〜! こんな離れ小島に居たら流行に乗り遅れそうで……うあああん! ごめんなさい〜!! (泣きマネ)」

「泣きマネしても許しません!」

 

 泣いたフリしてお許しを貰おうとするも見抜かれてしまうのであった。

 

「ププーッ怒られてるザンス!」

 

 プラモデルを組み立てていたノラッティ〜とスナック菓子をツマミながら漫画を読んでいるエドは彼女を笑っていたがタルボーンヌの視線は2人を捉える。

 

「食事の前にお菓子はダメです!」

「あ──っ!? (泣)」

「散らかすのもダメです!」

「ザンス──!? (泣)」

「ゲームは1日一時間までです!」

「小生のサオリちゃ──ん!? (泣)」

 

「「「あぁぁんまありぃだぁぁぁあ……(泣)」」」

「ぞいぞいぞい! 現れたぞい! 次の恐竜ぞい!」

 

 エドはスナック菓子と漫画を没収されノラッティ〜はテーブルに散らかしていたプラモの部品を掃除機で全て吸い取られJSものの恋愛ゲームを2時間以上もプレイしていたプトラルはコンセントを抜かれゲーム機ごと没収され轟沈した。

 そんな時にドクターソーノイダがティラノにアゴヒゲを噛まれながらやって来た。

 

「今度は何処? パリ? ミラノ?」

「いや、ヨーロッパはヨーロッパザンスけど……」

「アルプスの山ん中っスね」

「アルプスでゴザルか〜、彼処はチーズが美味しい地域でゴザル」

「また〜? 今度はなんで行くの? 飛行船はもうイヤよ〜」

 

 前回の万里の長城に続き山だという事にウンザリするウサラパは移動手段の飛行船は嫌だとごねるもドクターは怒ることなく自信気に言った。

 

「フッフフフ! 心配ないぞい! 今度はゴージャスぞーい! ワシは太っ腹ぞい!」

 

 

 

「信じられな〜い! 何よコレ!?」

「うわぁひっでぇ……」

 

 古代家にやって来た竜野姉弟と相棒の恐竜2匹。たが中に入って見た光景にマルムはそう言いながら衝撃を受けておりツバサも開いた口が塞がらない状態で呟いた。

 

 服は洗濯カゴに入れずに脱ぎっぱなしでソファーにかけておりゲーム機やソフト、CDプレーヤーやディスクは片付けずに出しっぱなし。食べてそのまま放置されている食器などリビングは酷い有様であった。

 その中をガブとエースは平然と走っている。

 

「こんなに散らかしてぇ……! リュウタ!!  」

 

 あまりの汚さに怒ったマルムはリュウタの部屋へと突撃する。

 普段から一緒であるのでこうなった以上、ツバサは止めることは出来ないな……と思いながら姉の後をパラパラと一緒に付いていく。

 

「リュウタ……うわぁ!?」

「何だようっせーなぁ……」

 

 ドアを開けて小さな悲鳴をあげるマルム。リュウタの部屋の有様も酷かったようだ。当の本人は散らかった部屋で漫画を読んでいる。

 

「ちょっとどういうつもり? おばさんがたった3日仕事の旅行に出ただけで……酷すぎるわ!」

「マルムには関係ねーじゃん?」

「なに騒いでるんだ?」

「おっ、おはようレックス」

 

 マルムが怒りながらリュウタと話してるとレックスがやって来た。

 1番後ろにいたツバサが彼に挨拶する。

 

「レックス……あなたの部屋も!?」

 

 リビングとリュウタの部屋の有様を見たマルムは直ぐにレックスの部屋へと駆けつけドアを開ける。

 しかし真面目なレックスなので部屋は散らかってはおらずキレイに掃除していた。

 

「ま、レックスはちゃんとしてるよな……」

「どう? リュウタとは違ってキレイだろ?」

「だったらどうして片付けてあげないの!」

 

 そう言いマルムはレックスとツバサをリュウタの部屋へ押し寄せる。

 

「何でボクが……」

「いいから早く! ツバサも!」

「ええ!? 俺は関係ないでしょ!?」

「つべこべ言わないのっ! ほらほら! 早く片付けなさ──い!!」

 

「「はぁ……」」「不幸だ……」

 

 家の住人じゃないツバサが反論するも無駄に終わる。

 リュウタ達が並ばされるとマルムは床に落ちている洗濯物を片っ端から手に取り3人に投げていきリュウタとレックスはため息を吐きツバサは何処ぞの上条さんが吐いているセリフを言うのであった。

 

 

 その頃、ウサラパ達4人は普段の服装では無くドレスやスーツを着て空港に来ていた。

 4人の正装姿に周りの人々は注目しており凄ぇと呟く者もいた。

 

「小生。ハングライダーに乗ると思っていたのにまさか飛行機に乗って行くとは……少し残念な気分で候」

「流石ドクターの言う通りゴージャス気分っスね」

「みんな見てるザンス!」

 

 そう言ってると受付に到着。ウサラパが受付係の若い男性に近寄るとサングラスを外した。

 

「責任者の方……いらっしゃる?」

「っ! は、はい! ///」

 

 彼女の美貌に見惚れたのか頬を赤に染めた男性は上司を呼びに行った。

 

 

「そうは言われましても……」

「あら〜いいじゃない? ねぇちょっとぐらい〜?」

「いやぁ困りましたねぇ……」

 

「ちょっと所じゃないザンス……チケット代100分の1にしてくれなんて……」

「まさか値切るなんて全然ゴージャスじゃないっス……」

「なんてドケチでゴザル……」

 

 まさかの値切りの交渉をするウサラパにノラッティ〜達は彼女に聞こえないようにヒソヒソと話した。

 と、そこに探検隊の服を来たスキンヘッドでヒゲを豪快に生やした爺さんが通り上司がその人を見つけるとウサラパに言った。

 

「あの人に頼んでみたらどうですか?」

「え?」

「ん?」

 

 

 その後、ウサラパは嫌な予感をしながら爺さんに頼み込むと彼は首を縦に振り了承した。そして彼らが乗ったのは旧型の飛行機であった。

 

「あのおじーさん! この飛行機大丈夫ですよね!? 落ちないですよね!?」

「さぁ分かんねぇ……」

「「「「ええっ!!?」」」」

「オラぁ悔いはねぇよ、これが最後のフライトになってもな……」

 

 爺さんの渋い言葉にウサラパは叫ぶ。

 

「アンタに悔いが無くてもあたしゃ悔いありまくりなんだよぉ〜!! てか行き先わかってるんでしょーねじーさん!」

「すいっすいっスイッとな……」

「スイスよスイス! 大丈夫なんでしょうね……」

「1つ問題が……」

「何よ?」

「燃料が……」

 

 爺さんの一言に飛行機は墜落し始めたり飛翔したりと繰り返し始めた。果たして4人は無事にスイスへと辿り着けるのであろうか? 

 

「「「「ハラホロヒレハレ〜!!?」」」」

 

 

 

 一方、古代家ではガブ達がミニテーブルに置かれてるCDプレーヤーが気になったのかガブが上に乗っている。

 

「ガブ〜? ……(カチッ〜♪♪!)ガァブ!?」

 

 ガブがプレーヤーにのしかかると丁度再生スイッチが押されて音楽が鳴り始めた事にビックリし転げ落ちた。

 ガブが立ち上がった後、音楽を聴きながら体を揺らし始める4匹。

 

「クゥ? ククゥ……コォ──ン! クゥゥココーン!」

「キュアッ! キュアッ! キュアアーン!」

 

 音楽が好きなパラパラのテンションが高くなり鳴き声を上げ初めそれに続けてスカイも翼を広げながら鳴き声を上げる。

 

「ぐぅぁ……ガブッ!」「ギャウッ!」ガブリンチョッ!! 

「「キャオオオッ!?」」

 

 うるさいからかガブとエースは揺れるのをやめ声を上げるパラパラの尻尾をガブが、スカイの頭をエースが噛みついた。

 

「パラパラどうしたの? ってガブなんて事するの! エースもスカイを離しなさい!」

 

 鳴き声が気になりやって来たマルムが慌てて噛みついてるガブを持ち上げ言われたエースもスカイの頭を噛むのをやめる。

 

「ホントにもう! 飼い主共々どーしよーもないんだから……待ちなさいエース?」

「ギャッ!?」

 

 ふくれっ面になりながらそう言うマルム。その隙にガブを置いて逃げようとしたエースだったが尻尾を掴まれた。

 

「これ以上散らかされたらたまんないわ! 大人しくしてなさ「ハアッ!」っ?」

 

 剣竜の声が聞こえ振り返るとベランダで彼が的に向かって投げ縄の練習をしていた。

 

「トォリャ──!! ……あれ?」

 

 ブンブンと振り回した投げ縄は的では無く後ろの木に飛んでいき輪は木の上。他にも至る所に外していた。

 

「う──んも少しなんだがな……? よし! 今度こそー!」

 

 再び投げ縄を投げる剣竜。だが今度はベランダから出てきたマルムに輪っかが入った

 

「ひゃあ!?」

「あっ! えっ、マルム? すまんすまん!?」

「何をやってるんですか……?」

「投げ縄だよ。これなら恐竜を傷つけずに捕獲出来るからね? どうだ名案だろ! アーッハッハ「ちょっと来てください……」っ、ん?」

 

 片付けない息子と一緒で縄を片付けない剣竜にマルムは静かに怒るのであった。

 

(しばらくお待ちください )♪ ピーンポーンパーンポーン↑

 

 

「全くもー! おばさんが帰ってくるまでにキレイにして貰いますからね!!」

「「「は──ーい……」」」

「ガブ達はそこで大人しくしてる事! いいわね! あたしはキッチンを片付けてくるからしっかりやるのよ! ツバサも燃え尽きてないでこっちに来て手伝って!」

「はい! ヨロコンデ!!」

 

 マルムのお説教を受けリビングの掃除をやる3人。

 一方暴れん坊コンビ。ガブの尻尾をパラパラが足で抑えておりエースは先程噛まれた腹いせにスカイが額にシワを寄せながらキツツキの様にカカカカカ! と彼の頭を突っていた。

 隅っこであしたのジョーの如く燃え尽きていたツバサもマルムに言われてキッチンの方へ駆け込んだ。

 

「あ〜母さんより怖いなぁ……ツバサも姉には逆らえないし」

「いや、昔は母さんも結構怖かったぞ?」

「そうなんですか?」

「だけど女の子ってなんでああ母親ぶるんだ?」

「ただマネしてるだけだろ?」

「いやいや、マルムだって何れ母親になるんだからな」

 

 剣竜の言葉に2人はマルムの方を見ると隅から隅までテキパキと片付けをこなしていく彼女とそれに合わせて手伝っていくツバサ。

 

「そうは思わねぇな……」

「でもあの2人を見てるとまるで夫婦だね。ツバサは妻の尻に敷かれる夫だけど……」

「母親は強くなければ子供を守れない! だからマルムも……」

 

 そう言い剣竜は手に持っていた箒をリュウタに渡すと外へ向かおうとする。どうやら逃げるつもりだ。

 

「さて、私はそろそろ研究所に戻らないと……」

「あっ! 父さん逃げるの!?」

「ギクッ!? に、逃げるだなんてそんな……その、だいじなけんきゅーがあってね?」

「そうだ! 俺達もD-KIDSとしてだいじなけんきゅーが! そうだよなレックス?」

「あ、うんソウダナ……」

 

 3人はテキトーな言い訳を棒読み混じりでそう言った。

 片付けが嫌になった3人はマルムとツバサに聞こえないように話をしだした。

 

 数分後、

 

「「キャウウウウ!!?」」

「パラパラ!?」「どうしたスカイ! ってええ!?」

 

 掃除もあと一息で終わろうとしてた2人はパラパラとスカイの悲鳴に駆けつけると何とパラパラが腹に縄を巻き付けられてテーブルの足の1つに繋げられていた。

 スカイの方も体は簀巻きにされ嘴は輪ゴムで防がれておりぴょんぴょんと跳ねて解こうとしていた。

 そしてテーブルの上に1枚の置き手紙が置かれており2人はそれを見る。

 

「「”大事な研究があるので掃除は後で”……もう!(あの三バカ……)」」

 

 勝手に逃げ出した3人にマルムは怒りツバサは手を頭当てながらヤレヤレと首を横に振った。

 

 

 

 場所は変わり、スイス アルプスでは実体化したマイアサウラがいつの間にか卵を産んでいた。マイアサウラは卵を孵す為にお腹で温めておりその周りにはヤギ達がジッと見守っている。

 

 そして空からウサラパ達が乗っている飛行機が近づいていた。

 すると爺さんはパラシュートの1つを4人の目の前に置く。

 

「「「「え?」」」」

「それじゃあお先に」

「えっ! ちょっと!?」

 

 そう言うと爺さんは4人を置いて先に飛び降りてパラシュートを開かせて去っていった。

 置き去りにされた4人は顔を真っ青に青ざめ始めた。

 

「どっ、どどどどうすんのよ!? パラシュート1個しかないのに〜!?」

「飛び降りるしかないザンスー! ココまで来られたのが奇跡ザンス!」

「こうなれば死なば諸共でゴザルよセンパイ!」

「じゃあお先に(キリッ)」

 

 そう言いながらエドがパラシュートを担いで飛び降りようする。

 

「何やってるザンス! それはミーのものザンス!」

「こーゆー時はレディが先よ!」

「ババアは引っ込んでるでゴザル! それを言うなら新人の小生に渡すでゴザルゥ!!」

「誰がババアじゃ!!」

 

 パラシュートの取り合いを始める4人だったがとうとう飛行機のプロペラが止まり墜落し始める。

 その隙にいつもの団員服に戻したウサラパがパラシュートを奪いとった。

 

「3人ともお先に! 」

「「「えっ!? あ────!!?」」」

 

 3人を置き去りに飛び降りるウサラパだったが、後から追うように飛び降りた3人は彼女の足とマントを掴む。

 

「置いてかないで──!?」

「見捨てるなんて酷いザンス──!?」

「死ぬ時は一緒でゴザルゥ──!!」

「ああもう! 来るなー!! 離せぇ──!」

「離さないザンスー!」

 

 わちゃわちゃしてるとパラシュートが展開した。だが当然4人の重さにそのまま落ちていく。

 

「エド! 重量オーバーザンス!」

「何で俺なんザンスー!?」

「ザンスは俺のザンスー!」

「どっちでもいい!! 」

「もう二度とオヌシらとの空の旅は懲り懲りでゴザルゥゥゥ!!?」

 

 

 その頃、墜落する飛行機がマイアサウラがいる方へと落下していた

 。見守っていたヤギ達は慌てて逃げ出すがマイアサウラは逃げずにジッとしていた。

 

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