デジたんと生活してみたいモブオタクウマ娘   作:黒音195(kurone)

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こんにちは、あっしです。メイプルが何だかヒールになりそうな気がしてなりません…


変態と選抜レース

 

「今日は絶対負けないよ!メイ!」

 

「ふっふっふ〜、私だって負けないよ。ターボ」

 

皆さんどうも、メイプルです。本日は選抜レースです。一緒に走るのはツインターボと他6人…流石に名前は覚えてないです。

 

『さぁ、まもなく始まります選抜レース、今回の注目株はなんと言ってもこの子、メイプルロード!自慢の末脚は選抜レースでも発揮されるのか!』

 

ターボはどんな作戦で来るか…いつもみたいに大逃げかな?裏をかいて先行かな?おっと、集中集中…今日はどの位置から行こうかな?追込?差し?先行?逃げ?……よし!逃げにしよ!

 

『スタート!各ウマ娘一斉にスタートしました!先頭はメイプルロード!』

 

「あいつ、逃げも出来るのか?!」

 

『スタンド前、先頭は変わらずメイプルロード!それを追う形でツインターボ!』

 

「はや!メイって逃げも出来るんだ!」

 

(少しここで落とすか…)

 

『おっと?!少しスピードが落ちたか!?メイプルロードが沈んでいく!』

「ならターボが貰うよ!!」

 

『ここでツインターボ先頭!どうしたんだメイプルロード!』

 

(さぁて…スカイ先輩みたいな事出来るかな?)

 

「…あいつ、狙ってやってんな…んな事したら脚への負担がデカすぎるぞ…」

 

「!メイプルさん!その走り方をお止めなさい!!」

 

(よし、この辺かな?)

 

『まもなく第4コーナーカーブ!おおっと!ここでツインターボ沈んだ!1番が先頭!いや!しかし外からメイプルロード!メイプルロード上がってきた!かなりの大回り!しかし脚色は衰えない!メイプルロード先頭!メイプルロード先頭です!』

 

「お先に!」

 

「む、無理ぃ〜!」

 

『メイプルロード!今大差でゴールイン!他の追随を許さなかった!メイプルロード!選抜レースを制しました!』

 

「いよっし!」

 

だが、喜んだのも束の間…一緒に走っていたターボ以外からはこんな声が上がっていた。

 

「なんでスカウト断るくせに選抜レース出てるのよ…」

 

「ずっと引っ込んでればいいのに…」

 

「これでスカウト来なかったらあんたのせいだから…」

 

そんな声が聞こえたが、ターボが私に向かって賞賛の声をあげてくれた…だが、言われっぱなしも嫌なので言ってきたヤツらに聞こえるように言い放った。

 

「ターボも強かったよ!それに、自分より強い子に対してもちゃんと賞賛出来るなんて最強じゃん!クラシックやシニアでも相手して欲しいな!」

 

すっごい嫌味ったらしいな私…まぁ?ターボにはそういう奴になって欲しくないし…いいよね?

 

「うん!ターボも頑張る!だから負けないでね!」

 

「私は負けないよ。勿論、ターボにもね」

 

ターボはいい子だなぁ…カノープスに勝利を届けるのも悪くないよねぇ…けど…

 

私は見に来てるであろう沖野トレーナーの所へ向かう。

 

「どうでしたか?私の走りを矯正したいと思いました?」

 

私はわざとらしく言う。今回の走りで沖野トレーナーに見せたかったのは、私の脚質がちゃんと定まっていないという事だった。逃げをしようとしたら追込になったり、先行にしようとしたら差しになったり…自分に合った脚質が見当たらないのだ。

 

「そうだな…この間触感した時と、さっき見た走り。下手したらウチのスズカと大逃げ対決も出来ると思う。だが前にそれをやったらスズカは怪我をした…お前にはそうなって欲しくない」

 

「えっと、よく分からないです」

 

「いいぞ、俺が矯正してやる!そしてお前に合った脚質を絶対に見つける!」

 

「…ふふっ、これからよろしくです。トレーナー」

 

そうして私は、チームスピカに入った。

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