【年末年始特番】トリビアの種No.415「駅に見送りにきたウマ娘が、発車する電車に乗った相手の忘れ物に気づいて走った場合、隣の駅で忘れ物を渡せる距離は■■m」 作:河畑濤士
「ウマ娘とは(ナレーション)」
「有史以前からヒトとともに人間社会を発展させてきた種族であり、またヒトに比較して高い身体能力を有していることで知られているが」
「はたして駅に見送りにきたウマ娘は、発車する電車に乗った相手の忘れ物に気づいて走り出すと、隣の駅で忘れ物を渡せるのだろうか」
「そしていまファンファーレが鳴り響きました!(実況)」
「発車ベルね(八島)」
「ドアが閉まり――スタートです!(実況)」
「サイレンススズカ、飛び出したッ! サイレンススズカ、良いスタートです。階段を駆けのぼり、改札口へ向かう!(実況)」
「素晴らしいスタートです。またSUICAをすでに準備していますね(シンボリルドルフ)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「高低差10mの階段を上りきり、いまSUICAをタッチした!(実況)」
「遅い……(サイレンススズカ)」
「改札口が開くまでの1、2秒のロスも惜しいですね(シンボリルドルフ)」
「出発進行(真多)」
「一方、真多さんも加速し始めましたね(実況)」
「サイレンススズカはもうロータリーを抜けて直線コースに入りました(シンボリルドルフ)」
「サイレンススズカ速い速いッ! 真多さんに大差をつけてウマ娘用レーンを駆けていきますッ(実況)」
「先頭の景色は譲らない(裏声・八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「いや、これいった感じじゃないですか!?(高下)」
「第四コーナーを回って品川街道へ!(実況)」
「ガストを横切って京王線のりばの階段を駆け上がる!(実況)」
「真多さんも滑りこんできたが――!(実況)」
「ドアが開きます(アナウンス)」
「忘れ物です――(サイレンススズカ)」
「ありがとう、間に合うって信じてたよ(元トレーナー)」
「……(サイレンススズカ)」
「1着、サイレンススズカ! サイレンススズカ強い、電車に何もさせませんでした!(実況)」
「着差以上の強さをみせつけましたね(シンボリルドルフ)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「着差以上の強さ、って(高下)」
「着差というか愛の力見せつけられましたね(八島)」
「これまだまだいけそうだね(イモリ)」
「1400m、クリア(ナレーション)」
◇◆◇
「続いて距離を伸ばして検証する(ナレーション)」
「日を改めて始発電車前。第2回UVT杯、再び出走です。本日実況は私、青柳。そして解説は中央トレセン学園生徒会長のシンボリルドルフさんにお願いしております(実況)」
「よろしく(シンボリルドルフ)」
「ちょっとシンボリルドルフさん呆れてきてません?(八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「出走まではまだ時間があります。第2回UVT杯のコースを確認していきましょう(実況)」
「コースはご覧のとおり、三鷹駅から吉祥寺駅までの約1600mとなっております。えー、シンボリルドルフさん、この1600mコース、どうみますか?(実況)」
「距離以上にタフさを要求されるコースだと思います。三鷹駅の敷地外へ出るまで、吉祥寺駅の敷地内に入ってからホームにたどり着くまでが想像以上に苦労するでしょう。1600mの平均タイムは1分33秒前後です(シンボリルドルフ)」
「いやーウマ娘速いなー(高下)」
◇◆◇
「その後もサイレンススズカは1600m、1800m、2000mをクリア(ナレーション)」
「続いて北府中駅から西国分寺駅の2200mに挑戦する」
――Q.宝塚記念と同じ距離ですが、自信のほどは?
「相手の方が有利だと思いますが、私がやることは変わりません。先頭を走る。そしてお弁当を確実に渡す。それだけです(サイレンススズカ)」
「頼もしい(イモリ)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「気合の入り方がマジでGⅠレースですね(八島)
◇◆◇
「検証開始(ナレーション)」
◇◆◇
「第5回UVT杯2200mが始まろうとしています(実況)」
「そろそろ苦しいレースになってくるかと思います。2200mだと平均タイムは2分12秒くらいになります(シンボリルドルフ)」
「行きます(サイレンススズカ)」
「サイレンススズカが構える――ファンファーレが鳴り響きますッ!(実況)」
「発車ベルね(八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「そしてドアが閉まり――スタートしました!(実況)」
「サイレンススズカ、速い速いッ! もう階段を駆け上がり、北府中駅東口に出た!(実況)」
「もう慣れてきてる(イモリ)」
「障害レースみたいにタッチしながら改札飛び越してましたね(高下)」
「府中街道のウマ娘専用レーンへ!(実況)」
「この直線は2000m近い長さがあります。ウマ娘にとっても、電車にとっても速度は出しやすいですね(シンボリルドルフ)」
「当たり前だ!(八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「一方、鉄道側もぐんぐん加速していきます(実況)」
「元トレーナーは心配そうに扉の窓から外を見つめている(実況)」
「いや、2200mまでならまだ勝てます。スズカのこと、信じています(元トレーナー)」
「サイレンススズカとトレーナーの絆――
おっええーなー!
(トレーナーとおっ良いなをかけた高度な激ウマギャグ)
という感じですね(シンボリルドルフ)」
「……(実況)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「ルドルフ、ホントかわんないな……(イモリ)」
「さあ武蔵野線・オレンジの電車が追いこんでくるッ(実況)」
「……!(サイレンススズカ)」
「先頭の景色は譲らない(裏声・八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「サイレンススズカ、ハナを譲らぬまま高架下へ滑りこむ! 南口はすぐそこだ(実況)」
「素晴らしいコーナリングです(シンボリルドルフ)」
「高架上を走り抜けていく電車ッ! しかしサイレンススズカも南口に入ったッ!(実況)」
「武蔵野線の意地か、スズカの夢か! 武蔵野線の意地か、スズカの夢かァ!(実況)」
「めっちゃ興奮し――(八島)」
「武蔵野線の電車が減速しながらホームに入ってきます。勝負あった――いや、サイレンススズカだッ! サイレンススズカ! サイレンススズカが階段を駆け上がり、ホーム上に姿を現しましたッ!(実況)」
「おお!(高下)」
「なんとサイレンススズカ、差し返したッ! 電車が停止位置にッ! そしてサイレンススズカはトレーナーが待つドアの前に立っているッ!(実況)」
「そしてドアが開きますッ(実況)」
「……あなた、忘れ物よ(サイレンススズカ)」
「うわあああああああああああああああああ(イモリ)」
「うわああああああああああああああああああ(高下)」
「うわああああああああああああああああああ(八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「2200m、クリア(ナレーション)」
◇◆◇
「ここからトゥインクルシリーズにおいて長距離レースに区分される距離を検証していく。そのためサイレンススズカは別のウマ娘と交代する(実況)」
「ありがとうございました(元トレーナー)」
「……(サイレンススズカ)」
「おふたりともお幸せにーっ!(八島)」
「ハハハハハハハ!(SE)」
「続いての検証は船橋法典駅から西船橋駅の3000m(ナレーション)」
「ってことは何、ステイヤーのウマ娘を連れてくるんですかね(イモリ)」
「そして続いて協力してくれるウマ娘は(ナレーション)」
「よ、よろしくね……」
「日本が誇る元・トゥインクルシリーズ所属・GⅠウマ娘、ライスシャワーとその元・トレーナーである(ナレーション)」
「だから出す番組間違えてんだろ!(八島)」
「菊花賞、宝塚記念、天皇賞(春)2連覇――GⅠ4勝ウマ娘が出る番組じゃないよこれ(イモリ)」
「日曜お昼のレース番組に出てもらった方がいいやつですよ!(高下)」
――Q.自信のほどは?
「勝てる可能性は、正直いって低いとライスは思う――(ライスシャワー)」
「でも走らずに負けを認めるなんて、ブルボンさん、マックイーンさんはきっと許さないと思うんだ」
「だから、ライス、走るよ」
「それで、お兄様にお弁当を届けてみせる」
「なんか瞳に蒼い炎宿ってません!?(八島)」
◇◆◇
「検証開始(ナレーション)」
◇◆◇
(CM)