古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】 作:アルティメットルパン三世
今年一発目の投稿でございます。それではスタート。
Aパート その1
今から6500万年前、地球に居た恐竜達は巨大隕石の衝突により全滅した。
それから時は遡り現代。日本 三畳市 まだ太陽が顔を出してない明朝。竜野家のベランダで1人の少年が竹刀を持って素振りの練習をしていた。
「9997……9998……9999……10000! ふぅ、朝の素振り1万回終了っと」
少年の名は『竜野 ツバサ』。好きな物は時代劇と剣道、後は恐竜が少し好きな小学6年生である。
「さてと、シャワーでも浴びてくる……ん?」
かいた汗をタオルで拭いていると2つの流れ星が飛んでいた。そして流れ星はそのままこの町にある裏山に当たったのを確認した。
「マジか……」
《ジリリリリン! ジリリリン!》
その光景を見ていたツバサは呆然と立ち尽くしていたが突如家の電話が鳴り出した。
「んー、まさかとは思うが」
こんな明朝に電話をかけてくる人物を思いながらツバサは受話器を手に取り対応する。
「はい、も『起きてるかツバサ! 裏山に隕石が落ちたんだ! マルムも連れて急いで俺ん家に来てくれ! (ガチャン!!)』……相変わらず忙しい奴だな。無視しても来るし姉ちゃんを連れて大人しく行きますか」
親友の急かしっぷりに呆れながらもツバサは同い年の姉を起こしにに行くのだった。
OP 『小さな僕らの大きなハート』(古代王者恐竜キング Dキッズアドベンチャー OP主題歌)
第1話 出たぁー! 大きくて小さな
午前7:30、ツバサは姉と親友2人の4人で裏山の道を歩いていた。
「もう何よこんな朝早くから呼び出して……」
少し不機嫌そうに言った桃髪の少女は『竜野マルム』。Dキッズメンバーの紅一点でツバサの姉である。
「マルムもツバサもD-KIDS*1の仲間だから連絡してやったのに文句言うなよ」
Dキッズメンバーの証であるバッジを手にしながらそう言った茶髪の少年は『古代リュウタ』。先程携帯でツバサに連絡してきた親友の一人で彼らDキッズのリーダー。だがおっちょこちょいなのがたまにキズだ
「この辺りに空から何かが落ちて来たんだ」
「俺も朝練し終えた時に2つの光が裏山に落ちたのは見たんだが……何か情報は無かったかレックス?」
「ネットで調べたけど何の情報も無かったよ」
ツバサに聞かれ、情報は無いと答えた金髪の少年は『レックス・オーエン』。ツバサのもう1人の親友でメンバーの中で一番の頭脳派だ。
「宇宙の生命体かもしれないんだぞー?」
「隕石の次は生命体かよ……」
「だったら落ちてきたのはUFOじゃないのかソレ」
「Dキッズは恐竜を調べる集まりでしょ? 宇宙の生命体が何で……あれ?」
リュウタの言葉にレックスは呆れながら言いツバサは隕石じゃなくてUFOだと言い返す。すると先程話していたマルムが何かを見つけた。
「ツバサちょっと! コレ見て!」
「どうしたんだよ姉ちゃん……なんで木が斜めで斬られてんだ!」
マルムに引っ張られたツバサが見たのは数本の木が斜めに切断されていた。そして1本の少し大きい木の真ん中に大きな穴が空いていた。
「言った通りだろ! ココに落ちたんだ!」
自分の言ってた事が本当だったリュウタはテンション上げながら木に出来た穴に近づくと頭に被っているサンバイザー(Dラボ特製)を弄ると恐竜の角を模したライトが点灯した。
「やめなさいよ! 危ないわよ!?」
「大丈夫! 俺たちDキッズのモットーは『発見したら掘りおこせ!』だろ?」
「それは化石の事だろ?」
「ははは……ん?」
不安なマルムの言葉にリュウタは大丈夫と言い穴の中を探る。幸い穴は俺達の身長でも入り込めそうな高さであった。
レックスのツッコミを聞きながら苦笑いしていたツバサだったが近くの池の中に何かが光ったのを見つけた。
「どうしたツバサ?」
「いや、池の中に何か光ったんだ」
そう言いツバサは池に近づくといつも持ち歩いている木刀(Dラボ特製)を専用バッグから取り出す。
持ち手に付けられているスイッチを2回押すと木刀が網に変形しツバサは網を池の中へと入れ光る物体をすくい上げる。
「コレは……石? にしては見た事ないな。しかも翼の紋章みたいなのが刻まれている……このチップらしきものは一体」
網に入ったのは小学生の片手で掴めるサイズの石らしきもの。
表面には翼の紋章が刻まれており真ん中の側面にはチップらしきものが付けられている。
と、そこへレックスとマルムが同じような石を持ってやって来た
「その様子だとレックスと姉ちゃんも拾ったのか?」
「ああ、僕のは風の紋章が刻まれていたよ」
「私のは草の紋章ね」
「俺は翼の紋章の様だが2人のとは別物だな……」
3人が石を見せ合いっこしているとツバサの持っていた石がライトグリーンの光を放ち彼の体を包み込んだ。
「うわっ!?」
「な、何だ!」
「ッ!?」
「何これー!?」
ツバサだけでなくリュウタは黄色、レックスは青、マルムは緑の光に包まれていたが光は直ぐに治まった。
「なんだったんだ今の……ん? 網の中にまだ入ってるな」
訳が分からない状況でツバサは網を取ろうとした時中にまだ入ってるのに気づき網から取り出す
「石の次は卵みたいなカプセルにカード?」
恐竜の卵みたいな黒色のカプセルが半分に割れており中に2枚のカードが入っていた。
取り敢えず石とカードを手にしながらリュウタ達の元に駆けつけるとリュウタの手にも同じカードがあった。
「リュウタも拾ったのか?」
「って事はツバサもか?」
「ああ。俺が拾ったのはプテラノドンのカードで裏面には石と同じマークがあったんだ。リュウタのは?」
「俺はトリケラトプスで裏面には俺が持ってる石版と同じマークがあるぞ? この石版と関係があるのかな……」
そう言いながらリュウタは石もとい石版をカードに近づけ奥から手前へスライドさせた。
その時、カードが光だし木が何故か爆散すると中から巨大な光の物体が現れた。
光の物体は徐々に形を変え光が収まるとそこには……
黄色く大きな体を持つ
「「「「えっ?」」」」
突然の状況に数秒固まってたツバサ達だったが次の瞬間……
「「「「うわ(きゃ)ぁぁぁぁぁ!!!?」」」」
悲鳴を上げ急いで木のある方に身を隠した。
恐る恐る顔を出してトリケラトプスを見ると彼はジッとツバサ達の方に目を見つめるとゆっくりと近づいてくる。
「こ、こっちに来る……」
「ツバサ! アンタ剣道6段だから戦えるでしょ!」
「無茶言うなよ姉ちゃん!? 人間相手ならまだしも恐竜相手に勝てるわけないに決まってんでしょ!!」
「じゃあリュウタ! 何とかしなさい!」
「えぇ!? 何とかしろったって!」
「石版とカードで何かしたろ!」
「あっそうか!」
レックスに言われ思い出したリュウタは石版とカードを弄るも何も変化は起きずトリケラトプスはリュウタの直ぐ近くにやって来た。
「リュウタ逃げろ!」
「うわぁ!?」
襲われると思ったリュウタは最後の手段として腕でガードした。が、トリケラトプスが再び光だすとまたカードへと戻った。
「消えた……のか?」
「消えたんじゃない……カードに戻ったんだ!」
「戻ったってどういうこと?」
「今のはホログラムか何かか?」
「いや、木が倒れてるし足跡もあるからホログラムの可能性は無いと思う。非常に受け入れ難いがさっきのトリケラトプスは本物と言う事になるな……」
「そうだろ!? 今のはマジモンのトリケラトプスだったんだ!」
信じ難いレックスはホログラムだと考えていたがツバサの発言で先程のトリケラトプスが本物だと結論付けた。先程現れた時も木が爆散したのも確かであり足跡も健在だ
「本物ぉ? まさか……」
自身の持つ石板を見ながらマルムは未だに信じられない状況だった。
「なぁリュウタ、さっきのトリケラトプスの出し方もう一回見せてくれないか? 俺もプテラノドンのカードがあるし出してみたい」
「いいぜ! 先ず石版にカードを近づけさせて……」
「やめろよ! また出すつもりか!」
「まぁ落ち着けよレックス、さっきも戻せたし大丈夫だろ?」
またトリケラトプスを出そうとするリュウタに止めさせようとするレックスだがツバサが止めた。
リュウタが再び石板をカードに近づけ手前から奥にスライドすると3度カードが光出した。だが先程の大きな光ではなく、小さな光になり地面に降り立った。
「ガブ?」
「あれ? 今度は小さくなった?」
「可愛い〜!」
再び現れたトリケラトプスはぬいぐるみサイズの小ささで角や目、尻尾などもサイズに合わせて小さい。
可愛い物が好きなマルムもそのチビトリケラトプスにメロメロである。
「なんだコイツ?」
「…………ガブッ」
「痛てて!? 噛むなよ!」
リュウタが近づくとチビトリケラトプスがリュウタの鼻を噛んだ。
噛まれたリュウタはチビトリケラトプスの口を右手で抑え怒った。
「ガブウッ♪」
「うわあっ! や、やめろって……」
「おーおー、猫と飼い主のやり取りみたいだな」
手で抑えられてたチビトリケラトプスは嬉しそうな顔でリュウタに飛びかかると猫のようにリュウタの顔を舐めだした。
「あははっリュウタ好かれてるんじゃない?」
「食われるなよー?」
襲われる心配は無いと理解したマルムとレックスはリュウタに近づきそう言った。
「トリケラトプスは草食だぞ? 俺を食うわけないだろ……痛たた!? だから噛むなってば!」
「食べたいぐらい好きなんだよお前の事がw」
からかうようにレックスがそう言った。
「よし、それじゃあ俺もやってみるか……確かこうやって」
リュウタがチビトリケラトプスに噛まれてる間俺も先程のやり方を真似しながら石版をカードに近づけ手前から奥へスライドする。
カードがライトグリーンの光となり、先程拾った卵のカプセルと一体化すると今度は小さくなり俺の足元へ降り立つ。
「キュアッ?」
現れたのはリュウタのチビトリケラトプスと同様ぬいぐるみサイズで空色の体を持つプテラノドンが現れた。
「コレがプテラノドン……今出てきてるトリケラトプスと同じサイズだってうおっと!」
チビプテラノドンを観察していると突然チビプテラノドンが翼を羽ばたかせ空を飛び……ツバサの頭に乗った。
「コッチの子も可愛い〜!」
「ツバサの方は最初からこのサイズになったのか……しかしリュウタのトリケラトプスとは違って随分大人しいな」
「あっちの方とは正反対だよなコイツ。しかも俺の頭に乗って瞑想しだしてるし……取り敢えずどうする?」
「一旦リュウタの家に行って剣竜さんに話してみよう。何か分かるかもしれないし」
こうしてツバサ達はチビ恐竜を連れてリュウタの家へと行くのであった。
「痛ってええ!? 頼むから噛むのをやめてくれ──!」
「まだやってたのか……」
Aパートその2へ続く……
今回はここまで、次回はアクト団の会話とリュウタの父 剣竜さんとの会話までになります。
それではまたお会いしましょう。
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