転生したけど浦原喜助を暗殺しろとか無理じゃない?   作:ちーむ

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死なんて

 

灰色は帰って行って

 

私は残りの饅頭を食べる

 

 

するといきなり嫌な予感がした

 

『琴玉__盾』

 

その瞬間弾かれる音

 

『なんのつもり、赤』

 

「へへ、すまねぇすまねぇ。怪我したって聞いたからよ今なら殺せるかなーって」

 

っと飄々とした赤色がいた片手には斬魄刀。本気で斬る気だったな

 

『ええ?もう任務?』

 

「俺一人でもいいぜ?」

 

『えーほんとー?行ってきていいよ人質ぐらいならあんたでも出来るでしょ』

 

「本当にいいんだな?この功績は俺のもんだぜ」

 

『どーぞ』

 

「つまんねーやつ。じゃぁ俺行ってくるわ」

 

『分かってるよね赤色、もし捕まりそうになったり死にそうになったら』

 

「その場で自害しろだろ、分かってるよ」

 

『ならいいんだけど』

 

 

 

 

 

 

 

 

その後灰色から赤色が死亡したと情報をうけた

 

 

 

 

『琴玉___消』

 

っと呟く

きっと赤色は斬魄刀の破片もなく消滅しただろう。

遺体を調べられると困るし

 

やっぱり死んだと思った。主人公を舐めない方がいい。

 

 

 

 

 

 

 

「泣いてるんスか」

 

『だからなんで勝手に風呂入るの』

 

なんて後ろから一応タオルを腰に巻いた浦原喜助

 

「いやぁ、片腕じゃ洗えないかなって」

 

『洗えてますけど』

 

「血でてますよ?」

 

つれないなーなんて言って私の頭を洗い始める(諦め)

 

「泣くぐらいならついて行けばよかったのに」

 

『さぁ、私死にたくないから。赤色は部下を連れてくべきだったね。

あと泣いてない』

 

「ふぅーん」

 

なんて

 

 

『痛いんだけど!!下手なの!』

 

「えぇ!?」

 

髪の毛が指に絡む度に引っ張られていたい

 

さっさと私が流して浦原喜助を座らせる

 

『こうすんだよ、ガシガシ爪たてて、私の頭皮削る気か』

 

 

「あーこりゃいい」

 

なんて気持ちよさそうにする浦原喜助。ってかなんで私が洗ってんだ

 

「もうちょっと前に来て貰えます?」

なんていわれて

『前?』

 

っと寄ると

 

「こりゃ豊満な胸っ!ゴブァァァ!!」

 

胸が頭に乗ったらしく鏡の浦原喜助が鼻の下を伸ばした瞬間回し蹴りをしたら湯舟に突っ込んで行った

ピクピクとしながらブクブクと沈んでいく

 

そのまま溺れてしまえ

 

 

 

その日の夜当主様が来た

幹部が死んだというのになんとも思ってないし誰が赤だったなんてもう忘れてるんだろうな

 

『はい、何用でしょうか当主様』

 

「そろそろ計画を実行する」

 

 

『……そうですか』

 

 

「浦原喜助を処分せよ」

 

『はい』

 

わざわざ本人の目の前で言うなんて性格の悪い事で

 

ニヤニヤと笑った当主はそのまま帰って行った

 

『……』

 

私は刀を引き抜く

 

浦原喜助はベットの上であぐらをかいて壁に背を預けていた。

話も聞いていただろう

 

 

俯いていて顔は見えない

 

「泣いてるんスか」

 

『泣いてない』

 

「へぇ」

 

ガシッと思いっきり刀を握る浦原喜助

 

『なにしてるの』

 

手から血が滴り落ちる。そりゃそうでしょ私の琴玉ちゃんは切れ味最高だし。

すると自分の胸にそれを押し当てる浦原喜助。

少しでも押せば刺さるだろう

 

「ほら、どうぞ?」

なんてなんとも言えない表情。

 

『……』

 

「ほら殺せない」

『殺せる』

 

「甘いんスよ。そんな覚悟で命のやり取りしようとしてたんスか?」

 

『ちがう、あなたは使えるから迷ってるの』

 

「使える……ねぇ」

っと初日と似た会話。

 

 

「貴方は何に従ってるんスか?

金でもない、命のためでも無い、無理やりでもない、当主に惚れてる訳でもない、忠誠心もない、」

 

 

『お菓子』

 

「変わらないッスね」

なんて笑う

 

 

「じゃぁ……こうしましょ。貴方を雇いますよ」

 

 

『は???』

 

 

 

「だーかーらー雇うって言ってるんス。報酬は好きなだけの菓子。アタシは駄菓子屋の店主ッスよ?しかも現世は数え切れないほどの山ほどの甘い美味しいお菓子もある。」

 

『……』

 

「夜伽もしないですし、無理に殺しもさせない、ある程度の自由もある、自由に使える部屋も風呂も、服も、全て揃うでしょうね」

 

『何を考えてるの?私は敵だよ』

 

手を離した浦原喜助はその血塗れた手で私の頬を触る

 

血の匂いが鼻をかすめる

 

「最初からおかしいなぁって考えてたんスよ。わざとらしいし。まるでアタシにこの組織を壊して欲しいみたいな」

 

まぁそうだよね浦原喜助ぐらいならすぐに勘づくだろうね

 

「助けてって言ってるようなもんスね。だからどこにも行き場のない貴方をアタシが雇います。」

 

『そんな義理ないでしょうに。雇う意味ないでしょ見捨ててもいい敵だよ?』

 

「でも貴方は仲間(赤色)は見捨ててもアタシを見捨てなかった。

しかも死と隣合わせのあなたがそれでもアタシを助けてくれた。いつでも殺せたのに。これでも恩は返さないと気が済まないタチでして」

 

『でも私は……』

例え雇われたとしても尸魂界から追われる______

 

そう言おうとした瞬間首に風がふれて

カシャンっと音を立ててなにかが地面に落ちた

 

『首輪……が』

 

ニヤリとわらう浦原喜助

 

「首輪落としちゃいましたねーこりゃ逃げなきゃ殺されますよ?当主様に」

っと自分の首輪も意図も簡単にはずした

 

片手には見知らぬ装置があって

それで外したらしい

 

「何日もつけられてるんだ、構造も原理もわかりますって」

いや普通分からないから

 

『……報酬はお菓子だよね』

 

「ええ、好きなだけ」

 

『そう。』

裏切られたとしてももう首輪を外してしまった私は後戻り出来ない

死んでも自業自得だなこれは。

 

『私は甘いんだ……お菓子みたいに』

 

「そうッスね甘い。だけど大丈夫雇い主がしつけてあげますよ」

 

私はある物を投げる

 

「!紅姫」

 

浦原喜助の紅姫。

そして私は浦原喜助の腕輪を切り落とす

 

「腕少しキレたんスけど」

 

『ごめーん』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒の部屋には誰も居なくなった_________

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