転生したけど浦原喜助を暗殺しろとか無理じゃない? 作:ちーむ
とりあえず適当にケーキを買ってお礼をするというていで、戻ることにした。
私の知識が間違っていなければ相当のお菓子好きで、ペロキャンで買収されてた話を見た事がある気がする。
少しでも気を緩めてくれれば…
でも私普通に浦原喜助も黒崎一護もみんな好きだから殺したくはないんだよなぁ…
誘拐じゃダメなのかな。聞いてみよう
『もしもし当主様、』
《「なんだ」》
ってワンコールで出た暇なの?
『本当に暗殺しなくてはいけませんか?』
《「なんだ、怖気付いたか?黒にしては珍しい、たしかに浦原喜助は相当厄介な相手だ、だが計画には必要なのだ、わかっているな?」》
『はい』
《「ウルトラ牛乳饅頭もまっているぞ」》
『はいすみません、怖気付いてません是非やらせてください』
ずるいよウルトラ牛乳饅頭なんて
『あ、まぁそういう事じゃなくて、あの…誘拐はダメなんですか?』
《「誘拐…だと?」》
『そうです。浦原喜助は天才科学者、我らの組織に誘拐して連れてくれば戦力になるのでは?首輪をつけるか人質を取れば逆らえませんし』
《「…ふむ」》
しばらく考えた様子の当主
《「だがしかし、誘拐は暗殺よりも難易度が高いだろう。もし誘拐に失敗すれば殺していい。わかったな」》
前向きに考えてくれたらしい。
浦原喜助が組織に入ってくれれば私は饅頭もらえるし、浦原喜助の才能能力で色々小細工して内側から組織壊してくれそうだし。
そうと決まれば…
『
私は始解する。
『【毒】』
私の斬魄刀は特殊だ、言霊でその能力がかわる。炎といえば炎を纏い飛ばして、氷と言えば氷を氷らせ、雷と言えば雷を落としたり色々できる。
ね?強いっしょ?
言霊によって姿かたちがかわり能力も変わる厄介な斬魄刀。
今回は毒。少し痺れさせて動けなくさせる程度だけど。
『短刀』
そういえば鞘ごと形が変わり懐刀に変わる
これで暗殺ぽいよね。
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震える足と緊張を押えて敷地に入ると
さっきまで居なかった雨とジン太がいた
「んだよ、へんな面したやつ。」
「ジン太くん、お客様だよ…」
『これ、些細なものですけどケーキです。お礼にみんなで食べてくださればなぁと』
「店長呼んできます…」
そう言って2人は中に入っていくと浦原喜助が扇子を扇ぎながら出てきた。
1手目の失敗は…できない
「いやぁ、わざわざお礼なんて〜」
『いえいえ、これどうぞ、』
っと箱を渡す
「あれ?そういえば斬魄刀どーしたんスか?」
なんて腰のところを指さす。
なに普通気づかなくない?なんで気づくの
短刀にして懐にしまっているから…
『しまってるんですよ、打刀ほどの長さだと不便でしょう?』
「うーん、まぁ人によりますよねぇ」
そう、不便だよね
ごめんなさい
「グッ…なに…を」
大量の血が地面へ流れる。
流石と言うべきか咄嗟に距離を取った浦原喜助
ベチャリっと音がしてケーキが落ちる。
あぁ、せっかくのケーキが
私は短刀を構える
「ぐっ…」
毒が効いてきたのか動きが鈍い
「おき…ろ紅姫」
始解した浦原喜助が向き合う。
『動かない方がいいですよ。変なとこ刺しちゃったんで痛いでしょう?』
「何者ッスか、貴方」
『…私は』
痛がる浦原喜助に少し罪悪感が。巻き込んでごめんなさいなんて心の中でつぶやく。
「おーいうらはさーん」
という声が、そう聞きなれた声
「くろ…さきサン。にげ」
っと力が抜ける浦原喜助を抱きとめ米担ぎにする
「なっ!!何してるんだてめぇ!」
そう聞きなれた声は暗殺対象2番目の黒崎一護
タイミング悪すぎん?
一瞬で魏外を脱いだ彼は向かってくる
「へっ、その小さな刀で俺の斬魄刀を受け止めるなんて大したもんだな!浦原さんを離しやがれ!!」
『【太刀】』
「なっ!!グアっ!!」
油断してた黒崎一護は太刀に変化した斬魄刀に気を取られ、私の1太刀を浴びて肩を抑える。
少し躊躇ったとはいえ腕が取れないのはさすがだな。丈夫すぎん?
『殺しも許されている。もし邪魔をするなら浦原喜助を殺す』
っと浦原喜助の首元に刀を当てる
その言葉に動けないでいる黒崎一護。
「破道の三十一!赤火砲!!」
っと横からとんできた赤火砲を飛んでよける
「ルキア!!」
「一護どういう状況だ」
「浦原さんが捕まったんだよ!」
「なんだと?」
そこには朽木ルキア、やばいぞどんどん増えるなこれ。
仕方ない…あんまり手の内見せると特定されるから嫌なんだけど。
私は太刀の切っ先を2人に向ける
『動けば風、止まれば空、光を落とす道、火種を煽る風、』
「な、なんだこの鬼道は!!」
私の周りには雷の大きな塊が現れる
「んだよルキア!やべえのか!」
「…聞いた事のない鬼道だ!!だがこの力…受けるな一護」
『弓引く彼方 皎皎として消ゆ』
「避けろ!!一護!!」
『
その瞬間には2人に大きな塊が飛んでゆく
私は言うなれば言霊使い。言霊を使う鬼道を作るのなんてちょいちょいちょいなんだよ。
「龍道だと?なっ!!」
「ルキア!!」
避けれ無かったルキアは煙にまかれ黒崎一護が寄る
その隙に
『開け、裏門』
「おい!!逃げるな!!浦原さんをかえせ!!!」
『…またね黒崎一護』
門は閉じた
裏門は真っ暗な亜空間。
のんびりと歩く。
『成功したのはいいけど、面倒くさいことになったな』
「ぐっ…」
そこで浦原喜助が少し暴れだしてしまう
『大丈夫。死なせはしないし、貴方に期待してる』
貴方が組織を壊してくれることを。
私は牛乳饅頭さえあればいい。
「あなた…いったい」
まって、話せるようになったの?早くない?
『驚いた、私の毒そんな早く抜けないんだけど。まぁいいや殺されたくなかったらこの先毒にかかった振りをしていて。動けるようになっても動いちゃダメ。』
血がまだでている浦原喜助。はやく止血もしないと。