古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】 作:アルティメットルパン三世
その日の夜。ツバサやリュウタ達が住む三畳市、その裏山の頂上にある古代恐竜研究所。
剣竜はリュウタ達が持っていた石版を借りて何かのデバイスらしきものを製作していた。
「リアス君、翻訳機は出来そうか?」
「ええ。石版に取り付けられたチップの機能を翻訳する装置は出来そうです」
彼女は『竜野リアス』。Dラボの研究員でマルムとツバサの姉である。
「でも本当に石版に恐竜のマインドがあってチップがそれを読み取るものなんでしょうか?」
「この石版は6500万年前ー恐竜が絶滅した頃に出来た物と推定される……それが何か念のようなものを発しているも分析から確かだ。恐らく絶滅した恐竜のマインドが凝縮されて石版になり念を発していると考えられる。チップはそれを読み取る物だろう……誰が作ったのかは知らんが恐竜をカード化させるシステムもそのチップに組み込まれてるに違い無い!!! …………ってリアス君? 聞いてなかったの?」
剣竜の熱狂な説明を軽くスルーするリアスであった。
翌日
ガブとスカイを連れて海沿いの公園にやって来たツバサとリュウタ達。そして今はリュウタがフリスビーを投げそれをガブがキャッチして遊んでいた。
「よーし良いぞガブ!」
「ガブガブ♪」
「ホント犬みたい」
「ガブはリュウタの事を本当の親だと思ってるらしいよ?」
「リュウタを最初に見たから?」
「ああ、けどガブとスカイのカードを使えるのは2人がそれぞれ持つ石版だけだろ? 僕達のは一体なんだったんだ……?」
「そういやそうね。アタシ達が拾った石版にはカードが無かったし……」
「僕の予想なんだけどカードはまだ他にもあると思っているんだ。ガブとスカイと石版の紋章は一緒だったろ? 僕達の石版には違う紋章があった」
「あっそっか! アタシ達の石版と同じ紋章のカードがある筈だわ!」
リュウタとガブが遊んでいるのを見守っているマルムとレックスは何故自分達は石版だけなのか話していた。
一方ツバサとスカイは両者(片方は恐竜だが)睨み合っておりツバサの手には魚の形のクッキーが数個握られている。
「…………はあっ!」
「ッ! (クワッ!)キュアッ!」(パクッ!)
ツバサがクッキーの1つを高く投げるとスカイが翼を羽ばたかせて飛び、クッキーを口に入れる。
「よっ! ほっ! はい!」
「キュア! キュ! キュウゥ!」(パクッ! パクッ! パクッ!)
今度は3個連続で投げたがスカイはすぐ様標的にして器用に口に入れていく。
「ラストだ! 来いスカイ!」
「キュウウウウウアッ!!」(パクッ!)
ツバサがクッキーを手に置きスカイを呼ぶ。呼ばれたスカイはツバサ目掛けて急降下しそして寸止めで止まるとクッキーを口に入れた
「よぉぉぉし!! ヨーシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシ偉いぞスカイお利口さんだなぁ?」
クッキー5個をほうばるスカイをめちゃくちゃ撫で回すツバサ。
「あっちもイイ感じね」
「息もピッタリだし良いコンビになりそうだな」
ツバサとスカイを見ていたマルムとレックスはそう言った時だ
「なんだあれ?」
「ほらあそこ、なにか動いてる。結構デカイぞ?」
海沿いの道で何か騒いでるのに気づいた2人は行ってると海から何かがやってくるのを目撃した
「っ! 来る!」
コチラに上がってくるのを察したレックスはそう言った。
「どうした!?」
「ツバサ! リュウタ! アレ!」
ガブ達と遊んでいたリュウタとツバサが駆けつけるとマルムが海の方に指さした。
そして海面からティラノサウルスが姿を現した!
ギャオオオオオオン!!
「何でティラノサウルスが!?」
「すっげー! 本物のティラノだ!」
「感心してる場合じゃないわよ!?」
「早く逃げるぞ!」
ティラノが現れた事に驚くレックス。ティラノに目を輝かせるリュウタにマルムがツッコみ逃げると言うツバサ。
急いで走るもティラノは4人と2匹をターゲットにしているのか追いかけるのを止めない。
「ヤバい! 追いかけてくる!」
「バラバラに別れよう!」
レックスは左、ツバサとリュウタは真ん中、マルムは右の方に別れて逃げるもティラノがターゲットにしたのはガブを抱えて逃げてたリュウタとスカイを抱えて逃げてたツバサだった。
「おおっ! アレはTレックス!?」
「父さん!」「剣竜さん!? どうして此処に!」
「リュウタ、ツバサ君、ココは私に任せろ!」
2人が逃げた先には棒状の装置を持っていた剣竜だった。
武器らしき物を持っている剣竜は2人にそう言うとティラノに向かって走り出した。
「ティラノサウルス! 此処で会ったが6500万年目! 大人しくお縄につけい! そおりゃああ!」
そう言い剣竜は手にしていた物に付いてるスイッチを押すと大きな虫あみになりティラノの口に被せる
ギャオオオオオオン!!
ビリィ!!
わかってはいたがその程度でティラノは捕まれません。
「しまった!? うわああっ!!?」
食われるかと思った剣竜は頭をしゃがませたがティラノは彼を無視して2人に向かって歩き出す。
「おいおいこれって完全に……」
「俺達を狙ってるのか……うわあああ!!?」
悲鳴をあげながら2人は近くにあった店の小屋に入った。
ティラノは小屋に近づき少し睨むとそのまま頭突きで小屋を破壊した。
「ひえええ!? 優しく殺してぇぇ! キルミーイズソフトニー!?」
「お、俺達を食っても腹壊すぞ!? やめろ、やめろぉ!?」
2人が命乞いをしたその時、彼らに抱えられてたガブとスカイがティラノに向かっていった!
「ガブ!?」
「スカイ!」
ガブはティラノの鼻に噛みつきスカイは頭を嘴で連続で突くもティラノにはダメージが無くそのまま顔を揺らして2体を振り払った。
吹き飛ばされたガブとスカイはそのまま落下し木にぶつかった。
「ガブ! 逃げろ!」
「スカイも早く逃げるんだ!」
ティラノが2体に向かって歩く。リュウタとツバサが逃げろと言うが先程の衝撃で動けない様子であった。
「あれじゃ食われちまう!?」
「…………こうなったら俺が!」
ツバサが手提げのバッグから木刀を取り出そうとした……
「リュウタ! ツバサ君! コレを使え!」
剣竜がカバンからデバイスらしき物を2人に投げ、2人はそれをキャッチした。
「何だ? ゲーム機かコレ?」
「お前達の石版の機能を使いやすくした装置だ! それを使ってガブとスカイを大きくしろ! マニュアルはコレだ!」
そう言い剣竜は六法全書並に分厚いマニュアルを投げたが2人の近くに落ちてしまった。
「そんなの読んでる暇無いよ!?」
「悪いけど俺はマニュアルは読まない派だから!」
マニュアルを放ってデバイスを弄るリュウタとツバサ。
ティラノが口を開けてガブとスカイを食おうとしたがギリギリでカードの状態に戻せた。
「リュウタ! 真ん中の部分に読み取る箇所があるからやり方は石板の時と一緒だ!」
「わかった! いくぜツバサ!」
ツバサとリュウタはデバイスの読み取り部分にスカイとガブのカードをスライドさせスキャンした!
ツバサのデバイスの液晶画面には翼のエンブレム、リュウタのデバイスの液晶画面には雷のエンブレムが映される。
そしてシルエット姿のスカイとガブが手足から少しずつ変化していき本来の姿であるプテラノドンとトリケラトプスとなった!
すると空や木の色が変色し、周りの空間が違う様になっている。
「どうなってんだよコレ……」
「恐らく時空が歪んだのだ」
不気味に言うツバサに剣竜がそう答えた。
「死ぬとこだったわ……」
「助かったザンス……」
その頃、ティラノが上陸する前に乗っていた小型潜水艦が輸送船の激突でぶっ壊れたので自力で泳いで来たウサラパ達。
恐竜達のバトルが始まった。ガブは頭部の角を駆使してティラノに突撃し攻撃していくがティラノも負けじと応戦。
ティラノの尻尾による攻撃で吹っ飛ばされるガブ。追い討ちで首に噛みつこうとするティラノに空からスカイが奇襲をしかけティラノの顔を足の爪で引っ掻いたり嘴を使い連続突きを食らわせる。
怒りを表したティラノはスカイの足を噛みつくと首を回すようにスカイを振り回すとそのまま地面に叩きつけた!
今度は標的をガブにしたティラノはガブの角に噛みつき投げ飛ばす。
「ガブ!?」
「ダメだ……やっぱりトリケラトプスがティラノサウルスに勝てるわけない……」
「そんなぁ!?」
「このままだとガブとスカイが……一体どうすれば!」
苦戦するガブとスカイにリュウタ達はにが虫を噛んだ様な気持ちになっていた。しかも2人の持つデバイスの液晶画面も赤く点滅し始める。
ティラノの連続蹴りをくらうガブ、叩きつけられたダメージでフラフラになっているスカイ。まさに絶体絶命の状況である。
「くそ! 何とかならないのかよ! ……ってコレは」
何とかしようとデバイスを弄るリュウタとツバサ。とその時、デバイスからあの時のもう1枚のカードが出てきた。
「そのカードは無くすと困るからしまえるようにしておいたのだが……」
デバイスにはカードを収納する機能がある事を剣竜が言った。
「リュウタ、コレってもしかして……」
「ああ、一か八かやってみるしかねぇ!」
そう言うと2人は先程の様にもう1枚のカードをデバイスにスキャンさせた。
するとガブとスカイの体が光出しティラノは眩しさで後退する。先程瀕死だったスカイも少し回復しガブの隣に立つ。
空に雷雲が現れ、落雷がガブに直撃するとガブは全身に電撃が纏ったかの様にビリビリと電流が迸る。
続いて強風が吹き荒れ、風がスカイを覆うのであった。
先行でスカイがティラノに目がけて低空飛行するとティラノの円の中心にしてその周りをスカイが高速で回りだと段々竜巻となる。
スカイの必殺技『トルネードタイフーン』がティラノを空高く飛ばした!
キュュアアアアン!!
グオオオオオオン!!
スカイの咆哮に応えるかのようにガブが雷が蓄電された角を落ちてくるティラノに向けて走り出し『エレクトリックチャージ』をくらわせた!
雷の一撃をくらったティラノは自身が上陸した場所まで吹き飛ばされると気を失いカードに戻った。
歪んでた周りの空間が元の状態に戻りガブとスカイも力を使い果たしたのかカードに戻った。
「ガブ!」「スカイ!」
「死んじゃったの……?」
「まさか……」
ガブとスカイのカードを回収したリュウタとツバサ。
死んでしまったのかと心配するマルムに否定するレックス。
心配しながらもカードをデバイスのスキャン部分に右からスキャンするとカードからガブとスカイに変わった。
「ガブ?」
「キュアッ?」
「大丈夫か……痛ててっ」
「怪我も無いみたいだし何よりだ」
相変わらずリュウタの鼻を甘噛みするガブとツバサの頭に乗り瞑想を始めるスカイ。
「よかった……」
「そういえばティラノサウルスもカードに戻ってたけど……」
ガブとスカイが無事で安心するマルム。
そしてティラノがカードに戻る所を見ていたレックスがそう言い落ちた方は顔を向けるとティラノのカードを回収したウサラパ達がいた。
「アンタ達よくもやってくれたわね!」
「誰だお前たち?」
リュウタに聞かれて普通に名乗り出すウサラパ達。
「アタシ達は!」「泣く子も黙る!」「秘密結社アクト団の!」
「ウサラパよぉ〜ん♥」
「ノラッティ〜ザンス!」
「エドっス」
3人の自己紹介を聞いてリュウタ達は目を点にして言った。
「泣く子も黙る?」
「秘密結社?」
「アクト団?」
「誰も泣いて無くない? てか秘密結社ってまだ厨二病を患ってるのかオバさん達w」
マルム、レックス、リュウタが棒読みで言いツバサがディスりながら言い返した。
「おっ!? オバ……!! フ、フン! 今日は自己紹介だけで勘弁しといてあげるわ! 今度あったら必ず泣かせてあげるから覚えてなさい!!」
ウサラパがそう言うと彼女を筆頭に3人はスタコラサッサと逃げるのであった。
「なんだアイツら……」
「変なオバさん……」
「なんですって!? さっきのガキンチョに続けてオバサンって言ったわね!! アタシはね! 18よ18!!」
「それは無理っスよ……」
「19よおぉぉ……! 」
マルムにもオバさんと呼ばれたウサラパはブチギレ文句を言い散らすもノラッティ〜とエドに抑えられて退散させられた。
その後、入れ替わるかのように剣竜がリュウタ達にやって来た。
「父さんコレは?」
「翻訳機だ」
「翻訳機? 何を翻訳するんです?」
リュウタはデバイスの事を聞くと剣竜は翻訳機と答える。
「石板が伝えたがっている恐竜の心だ」
「心?」
「そうだ。レックスとマルムちゃんにもコレを……」
そう言い剣竜は先程のデバイスを2人に渡した。
すると先日の朝と同じ様に4人の体がまた光出し、彼らに謎の声が聞こえた。
「助けて……私たちを……」
次回へ続く!!
ED『恐竜マッスル』(古代王者恐竜キングDキッズアドベンチャー第1EDテーマ)
次回予告
次ーーー回!第2話!
レックスの義父であるオーエン博士が2枚の恐竜カードを発見した!
更にエジプトでは別の恐竜が現れるしディノホルダーには瞬間移動が出来るとかメッチャヤベー!!
行けDキッズよ!相棒の恐竜と共に悪いアクト団をやっつけるのだーー!!
次回、『レックスとマルムの相棒!エースとパラパラ』揃うぜ!!
(予告の元ネタ:獣電戦隊キョウリュウジャー)
オリジナル日常回見たい?
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見たい
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別にいい
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そんな事よりもっとイチャつかせろ