古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】   作:アルティメットルパン三世

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ツバサ「俺の名は竜野ツバサ、竜野家の末っ子であり竜の一族の生き残りだ。」
「ローマに現れたパキケファロサウルスを追ってやって来た俺達の前にアクト団のボスであるドクターソーノイダがバカルテットと共に来ていた。」
「今回のパキケファロサウルスは奴が強化改造したシークレット恐竜でありその強さはガブ達はもちろんでアクト団のティラノやスピノに勝る程だった…」
「それだけではなく突如空に穴が空いて中から恐竜らしき怪物が現れたが俺とミコト兄さんで倒す事に成功しパキケファロサウルスのカードもリュウタがゲットした!」
「一方スタークはプトラルを利用して何かを企んでいる事を俺達はまだ知らなかった……」


OP『小さな僕らの大きなハート』


第15話 燃えろ!恐魔獣温泉地獄!!
Aパート


 

 研修施設

 

 ディメンションがモニターでベロクロサウルスの戦闘映像を見ていた。暫くしてスカイ(SC)のサンシャインバーニングバスターをくらい爆散したのを見て映像を切った。

 

「ベロクロサウルスが殺られたか……まぁいい、奴はほんの小手調べ……ここからが本番だ! 行け! 一角恐魔獣バキシサウルス! 竜野ツバサとその仲間の息の根を止めてくるのだ!!」

 

 ギュアアアンッ!! 

 

 頭に一本の角にエメラルドグリーンの目、草食恐竜の口を持ちイモムシの様なブヨブヨとした青い体とオレンジの背中が特徴の恐魔獣第2号『一角恐魔獣バキシサウルス』が転送された。

 

 そして、別の部屋では全身キズだらけで血を流しながら立ち上がるプトラルが大剣を構え、彼を見下している体長15mのキメラみたいな恐竜が立っていた。

 

 その怪物の名は『暴君ブラッド恐竜 タイラント』。スタークが四天王の生み出した改造恐竜や地球外の生物の遺伝子を組み込ませた現時点の最高傑作である。

 

 荒い息を吐くプトラルにタイラントは左手の棘付き鉄球の先端に付いてるアンカーを発射

 

「くそっ!」

 

 間一髪で避けた……しかし

 

 ゴオオオオッ!! 

 

「なっ!?」

 

 タイラントは口から火炎放射を吐きプトラルを火の海に包み込む。

 

「ガアアアアアアア!!!?」

 

 プシュウウウ!! 

 

 火だるまになったプトラルは悲鳴を上げながらもがき苦しむが突如消火器の煙が彼の体に吹きかけられ消火される。

 上にある管制室でスタークがプトラルとタイラントのバトルを見ており消火させたのも彼である。

 

 スタークがスピーカーをonにして膝を着いて息を荒らげるプトラルに話しかける。

 

《おいおい、お前の実力はそんなものか?》

「うるせぇ! お前は黙って見てろ!!」

《おお怖wま、せいぜいソイツに認められるまで頑張りな》

 

 逆ギレするプトラルにスタークは笑いながらスピーカーをOffにした。

 

「(俺は必ず竜野ツバサをブチ殺す……その為にもこんな奴に殺されてたまるか!)……テメェも何見下してんだゴラァ……何時までもそんな態度でいられると思ってんじゃねぇぞ!!」

 

 上から目線で嘲笑うかのような鳴き声を出すタイラントにプトラルは大剣を手にして走り出した! 

 

 

 

 一方、日本にある某温泉街。

 

『白阿木の釜』と呼ばれる小さな温泉で1人の男性が売り物の温泉卵を作っていた。

 

「そろそろよかんべぇ〜よっこらせっと」

 

 男性は竿を上げて玉子が入った籠を温泉から上げた。籠の中には温泉卵となった玉子が大量に入っているがその中に一つだけデカい玉子があった。

 

「んん? ……おお!? だ、誰だこんな所にダチョウの卵を入れたのは! こんなもの商売になんねぇ!」

 

 男性はそう言うとデカい玉子を手に取った。しかし温泉に入れていたので触ると当然熱い。

 

「うわっ! あっちち!?」

 

 男性が慌ててその玉子を後ろに放り投げてしまった。

 宙を舞う玉子は近くの岩に激突しバウンドするとそのまた近くの焚き火の中に入った。

 すると玉子が割れて中から恐竜カードが出てきた。デカい玉子の正体は卵型カプセルだったのだ。

 

 恐竜カードの属性が火だったのでカードはそのまま実体化してしまい『アクロカントサウルス』が現れた。実体化したアクロカントサウルスはそのままどこかへ行ってしまった。

 

「ん? まーた地震かぁ?」

 

 ズシンズシンと足音が響く中、男性はそう言いながら新しい温泉卵を作るのであった。

 

 

 第15話 燃えよ! 恐魔獣温泉地獄!! 

 

 アクロカントサウルスが現れる数分前、リュウタ達は温泉街にあるホテルに来ていた。

 

「すっげぇいい景色!!」

「正面に見えるのがデボン島だね」

 

 ホテルの宿泊部屋から見える景色に喜ぶリュウタ達。正面にはこの街の名所であるデボン島が見える。

 

「山から煙が割れて上がってるけど……」

「デボン山は活火山なんだ。近頃は頻繁に地震が起きているそうだから事によると噴火が近いかも知れないな」

「「「ええっ!?」」」「ホント!?」

「まぁ近くかもしれないが……」

 

 剣竜の確信の無い話にリュウタ達4人はズッコケる。

 

「どっちだよ父さん……」

「えーっと……前回の噴火が1950年で次の噴火が起きる確率は……」

「博士、旅行中は研究をお休みするんじゃ……?」

「え? ああそうだった! 今回の我々Dラボ温泉旅行の目的は日頃疲れた体をリフレッシュする事にある!」

 

 そう。今回リュウタ達は骨休めとして温泉旅行に来ているのだ。

 D-KIDSのメンバーと剣竜は普段着だがリアスとミコトは私服姿である。

 

「恐竜や学問に関する事は全部忘れて思っきりハネを伸ばす! これも次なる研究への大事なステップなのだ!」

「「その通り!!」」

 

 剣竜が言い終わるとリアスとミコトが拍手しながら言った。

 

「と、言うわけでこれから旅の間は恐竜に関する発言は一切禁止する!」

「ええっ!? じゃあ『恐竜』って言葉も言っちゃいけないの?」

「あっ! 今言ったぞ? 罰ゲームだ!」

 

 すると剣竜は水性の黒ペンでリュウタの左目辺りに〇を描いた。

 

「ゲエッ!? うっそ〜……」

「ダッハハハ!! 似合ってるぞ〜リュウタww」

「うっせぇ!!」

 

 ツボに入ったのかツバサはリュウタの顔を見てゲラ笑いした。

 

「フッ、見ろよ『エース』? リュウタのあの顔」

「おっと! その名前もアウトだ!」

「えっ!?」

 

 相棒の恐竜の名前を言った事で剣竜はレックスの右頬に×を描いた。

 

「ダァ──ッハッハッハ!! れ、レックスwwお前もかよww」

「わ、笑うなー!!」

 

 レックスの顔を見てまたゲラ笑いを起こすツバサにレックスは怒って追いかけた。

 

「名前もダメなの? 『チビ恐竜』だから?」

「フッ……」

「ああっ!?」

 

 マルムも言ってしまい今度は彼女の口周りに〇を描いた剣竜。

 

「うう〜! ///」

「プ、ププッ、ね、姉ちゃん、描かれた〇がヒゲみたい……ダッハハハ!!! wwwダメだ! 我慢出来ねぇ!! ww「ツバサ?」すみませんでした」

 

 ゲラ笑いするツバサをマルムは鶴の一声を聞かせて土下座させた。

 

「アッハハハ! 言ってやんの『恐竜』って!!」

 

 リュウタがまた言ったので今度は右頬に三本線を描かれ……

 

「『ガブ』?」

「ええっ!? 『ガブ』も? ……うわぁ!?」

 

 鳴き声だけでもNGなのかガブも顔に落書きをされ名前を言ったリュウタは左頬に三本線を描かれ猫のヒゲみたいになった。

 

「うわぁ!?」

「ひゃあ!?」

「ギャブーッ!?」

「博士ひどい〜!」

「ウワアアアア!!? (0M0;)」

 

 暫く罰ゲームが続き、終わる頃にはリュウタ達の顔は落書きだらけになっておりしかめっ面になっていた。もちろんチビ恐竜5匹とギャブちゃんもだ

 

「ギャハハハハハ!!! wwみ、皆wwひっでぇ有様wwだ、ダメだww笑い過ぎてい、息が出来ねぇww」

 

 現時点で生き残ってるツバサは5人の顔を見て指をさしながら笑い転げて楽しんでいた。

 

「ツバサは良く我慢出来るわね……」

「ひぃ……ひぃ……そりゃあそうだろ、なんたって『恐竜』とか『スカイ』の名前とか言わなきゃ楽勝よ!! …………あっ!? (白目)」

 

 ドヤ顔で威張るも最後の最後で言ってしまったツバサは気づくにも時既に遅し。ドス黒い気配を感じて後ろを振り返ると

 

「ニヒヒッ……」

「フフッ……」

「「ウフフフ……」」

「あーあ、言っちゃったなぁ?」

「さぁツバサ……罰ゲームだ!!」

 

 黒い笑みをしながら水性ペンを手に持ったリュウタ、レックス、マルムとリアス、ミコト、そして剣竜はゆっくりとツバサに迫った。

 やがて壁の隅に追い込まれたツバサは……

 

「お、俺の……

 

 

 

オレのそばに近寄るな──ーッ!!!! 

 

 元イタリアギャングのボスの様に叫ぶのであった。

 

 

「「「「アーハッハハハハハ!!!」」」」

 

 ツバサの顔をを見てリュウタ達は大笑いした。(レックスとリアスは顔を逸らして笑いを堪えている)

 その理由は今のツバサの顔は『あしゅら男爵』みたいに右半分が女みたいに描かれ(描き手:マルム、リアス)左半分が厳つい顔の男みたいに太眉とシワ(描き手:リュウタ、レックス、ミコト、剣竜)を描かれたのだ。

 

「くぅぅぅ! 最後の最後でやらかした!」

「ハッハッハ! 油断大敵ってやつだな! それじゃあゲームはこの位にして……温泉に浸かっておいで!」

「「「やったー!!」」」

 

 罰ゲームの時間が終わり喜ぶリュウタ達は早速温泉へと向かおうとする。

 

「おっと、その前に貴重品は金庫に預けておこう」

「「「「はーい!」」」」

 

 リュウタ達は各自のディノホルダー、ツバサはバトルディノナイザー、大人組はそれぞれの貴重品を金庫に入れた。

 

「そういや今日は兄さんディノブレード持って来てないんだ」

「当たり前だろ? あれはアレで刃物だし持って来たら面倒な事になる。だから今回恐竜が出ても協力出来ないから甘えるなよ?」

「アッハハハそんなまさか〜」

 

 今回ミコトは自身の武器兼デバイスであるキラーディノブレードはDラボの自室で眠っている。

 軽い気持ちでツバサがそう言ったが後にそれはフラグになる事を誰も知らない。

 と、そうしてる内に剣竜は金庫に鍵を掛けた。

 

「よし! これで安心だ」

「「よっしゃあ! お風呂だお風呂だー!」」

「リュウタは兎も角、義兄さんもはしゃいでる……」

 

 ミコトがはしゃぐのを見て苦笑いするマルム。

 

「初めての温泉だから張り切ってるのよ。因みに知ってるかしらマルム? この旅館の温泉って夜の時間になると……(ごにょごにょ)」

「……ホントなのお姉ちゃん?」

「ええ。事前にネットで調べておいたから間違いないわ」

 

「「…………うふふっ///」」

 

 頬を赤く染めながらマルムとリアスは夜が待ち遠しいと思った。

 

「さーてと俺も思いっきり温泉三昧を楽しんでその後は……ポリネシアンショーで盛り上がるぞ〜! チッキチキチ〜!!」

 

 ダンスをしながら剣竜も皆の後を追った。

 

 

 ピロン! ピロン! 

 

 ディノサーチが反応してる事も知らずに……

 

 

 男湯ではリュウタ、レックス、ツバサ、ミコトが並んで温泉に浸かっていた。その近くではガブ、エース、スカイ、ゲイラーも浸かっている。

 

「ひゃあ〜気持ちぃ〜」

「目の前が海だし最高だな〜」

「家の風呂も良いけどやっぱり温泉は格別だ〜」

「因みにここの温泉の効能は肩こり腰痛etcと効くらしいから思う存分満喫しておかねぇとな〜」

 

 気持ち良さそうな表情でリュウタ達は会話をしていた。

 

『やれやれ、なぜ私がこんな熱い水に浸からなければならないのだ……』

「そう言いながらゲイラーも満喫してんじゃん、頭にタオルなんか乗っけてさ?」

『……やかましい』

 

 文句を言いながらも気持ち良さそうな顔で温泉を満喫してるゲイラーであった。

 4人と4匹が満喫してる中、奥の方では何故かアクト団のノラッティ〜とエドも温泉に浸かっていた。

 

「あ〜気持ちいいザンス〜」

「でも俺達こんな所でまったりしてていいんスかねぇ〜?」

「構わないザンスよ、だってミー達を追い出したのはドクターなんザンスから〜」

 

 何故2人が温泉に居るのかというと……

 

 アジ島

 

「あーホレホレ! お前ら研究の邪魔ぞい! 大事な研究に集中出来んじゃないか! 出ていくぞい! ホレホレ!」

「「「え──!?」」」

 

 溶接をする時のマスクを頭に上げているドクターソーノイダが何らかの装置を製作しておりその場に居た三馬鹿は追い出されたという事である。

 

 

「確かに、ドクターは何の研究をしてるんスかねぇ〜後プトラルもローマの一件で全然帰ってこないし彼奴も何をしてるんスかねぇ?」

「さぁ? とにかく今の内にハネを伸ばすザンスよ〜ってアッ!?」

 

 そう言いながらストレッチするノラッティ〜が後ろを見ると泳いでるガブを目撃し姿勢を元に戻したが消えた。

 

「……いや、そんなハズはザンスね。湯気で幻が見えたザンスよキッと」

 

 いる訳がないと思いながらノラッティ〜は温泉を楽しむ事にした。

 

 

 そして女湯、この2人が居るということはもちろんウサラパも温泉に浸かっていた。

 

「ふぅー極楽極楽〜♪ ここの温泉は美肌効果抜群、私の美貌にまた磨きがかかっちまうよ〜」

 

 温泉を満喫するウサラパ。その奥ではマルムとリアス、それとパラパラとギャブちゃんが温泉に浸かっていた。

 

「ぎゃぶ〜いい湯ぎゃぶ〜」

「あぁ極楽極楽〜」

「やだお姉ちゃん、まるでオバサンみたい」

「あら、ホント」

「「アハハハハ♪」」「ぎゃ〜ぶぎゃぶぎゃぶ♪」

 

 姉妹同士で仲良く温泉を満喫しギャブちゃんも一緒に笑っていた。

 

「ガボッ!? ……いいえ考えすぎよね……空耳空耳っと」

 

 案の定オバサン呼びに反応するウサラパであった。

 

 

 一方、剣竜はリュウタ達とは別に砂風呂を楽しんでいた。

 

「あぁ暑い……けどコレぞ砂風呂の醍醐味!」

 

 汗をかきながら砂風呂を満喫する剣竜…………すると

 

(ゴゴゴゴゴ!! ド──ン!!)

 

 ギャアオオオッ!! 

 

 突如地震が起こったと思いきや地中からアクロカントサウルスが現れた。

 

「だあああああ!!?」

 

 アクロカントサウルスが近くに現れ剣竜は驚いた。アクロカントサウルスは歩き出し砂の中に埋もれている剣竜の方へと向かって来た。

 

「う、動けない!? ぐぬぬぬぬっ……ハア──ッ!!」

 

 身動きが出来ない剣竜だったが火事場の馬鹿力が発揮したのか砂を吹き飛ばしギリギリの所で踏まれるのを回避し逃げた。

 

 ドシ──ン!! 

 

「「「うわああっ!?」」」

「どわっ!?」

 

 アクロカントサウルスが起こす地響きは温泉に浸かってるリュウタ達の方にも行き渡り4人は驚いた。

 

「な、なんだ!?」

「これは地震じゃない……」

「ああっ!?」

 

 リュウタが後ろを振り返るとアクロカントサウルスがコチラへ来てるのを目撃した。

 

「「「「うわあああっ!!」」」」

 

 迫ってくるアクロカントサウルスに4人は慌てて温泉から上がる。

 

「ひょえ──!?」

「う、ウサラパ様ーっ! 獲物ザンス「キャ──ッ!」グヘッ!?」

 

 エドとノラッティ〜が塀を登り恐竜が現れた事をウサラパに言うも覗きと認定され桶を投げられ顔面に当たった。

 

「ああっ!? お前ら何でここに!」

「「ゲエッ!?」」

「んもう! お前達何やって……っ! ガキンチョ!?」

「アクト団も来てたとはな……」

 

 アクト団が居た事にやっと気づいたリュウタ達であった。

 

「行くぞガブ!」

 

 リュウタとガブを先頭に3人は急いで脱衣所へ向かう。

 

「なに伸びてんだい、とっとと獲物を捕まえるんだよ!」

「「ヘイヘイホー!」」

 

 ウサラパは今だ温泉に入ってる2人を叱った。

 ホテル近くの物を壊しながら進行するアクロカントサウルス。その影響はホテル内でもパニック状態であった。

 

「恐竜が現れたんだってよ」

「まっさか! 映画の撮影だろ?」

 

「とにかくディノホルダーだ!」

 

 宿泊してる人達が話してる中服を着替えたリュウタ達は自分達の泊まる部屋へ向かっていた。

 一方三バカの方はというとバスタオルだけで裸を隠しながらコッソリと移動していた。

 

「は、恥ずかしいザンス……///」

「着るもの持たずに逃げる奴があるかいアンポンタン! ///」

「あっあの部屋に何か着る物があるかも! ///」

 

 控え室と貼られた部屋を見つけた三バカはその中に入った。

 

 ホテル内の宴会場では宿泊者達が会席料理を食べながらポリネシアンショーを見て楽しんでいた。

 

 ガシャ──ン! 

 

 すると壁の一部が壊され中からアクロカントサウルスが顔を出していた。

 それを見ていた宿泊者はショーの1つだと勘違いし拍手して盛り上がった。

 

「いいぞ恐竜!」

「金のかかったショーだな、本物そっくりだ!」

 

 するとアクロカントサウルスが鼻息を吹かせ消された松明を持っていたスタッフが声を上げた。

 

「ほ、本物だー!!」

「えっ! 本物!?」「キャ──ッ!!?」

 

 本物の恐竜だと気づき宿泊者は悲鳴をあげながら逃げ出し宴会場はパニックになった。

 

 その頃リュウタとレックス、ツバサとミコトはディノホルダー等が入った金庫をダイヤルで開けようとしていた。

 

「ダメだ鍵が無いと開けられないよ……」

「マジか……」

「リュウタ! 恐竜だ! アクロカントサウルスだぞ!」

「それより父さん鍵は!」

「ディノホルダーが中に!」

「えっ、……あれ? えっと……どっかで落としたか……? 砂の中か……」

「「「え──っ!?」」」「先生……」

 

 どうやら肝心な時に鍵を落としてしまった剣竜にリュウタ達は困ってしまう。

 

「ディノホルダーは?」

「それが鍵を無くしてしまったみたいで開けられねぇんだ……」

「ウソーッ!?」

 

 リアスと一緒に戻って来たマルムも金庫が開けられない事に困ってしまった。

 

 一方、ホテルから出てきたアクロカントサウルスは通報を受けて駆けつけた消防隊と対峙していた。

 

「放水開始!」

「狙え狙え!」

 

 消防士達がホースを使いアクロカントサウルスの顔に勢いのある水を浴びせるが……

 

「うわああああ!! 」

 

 水を浴びながらもアクロカントサウルスは消防車を転倒させ砂浜に落とした。

 邪魔者を蹴散らしたアクロカントサウルスは塀から飛び降りて海辺へと降り立つ。

 

「ヘイヘイ! そこまでよ獲物ちゃ〜ん!」

 

 そこへポリネシアンショーのダンサーの衣装に着替えたウサラパ達三バカがアクロカントサウルスの近くにやって来た。

 

「逃げられると思ったら大間違い! 天の怒り受けるヨ〜!」

「「怖いヨ怖いヨ〜!!」」

「やっておしまいネ!」

「「やってしまおうネ〜!」」

 

 普段とは違って別の衣装なのか気分や口調が変わっている。

 

「いでよ! ティラノー!」

 

 ノラッティ〜がアクトホルダーを持ちティラノを召喚しようとしたその時

 

 ヒュ──! グルグルグルグル

 

「「「へっ? ア──ッ!?」」」

 

 突如、消防ホースが三バカを纏めてぐるぐる巻きにし引っ張られた

 

「今救出するぞー!!」

「待ってろよ! 生きてろよ! 絶対其処に辿り着く!!」

 

※消防士の1人が何処ぞの救急戦隊の歌を歌っているが気にしないでください。

 

「あ、あの〜ミー達は……」

「分かってる! ショーの出演者だな!」

「違う! 違うネー!?」

「邪魔するんじゃないよ! ほら大事な獲物が……「ほらもう大丈夫だぞ! 引け! 引けー!!」

「「「あーれー!?」」」

 

 ショーの出演者と勘違いされた三バカは消防士達により救出という名の邪魔をされてしまった。

 

 そんな中、アクロカントサウルスは海の奥にあるデボン島を見て故郷を思い出し鳴き出した。

 

「アクロカントサウルスよ!」

「何やってんだアイツ……」

 

 部屋に居たリュウタ達は部屋のバルコニーからアクロカントサウルスの姿を目撃していた……すると突然、地震が発生した。

 

「「「うわあああ!!? 」」」

「地震だ!」

 

「っ! エース!?」

 

 激しい揺れに皆は手摺を掴み耐えていると突如エースが飛び降り塀や電柱を使って着地しホテルの外へ出ていくとデボン島へ向かうアクロカントサウルスの後を追う。

 

「ギャウ〜ッ!? ……ギャウ」

 

 しかし水が苦手なエースは波が上がってくる場所で立ち止まりアクロカントサウルスの後ろ姿をジッと見ていた。

 

 

 その頃リュウタ達はホテルのスタッフを呼んで金庫を開けてもらっていた。

 

「やっと金庫が開いた〜」

「もうちょっと早く開いてくれたら良かったんだけどな?」

「す、すまん……ありがとうございました」

「鍵は取替えないといけないのでその費用は宿泊代にプラスしておきますね」

「ううっ……はぁー」

 

 スタッフに言われ剣竜はガックシと落ち込むのであった。

 

「アクロカントサウルスはデボン島に上陸したらしい」

「それじゃ俺達も行こうぜ!」

 

 早速デボン島へ向かおうとするリュウタ達だったがリアスがストップをかけた。

 

「待って、あの島は火山の活発化で立ち入り禁止よ。連絡船も動いてないわ」

「それに今日はもう日が暮れる、行くのなら明日の朝じゃないと無理だ」

 

 リアスとミコトが今日中にデボン島へ行くのは不可能だと忠告する。

 

「えっそうなの?」

「でもまた奴が暴れ出したら大変な事になりますよ!」

「それに早くしないとまたアクト団が……」

「いずれにしても夜の探索は危険だ、朝まで待とう」

 

 いち早くアクロカントサウルスを捕まえないと焦るリュウタ達に剣竜が朝まで待とう言い4人は歯痒い気持ちになった。

 

 

 アクロカントサウルスを捕まえるのは明日にしたリュウタ達は現在、宴会場(アクロカントサウルスが壊したのとは別)で夕食を食べており数名は大方食べ終えていた。

 

「よし! 飯も食い終えたしもう二度風呂と洒落込むか! ツバサも来い!」

「えっ、でも朝に備えて寝たいんだけど」

「昼とは違って夜の温泉は格別だぞ、それに兄弟水入らず話し合いでもしようじゃないか!」

「わかったわかったから引っ張るな!?」

 

 ツバサの手を掴んで再び温泉へ向かうミコト。

 2人が行ったのを見てマルムとリアスはアイコンタクトをして立ち上がった。

 

「どうしたんだマルム?」

「やっぱりあたし達ももう一風呂浴びて来るわ。1泊2日だしもう少し温泉を楽しみたいし?」

「博士達は気にせず食べ終えたら部屋に戻っておいて下さい。それじゃマルム、行くわよ」

「はーい♪」

 

 既に食べ終えているマルムとリアスも温泉へと向かった。

 

「マルムの奴やけに嬉しそうな顔で温泉に行ったな……何かあるのか? 」

「さぁね、それよりもリュウタ? 外食ぐらい野菜は残さず食えよ」

「ゲエッ!? ……トホホ」

 

 皿の隅に野菜を除けて食べているリュウタに指摘するレックスであった。

 

 

 ミコトに連れられてツバサは2人で夜の温泉に浸かっている。

 

「あ〜やっぱり気持ちいいね温泉って」

「だな〜。それに見ろよ、昼とは違って夜は星空が見えるから2度美味しいもんだ」

「ホントだ、綺麗だね……こうやって兄さんと一緒に入るの初めてだな」

「確かに、元居た時代じゃ温泉なんてなかったし水浴び位だったもんな……出来れば父上と母上も一緒に入りたかった」

「兄さん……父さんはともかく外で母さんと入るのは難しいんじゃない?」

「えっ、そうなのか?」

「そうだったら男湯と女湯で区切られてないよ、まぁココが混浴だったら話は変わるけどね」

 

 生き別れだったツバサとミコトの兄弟は星空の下で会話をし家族で入りたかったと言うミコトにツバサは軽いツッコミを入れながらそう言った時

 

「わぁ〜星空が綺麗!」

「ええ、確かに綺麗ね」

 

((え?))

 

 ガラガラと引き戸が開く音と聞き慣れた声にツバサとミコトが後ろを振り返るとそこに立っていたのはマルムとリアスだった。

 

「ね、姉ちゃん!? 何でここに居るんだよ!? ///」

「何やってんだよリアスココが男湯だって事知ってるだろ! ///」

 

 何も身に着けてない彼女らの体に目を逸らしながら顔を真っ赤にして言うツバサとミコト。

 

「知らないの? この時間帯は女湯の清掃だから混浴になるのよ」

「え? マジで? ///」

「そうそう、私もお姉ちゃんが教えてくれる迄は知らなかったけどそうと分かればこの期を逃す訳にはいかないもの!」

「うそーん……混浴って漫画の話だけかと思ってたのに///」

 

 ニシシと笑うマルムと脱衣所に置いてあるのにメガネをクイッと上げる仕草をしながらドヤるリアスに開いた口が塞がらないツバサとミコトであった。

 

「このままじゃ冷えるから入りましょうか」

「そうだね、それじゃ隣失礼しまーす」

「「お、おう///」」

 

 そう言いマルムはツバサの隣、リアスはミコトの隣に座りながら温泉に入る。

 

「ふぅ〜やっぱり温泉って飽きないわね」

「あ、ああ……そうだな///(改めてリアスの体ってキレイだよな……スタイルもバランス良く保ってるし)」

「……今私の体見てたでしょ」

「なっ!? ///何を言ってるんだリアス! 別にバランスの良いお前のスタイル見てるわけ……あっ///」

「もう……ミコトのえっち♡///」

 

 自身の裸を見られたリアスは最初はムッとすると何かを思いついたかのようにミコトの目を見て腕で胸を隠し色っぽい声で言いながらからかうと顔を真っ赤にしてへの口になりながら恥ずかしくなった。

 

「むむむ……///そういうお前だって俺の裸見ていたんだろ?」

「っ!? べ、別に細身だけど引き締まってる貴方の体の事なんかこれっぽちも……(ボフン!)///」

「ふーん? そんな目で俺の裸見てたんだな〜? お前も大概エッチじゃねぇか……おらっ!」

「ひやあっ!? ///」

 

 お返しとばかりにミコトはリアスの肩を掴むと自分の方へと寄せ抱きしめる。

 

「もう! ミコトったら何するのよ!」

「悪い悪ぃ、人の体で興奮してくれてるのが嬉しくってよ。つい抱きしめたくなった。これからも愛してるぜ、リアス」

「バカ……私も愛してるわよミコト♡」

 

 そう言いながらリアスは笑顔でミコトの胸板に顔を寄せる。

 

「あらら……イチャついてるな兄さんと姉さんった……(むにゅっ)っ〜〜!? ///」

「ツ〜バ〜サ〜? 私を無視して義兄さんとお姉ちゃんの方を見るなんて彼氏としてどうなのかしら〜?」

 

 ツバサが兄と義姉がイチャついてるのを見てると後ろからしかめっ面のマルムが抱きついてきた。当然だが2人とも裸なのでツバサの背中にマルムの胸がダイレクトに当たっており彼女の心臓の動きが伝わっている。

 

「ね、姉ちゃん……思っきり当たってんですけど///」

「当たってるじゃなくて当ててるの。それで? あたしの胸の感想はどうなのよ?」

「……言わなくてもわかるだろ、最高に決まってるじゃん///」

「ふふっ、ツバサも案外スケベじゃない。だけどそんなツバサも大好き///」

「……俺も姉ちゃんが大好きだからな///」

 

 顔を真っ赤にし、目を逸らしながら正直な感想を言うツバサにマルムは笑顔になり更に押しつけツバサも彼女の頭を撫でながらイチャつく。

 

 そんな光景をスカイとゲイラーが近くの木で見ていた。

 

『まったくアイツらは……イチャつくのにも程がある』

『あはは……だけど幸せそうだから良いじゃない兄さん』

『にっ! 兄さん……だと』

『ん? だって兄さんは最初に生まれてボクは後で生まれたんだから。嫌だった?』

『……好きにしろ、私はもう寝る(兄さんか……同じ翼竜だし悪くは無いな)』

『わかった、ボクはもう少し見てから寝るよ』

 

 コチラも兄弟の仲を深めるのであった。

 

 

 混浴を楽しんだ4人は部屋の前で別れた。

 そして就寝時間になりツバサ、レックス、リュウタ、ミコト、剣竜の順で布団に入って寝ている。

 

 火山の活発化による揺れが起きるも平然と寝ていたがガブとエース、スカイは起きて走り回っていた。

 

「う、ううん……なんだよガブ……」

「また地震か……」

「大丈夫だって、ほら収まった」

 

 ガブ達の様子に目を覚ましたリュウタ達、地震が治まるとレックスがある事を話した。

 

「もしかしたら本当に噴火が近いのかもしれないな」

「「えっ?」」

「動物は自然の異変に対して敏感だって言うだろ?」

「アレか? ネズミが一斉に海へ飛び込んで自殺したとか何とか」

「そういう事、エース達も何かを感じてるのかも……」

「でもそれじゃあ、あのアクロカントサウルスは何で島へ渡ったんだろう……」

「そういやそうだな……危険なのにどうして」

「ん? ちょっと待てよ、今火山が噴火したらアイツヤバいぞ!?」

「こうなったら……」

 

 ツバサのアイコンタクトにリュウタとレックスは頷いた。

 

 

 服を着替えたリュウタ達3人とパートナーの恐竜達は剣竜とミコトを起こさない様に部屋から出ると足音を立てずに歩き出す。

 

「ちょっと何処に行くの?」

「「「ッ!?」」」

 

 後ろから声をかけられ3人は振り返ると……

 

「あたし達を置いて行くつもり?」

 

 声の主はマルムであった。

 彼女もリュウタ達と同じ考えの様で服を着替えパラパラと共に出て来たのだ。

 

 こうして4人は一足先にデボン島へと向かうのであった。

 

 

 その頃、スタークは一足先にデボン島に来ており何かの実験をしていた。

 

「コイツらの試運転を始めるとするか……出て来いブラッドトルーパー!!」

 

 赤い弾丸をD・ブラッドブレードガンにセットし地面に向けて発砲する。

 

 ボコッ! ボコボコ!! 

 

「「「「ブラッドブラッド!」」」」

 

 地面から顔が蛇に巻き付かれた赤い体を持つ『ブラッドトルーパー』が短剣を持って出てきた。その数は30体で辺り一面を埋めつくしていた。

 

「ふむ、戦闘員は無事に産まれてきたか。さぁて早く来い竜野ツバサ! そしてD-KIDSのガキ共!!」

 

 朝日が昇り始める光景でスタークは叫んだ。

 

 

 後半へ続く

 

 




息抜きCMパロディ

6年G組 将軍先生!

スターク「授業じゃ!!」

スターク「この問題が分かるやつは居るか!居らんのか!?」

ツバサ「…はい!」

スターク「頭が高いッッ!!!」

ツバサ「どうすりゃいいんだよ…」

スッキリ美味しいファ〇タ!!

※キャラ紹介の一部を更新しました、気軽にご覧下さい。

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