ヒソカごっこで遊ぼう!   作:イロハスのミネラル

1 / 1
公園でヒソカ

 

 

 

 ここ最近自分の理解を超えるような事ばかり起こり、自分自身話の流れについていくので精一杯である。

 

 そのため、どうも上手いように説明が出来ないのだが、とりあえず覚えておいて欲しいこととしては、私が物語の世界を自由自在に行き来する能力を手に入れ、現在ヒロアカ世界にいるということ。

 

そして

 

「うわぁぁーー!!このピエロ化け物か!」

 

 

ヒソカ=モロウになっているということだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「くっくっく…あっはっはァーーーァ♡」

 

おっと、興奮してついハンター試験編でヒソカが試験官ごっこと称し他の受験者たちを殺戮していた時の笑い方が出てしまった。

 

 現在、ヒソカ=モロウこと私は、深夜の公園にてチンピラたちを相手に絶賛大立ち回りを演じていた。

 

 経緯としては、私がベンチに座りながら道ゆく人々に対し聞こえるか聞こえないかぐらいの声量で

 

「15点……60点…20点♤」

 

と呟いていたところ、通りがかった彼らに、テメェ因縁つけてんのか?などとあらぬ疑いをかけられたのが始まりだ。

 

 彼らは皆年若く、20前後といったところだ。自分で言うのは何だが、深夜の公園にピエロの格好をした男がいたらまずヴィランを疑い話しかけないと思うのだが、これも若いころ特有の全能感がなせる技なのであろうか。

 

 ちなみに私は実際ヴィランであり、地道な活動の結果最近ようやく知名度が上がってきた。筈なのだが、どうやら私もまだまだのようだ。

 

「ぐわぁ…あ…」

 

 とても心苦しいことではあるが、私はいかに未来ある若者であろうと、余程の才能がない限り戦いの後は基本殺している。

 

 これは別に私が殺人を楽しんでいるだとか、若者に恨みがあるだとかそういう訳ではく、単純にその方がヒソカっぽいと思うからそうしているだけなのだ。

 実際、もう既に5人いたチンピラ達の内2人をブランコに括り付け、シャルナークみたいにしてやった。

 

「くそっ…この野郎ぉぉ!」

 

 私に逃がす気がないと悟ったのか、残った3人の内の1人がヤケクソ気味に、個性により刃物へと変化した両手を振り回しながら突撃してきた。

 私は冷静にその腕を避けるとと、バンジーガムで両腕をグルグル巻きにして固定してやった。

 

「なんだこれっ…!と、とれねぇ……!!」

 

 原理は分からないし分かったところで説明する気もないのだが、どうやらこの世界でバンジーガムを使うとオーラを使えない人にも見えるみたいだ。

 戦術の幅は多少狭まるが、まぁそこまでガッツリと戦闘する気はないし許容範囲だ。私はあくまでヒソカごっこをしていたいだけなのだから。

 

「僕のバンジーガムは、ガムとゴム両方の性質を併せ持つ♧」

 

 そしてそのままバンジーガムでチンピラの口元を覆うと、私はそのチンピラの耳元に近づき出来る限りネッチョリとした声で囁いた。

 

「キミたちの敗因は、個性のムダ使い♡」

 

 まもなくそのチンピラは事切れた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 その後、やりたい事は大方やったので残りの2人にトランプでササっとトドメをさすと、私は赤く染まった公園にわざとトランプを一枚残しその場を去った。

 

このような地道な活動がヴィラン活動には欠かせないのである。

 

そして都会にしては綺麗な夜空を眺めながら思う。

 

 

うん、今日もなかなかのヒソカっぷりであった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。