古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】 作:アルティメットルパン三世
ツバサ「俺の名は竜野ツバサ。親友のリュウタやレックス、そして姉のマルム姉ちゃんと相棒のパートナー恐竜達と共にアクト団から恐竜を守る為に戦っている」
「そんなある日、恐竜出現のシグナルを受け目的地にやって来たのだが其処はアクト団のアジトだった!」
「奴らの目的を知るために俺達は探索をしていたがまんまと罠にかかった俺達はバラバラにされてしまう。」
「俺もスタークという傭兵と戦うも彼の生み出した最強の恐竜インドミナスレックスの前にスカイは消滅…俺もスタークに毒を撃ち込まれ絶体絶命の聞きに陥る事に…中盤から下手なオリジナル要素しかないクッッソ長い第13話のAパートをどうぞ」
OP『Legend of Galaxy 銀河の覇者』(ウルトラマンギンガOP主題歌)
Aパート
第13話 アバレ恐竜無法基地(後編)
戦闘が終わり、ティラノとスティラコサウルスはカードに戻った。
「ほいっとな!」
そしてエドがアクトホルダーでチビティラノを呼び戻すと既にチビに戻っていたスピノとサイカとラプトルズが喧嘩をする。
スタークはドクターの方へ近づくと回収したエースのカードを手渡す。
「ホラよ爺さん」
「グッフフフ……あら? お前が相手にしてたガキンチョの恐竜がないじゃないかぞい?」
「それなんだがウチのドミナスがやり過ぎてな、プテラノドンの方は殺しちまって回収を失敗しちゃった♪」
「このおバカ! 貴重なワシの恐竜がぁ……今度やったら金は払わんからなー!!」
「はいはい、肝に銘じておきますよー」
スカイのカードを奪うのを失敗した事をドクターは怒ったがスタークは適当にあしらった。
その話を聞いたレックスは怒りながらスタークに言った。
「やり過ぎたって……どういう意味だ! スカイのカードはお前が持ってるんじゃないのか!?」
「ザンネンながらあのプテラノドンは俺の可愛い相棒が殺したぞ? ウチのドミナスは俺と似て残虐行為が好きな性分でな……俺が手懐けるまで大変だったぜ。コイツがドミナスだ」
そう言いスタークがインドミナスレックスのカードをブレードガンにスラッシュするとチビ恐竜の姿のインドミナスレックス『ドミナス』が現れる。
ドミナスは血走った目を見開いて直ぐ様噛み殺そうとする気満々である。
「そんな……酷すぎるよぉ……」
「お前ェ! よくもスカイを!」
スカイが殺された事にさっきまで泣き叫んでいたマルムは更に涙が流れると手で顔を隠した。リュウタも涙を流しながらスタークに怒りを見せた。
「おぉ怖い怖いwそんなに怒ってどうした? カルシウムは取ってるのかぁ?
」
「そこまでにせんかスターク! それにしてもワシの恐竜がまた戻ってきたぞーい!」
挑発するスタークを止めさせたドクターはガブ達のカードを見てそう言う。
「『ワシの恐竜』だって? ガブ達はお前達のじゃないぞ!」
「カードになった恐竜は全てワシの恐竜ぞい! ワシの恐竜王国でワシの為に働く事になっておるのだぞい!」
「働かせる……?」
「どういう事よ!」
「恐竜は道具じゃないぞこのぞいジジイ!」
恐竜を自分の道具として扱うドクターに対し3人は怒りをみせる。
「ぞ、ぞいジジイ!?」
「ぞいジジイなんて失礼だねぇ! さっきのガキンチョを見てた時みたいに泣いて謝ったらどうだい!」
「うぎぎィ! チクショー! さっきの涙はツバサの為に泣いたんだ! この程度で泣いてたまるかー!」
ウサラパに両頬を強く引っ張られるも毒に苦しむツバサを思いながらリュウタは必死に我慢する。
「おじいちゃんどうするー? スタークが持って来た方は助からないとしてコイツら帰すわけにはいかないだろ?」
「うーむ、そうぞいなー? どうしてやるぞいか……」
カードを奪ったドクターはリュウタ達をどうするか悩む
「だったらミー達の子分にするザンス!」
「賛成ーっス! 俺達の下で恐竜のお世話とかやらせればいいっスー!」
「小生も同意でゴザルがもちろん小生はマルムたんを子分にするでゴザルー! (あの小僧は虫の息……奴がココでくたばれば小生の邪魔をする者は居なくなるでゴザル!)」ジュルリ
「ヒイッ!?」
ノラッティ〜の意見に他の2人も便乗する。特にマルムを狙っていたプトラルは絶好のチャンスだと思い彼女を自分の子分にすると主張し、マルムの方を見ながら舌をなめずらせ、怯えさせる。
「何だってぇ? お前達の子分? 何言ってんだい! 10年早いよ」
「けどさー? 小生達もだいぶココで働いて来た身でゴザルし〜?」
「ミー達も子分が欲しい年頃ザンスよ〜?」
「お前ら……私の子分じゃ満足できないってのかい!」
「い、いやそういう訳じゃなくて……」
しかし、ノラッティ〜達の意見に食いかかるウサラパによりダメになった。
「こりゃあ! どんぐり揉めとる場合じゃないぞ……」
(ドカ──ーン!)
「な、何じゃぞい!?」
ドクターが言ってた最中、突如上に大きな穴が空いて瓦礫が降り注ぐ。
「な、何だ……?」
「今度は何なの……?」
落ちた所の砂埃が消えていき、その中から現れたのは白いコートの男と成体の姿になったゲイラーであった。
穴を開けた犯人はコイツのせいだろう。
「ゲホッゲホッ……おいゲイラー! 穴を開けろって言ったがやり過ぎだろ!? 」
『詳しく説明しなかった人間が悪い……それよりも着いたぞ』
「そりゃそうだけどよ……あーあ、コートが少し汚れちまった……お気に入りなのによぉ」
咳き込みながら男は汚れたコートを手で払いながら文句を言う。
「な、なんぞいあの恐竜は……ワシの恐竜にあんなのは居なかったぞい!?」
「何者ザンしょあの男……」
「どうみても敵じゃないっスかね……ってウサラパ様?」
「あらぁ〜イケメンじゃなぁい! 私好みの顔!」
「「「あらー!?」」」ズコ-
男の顔を見てデレデレなウサラパにドクターとノラッティ〜とエドはズッコケた。
「あー……どうなってんだこの状況……ってああ! ツバサァァ!? どうしたその姿は!?」
「ハァ……ハァ……誰……だ……?」
頭を掻きながら男は状況が分からなかったが、瀕死のツバサを見てビックリし傍へ駆け寄る。目に生気が無くなりかけているツバサは男の姿はぼんやりとしか見えてない。
「この毒は……いや、今はそれよりも此処から逃げねぇとな!」
そう言い男はコートの内ポケットに隠していたビームガンを手にしてリュウタとマルムを拘束していたアクトロイドの機能を停止させ拘束を解かせる。
「おいお前ら! 早く此処から逃げるぞ!」
「は、はい!」
ツバサを背負った男はリュウタ達に言うと知らない人だが取り敢えず助けてくれたのでリュウタ達は男について行く事にした。
「逃がさないぞい……っ! 何しとるぞい!」
ドクターはディノホルダーとケラトサウルスのカードを持ったレックスに気づくと彼の首にかけてる爪の化石を見て何か気づく。
「っ!? ソレは……」
「コレはお前達が苛めていたケラトサウルスのカードだ! 行け!」
回収していたケラトサウルスのカードをレックスはディノホルダーにスラッシュして召喚した!
「ケラトサウルス! 苛められた仕返しをしてやれ! 」
レックスの言葉にケラトサウルスは咆哮をしバカルテットの方へ走った。
「「「「ギャ──ー!?」」」」
逃げ回るバカルテットがドクターの方へやって来るとその前にいたティラノ達がドクターのアゴヒゲにしがみつく。
「「「「「ハラホロー!!?」」」」」
「「「「「ヒレハレー!!?」」」」」
ドクターとバカルテットはケラトサウルスに追いかけ回され辺りがパニック状態になった。
「やるじゃねぇか金髪君! 取り敢えず逃げるぞ!」
その光景を見て笑っていた男はリュウタ達を引き連れ、向こうのドアへと走り出した。
「ガキンチョとそのイケメンを逃がすんじゃないよ!」
ウサラパの命令に残りのアクトロイド達が追いかける。
男が先にドアを開けるとリュウタ達が入るのを待つ。3人が入ったのを確認し男も入るとドアが閉まった。
男が部屋の中にあった物でドアの前に置き侵入されるのを防ぐ。リュウタ達は男に近づき話しかけた。
「あの……助けてくれてありがとうございます」
「気にするな。自己紹介がまだだったな、俺はミ……ウィング。ただの風来坊さ。処でお前達はツバサの友達か?」
「ああ! 俺はリュウタだ、よろしく!」
「ボクはレックス、よろしくお願いします」
「アタシはマルム。ツバサの……「知ってるよ、ツバサの姉でリアスの妹だろ?」っ!? 何でお姉ちゃんの名前を……」
「おっと! それを話す前に先ずはツバサの毒を抜かないとな」
そう言いウィングは背負っていたツバサをゆっくりと降ろし横にさせた。
全身の毒は更に回っており体の色が殆ど真っ黒になっておりツバサの容態は一刻を争う状況である。
「ぐ、うう……」
「さっきより酷くなってやがる……」
「恐らくスタークがやったんだろう……アイツの毒は俺も一度経験しているからな」
「そうなんですか!?」
「だったら早くツバサを助けて! これ以上ツバサが苦しんでるのは見たくありません!」
涙目になりながらマルムはウィングに頼んだ。
その顔を見て彼は昔のリアスと面影が重なって見えると軽くため息を吐いた。
「やれやれ……ホント、泣き顔までアイツにそっくりだ……(小声)」
「ん? 今なんて言いました?」
「いや、それよりも助ける方法は一つだけある……コイツのディノホルダーは何処に?」
「それならカバンの中にあります」
「どれどれ……あったあった、ソレと俺が渡しておいたあのカードは……(ヒュン!)うおっ!?」
ウィングがカバンを弄っているとカバンの中から空色に光るカードが飛び出して来た。
カードはツバサのディノホルダーを見つけると自らスラッシュをして卵が実体化する。
「何コレ!?」
「恐竜の卵……?」
「にしてはデカ過ぎないか? 俺達ぐらいの大きさだぞこの卵?」
突如現れた小学生サイズの卵にリュウタ達は驚くと怪しみながら卵を触ってみる……すると
ピキッ!
「「「ッ!?」」」
「おっ! キタキタ!」
卵にヒビが入りリュウタ達は驚き、ウィングは待ってましたと言わんばかりのテンションが上がっていた。
卵はドンドンヒビが入っていき全体までヒビが入ると
パカッ!
「ぎゃぶぅ──!」
中から現れたのは恐竜…………の着ぐるみを着たゆるキャラらしき生き物だった。
「え?」
「恐……竜……なのか?」
「きゃあー! 可愛い〜!!」
「ってマルム!?」
ゆるキャラみたいな生き物が生まれた事にリュウタとレックスは目が点になりマルムはその可愛さに目を輝かせ近づいていく。
「……」ツンツン
「ぎゃぶっ?」フリ-ハグ
「……(だきっ)っ! ふわぁ〜柔らか〜い!」
「ぎゃぶぎゃぶ〜♪」
最初はツンツンっと触るとゆるキャラは丸っこい両手を広げた。そしてマルムは吸い込まれるかのように抱きつくと柔らかさと、とても良い触り心地に彼女はゆるキャラに癒されていた。
抱きつかれたゆるキャラは嫌がらずマルムからのハグを受け入れていた。
「初対面なのに随分と人懐っこいな……」
「なんなんだこのトカゲ?」
「トカッ!? ギャブ──!! コラー!」
「うわっ!? 怒った!?」
リュウタにトカゲと言われ、ゆるキャラはプンスカと怒った。
「もう! こんな可愛い子にトカゲなんて失礼よリュウタ! 謝りなさい!」
「ううっ……すみませんでした……」
「ぎゃぶっ!」
抱きついていたマルムも怒りリュウタに叱る。
叱られたリュウタはゆるキャラに頭を下げて謝ると鳴き声を上げながらフンスと鼻息を吐いた。
「おーい、そろそろしないとマズイぞー?」
「「「あっ……」」」
「あ、ああ……三途の川が見えてきた……」
ウィングの忠告を聞いてツバサの事を忘れていたリュウタ達は今ヤバい状況だと気づき直した。
「それじゃ頼むぞ?」
「ぎゃぶっ!」
ウィングに言われたゆるキャラは横になっているツバサに近づくとその体を起こした。
「あのーホントにコレで大丈夫なんですか……?」
「まぁ見てろって、あの毒を解毒するにはアイツが必要だから……おっ、始まるぞ?」
「? 始まるって……「キャアア!?」どうしたマルム……ってええ!?」
ウィングの言葉にレックスは疑問を感じてるとマルムが悲鳴を上げた。
レックスが前の方を見るとそこで写った光景は……
「おおおおおおおお!!!?」
(ヂュウウウウウウ!!)
ゆるキャラがツバサの首に噛みつき毒を吸い取っていた。
吸われているツバサはスゴイ顔をしながら痙攣をしているが彼の肌の色が毒によって蝕まれた黒から元の白い肌へとドンドン戻って行った!
「ツバサの肌の色がドンドン戻っていくわ!」
「いけー! 頑張れー!」
ツバサの肌色が戻っていくのをみて驚くマルムに毒を吸い取っていくゆるキャラをリュウタは応援した。
(ヂュウウウウ……キュポンッ!)
「ガラガラガラガラ……ペッ!」
毒を全て抜き取ったゆるキャラはうがいをしてから隅の方へ吐き出した。
「スゲェ……ホントに毒を抜き取った……」
「けどツバサが助かって良かった……」
「否、毒を抜いても今のツバサは生死を彷徨う状況だ……」
「そ、そんな……」
「だからコイツを使うんだ」
そう言いウィングが自分のカバンから紋章の入ってない石版と謎のデバイスだった。
「ウィングさん、コレは……」
「俺が開発した新型デバイス『バトルディノナイザー』だ。本来コイツはツバサのディノホルダーに組み込まれている石版とこの強化石版をこのデバイスに組み込ませるつもりだったがスタークの奴に邪魔されたからな……本来のやり方ではダメだ……」
「それじゃダメじゃないか!?」
「話は最後まで聞け、ここで肝心なのは別のやり方……俺がツバサの精神を繋げる、だからお前達がツバサとスカイを呼び戻せ……但し成功する可能性は10%も無い」
「10%も無い……!?」
「そんな……」
ウィングの計画を聞きリュウタとレックスは不安な顔になる……が
「……やりましょう」
「「マルム……!」」
下を向いていたマルムが手を上げてそう言った。彼女の言葉にリュウタとレックスは彼女の方へ向く。
「例えこの作戦が失敗する可能性が高くても……私はツバサが帰って来て欲しい! 一か八かやってみましょう!」
「……そうだね、こんな所で大事な仲間を失いたくない!」
「ああ! ツバサの居ないD-KIDSなんてD-KIDSじゃねぇ! 絶対に呼び戻してやろうぜ!」
「……良い仲間を持ったじゃねぇか……兄として誇らしいぜ」
「また何か言いました?」
「ん!? いや何も!! それより早く取り掛かるぞ!」
自分の独り言を聞かれそうになりウィングが焦る様に言った。
こうして作戦は開始された。ツバサは部屋の壁にもたれさせ上体が起こされた状態である。
まず最初にウィングはディノホルダーを分解していた。初めて見るのにツバサのディノホルダーを楽々と分解していく。
「ウィングさんって手先が器用ですね」
「まぁな、コレでも元科学者だしこういう機械の仕組みは一目で分かるんだよ♪ ……よし! ディノホルダーと石版の切除はコレで完了、次はバトルディノナイザーに移行しこの石版を組み込ませて……」
ディノホルダーから切除した天空の石版をバトルディノナイザーに
設置し無柄の石版を天空の石版に合わせると光出すと2つの石版は1つになり天空の紋章に太陽と月の紋章が付け足された石版となった。
「石版に太陽と月の紋章が……」
「よし、コレでバトルディノナイザーは完成だ。ここからはお前達の出番だ。コレを成功させるにはツバサとお前達の絆にかかっている……覚悟は良いか?」
「「「ああ(はい)!!」」」
ウィングの言葉にリュウタ達は覚悟を決めた表情で頷いた。
「それじゃ行くぞ……ハアアアアッ!!」
ウィングは気合を入れるように腰を深く下ろし両手に力を込めると彼の首筋に恐竜の痣が金色に輝き、目は爬虫類の様な目になり頭部は竜の角が生え竜の髭を模した髪が現れ、逆立ち出した。
「うわぁ!?」
「な、何ですかその姿……!?」
「目と髪がまるで竜みたいだわ……」
姿が変わったウィングの姿にリュウタ達は驚きを隠せなかった。
「俺の事より今はやるべき事に集中しろ! ハアアアッ!」
ウィングはリュウタ達を注意するとツバサに向かって金色のオーラを放つ。オーラがツバサに当たると彼の体は空色に光り出す。
「今だ! ツバサの手を握って強く念じろ!」
ウィングの合図にリュウタがツバサの右手を、マルムがツバサの左手を、レックスはリュウタの右手とマルムの左手を握り目を閉じて強く念じ始める
(ツバサ……早く帰って来い!)
(何時までボク達を心配させるんだツバサ! お前が死んだら皆が悲しむんだぞ!)
(お願いだから戻って来てよ! ツバサ!!)
すると石版からの声が聞こえる時と同じ様にリュウタ達の体が光出した!
「よし……! 先ずはツバサの精神世界とリンク出来たようだな……頼むぞD-KIDS!」
精神世界
「此処は……何処だ……? 俺は一体……」
ツバサは光が一つもない真っ黒な世界にただ1人立っていた。
「歩いても歩いても何も見つからない……そもそも俺は歩いてるのか……っ!」
今まで歩いていたツバサは最早歩いてる感覚すら無かった。しかし遠く先に空色に光る物が落ちているのを見かけツバサは急いで走った。
光る物に近づきツバサはソレを拾うと1枚の無柄のカードであった
「このカードは……ッ!?」
突如ツバサの脳内に衝撃が走る。
裏山に落ちた2つの光、池の中から拾った卵型カプセル、カードが小さなプテラノドンに、自分がカードとデバイスで成体のプテラノドンを召喚、その隣にトリケラトプスやカルノタウルスやパラサウロロフスが並んでいる光景……様々なビジョンがツバサの脳内に映し出された。
「…………そうだ、思い出した……俺は失ったんだ……大事な相棒を! そしてコレは消えたアイツのカード……ソレを忘れてしまうなんて俺は……! くっ……ううっ……」
大事な相棒との記憶を思い出したツバサは手にした亡き相棒……スカイのカードの亡骸を見て泣き出した。
すると彼の後ろに1つの影が現れ姿を変えていくとツバサに話しかけた
そうだ、全部お前が悪いんだよ竜野ツバサ
「誰だ……ッ!? 俺……だと……?」
ツバサが振り返ると影の正体はツバサであった。
しかしよく見ると目つきは悪く目元には隈があり髪型もポニーテールでは無く左目が隠れたウルフカットになっておりコレはもう影ツバサと言うべきだろう。
そうさ、俺はお前……竜野ツバサだ……それにしても酷い奴だよなお前?
「何だと……」
だってそうだろ? スタークの挑発にまんまと引っかかり無謀に立ち向かった結果どうなった? お前なら解るだろ?
影ツバサに言われたツバサはまた脳内にビジョンが映し出される。
今度はスタークに仲間の悪口を言われ怒った自分がやられる光景、スカイがドミナスに殺される光景、目の前でスカイが消滅した光景にツバサ全身が恐怖で震え出す。
「あ、ああ……」
つまりこうなったのは全て! お前のせいなんだよぉ! 竜野ツバサァァ!!
「あああああああああああ!!!!?」
影ツバサの言葉にツバサは人とは思えない悲鳴を上げ、頭を掻きむしって暴れだした。
アッハハハハハ!!! 無様だなぁ! 自分が生み出した悲劇のお味はどうだ!
「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!? やめてくれぇぇぇ!!」
絶望するツバサを見て影ツバサは愉悦を味わっていた。
だからな、もう楽になってしまえよ?
「ら……く……?」
そう、このままお前も死んで楽になってしまえよ? お前がこの世界に居続ければ何れは死ぬが自分から死を望めば死はスグ目の前だ……お前が死ねば相棒もキッと喜んでくれるだろう! どうだ?
「……そうだよな……俺のせいでスカイは死んだ……俺も死ねばアイツも喜んでくれる……かな……」
もちろん! 相棒もあの世でお前の死を見れば喜んで成仏してくれるさ! さぁさぁ! 死にたいと願うんだ竜野ツバサァ!
影ツバサがそう言うとツバサの前に突如骨で出来た門が現れた。扉が開くとソコには地獄の光景がツバサの生気の失った目に入ってきた。
さぁ行け……この門を潜れば全ての苦しみから解放されて楽になれる……早く死ぬのだ竜野ツバサァ……
人の姿から死神に変わっていく影ツバサに目もくれずにツバサはゆっくりと立ち上がり門の方へと歩く。
(苦しみから解放されるならもう死んだ方がマシだよな……悪いな皆、俺はスカイの為に一足先にあの世で償うよ……)
そう思いながらツバサは一歩また一歩と地獄への門へと近づく。
それを見ながらケタケタと笑う死神はツバサが地獄へ堕ちるのを楽しみにしていた。
そしてツバサが最後の一歩を踏み出そうとしたその時……
「「「ツバサ!!」」」
突然、後ろから3人の大声がツバサの耳に入り立ち止まった。それは聞き覚えのある2人の少年と1人の少女の声だ。
立ち止まったツバサはゆっくりと後ろの方を振り向く。そこに居たのは
「行くなツバサ!」
「ソイツの言葉に騙されるな!」
「お願い! 帰ってきてツバサ!!」
彼に恐竜の面白さを教えてくれた
初めは話しかけづらかったが今は親友である
彼の家族であり大切な人である姉の
ツバサの仲間達……D-KIDSがこの精神世界に居たのだ。
「リュウタ……レックスに姉ちゃんも……何で此処に居るんだよ……」
「何でって……お前を助けに来たに決まってるだろ!」
「助けに……? もうほっといてくれよ……俺の過ちでスカイは死んだ……俺も死ねばアイツも喜んでくれる……だから俺はもう死ぬべきなんだ……」
「それはツバサのせいじゃ無い! スタークのせいだ! そもそもお前が死んだ所でスカイが喜ぶわけないだ……「うるせぇ!」ッ!?」
助けに来たと言うリュウタに冷たく言い、必死に説得するレックスにツバサは怒鳴る。そしてツバサは怒りを見せながら3人に怒りの叫びを放つ。
「あの場に居なかったお前達には解らないだろうな!! お前達はガブ達を奪われただけで俺はスカイを失った! お前達はまだ取り返せば済むが俺は違う! スカイとはもう二度と会えないし触れ合えないし声も聞けない!! そんな言い訳で俺の気持ちが解るわけがな……」
パ──ン!!
ツバサに向かって走ってきたマルムの平手打ちが入りツバサは倒れ込む。
彼が言い切る寸前で平手打ちの響く音が彼の言葉を掻き消したのだ。
「…………」
「ね、姉ちゃん……(ガシッ!)ッ!?」
涙を流しながら険しい顔をみせる彼女を見たツバサは唖然としており後ろにいるリュウタとレックスもその光景を見て息を呑む。
そしてマルムは倒れ込んだツバサに跨ると彼の胸ぐらを掴み叫んだ。
「「俺の気持ちが解る訳がない」? ……ふざけんじゃないわよ!! アンタがスカイを失ってそうなってるのならあたしだってパラパラを奪われた時は悔しかった! 今日でもう二度と会えないって思ってるし今度会えたとしてもアクト団に操られてるって思うと寂しさと悔しさで涙が止まらない! リュウタやレックスだってそうよ! あの二人もガブやエースを奪われても冷静に見えると思うけど本心はあたしと一緒! 心の底では泣きたいのよ!」
涙目で言うマルムの叱咤にツバサは後ろにいるリュウタとレックスの方を見る。
そこには下唇を噛み締めて泣くのを我慢する2人の姿が見えツバサの心を震えさせた。
目から零れる涙がツバサの頬に落ちていくのを気にせずにマルムは話を続けた。
「言いたい事はまだあるわ……さっき言ってたよね? 「自分が死んだらスカイも報われる」……? そんなわけないでしょ!! スカイはね! ツバサを信じていたから死ぬ気で戦ってたのよ! それなのにツバサは自分の死で報われると思ってる……冗談じゃないわ!! そんな事してもスカイは報われないに決まってるじゃない!」
「ッ!!? ……だったらどうしたらいいんだよ! 俺が弱かったから! 俺がツバサを見殺しにしたも同然じゃないか!!」
「まだ分からないの!! 失ったものばかり言ってんじゃないわよ!」
そう言いマルムはツバサの上体を起こす。
また平手打ちをされると思ってツバサは目を閉じ痛みを堪えようとした……
しかし返ってきたのは平手打ちでは無く
「っ! ……」
「ツバサの言う通り、確かにスカイはもう居ないし会えない……だけどまだツバサには残ってるものがあるじゃない……ソレはツバサ自身から喋って欲しい……出来るよね?」
ツバサの頭を撫でながら優しい声で言うマルム。彼女の優しさに包み込まれたツバサは脳内に人物達が浮かび上がる……
残ってるもの……?
「よおツバサ! いい所に来た! 見てくれよこの化石! もしかしたら新種の恐竜のかもしれないぞ!」
剣竜さん……
「おはようツバサ……寝癖付いてるわよ」
リアス姉さん……
「おはようツバサ、今日も頑張ってるな」
「おはようツバサ、朝ごはん出来てるわよ♪」
父さん……母さん……
「ガブッ!」「ギャアウ!」「コ──ン!」
ガブ……エース……パラパラ……
「早く行こうぜツバサ!」
リュウタ……
「あんまり無茶しないでくれよツバサ?」
レックス……
「一緒に帰ろうツバサ!」
姉ちゃん……!!
現実世界
「んなが……皆がいるよ゛ぉ……!!」
目を覚ましたツバサは涙をいっぱいに溢れさせ泣きながらマルムに近づいて抱きついた。
「ごめんよぉ姉ぢゃん……! 死のうなんて俺が間違っでだぁ……!! リュ゛ウダもレッ゛グズもごめんよぉぉぉ!!!」
「もう……ちゃんと言えるじゃない……グスッ」
「たくっ……謝るのが遅せぇよ……ズビッ」
「ホントだよ……でもお帰り、ツバサ……グスッ」
抱きしめ返されながらもツバサは泣き叫びながらリュウタとレックスに謝ると2人もツバサを抱きしめた。
「やれやれ、漸く帰ってきたな……お前さんもお疲れ」
「ぎゃぶっ!」
その光景を見ていたウィングは力を使ったからか壁にも垂れながら隣にいたゆるキャラの頭を撫で労ってたその時……
ドカ──ン!!
「「「「「ッ!!?」」」」」「ギャブッ!?」
突如ドアを破壊され5人と1体は入口の方へ目を向けた。
煙の中から出てきたのは銃口から煙を出すブレードガンに息を吹き消していたスタークであった。
「迷子のガキンチョみーつけた! こんな所にいたとはねぇ……」
「スターク……!」
「おおっとコレは驚いた……まさかあの毒を解毒されてるとはなぁ」
「これも皆のお陰だ……」
復活していたツバサを見てスタークは笑いながらそう言った。
「まぁいい、どちらにせよお前達は俺が始末させてもらう……殺れドミナス!」
スタークがそう言うと、入口から成体に戻ったドミナスが飛び出してリュウタ達の方に牙を向ける……しかし
ドゴォッ!!
《ギャアッ!?》
突如横からシアンカラーのハンマーらしき物体がドミナスの横腹に一撃を与えドミナスは壁へぶつかった。
「今のは……」
「あっ! アレ!」
レックスが指さし3人は指先の方へ目を向けるとそこにはキラーディノブレードを持ち構えていたウィングと彼の隣にはシアンカラーのアンキロサウルスとグレーのパキケファロサウルスが尻尾のハンマーと鉄球を振り回していた。
「アンキロサウルスにパキケファロサウルス!?」
「アレがウィングさんの恐竜……」
「でも尻尾の先に鉄球が付いてるわよあのパキケファロサウルス……」
「ていうかあの人って……」
普通の恐竜では無い事にリュウタ達は驚いていた。因みにツバサは神社でで会った人物としか覚えてないので正体を知らない。
「おい少年達! ソレを持って早く逃げろ! お前もアイツらに付いてけ」
「ぎゃぶっ!」
ウィングに言われてゆるキャラはリュウタ達の方へ向かうと体力が回復してないツバサを背負った。
「ぬおっ!? なんだこの恐竜のゆるキャラは!? てかあの人が何で居るんだよ!? 誰か教えてくれよ!?」
「説明してる場合じゃないって! 早く逃げるぞ!」
何も知らない竜野ツバサ(11歳)の質問をスルーしてリュウタ達はその場から離れるのであった。
「随分と派手にやってくれるじゃないの?」
「黙ってろ……お前は俺の手でぶっ倒す!」
「いいだろう、6600万年ぶりの勝負と行こうじゃないか!」
こうしてウィングとスターク、アンキロサウルス&バキケファロサウルスとドミナスのバトルが始まるのであった。
一方その頃、リュウタ達を助けるべく剣竜とリアスは彼女が操縦する飛行機に乗ってアジ島へと向かっていた。
「リアス君! 島までどれぐらいだ!」
「太平洋の何処かなのは分かってるのですが妨害電波を受けてるので着くかどうか……」
「くそっ! リュウタ達がピンチだと言うのに……」
存在しない島で更に妨害電波のせいで現在も場所を特定出来ずに苦戦していた。
キュロロロロロォン!!
突如2人の乗る飛行機の隣にテンペストゲイラーが飛来した。
「うおおっ!? ってこの恐竜は……ミコト君の!」
「ゲイラー!? 何で此処に……」
『人間の命令でお前達を島まで案内しろと言われてる……私に付いて来い』
「そう……わかったわ、案内して頂戴! (やっと見つけた……見つけたらただじゃおかないわよミコト!)」
「り、リアス君? 君なんか怒ってはいないかね……「いいえ、別に?」……アッハイ(ミコト君、無事を祈っておこう)」
怒りのオーラを放つリアスに剣竜は頭を引っ込めるのであった
オリジナル日常回見たい?
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見たい
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別にいい
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そんな事よりもっとイチャつかせろ