古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】   作:アルティメットルパン三世

7 / 47

前回の古代王者恐竜キングはぁぁ!

古代剣竜博士の師匠であるオーエン博士がカルノタウルスとパラサウロロフスのカードを手に入れたと連絡が来た。
一方エジプトではスピノサウルスが現れリュウタ達はディノホルダーのテレポートでエジプトに向かうが一足遅くアクト団にスピノのカードを奪われてしまう。

ティラノと新たな敵恐竜のヴェロキラプトルに苦戦するリュウタとツバサだったがレックスとマルムのパートナーとなったカルノタウルスとパラサウロロフスの援軍により見事逆転した!

そして彼らの戦いを見ていたもう1人の翼竜使いの謎の男は一体何者なのか!!?

OP『小さな僕らの大きなハート』


第3話 レックスとエース!サイカニア争奪戦
Aパート


 

 第3話! レックスとエース! サイカニア争奪戦

 

 エジプトでの戦いから1週間が経ちD-KIDSはリュウタの家でパートナーの恐竜達と遊んでいた……が

 

「うわぁ!? エース! なんて所にウンチするんだよ!」

「ギャ? ……ムシャムシャ」

「コラー!!」

 

 レックスが部屋で恐竜図鑑のカルノタウルスのページを見ている中エースが自由気ままに部屋の物を散らかしたりしていた。

 それにレックスが叱ると今度は図鑑の上でウンチを出し彼は怒ると平然と食べて誤魔化す。

 

 一方リュウタ、ツバサ、マルムの3人はガブ、スカイ、パラパラと仲良くしている。

 

「ガブガブ♪」

「やめろよガブ〜 (ガブッ)痛ったあ〜!」

 

 いつものガブのじゃれつきに困り顔だがリュウタは嫌そうでは無く受け入れている。

 

「ほらスカイよ、ココか? ココが気持ちいいのか〜?」

 

 ツバサの膝に乗っているスカイがツバサにされるがまま顎と頭を撫でられておりスカイ本人も目をトロンとさせて嬉しそうにしている。マルムとパラパラも互いに頬擦りして仲が良い事を示している。

 

「ねぇリュウタ、イギリスに行ったお父さんから連絡は無いの?」

「そろそろ着いた頃じゃないかなぁ?」

「俺達が見つけた石版と同じ物なのかまだわからなさそうだな」

「ああ、発掘された化石の写真の隅に小さく写ってただけだから見間違いかもよ?」

 

 一旦頬擦りを止めたマルムがリュウタに聞くと彼はガブの頭を撫でながらそう答えた。と、その時エースを追いかけてレックスが部屋から出てきた。

 

「こらエース!」

「どうしたんだよレックス?」

「エースがボクの大事な本にウンチしちゃったんだよ!」

「ウンチ? それマジかよ?」

 

 レックスが怒ってる理由を聞いてツバサはリュウタの後ろに隠れたエースを見る。

 

「ああ、だからちゃんと躾なくちゃ!」

「でもチビちゃんと相手にそんなに怒らなくてもいいじゃない?」

「こいつ、そのウンチ食べちゃったんだ!」

「えっ! 食べちゃったの!?」

「ギャウ……」

 

 エースに厳しいレックスにマルムがやり過ぎだと言うがウンチを食べた事を聞いて驚く。

 とそこへリュウタの母の亜紀がリュウタ達のジュースをコップに入れてやって来た。

 

「おやつですよー。ってあら? マルムちゃんのお家でも犬を飼ったの?」

「えっ、あっはい!」

 

 亜紀に聞かれて一瞬戸惑ったマルム。因みに竜野家でもスカイは鷹として、パラパラは犬という誤魔化しで両親から飼う事を許可を得ている。

 

「それにしても最近は変わった種類の犬が多いわねぇ〜」

 

 ガブ達を新種の犬と認識しながらそう言う亜紀に苦笑いのリュウタ。

 

「そうだ。ワンちゃん達にもドッグフードあげましょうか?」

「いらないですよママさん。特にコイツ(エース)には……」

「ギャウゥ……」

 

 レックスはエースを睨みながらそう言い対するエースも困った顔をしながらリュウタの後ろに深く隠れた。

 

 

 アクト団 『アジ島』

 

 研究室でドクターが何かをしているようだ。

 

「恐竜西向きゃ尾は東ぞい! アークトゾイゾイゾイゾイ! アークトゾイ! ホネ-!」

 

 手に小さな恐竜の骨を持っているドクターが呪文の様な言葉を言いながら世界地図にポイッと捨てる。これはドクター曰く『恐竜の骨占い』というものらしい。

 

「何度やってもイギリスのロンドンを示しておるぞい! ほれ! 見るが良いほれほれ! やっぱり間違いないぞい!」

「これが恐竜の骨占い?」

「おじい様ったら科学者なのに大丈夫?」

「行こうロア、アテにならないよ」

「かわいそうねーあの人たち。おじい様の占いなんかに付き合わされて」

 

 科学者なのに非科学的な行為をするドクターに義孫のロトとロアは呆れて研究室から出て行った。

 

「なーにがかわいそうじゃわい! 恐竜の骨で占ってるから間違いないぞい!」

 

 

 イギリス ロンドン

 

 その街にある博物館に仕事としてやって来た剣竜博士は事前に連絡していた館長と会い調査を開始しようとしていた。

 

 同時刻。既に博物館に潜入していたウサラパ達は暗い部屋の中で石版を探していた。

 彼女の部下であるノラッティ〜は懐中電灯を持ち、エドは彼女が買ったブランド物の荷物を持たされていた。

 

「何よ、こんな暗い所にホントにあるの? てかじーさんのあんないい加減な占いなんか信じちゃって……全くお前達には呆れるよ!」

「ウサラパ様だってロンドンのブランド物の買い物ができるって喜んでたじゃないっスかー!」

 

 愚痴を言うウサラパにエドが文句を言うと頭を叩かれた。

 

「うるさいね! とっとと探して帰るんだよ!」

「占いが当たればの話ザンスー……うひゃあっ!?」 「「きゃ(うわ)ああ!?」」

 

 ウサラパ達は展示物の恐竜の骨に驚くノラッティ〜にぶつかり倒れ込む。

 

「痛たた……バカ! 泣く子も黙るアクト団がこんなものに驚いててどうするんだい!」

「そうっスよノラッティ〜! 此処は博物館なんっスよ?」

「骸骨は見慣れてないザンス〜!」

「早くおどきよ……ってあら?」

 

 ウサラパはいつの間にか手にしてた土の塊に気づき中身を取り出すとなんとそれは土属性の紋章が刻まれた石版だった! 

 

「見つけたー! こ、コイツだよ!」

「間違いないっス!」

 

 石版を手に入れて喜んだのもつかの間、部屋の明かりが灯され警報音が鳴り始める。

 

「早く逃げるんだよー! って何してんだいエド! 私が買ったブランド物忘れるんじゃないよ!」

「エ──ッ!?」

 

 退散する寸前、自分の荷物を放置したまま逃げようとするエドに取りに戻らせた結果大勢の警備員が駆け込んで来た。

 

「ほらアンタ達! 何とかしな!」

「そんなウサラパ様ぁ!?」「ミーは主に頭脳労働を担当してるザンスぅ!?」

 

 そう言ってるうちに警備員達が一斉に襲いかかりノラッティ〜とエドは逃げ回る。

 

「ほらソコ! 何してんのさ!」

 

 物陰に隠れて文句を言ってるウサラパ。

 すると床に卵型カプセルが落ちておりそれをノラッティ〜が後ろに蹴ってしまい割れてしまう。

 

 中に入ってたのは土属性の恐竜カード『サイカニア』であった。

 とそこに植木鉢が倒れ中に入ってた土がカードに被さると前回のスピノ同様、属性同士で反応しカードが光を放ちサイカニアが実体化してしまった! 

 

 サイカニアを見ていた警備員達は警棒を片手に追いかける。

 鬱陶しくなったサイカニアは先端がハンマーみたいになってる尻尾を振り回す。

 あまりの恐ろしさに警備員達は全員逃げ出した。

 

「オーッホホホ! じいさんにいいお土産が出来たー♪」

「ザンスねー♪」

 

 石版だけじゃなく恐竜を見つけて一石二鳥のウサラパ達は嬉しそうに言う。

 

「おー! アレはサイカニア……とおわぁ!?」

 

 しかしサイカニアは尻尾で壁を破壊するとその奥へと逃げ出した。

 

「ほら何をボケっとしてるんだい! 早く追いかけるんだよ! …………だから! 私の荷物忘れるんじゃないって言ってるでしょ!」

「え──!?」

 

 サイカニア回収の為に追いかけようとするウサラパ達だったがまた荷物を忘れてるエドに取りに行かせた後、後から来た2人を放って退散する。

 

「やはり私の推理通り石版の近くにカードもあったか!」

 

 自分の予想が的中していた事に剣竜はそう言った。

 

 

 

 場所を変え 古代家

 

 エースが自分のウンチを食べた事にリュウタ達が話していた。

 

「お前ウンチなんか食べるんかー」

「だから躾しようとしたんだよ……」

「理科の先生が言ってたが犬とかウサギとか自分の糞を食ったりする事があるって言ってたな?」

「でも恐竜がウンチ食べるなんて聞いたことないけど」

 

 面白そうな感じでエースに聞くリュウタ、行儀の悪さに困ってるレックス、この前の授業で先生が言ってた事を思い出してたツバサと彼の言葉に追及するマルム。

 と、その時ディノホルダーから発信音が鳴った

 

「ディノホルダーが!」

「恐竜が現れたのか!」

「場所は……イギリス!?」

「イギリスだったら父さんがいる所じゃないか!」

 

 そう言いリュウタは一足先にDラボへと向かいガブも彼の後を追う。

 

「俺達も行くぞ!」

「ええ! 行くわよパラパラ!」

 

 

「……ギャウ」

「こらエース!」

 

 それに続いてツバサ(頭にスカイ)とマルム、パラパラも追いかけていきその場に残ったレックスは先に逃げたエースを追う。

 

 

 Dラボ

 

「リアスさん!」

「その様子だと恐竜が現れたみたいね。場所はイギリス……ロンドンね」

 

 現れた場所を調べながらリアスがそう言う。

 リュウタ達はテレポートする為に装置の上に立つのだが……

 

「ギャウギャウ!」

「エース! 大人しくしてろ!」

 

 ジタバタするエースを抱えて抑えるレックス。

 準備が出来、ディノホルダーを取り出しテレポートを発動した。

 

 Dラボ→ロンドン

 

「おおリュウタに皆、来てくれたか!」

 

 剣竜がいる博物館のサイカニアが実体化した場所に到着したリュウタ達を剣竜が迎える。

 

「父さん、恐竜が現れたんだね」

「ああ、サイカニアだ! この博物館の何処かに隠れている筈だ」

「サイカニア……トゲトゲの体に鈍器の様な先端を持つ尻尾が特徴の恐竜だ……人間がくらったら一溜りもない奴だ」

 

 説明してるツバサが最後に身震いした。

 

「おいエース!」

 

 レックスが抱えてたエースが抜け出してそのまま逃げ出す。

 

「ボクはエースを捕まえてから探すよ!」

 

 そう言いレックスはエースを追いかけた。

 

「リュウタ、早く追いかけないと例のアクト団が捕まえてしまうぞ!」

「おばさんも来てるの?」

 

 

「ああ!?  誰よ今おばさんって言ったのは──!!」

 

 なんで聞こえてるんだよ……(byツバサ)

 

「取り敢えず俺達も動こう。リュウタは左、俺と姉ちゃんは右の方を探そう」

「わかった! 行くぞガブ! 父さんは誘き出す方法でも考えてよ!」

 

「誘き出す方法か……サイカニアと言えば水辺が生息地、水辺の生息と言えばカバ……! この辺りにカバの餌を売っている場所はあるか?」

「か、カバ!?」

 

 こうして、D-KIDSとアクト団によるサイカニア争奪戦が開始された! 

 

 

「サイカニアちゃん何処っスか〜?」

「大人しくカードに戻るザンスよ〜?」

「エドとノラッティ〜はこの階を探しな! 私は1階を探す! 見つけたらスピノで倒すんだよ!」

「任せるザーンス!」

 

 ウサラパは1階を、エドとノラッティ〜は2階を探索する事に

 一方リュウタとガブは走りながら探し回っていた。

 

「何処に行ったか分かるかガブ?」

「っ? ガブッ」

 

 リュウタがガブに聞くとガブは何かを見つけたのか左に曲がった。

 

「おっ見つけたかガブ! 早いな!」

 

 そう言いリュウタはガブを追い部屋に入った。

 部屋の中は暗く辺りにはほぼ等身大の恐竜達が展示されている。

 

「なあガブ、ホントにここにいるのか? それにしてもスッゲー……おっ! いた……って何だよー、これも偽物か。ん?」

 

 頭のサンバイザーのライトを照らしながら辺りを見回しているとサイカニアを発見したリュウタだが展示物だと思っている様子。

 ガブの方を見ると展示物のトリケラトプスに頬擦りをしていた。

 

「ガブ、仲間に会いたいのか? 気持ちは分かるけど今はサイカニアを見つけてくれよ? しかし本物そっくりに出来てるな……よしそろそろ行くぞガブ!」

「ガブッ」

 

 後ろにいるサイカニアが逃げるのも気づかずにリュウタとガブは探索を続けるのだった。

 

 

 エドとノラッティ〜が探していると2人の前にエースが走り抜けるのを目撃した。

 

「今のはあのガキンチョ共のチビ恐竜!」

「先にアイツをいただくザーンス!」

 

 目標を変えた2人は急いでエースを追いかけたが……

 

「「ぬおおっ!?」」「うわぁ!?」

 

 エースを探していたレックスとぶつかってしまう。

 

「いてて……あっお前達! 泣く子をイジメてる大人だな!」

「泣く子も黙るザンス!!」

「お前らもサイカニアを見つけに来たっスね!?」

 

 代名詞を間違えられ訂正するノラッティ〜。

 

「今はお前たちに構ってる暇は無いんだ! 失礼……待てったらエース!」

 

 起き上がったレックスはエースを捕まえるのを再開する。

 

「あら? なんか俺達眼中にないみたいっスね……」

「いつか泣かせてやるザンs『ドカ──ン!』

 

 ノラッティ〜が言い終わろうとした直後、近くの壁が破壊されその中からサイカニアが現れた走り去っていった。

 

「い、今のは」

「サイカニアザンス〜……(泣)」

 

突然壁が壊された衝撃に腰を抜かしたエドとノラッティ〜であった。





Bパートへ続く!

オリジナル日常回見たい?

  • 見たい
  • 別にいい
  • そんな事よりもっとイチャつかせろ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。