古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】   作:アルティメットルパン三世

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古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ 幕章

Beginning of Story 2人の竜の一族の末裔

転の章


転の章

 

 現在

 

「その夜の出来事がキッカケで俺はリアスに恋をした。それから俺はラボでの仕事の他にもバイトで金を稼いで彼女の誕生日に赤い薔薇の花束とオーダーメイドで作ってもらったペアリングを渡しながらプロポーズをした。あの時はめっちゃ緊張したけど受け入れてくれたんだよなぁ……」

 

 涙を流しながらウンウンと頷くウィングと顔を赤くしながら下を向いているリアス。

 

「姉さんったら意外と大胆な事するんだな……ってどうしたんだよ姉ちゃん?」

「……あのウィングさん、話の中に出てくる弟さんの事なんですけ(ガチャッ)」

 

 気難しい顔をするマルムがウィングに弟の事を聞こうとした途端ドアが開いた。

 

「いやー遅くなってすまないミコト君! 急いでたんだが日本行きの便が少なくて困ったもんだよハハハ!」

「グッドタイミングですよブーさん。そろそろあの話をする所ですから……」

 

 入って来たのは帽子を被った黒ずくめ姿でやや肥満気味の男性で歳は40代に見える。

 男は愉快げにウィングに話しかけると彼も知り合いのように話し出す。

 

「あのー……貴方は一体」

「あ、自己紹介がまだだったね。俺は南部原 正造(なんぶばら しょうぞう)。皆には『ブーさん』と呼ばれてるがこういう者でもある」

 

 そう言い南部原は懐からFBIの証明証を取り出し皆に見せた。

 

「い、FBI!? 本物かよ!?」

「もちろん本物だよ古代リュウタ君」

「えっどうして俺の名前を……」

「皆の名も知ってるぞ、隣の金髪少年がレックス君でそのまた隣のツインテールガールがマルムちゃん、そしてそのまた隣の侍少年がマルムちゃんの弟のツバサ君……合ってるかね?」

 

 初対面なのに名前を言い当てる南部原にリュウタ達は驚いた。

 

「そして今、私の足元にいるのが君達の相棒である恐竜達だね?」

 

 そう言いながら南部原はしゃがんでガブ達と同じ目線に合わせると1匹ずつ頭を撫でていく。撫でられたガブ達は嫌がらずに受け入れていた。

 

「何でガブ達の正体を知ってるんですか……?」

「ああ誤解しないでくれ。私とミコト君達とは昔の知り合いでね、君達が隠している秘密は既に知っている。そして今日は彼に急遽呼ばれて此処に来たんだ。それでミコト君、グッドタイミングという事はそろそろあの話をする時が来たんだね……?」

 

 怪しいと感じられレックスに睨まれるも南部原は表情を変えずに立ち上がると話しだす。給湯器に近づき自分用のインスタントコーヒーを作りだしウィングに顔を向けてそう言うと先まで色恋顔になってたウィングは真面目な顔になり頷いた。

 

「そうか……ミコト君が先に言ってると思うが改めて聞かせてもらいたい、今からする話は彼とリアス君が味わった過酷な物語でもある……それでも聞くかね?」

 

 コーヒーを啜ると南部原も真面目な顔になりリュウタ達に問いかける。

 少し間が空くもリュウタ達は決心して頷いた。

 

「よし! それじゃあ話を再開しよう。ミコト君、宜しく頼むよ」

「相変わらず偉そうに言いますね……俺とリアスが結ばれてそれから1ヶ月が経った頃だ……」

 

 

 

 俺が現代に来てから7ヶ月になった頃……商店街の福引会で偶然特賞を引き当て俺とリアスは沖縄へ2泊3日の旅行に来ていた。そしてこれは恋人関係となった俺達の初の旅行でもあった。

 

 太陽の下の海で泳いだり美味いもの食ったりと2人きりの楽しい時間を過ごしていた。楽しかった時間あっという間に過ぎてしまい今は2泊目の夜を過ごしていた。

 

「いやぁー1回沖縄に来てみたいと思ってたけどまさかこんな早く来れるとは思わなかったぜ、けど明日の昼で沖縄ともお別れか……あーあ! もう一度福引で特賞当たらねぇかなー」

「もう、子供みたいな事言わないの」

「へいへい、まぁでも今度は中生さんやアンモさん……それに弟やマルム皆で来ようぜ?」

「フフッ、そうね……今度は家族で来ましょう♪」

 

 笑いながら俺達は家族でまた来ると誓うのであった……

 

 この時までは

 

 

 

 次の日の朝、俺達はチェックアウトをしてホテルから出て空港へと向かっていた。

 東京行きの便の予定時刻より少し早めに出たので余裕を持って歩いていた俺達だったが俺は後ろから誰かに後をつけられているのを感じるとリアスに小声で話しかけた。

 

「リアス、後ろから誰かに後をつけられている……」

「っ!? どうして……」

「分からない……とにかく空港まで行けば大丈夫だ。早く行こう」

「え、ええ……」

 

 後をつけられ俺達は急いで空港に向かう。しかし、空港前の大広場に来ると兵士姿の男達が俺達を囲む。

 

「なんなんだお前達は……」

「お前が知る必要は無い、大人しく我々と同行願おうか?」

「悪いが俺達は帰らないと行けないんでね……丁重にお断りする!」

 

 そう言いながら俺は土産が入った袋を前に立っている兵士にぶつけた。

 

「リアス逃げろ!」

 

 俺がそう言うとリアスは頷いて走り出す。

 

「女を逃がすな!」

「させるかよ!」

 

 走るリアスに銃口を向け発砲しようとする兵士の銃を蹴って狙いを外させ俺はそのまま兵士の顔に数発拳をくらわせ倒す。

 他の兵士も俺に襲いかかり警棒を使い攻撃をしてきたが難なく避けて返り討ちにした……が

 

「動くな! この女がどうなってもいいのか!」

 

 後ろを振り返ると隊長格の男がリアスの両腕を拘束していた。

 

「リアス!? (ビリビリビリ!)ぐうっ!? ……」ドサッ

 

 人質を取られて油断をしてしまった俺は兵士の電撃棒を受けて気絶してしまった……

 

「ミコト!」

「おっと! お前もおねんねの時間だ!」

「(ビリビリビリ!)うあっ! ……」ガクッ

 

 倒れるミコトを見ていた私も電撃棒を受けて気絶させられてしまう

 

「コチラAチーム。ターゲットを確保、連れの女も一緒に連行します……」

 

 

 

 

「連行ってどういう事ですかウィングさん!?」

「そのままの意味だよツバサ君。ミコト君とリアスちゃんを捕まえた連中の名は『SATAN』。裏社会に存在していたテロ組織で非人道的行為で人間に他の生物の遺伝子を入れて人型生体兵器を生み出して世界を支配しようとしていた連中だ……11年前にもう壊滅しているがね」

「そしてココからがショッキングな話になるから気をつけろよ……」

 

 

 

 SATANの兵士達に連行された俺は来ていた服を全て脱がされ全裸のままで両手首に鉄枷を付けられ吊された状態にされた。

 そのまま放置され暫くすると兵士達が再び入って来て最後に顔の右半分が火傷で無残になった軍服姿の男が俺の前にやって来た。

 

「初めまして竜の一族の生き残り、ミコト・ウィング君……私の名は明智秀。偉大なる組織SATANの総統である」

「……フッ! 自分で偉大なるとか言う奴って大した事ないって知らないのか? (バシッ!)グウッ!?」

「無礼者! 誰が総統に口答えしていいと言った!」

 

 後ろに立っていた兵士が鞭を使って俺の背中に叩きつけた。

 

「やめたまえ、大事な商品に傷を付けるのは」

「し、しかし総統(バァンッ!)……ゴフッ!?」ドサッ

 

 明智はなんの躊躇いもなく鞭を持っていた兵士Aの胸に銃弾を食らわせた。

 

「……お前っ! 何故殺した!」

「言う事を聞かない奴など私の部下では無い……コイツの所属してるチームの隊長は何処だ? 後で私の部屋に来いと伝えておけ」

「はっ!」

 

 光の無い瞳を見せながら明智は近くに兵士Bに伝えるとすぐ様部屋から出ていく。

 

「さて本題に入ろう。君はこの時代より遥か昔からやって来た竜の一族の生き残り……そして竜の一族には隠された力を宿していると聞いている、そこで君には我が組織の為に働いて欲しいのだ……」

「……俺を戦争の道具にするってか? お断りだね! 人の人権を考え無い偉そうな奴の言う事なんて聞く耳を持つ気は無い!」

「威勢だけは良いみたいだな……コレを見てもそんなことは言えるのか?」

 

 そう言い明智が指パッチンをするとモニターが現れる。電源が着くとそこに映っていたのは牢屋に目隠しと猿轡をされ手足を拘束されたリアスの姿だった

 

「リアス!!?」

「どうだね幼気な女子高生が惨めに拘束されている姿はぁ?」

「貴様ぁぁぁあ!!!」

「おおっとそれ以上怒らない方が君と彼女の為だ、私の命令1つで君はもちろん彼女の身にも酷い事が起きるんだからなぁ? 例えば美しい髪を丸刈りにしたり私の様に綺麗な肌を切傷や火傷を付けたり……一番いいのは彼女の純潔を君の目の前で奪ってやったりとかなぁ!」

 

 悪魔の様な笑みを浮かべながら言う明智に俺は最悪の光景を思い浮かべてしまい何も言えなくなりただ歯ぎしりをするしかなかった。

 

「グッ……グウウウウウ!!」

「ヒッヒヒヒ……ヒャハアハハハハ! そうだ! その顔が見たかったよ! 愛する人を守れない屈辱と私に対する悪意! 実にエクセレンッッッツ!!!」

 

 焼け爛れた右半分の顔を掻きむしりながら叫ぶ明智。

 

「まぁ先ずは3日位拷問を受けてもらうからね? それ迄耐えれたら彼女は解放してやるか考えてやるよ……せいぜい頑張りたまえ〜? ハーハッハッハ!」

 

 そう言いながら明智は部屋から出て行き俺は奴の後ろ姿を見ながら憎悪を燃やしていった……

 それから俺は拘束されたまま連中に鞭やメリケンサックを使って俺をサンドバッグの様な扱いをして痛ぶった。

 

「ヒヤッハァ!!」

「(ドゴォ!)ゴハァ!? オエエッ……!」

「おい何寝てんだよぉ! さっさと起きやがれサンドバッグ!」

「(ザパ──ン!)グギャアアアアア!!!?」

 

 顔から上半身まで至る所を殴られ蹴られていき3日目にはトゲ付き棍棒で叩かれ俺は叩かれる度に口から血を吐き苦しめられた……気絶したら煮えたぎる熱湯をかけられ強制的に起こされてしまいまた叩かれる……休ませてくれる事無く拷問は続いた。

 

 拷問から3日が過ぎた。

 アレだけ叩かれかけられ続けたにも関わらず俺の体は浅い傷を残したままであった……潰された臓器や爛れた火傷跡はいつの間にか消えていたのを見て俺は疑問に思っていた。

 すると部屋に明智がニコニコしながら入って来た。

 

「おやおやこれはこれは……部屋で見ていたがアレだけフルボッコにされたのに傷が治っているとは……コレも竜の一族の力が発揮しているのかな?」

「…………約束だ……リアスを解放しろ……」

 

 しかし明智から出た言葉は俺の希望を潰しに来た……

 

「はぁ? ヤダよ。てか元々解放する気無いし?」

「……なん.だと……!?」

「アレー!? 聞いてなかった? 俺は『解放してやるか考えてやるよ』って言ったんだよぉ? 最初は解放してあげようと思ってたけど〜やっぱり俺の性欲発散の為に性奴隷にする事にしましたー! パチパチパチー!」

「っ!? ……あぁぁぁけぇぇぇちぃぃぃ!! リアスに手を出してみろ! 地獄よりも最悪な目に遭わせてやる!!!」

 

 明智の言葉に怒りに怒り、血管も浮かび上がり目を血ばらせて俺は無理にでも鉄枷を引きちぎろうとするもやはり無理だった。

 

「おーおー! 良い顔だねぇ! その表情ならハリウッドで注目されそうだよ! けど残念! その程度じゃその鎖は引きちぎれないよー! さぁお前ら出番だぞー!」

 

 俺を嘲笑う明智は手を叩くと銃を持った兵士を呼ぶ。

 

「実験台に連れていきたいけどその様子じゃ無理っぽいしちょっと寝てもらうねー? はい撃って!」

 

 明智の命令で兵士達は俺に麻酔弾を撃ちまくった。

 

「ぐふっ! ガハッ!? ……ち、力が……入らない……」

 

 三日三晩寝かされず拷問を受け続けていたせいか麻酔は直ぐに効き始め俺を眠りに誘った。

 そして最後に見たのは倒れる俺を見下す明智の姿であった……

 

 次に目が覚めると俺は知らない場所に連れて来られていた……

 手足は鎖で繋がれて身動きが出来ず大の字で寝かされていると何処からか明智の声が聞こえ出した

 

《あー、あー、聞こえてるかいミコト君?》

 

 相も変わらず聞きたくないゲス野郎の声に俺は怒りを見せる

 

「此処は何処だ! 俺に何をするつもりだ!」

《今から君に洗脳を施させてもらう。三日三晩も拷問されて尚ほぼ完治している君の遺伝子は素晴らしい……実にエクセレンッツ! 君のその力で我々はこの世界の王として君臨するのだぁ!! という訳で科学者の皆さん、後はヨロシクゥ!》

 

 明智がしたであろう指パッチンの音が部屋に響くとドアから顔にメイクをした白衣の男達が俺の周りを囲んだ。

 

「ではこれより脳改造を始める……さぁミコト君、我々の素晴らしさを今から君の脳に刻み込んであげよう……」

 

 そう言い男がメスを手にしゆっくりと俺の頭に近づいてきた……

 

「や……やめろ……

 

ヤメロォォォォォ!!!? 

 

 そして俺の意識はココでブラックアウトした……

 

 ココからは私が話していくわ……

 ミコトと離れ離れにされた私は牢屋の隅で1人寂しく泣いていた……突然兵士達に捕まり手を縛られたまま牢屋の中に入れられてしまった事とモニター越しに拷問されているミコトの姿を見せられた事……

 

 苦痛にも程がある拷問を受けされられるミコトに私は三日三晩、震えながら涙を流し続けた……

 

 誘拐されてから四日目が来た。

 泣き疲れたのか眠っていた私は起きるとモニターには何も映ってはいなかった。

 ミコトの身に何かあったのか頭の中が不安でいっぱいになっていると牢屋に繋がってる部屋のドアが開くと2人の兵士が入って来た

 

「喜べ、お前は今日から総統の性奴隷として働く事になった。さぁ来い!」

「嫌あっ!!」

 

 前にいた兵士が私の手首を掴み無理矢理連れて行こうとした。

 悲鳴を上げながら私は抵抗するも相手は大人、力の差に私は引っ張られてしまい牢屋から出されそうになったその時だった……

 

 ドゴオッ! 

 

「グフォ!?」ドサッ

 

 後ろにいたもう1人の兵士が突然、私を連れて行こうとする仲間を殴った。

 殴られた兵士は右頬を晴れ上がらせて壁に激突しそのまま気絶したのを確認し殴った兵士は私の方へ来ると両手を縛っていた縄をナイフで切った。

 

「安心しろ、私は味方だ。君と彼氏さんをこんな目に遭わせてすまない……」

「貴方は一体……奴らの仲間じゃないの?」

「私の名は南部原、私はSATANに潜入していたFBIの者だ。奴らの世界征服を阻止する為に兵士のフリをしていた……これ以上君達の様な被害者を出さない為にもね……兎に角今はこの場から離れよう。付いてきてくれ」

 

 この時に私を助けてくれたのが南部原さんだった。SATANの計画を阻止する為に潜入していた彼は私を助けてくれた。

 

 その後は南部原さんと共にミコトを探していたが彼の姿は何処にも無かった……すると突然、警報がアジト内全域に鳴り始めた。

 

《捕まえていた女が裏切り者の兵士と共に脱走した! 兵士は見つけ次第始末し女は取り抑えろ!》

「もうバレてしまったか……逃げるぞ!」

 

 南部原さんは私を背負うと全速力で走り出した。

 

「は、速いですね……」

「コレでも鍛えてるもんでね!」

 

 チーターの如く走る南部原さんに私は驚かされた。

 そして気がつくとアジトの入口まで近づいていた……が

 

 バババババッ!! 

 

「ッ!」

 

 マシンガンの音が響き南部原さんが急ブレーキをかける。

 目の前には大勢の兵士達と右半分が焼け爛れた男が私達に立ち塞がっていた。

 

「まさかFBIの犬が我々に潜り込んでいたとはねぇ……全ッッッ然エクセレンッツ! じゃねぇなぁ!! くそがァ!」

「悪いがお前達の計画は既にFBIに通達済みだ! 時期に此処は我々の仲間がやって来る、速やかに降伏しろSATAN総統……明智秀!」

 

 私の前に立ちながら南部原さんはライフル銃を構えて叫んだ。

 しかし明智は不敵な笑みを浮かべると笑い始めた……

 

「クッ……ククク……ハハハハハハハ!!」

「っ!? 何が可笑しい……!」

「一足遅かったなぁ? 先程我々の最強の生体兵器が出来上がったんだよぉ! 丁度いいや、今からお前で実験をしてやる! 被検体666号を連れて来い!」

 

 明智がそう言い2人の兵士が鎖を引っ張ってやって来た。

 他の兵士達が道を開けていき鎖の先の人物を目撃した時、私は絶句した……それは

 

 竜に似た異形の姿となったミコトだった……

 肌は竜の鱗で黒くなり爬虫類みたいな目がギョロギョロと動き回り口からは唾液がダラダラと垂れ流している。

 額の真ん中に禍々しい竜の一本角、黒く短かった髪は白く床に着く程伸びていた。

 

 愛しい人である彼の変わり果てた姿に私は膝をつき涙を流した。

 

「そ……そんな……ミコト……ミコトが……」

「……なんて事だ……彼がリアスちゃんの……明智ぃ! 彼に何をしたぁ!!」

「何をしたって? ……彼を本当の姿に戻してやっただけさ! 君は知らないがコイツは人類が生まれた前に存在していた人と竜のハーフなのだよ! コイツの力を利用する為に私達が力を取り戻させる為に手伝ってあげたんだよ! さぁミコト君……我々の野望の為に働いて貰うよ……出て来いスターク!」

 

 明智が叫ぶと彼の体から黒いコブラの様な煙がミコトに取り憑いた。

 

「グッ!? グギィ!? ガアアアアアアアッ!!?」

 

 取り憑かれたミコトは苦痛のせいか両手で頭を抑えだしもがき苦しみだした

 

「ミコト!」

「待つんだリアスちゃん! 今の彼に近づいてはダメだ!」

「嫌よ! ミコトが苦しんでるのに黙って見てる訳にはいかない! 離して!」

 

 危険を察した南部原さんが近づこうとした私の肩を抑えた。

 

「ギャアアアアア!!? ガッ!? アアアぁ…………」

 

 暴れていたミコトが急に動きを止めた。暫く間が空いたがやがてミコトが起き上がったのだが私は彼が別人に見えた……その理由は

 

『あーううん……漸くか……御協力感謝するぜ明智の旦那ぁ?』

 

 喉を押えながらミコトの姿をした何かがそう言った。

 

「ミコトじゃない……貴方は誰なの……!?」

『これはこれはお初にかかる、俺の名は地球外生命体……名乗るとしたらスタークだ。今は体を失っていてな? コイツの体に乗っ取ったという訳さ……』

「体をって……彼はどうしたのよ!」

『残念ながら今のコイツはSATANによる洗脳で憎しみと憎悪だけを増幅するだけの怪物だ。……さぁミコトよ、お前の竜の一族の力をォ! 俺の体を復元するための憎しみと憎悪を増幅させるのだぁ!』

 

 スタークがそう言うとミコトは目を血走った目を私達に向け叫んだ

 

「ガアアアアアアッ!! 殺す……全てをォォ!!」

 

 両手の爪を鋭く光らせたミコトが私と南部原さんに向けられる。

 

「なんという事だ……一体どうすれば!?」

「ミコト…………ミコトォォォォ!!」

 

 この時、私は1つの決意をした……何がなんでも彼を取り戻すと

 

 

 ED『My dream』(竜野リアスVer)

 





「壊してやる…この世の全てをぉ…!!」

スタークに操られ禍々しい竜人となり暴走するミコト…

「目を覚ましてミコト!そんな奴の言う事に惑わされないで!」

暴走する彼を救うべく命をかけるリアス、彼の暴走を止める事は出来るのか……

『そんな女の言葉に惑わされるなぁ!』
「こうなってしまったのは6600万年前、お前を倒せなかった俺の責任でもある………だから今ここでお前をぶっ潰す!!」
『貴様如きではこの俺を倒す事など不可能だ…!』
「それでもやってやるさ……この身と魂が朽ち果てようとも!」

ボロボロになりながらも竜人の姿となったミコトはスタークに決着を着ける為に戦いに挑む!

次回、結の章『6600万年前の因縁、そして別れの時…』


「こうなってしまった以上は近くには居られない…サヨナラだ、リアス…」

ベッドで静かに眠るリアスを見届けたミコトはペンダントを置いて姿を消した…


「お前は俺の弟だ…ツバサ・ウィング…」

「俺が……ウィングさんの弟…だと…!?」

そして物語のラスト、ミコトはツバサに秘密を打ち明ける…

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