デジたんと生活してみたいモブオタクウマ娘 作:黒音195(kurone)
はいどうも、あっしです。
今回は少しだけ長くなってます。
『あいにくの雨の中、ファンファーレが高らかに響く!春のG1開幕戦、フェブラリーステークス!本日のレースには、これまで芝で無敗の三冠ウマ娘、メイプルロードが居ます。菊花賞で故障していましたが、なんとまさかのダートで復帰を狙います』
『ジュニア級以来のダート出走、どうなるか期待ですね』
『3番人気はこの娘です、スマートファルコン。1枠6番での出走です。2番人気はこの娘、アグネスデジタル。2枠3番での出走。1番人気はオグリキャップ。8枠12番での出走です。注目のメイプルロード、7枠7番での出走、4番人気です』
『今回で返り咲きを見せるのか、期待です!』
『ゲートイン完了、フェブラリーS・・・16人のウマ娘達が今・・・』
『スタートしました!』
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「トレーナー!私、ダート走ってみたい!ジュニア以来だけど!」
怪我が完治した私は、トレーナーにかなり唐突な無茶を言い放つ。が、それを予期していたかの様に、トレーナーからこんな言葉を返された。
「そう言うと思って、復帰レースは決めてあるぞ!フェブラリーSだ」
それを聞いていたスピカの中で唯一ダート経験があるデジたんが確認作業に入る。
「フェブラリーS・・・東京1600m、マイルの左回り・・・というかあたしと出走被ってるじゃないですか!」
「よっしゃぁぁ!俄然やる気が湧いてきたぁぁ!やったんぞこらぁぁ!!」
「めちゃくちゃ元気だね、メイプル」
「そりゃあデジタルと一緒に走るんだ、テンションも上がるだろ」
「それもあると思うわ、けど1番はやっぱり・・・」
「オグリキャップか・・・」
「そんなに強いんですか?オグリさんって・・・」
オグリキャップについてあまり知らないスペシャルウィークにスピカの面々はオグリキャップの事を説明しました。オグリキャップの強さを聞いてほえ〜となっているスペシャルウィーク、こいつ分かってねぇな?って内心思っているトレーナーとスペシャルウィーク以外のスピカメンバー・・・
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『さぁ!先頭を行くのはスマートファルコン!どうでしょうこの展開?』
『スマートファルコン、彼女の脚質には合っていますね!』
ファル子先輩はスタート直後から逃げに逃げていたが、スタミナが無くなってきたのか少し下がって来始めていた。それを待っていたかの様にオグリ先輩とデジたんが上がってくる。
『第3コーナーカーブ!オグリキャップとアグネスデジタル!共に上がっていきます!メイプルロードも仕掛けた!』
『やはり4強!誰が勝ってもおかしくないですね!』
「あの時の勝負以来だな、メイプル。だが、私も負けるつもりは無い!」
『ここでオグリが来た!オグリが来た!怪物オグリ!先頭に立った!』
「あぁ、野良レース以来オグリさんと勝負する事が無く、シニア級初戦でオグリさんと対決するメイちゃん尊い・・・でも、あたしも負ける訳には行きませんからね!!」
『アグネスデジタルも上がってきた!せめぎ合う2人!残り400!』
「・・・?メイプルは何処に?・・・っ!?」
「・・・あれ?メイちゃんは何処に・・・っ!?」
その瞬間、そのレースを走っていた・・・否、会場に居た全員が悪寒を感じていた・・・
「飲み込んであげるよ・・・皆・・・」
魔王降臨 Lv3
『っ!?メイプルが来た!メイプルが凄い末脚で上がってきた!怪物オグリと勇者デジタルを抜き去ってメイプルロードが来た!残り200!メイプルロード先頭!先頭はメイプルロード!怪物と勇者を置き去りにして!今!メイプルロードがゴールイン!メイプルロード!見事に完勝!無敗の記録を伸ばしましたぁ!!この子に勝てるウマ娘は最早居ないのかァァ!?メイプルロード!無傷の4冠目を達成し見事に復活だぁぁぁ!!!』
『これはもう、彼女は怪物と呼ぶのも烏滸がましいですね。魔王と呼んでも差し支えないでしょう・・・』
オグリ先輩とデジたん、少し遅れてファル子先輩がこちらにくる・・・と思った矢先、デジたんが思いっきり私に向かってダイブしてきた。
「えっ、うわっ!!」
支え切れずにその場に倒れ込むデジたんとデジたんに頬ずりされている私・・・少しシュールな光景なのだが、そこにオグリ先輩が近寄ってくる。降っていた筈の雨もいつの間にか快晴になっていた・・・
「おめでとう、メイプル」
「・・・ありがとうございます。先輩・・・そしてごめんなさい」
「む?何故謝るんだ?」
「正直私・・・今年の有マが終わったら走るの・・・終わりでもいいかなとか考えてたんです。けど駄目ですね・・・魔王は魔王らしく、勇者に倒されるその日まで走り続けますよ・・・デジたんいったい!!!!なんで関節決めに来てるの!?」
「あ、あぁ!ごめんなさいごめんなさい!唐突な引退宣言したから思わず・・・」
「それで関節決められてたら私引退出来ないんだが!?」
「ふっ、相変わらず君は面白いな。メイプル・・・だが間違っているぞ?」
「ほい・・・?」
「魔王を倒すのはいつも勇者・・・とは限らないという事だ」
クォレハ・・・オグリ先輩にまで火を付けましたね・・・まぁ・・・望む所ですよ。えぇ。さてと・・・次の出走・・・トレーナーが言ってた事は・・・フェブラリー終わったら確か次は大阪杯・・・だったかな?あ〜・・・大阪杯か・・・
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