古代王者恐竜キング 翼竜使いのDキッズ【休載中】   作:アルティメットルパン三世

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Bパート

 

 博物館 1階

 

「サイカニアちゃ〜ん? サイカニアちゃ〜ん? 何処かしら……出てらっしゃい〜……ってあら〜! 綺麗な装飾品! 私が着けるとより輝きを増すわよ〜」

 

 ウサラパがサイカニアを呼びながら探していたが展示されている金色に輝く装飾品に見蕩れていた。

 因みに彼女の後ろにサイカニアが居たが気づくことは無かった。

 

 

「エース待てよ! エースってば!」

「むっ? あのガキンチョ……」

 

 エースを追いかけていたレックスの声が聞こえるとウサラパは近くにあった棺に入るも中にミイラが入っており、一度はビビったが何とか身を隠した。

 

「いい加減にしないと本当に怒るぞ!」

 

 レックスの怒っている声にエースは大きな壺の後ろに隠れる。

 どうして言うことを聞いてくれないのかレックスは困り始めた。

 

 その頃、地下の階層でツバサとスカイ、マルムとパラパラは2人と2匹でサイカニアを捜索していた。

 

「しっかし博物館は広いよなー姉ちゃん」

「ホントね。こんな所で見つけ出せるのかしら」

「ん? 姉ちゃん、パラパラは?」

「えっ……ってああっ!?」

 

 ツバサに言われ振り返るとパラパラが置かれている観葉植物の葉っぱを食べていた。

 

「ダメよパラパラ!」

 

 博物館の物なのでマルムが少し叱るとパラパラは植木鉢の影に隠れ怯える様な声を上げる。

 

「なあ姉ちゃん、今のパラパラの様子だけどエースと似てないか?」

「あっ、もしかしてエースも!?」

 

 エースと同じ態度に2人は何かに気づいた。

 そして2人の後ろにエドとノラッティ〜が曲がり角から覗き見していた。

 

「今度は逃がさないっス……!」

「逃げられない所に追い込むザンス……!」

 

 そう言いノラッティ〜はアクトホルダーとスピノのカードをとりだすとスラッシュし成体のスピノを召喚した! 

 

「スピノサウルス!?」

「一旦逃げるぞ姉ちゃん!」

 

 スピノが現れ、ツバサはマルムの手を繋ぎ走り出す。

 スカイとパラパラも2人の後ろについて走り出した。

 

「って嘘だろ!? 行き止まりじゃん!」

「非常口も開かない……!」

 

 暫くして2人は行き止まりまで追い込まれてしまう。

 非常口のドアに手をかけるも閉まっており2人は袋の鼠である。

 

「こうなったらやるしかないよ姉ちゃん……!」

「そうね……! 行くわよ皆!」

 

 追い詰められた2人はスカイとパラパラをカードに戻しディノホルダーにスラッシュした! 

 

「「ディノスラッシュ!!」」

「天空を舞え! プテラノドン!」

「芽生えよ! パラサウロロフス!」

 

 2人の掛け声の後にスカイとパラパラの姿は成体のプテラノドンとパラサウロロフスへと変わった! 

 

 スピノを睨み戦闘に入るスカイとパラパラ。そこにスピノを追いかけてやって来たエドとノラッティ〜

 

「もう逃げられないっスよー」

「コイツらでもウサラパ様は喜んでくれるザンス!」

 

 援護タイプであるパラパラとスカイに攻撃の高いスピノとの相性が悪い事を2人は理解しているが念の為にマルムはリュウタとレックスを大きな声で呼びかける。

 

「リュウター! レックスー!」

「無駄っスよ!」

「此処は地下で1番深い場所ザンス! 助けを呼んでも聞こえないザンスよ〜!」

「くっ! どうすればいい……」

 

 ツバサがそう言ってるとパラパラが自分の長い頭部を振動させ始め不思議な音を発生させる。

 

「あ? なんザンしょこの音は?」

「パラパラ?」

 

 不快のない謎の音に4人は分からずにいた。

 

 

 一方リュウタとガブはパラパラが出す音に誘導されるように走り、レックスとエースも音に気づいた。

 

「ギャウ!」

「っ!? うわ!」

 

 突然エースがレックスに飛びかかり倒れるとレックスが立っていた場所にティラノの足があった。もし数秒遅ければレックスはティラノに踏み潰されていた。

 そしてエースは目の前のティラノに威嚇をしている。

 

「エースお前……ボクを助けてくれたのか?」

 

 レックスは助けてくれたエースに同様する。

 すると先程棺に隠れていたウサラパが包帯に巻かれた姿で出てきた。

 

「あっ! ミイラおばさん!」

「誰がおばさんミイラだゴラァ!!? ……まぁいいわ、サイカニアの前にそのカルノタウルスをいただいてくわ!」

 

 レックスはディノホルダーを取り出すとエースをカードに戻し、ディノスラッシュをした

 

「ディノスラッシュ! 吹き抜けろ! カルノタウルス!」

 

 レックスの掛け声の後にエースの姿は成体のカルノタウルスに変わった! 

 

「オーホッホッホッ! 1人でティラノに勝てると思ってるの〜?」

 

 ウサラパに言われるもレックスはエースをティラノと戦わせる。

 素早い動きでティラノの足の間に入り抜け、辺りを回りながらティラノを混乱させようとするが尻尾で攻撃されてしまい壁に激突。

 

「エース!?」

 

 と、そこへ大量の野菜と草を詰めたカゴを持って来た剣竜がやって来た

 

「現れたなティラノ!」

「何それ? 残念だけどコイツは肉食、そんな草なんか食べないよ〜んだ!」

「コイツは動物園から持って来たカバの餌だ! サイカニアを誘き出す為にな!」

「ホーッホホホ! 私の為にサイカニアまで誘き出してくれるなんてアンタは本当におカバ…………おバカさんね!」

 

 

 一方、竜野姉弟の方はというとスピノの攻撃を顔にくらうパラパラだが耐えるとスピノの横腹に突進し攻撃しそれに続けてスカイもスピノの頭を鋭い嘴で突いて怯ませる。

 

「ノラッティ〜! 技カードを使うっス!」

「了解ザンス! ショックウェーブ!」

 

 ノラッティ〜がアクトホルダーから水の技カード『ショックウェーブ』をスラッシュし発動。

 スピノの足元から渦潮が現れる。スピノが咆哮すると渦潮がパラパラとスカイに向かって流れると再び渦潮となり2体を苦しめる。

 

「パラパラ! スカイ!」

「アイツらも技カードを持って来たか……!」

「技カードを持っているのはお前らだけじゃないザンスよ!」

 

 苦しめられているパラパラとスカイを心配するマルム。

 敵も技カードを使える事に驚くツバサに嫌味混じりに言うノラッティ〜。

 

「マルム! ツバサ!」

 

 そこにパラパラが出した音に導かれたリュウタとガブが助けにやって来た! 

 

「リュウタ! 来てくれたか」

「パラパラが音を出てたのはここに居ることを知らせる為だったのね!」

「待ってろ! 今助けてやる!」

 

 そう言うとリュウタはガブをカードに戻しディノホルダーにスラッシュした

 

「ディノスラッシュ! 轟け! トリケラトプス!」

 

 リュウタの掛け声の後にガブの姿は本来の姿 トリケラトプスに変わった! 

 ガブはそのまま走り出しスピノに突進すると角を使ってスピノを投げ飛ばした! 

 

「エレクトリックチャージ!」

 

 攻撃の手を緩めないリュウタはそのまま技カード『エレクトリックチャージ』をディノホルダーにスラッシュする

 雷雲が現れると落ちた雷がガブに力を与え頭部が虹色に輝き、スピノに向かって走り角の部分に雷の力を貯めたエネルギーボールがスピノに大ダメージをくらわせる! 

 必殺技をくらわされたスピノはダウンしてカードに戻るとノラッティ〜が回収した。

 

「スタコラサッサ ザンスー!」「さっさっスー!」

 

 2人が逃げ去るとガブと渦潮から解放されたパラパラとスカイはカードに戻った。

 

「大丈夫だったか2人共?」

「助かったぜリュウタ、ありがとな」

「それよりもまだバトルフィールドが解けないわよ!?」

「まだ誰かが戦ってるんだ! 急ごう!」

 

 何処かで戦闘をしていると思い3人はその場から離れるのであった。

 

 

 一方、ウサラパのティラノと交戦中のレックスとエース。

 ココでレックスは技カード『サイクロン』をホルダーから取り出しスラッシュする

 

「サイクロン!」

 

 空から竜巻が現れエースの体に纏わるとティラノに体当たりをくらわせるもティラノは耐え抜いた。

 

「やるじゃない? でもこんな時の為に新しいカードを用意してたのよ! ボルケーノバースト!」

 

 ウサラパは技カード『ボルケーノバースト』を取り出しアクトホルダーにスラッシュする。

 ティラノの口から超高熱火炎が放たれ、エースの全身を炎で包み込まれる! 

 ボルケーノバーストの威力にエースはダウンし元のカードへと戻ってしまう。

 

「エース!?」

「そのままいただきー!」

 

 エースが負けた事にショックを受けるレックス。

 床に落ちたエースのカードをウサラパが走って奪おうとした……

 

「そうはさせん!」

 

 剣竜が投げ縄でエースのカードをいち早くゲット。

 そしてこちら側に引き寄せるとカードはレックスの手元に戻った。

 

「パパさん!」

「レックス、今の内に逃げるんだ! コイツは私が!」

「そんな無茶だよパパさん!」

「ホーッホホホ! そうそう無駄よ、さぁ大人しくカードを渡しなさい!」

 

 剣竜がレックスの前に立ちウサラパとティラノを睨む。

 

 ドシンドシン! 

 

 その時、サイカニアが現れると体当たりでティラノを吹き飛ばす。

 

「おおサイカニア!」

 

 サイカニアは剣竜が持って来たカバの餌である野菜や草をバリバリと食べ始める。

 

「うむ、やはりカバの餌に誘き出されたか!」

「ぐぬぬ……ティラノ! やっておしまい!」

 

 ティラノがサイカニアを頭でかち上げ尻尾の一撃をくらわせる。

 そのままダウンしたサイカニアはカードに戻るのであった。

 

「それもいただきー! ってああ!?」

 

 剣竜が再び投げ縄でサイカニアのカードをゲットしようとしたが先にティラノが前に出て縄を掴む。

 その隙にウサラパがサイカニアのカードをゲットした。

 

「2度も同じ手はくらわないわよ!」

「ウサラパ様ー!」「スピノがやられたっス!?」

「父さん!」

「ホーッホホホ! 残念だったわね! お前達がスピノを相手にしてる間にサイカニアと土の石版は貰ったわ! ティラノ、ついでにコイツらもやって……あら?」

 

 ウサラパが命令をした時、ティラノは先程の気力が無くてバテているみたいだ。

 

「う、ウサラパ様……ティラノの様子がおかしいっスよ?」

「あらら〜カルノタウルスとサイカニア相手に遊びすぎたみたいね……」

「ドクターソーノイダが首を長くして待ってるザンスよ!」

「そうだね、今日の所は引き上げるよ!」

「「ほいさー!」」

 

 こうしてウサラパ達はティラノをカードに戻して脱兎のごとく逃げ去って行った。

 

「くっ! サイカニアが……!」

「コレで2度も奴らに取られてしまったか……まだまだ弱いな俺達」

 

 リュウタとツバサが悔しそうにそう言った。

 その時レックスはカードをスラッシュしエースを呼び出した

 

「エース、さっきはありがと……って何隠れてんだよ」

 

 レックスがティラノから助けてくれたエースにお礼を言おうとしたがすぐさまマルムの後ろに隠れる。

 

「ああレックス、ちょっと犬の習性で気づいた事があるんだけど……」

「犬?」

「エースがウンチを食べたのはレックスに叱られて驚いからウンチを隠そうとしたんじゃないか?」

「そ、そうなのか?」

 

 マルムとツバサの発言にレックスは少し驚いた顔になりエースの方に目を向けるとエースは恥ずかしそうに顔を隠した。

 そしてレックスはエースにゆっくりと近寄ると優しく抱きしめる。

 

「ギャウ?」

「ゴメンなエース? ボクが驚いて大声なんか出したから……もういいんだよ気にしなくて。ボクも悪かったよ……」

「ッ! ギャウ!」

 

 謝るレックスにエースは顔が明るくなり元気に鳴いた。

 一時はどうなるかと思ったがこうして彼らの絆は元の状態に直せた。

 そしてリュウタとマルム、ガブとパラパラも輪に入り笑い合うのだった。

 

「しかしアイツら、恐竜を集めて何が目的なんだ?」

 

 そんな中、アクト団が何故恐竜を集めているのかを1人静かにツバサはそう言った。頭に乗っていたスカイも「キュアッ?」と鳴いた。

 

 

 アジ島に戻ったウサラパ達はサイカニアのカードをドクターに渡すとアクトコントローラーでサイカニアを自分達の手駒にしていたが召喚したチビ恐竜版サイカニア(今後はサイカ)は4人を見ると襲いかかると噛みついたり背中に乗せたりして暴れ、4人はひたすら逃げるのであった。

 

 

 

 イギリスから戻ったリュウタ達は古代家に帰っており何をしているというと……

 

「グンヌヌヌ……」

「「「…………」」」ジーッ

「プギッ」ポンッ

 

 トイレでエースが便座に座ってウンチを出そうと踏ん張っている。

 そしてそれを見守るリュウタ達。そしてエースの肛門からウンチが遂に出た。

 

「いいぞエース!」

「エース、トイレが好きになりそうね♪」

「良かったな、仲直りが出来て」

「うん!」

「「「ハハハハッ♪」」」

 

 その光景を胡座をかいたままガブとパラパラを(スカイは定位置)乗せたツバサは足元にいる2匹と目が合うとこう言った。

 

「ヤレヤレ……エースも大変だね」

 

 

 次回へ続く!!





ED『恐竜マッスル』

じーーっ回!第4話!

今度の行先はなんと野生動物の王国アマゾン!
しかし恐竜探索の途中でガブが迷子になってしまう!!
更にレックス達とはぐれてしまいどうするリュウタ!?

次回!『どこ行った!?ジャングルに消えたガブ』

迷子だゾン!(某アマゾンズではない)

オリジナル日常回見たい?

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