古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】   作:アルティメットルパン三世

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Bパートその1

 

 ガソリンスタンドの爆発に通報を受けた消防車が出動し上空には市内のテレビ局のカメラマンとアナウンサーの滝波を乗せたヘリコプターが飛んでおりその光景を映していた。

 

「ただ今三畳市で起きたガソリンスタンド爆発現場上空に来ております。爆発の原因は突如現れた恐竜によるものと思われます……」

 

 そして現場では、一般人達がその近くで騒いでおりリュウタも自転車でやって来た。

 

「っ! アレはアクロカントサウルス!?」

 

 リュウタは消防車の放水を受けながらも火を吐いて暴れるアクロカントサウルスの姿を見て驚く。

 

「アイツ、あんなに凄かったかな? 皆に連絡しなくちゃ……ああっ! 真っ黒に焦げたおばさん!?」

 

 リュウタはコッソリ逃げようとする三バカを見つけた。

 

「誰がおばさんだってえ!!」

「い、いたザンス!」

「これおばさん達の仕業だったのか!」

「わかっちゃうんスね? 真っ黒になってもおば……」

「シ──ッ!!」

 

 おばさんと言いかけるエドをノラッティ〜が口を押えた。

 

「フッフッフ……驚いたかい?」

「お前ら……あのアクロカントサウルスに何をしたんだ!」

「強化したザンスよぉ……」

「強化……?」

「わかったらとっとと私達から奪っていったカードを返しな! さもないと町を火の海にしちまうよぉ?」

「そんな事させるか!」

 

 そう言いリュウタは自転車を走らせラボに戻った。

 

「仲間を呼びに行ったザンスね!」

 

 逃げられてしまいノラッティ〜はツバサ達を呼びに行ったと察した。

 

 その頃、マルムのディノホルダーの修理を終わらせたリアスは彼女に渡しておりミコトもバトルディノナイザーの修理し終えていた。

 

「はいマルム、直ったわよ」

「ありがとうお姉ちゃん!」

「ほら、ツバサのも修理完了したぞ〜ってお前まだ噛まれてたのか……」

 

 ミコトはいまだに頭をドミナスにガジガジと噛みつかれているツバサにそう言った。

 

「あの後何とか警戒心を解いてもらおうとしたんだけど……強めの甘噛みになったぐらいしか出来なかった……」

「ま、まぁ……ドンマイ?」

 

 何を言ったらいいのか分からずミコトはバトルディノナイザーをツバサに返した。

 すると設置されているモニターにリュウタからの通信が来た。

 

『皆、大変だ! あの爆発はアクト団が連れて来た恐竜のせいだよ! 

 』

「「「「ええっ(何っ)!?」」」」

 

 リュウタの言葉に皆は驚き、レックスがリュウタに聞く。

 

「リュウタ、恐竜って?」

『それがこの間アイツらが奪っていったアクロカントサウルスなんだけど……凶暴になってるんだ!』

「凶暴……?」

『アイツらアクロカントサウルスで町を火の海にするって……父さん! 俺のディノホルダー直ったら持って来てよ!』

「わかった! 無茶するなよリュウタ!」

『うん!』

 

 リュウタが通信を切ると剣竜はリモコンの入力切替をしテレビ画面にすると丁度ニュースにアクロカントサウルスが暴れている映像が映し出されていた。

 

『何とこの恐竜は消火しようとする消防車に火を吹き付けています!』

「アイツ……炎の中なのに平気でいる……」

 

 炎の中で暴れるアクロカントサウルスを見てレックスは驚愕する。

 

「あたし行ってくる!」

「俺も行くぞ!」

「ツバサにマルムちゃん! 俺がバイクで送ってやるからちょっと待ってろ!」

「「はい!」」

 

 白衣を脱いで白のコートを着たミコトが2人にヘルメットを渡して裏口のガレージに入って行った。

 

 

 その頃、爆発の現場。消防車は横に倒されてしまい火の海からアクロカントサウルスが出て来て再び行動開始していた。

 

「や、やっと離れたザンス……」

「遅いッスよ……」

 

 アクロカントサウルスにノラッティ〜とエドがそう言った。

 一方上空のヘリで滝波アナが現在の状況を話していた。

 

「火を噴く恐竜はガソリンスタンドを離れ湾岸通りを市街地へ向かっています、このままでは三畳市が火の海になってしまいます!」

 

 ヘリがアクロカントサウルスを追おうとするも火の勢いが更に強くなった。

 

「火の勢いが強く、これ以上近づく事が出来ません! 三畳市の住民の方は大至急避難してください!」

 

 

 そしてリュウタはというと、アクロカントサウルスを追いかけており丁度そこへミコトがバイクに乗ってやって来た。ツバサは後ろ、マルムはサイドカーに乗っている。

(因みにバイクのイメージは『仮面ライダー555』のサイドバッシャー)

 

「「リュウタ!!」」

「マルム! ツバサにミコトさんも」

「アレが奴らに強化されたアクロカントサウルス……温泉の時に見た時より禍々しい色をしてるし辺りの木が燃えてる……自然発火か……」

 

 アクロカントサウルスの通った道の近くにある木々が燃えているのをみてミコトが冷静に察した。

 

「とにかく私がやってみる!」

「頼んだ姉ちゃイテテテ!!? いい加減離れてくれー!!」

 

 ドミナスが離れないツバサはマルムに託し、彼女がパラパラのカードを手にしアクロカントサウルスに挑む。

 

「ディノスラーッシュ! 芽生えよ! パラサウロロフス!!」

 

 ディノホルダーにカードをスラッシュし成体のパラパラを召喚した! 

 バトルフィールドが展開される中三バカはパラパラが現れたのを見ていた。

 

「なんだい、やって来たのはアイツだけかい? 甘く見られたもんだねスーパーアクロカントサウルスも」

 

 パラパラが進行しているアクロカントサウルスに襲いかかる。

 背後に敵がいる事に気づいたアクロカントサウルスはパラパラに火を吐くとパラパラはジャンプし躱しアクロカントサウルスを踏み台にした……

 

 ジュウウウッ!! 

 

 キュロロアアッ!? 

 

 高熱の体であるアクロカントサウルスに足に火傷を負ってしまいパラパラは不時着してしまった。

 

「ああっ! 大丈夫パラパラ!?」

「ガブが来るまで何とか頑張れ! パラパラ!」

「くそぉ……頼むから力を貸してくれドミナス!」

「ガブッ!」

「ダアアアッ!?」

 

 倒れるパラパラにマルムとリュウタは心配になりながらも応援しツバサはドミナスに説得するも強く頭を噛まれ悶える。それを見てドミナスは鼻で笑うとどこかへ行った。

 

 何とか立ち上がるパラパラだったがアクロカントサウルスが尻尾出攻撃し吹き飛ばされる。

 

「パラパラ無理しないで!」

 

 泣きそうになりながらマルムが叫ぶ。そしてアクロカントサウルスは倒れてるパラパラにトドメの火炎放射を放ち草属性であるパラパラには致命傷となりカードに戻りバトルフィールドも解除された。

 

「ああっ!?」

「パラパラぁ!!」

 

 

 パラパラが負けた事にリュウタとマルムは急いでカードを回収しに向かいツバサとミコトも後を追う。

 

「オーホッホッホ! 相手にならないわね〜?」

 

 パラパラを圧倒したアクロカントサウルスにウサラパが高笑いする。

 リュウタ達がカードを回収すると前から車がやって来る、その車は剣竜が運転しており4人の近くで止まるとガブと一緒に降りてくると4人は剣竜の格好に驚く。

 

「父さんその格好……」

「防火素材で出来ているからコレを着ていれば安心だ! お前達のも持って来てやったぞ!」

 

 そう、剣竜は対策として防護服を着ていたのだ。リュウタ達の分の防護服を渡そうとした時

 

 ゴオオッ!! 

 

「ん? あ、ありゃ!? あっちちち!!?」

 

 アクロカントサウルスが火を吐き、火の子が防護服に当たり引火し出した。

 慌てて剣竜は防護服を捨て自身が着ていたのも素早く脱いだ。

 

「ふぅ〜……」

「てか父さん! ディノホルダーは!?」

「もちろん直ったぞ! ホラ!」

「よっしゃあ! 行くぞガブ! 三畳市を火の海になんかさせるものか!!」

 

 そう言い剣竜は修理し終えたディノホルダーをリュウタに渡す。ディノホルダーが戻りリュウタは早速ガブをカードに戻す。

 

「ディノスラーッシュ! 轟け! トリケラトプス!!」

 

 ディノホルダーにカードをスラッシュし、ガブを成体に戻し召喚した! 

 

 再びバトルフィールドが展開、ガブが角でアクロカントサウルスをかち上げ投げ飛ばす。

 しかし立ち上がったアクロカントサウルスはガブに火炎放射をくらわせる!! 

 

「これじゃあうっかり近づけない!」

 

 アクロカントサウルスは更に尻尾攻撃からの火炎放射でガブを追い詰めていく。

 

「この熱さじゃアクロカントとは逆にガブは体力を消耗してしまうな……」

「ガブだけじゃダメか……!」

「ドミナスも助けてくれないし……レックス達はまだか……」

 

 追い詰められるガブに皆は悔しそうに見ていると……

 

 ゾオッ!! 

 

「ッ!?」

「どうしたツバサ!」

 

 何かの殺気を感じツバサは一瞬で汗が噴き出し膝をつく。

 それに気づきミコトがツバサに何があったのか聞いた。

 

「何かが後ろにいる……この気配はまさか……」

 

 そう言いツバサは後ろをゆっくりと振り向くとそこには怪物の姿となったプトラルが息を荒らげて立っていた。

 

見つけたぁ……竜野ツバサアアア!!! 

 

 プトラルは悪魔の様な笑顔をすると怒りの表情に切り替わり叫ぶ。

 化け物の様なプトラルの姿にツバサ達は恐ろしく感じた。

 

「その声……お前、プトラルか……!?」

「なんだよあの姿……本当にプトラルなのかよ……」

「様子が可笑しい、それにあの体の異常な筋肉の量……マルムちゃん、君のサングラスを借りるぞ」

「は、はい!」

 

 ミコトはマルムのサングラスを借り目にかける。マルムのサングラスにはカメラ機能があるのだがミコトが改良し相手の体内にある分子を自動的に調べる機能が備えられた。

 

「……マズイぞ、今のプトラルの体内にはスタークの血が混ざっている」

「「「ええっ!?」」」

「何っ!? 本当かねミコト君!」

「間違いありません……彼はブラッド遺伝子の影響で肉体と精神が暴走してる!」

 

 サングラスを外しミコトは冷や汗を垂らしながらそう言った。

 

「あ、あれがプトラルなのかい……?」

「姿を消してからとんでもない姿になっちゃってるザンス……!?」

「お、俺……未だに信じられないッスよぉ……」

 

 変わり果てたプトラルの姿に元仲間である三バカも恐ろしく感じていた。

 するとプトラルは視線をツバサ達から戦っているガブとアクロカントサウルスに変えると喋りだした

 

 

余計ナノモイルがマァイイ……ジャマモノ纏めテぶっ殺しテヤル!! 

「ッ! 来るぞ!!」

 

 プトラルが右手にタイラントのカードを手にしミコトがツバサ達に警戒する様に叫ぶ。

 

ブラッドスラッシュ!! 滅ぼせ! タイラントォォォォ!! 

 

 手甲部分にあるブラッドホルダーアームのスラッシュ部分にタイラントのカードをスラッシュした! 

 

 海王星の様な場所を背景にチビ恐竜モードのタイラントが立っており、その周りには7つの亡霊がタイラントを囲んでおり一斉に取り憑いた! 

 

 ギュアアアアロロオオン!! 

 

 両手、足、腹、背中、尻尾の順で姿が変わっていき最後の頭が本来の姿に変わり白い眼を光らせタイラントが召喚された!! 

 

「コレがタイラント……なんて恐ろしい姿なんだ……」

「こんなの恐竜どころか怪獣じゃねぇか!?」

「スターク……どこまで貴様は俺を怒らせる気だ……!!」

 

 タイラントを初めて見る剣竜とリュウタはタイラントの姿に驚愕しミコトはタイラントを生み出したスタークに怒りの矛先を向ける。

 

ヤレ! タイラント!! 

 

 ギュアアアアロロオオン!! 

 

 プトラルが命令するとタイラントは咆哮しガブとアクロカントサウルスの間に入るとまずはガブに目をつける。

 

 タイラントはひだりの棘付き鉄球の先端『バラバ鞭』を発射しガブの首に巻き付けると円を書くように振り回し木のある方へ投げ飛ばした! 

 投げ飛ばされたガブは木を折り倒しながら倒れる。幸いカードに戻るまでには至らなかった。

 

「ガブ!?」

 

 傷ついたガブにリュウタが叫ぶ。

 ガブを捨てたタイラントは獲物をアクロカントサウルスに変え咆哮し対するアクロカントサウルスも負けじと咆哮し両者が睨み合う。

 

 アクロカントサウルスが火炎放射を放つ。それに対しタイラントは五角形状の腹から冷凍ガスを放射、超高熱の炎と絶対零度のガスがぶつかる。

 

 するとタイラントは再びバラバ鞭を発射しアクロカントサウルスの口をぐるぐる巻きで塞ぐと耳からアロー光線を放った! 

 

「ぎょえー!? アクロカントサウルスが圧されてるザンス!?」

「なんて凶暴な恐竜ッスかあのタイラントって奴!?」

「ええい! 泣く子も黙るアクト団の恐竜がそんな寄せ集めみたいな奴に負けんじゃないわよ!」

 

 アロー光線をくらい倒れるアクロカントサウルスにノラッティ〜とエドは慌てだしウサラパは騒ぎ出す。

 

 倒れたアクロカントサウルスにタイラントはトドメを刺そうと背中の棘を伸ばし貫こうとした。

 しかしアクロカントサウルスは間一髪で避け火炎放射をくらわせる。

 

 炎に包まれタイラントは唸り声を上げると冷凍ガスを発射し自身の火を消すとアクロカントサウルスは姿を消していた。

 

 タイラントは辺りを見回すも何処にも居ない、そしてまさかという顔をしたタイラントは上を見るも遅かった。アクロカントサウルスはタイラントに火を吐いた後、空高くジャンプしボディプレスをアクロカントサウルスにくらわせた! 

 

 マウントを取ったアクロカントサウルスはタイラントの首に噛みつくとタイラントは悲鳴を上げ離せと言うかのように両手の鎌と鉄球をアクロカントサウルスの体を切ったり叩いたりするがそれでもアクロカントサウルスは必死に喰らいつく。

 

「す、凄い……両者1歩も引かず戦ってる……」

「だがこのままじゃ2体の争いで町が火の海どころか壊されてしまう!」

「」

 

 

ええい! 何をシテル! さっさとそんな黒トカゲにテマドッテンジャねぇ! 

 

 苛立つプトラルがブラッドホルダーアームを上に掲げると赤く光だす。

 タイラントの目が赤くなると腹の冷凍ガスを再び放ち、冷たさにアクロカントサウルスは口を離した。

 

「あのアームがタイラントを操ってるのか……なら!」

 

 それを見ていたツバサは木刀を手にしプトラルに奇襲をかけた! 

 

 ガキィン!! 

 

 しかし、気配に気づいたプトラルは腕で木刀を防いだ。

 

ッ! キサマァ!? 

「お前に何があったのかは知らねぇがこれ以上あの怪物を暴れさせる訳には行かねぇ! その腕の装置を壊しお前も止めてやる!」

ヤレルモノならヤッテミロォ! 

 

 こうしてツバサは暴走するプトラルと対峙するのであった。

 

 その頃Dラボでは、リアスがレックスのディノホルダーを修理していた。

 

『新たに現れた謎の怪物は、2体の恐竜の戦いに乱入し1体を投げ飛ばした後、町を壊しながらもう1体の恐竜と激しい戦いを繰り広げています!』

「ガブ……」

 

 辺りの建物を破壊しながら戦いを繰り広げるタイラントとアクロカントサウルスの中継を見てレックスは完全に直ってないディノホルダーをかっさらった。

 

「ごめんなさいリアスさん! これ以上待てないよ!」

「レックス君!?」

 

 リアスに謝りレックスは急いでリュウタ達の元へ向かった。

 

 

 その2へ続く!

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