天与の少女 刃にて荒事を成す   作:皐月の王

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鬼滅の刃を見返したり、伏黒甚爾の戦闘シーンを見てると両方人間やめてんなぁと思う今日この頃。




始まる原作

私が『柱』になって2年が経ちました。業務も任務もこなしながらに過ごしてはや2年。私も15歳、もうすぐ16歳となる所です。近況報告をしますと、『柱』の煉獄槇寿郎さんが引退して煉獄杏寿郎さんが『柱』に就任しました。私達で言う煉獄さんですね。継子には甘露寺蜜璃さんもいるんで言っている間に柱になるんじゃないかな?そんな事を考えながら朝食を作る。何せ、この屋敷に住んでいるのは1人では無いので。

 

「おはようございます。舞銀さん」

 

後ろから声がかかる。私はその声の主に挨拶をする。

 

「はい、おはよう。無一郎くん」

 

そう、現在修行中の時透無一郎くんが屋敷に住んでいます。理由は勿論ありますよ 。

 

去年の春頃の話なんですけど、始まりの剣士の子孫にあまね様が会いに行くという事でその護衛に着くことになりまして。その時に時透有一郎と時透無一郎に会いました。比較的歳が近いので無一郎と遊んであげたりしましたね。有一郎くんには代わりに料理とかを振舞ったんですが、それでも余裕が無い感じで、あまね様に暴言を吐いて、帰る事を余儀なくされました。本当に、なんでこの世界の兄、姉は不器用なんですかね?

 

その後も何度も通ったんですが、追い返されましたね。そしてあまね様に水をかけられそうになって庇ってびしょ濡れになったこともありました。水も滴るいい女と言って誤魔化す図太さがあればすぐに言えたんですけど、そんなボケを言う前に二人が喧嘩を始めたんで、拳骨で黙らせました。二人を家に寝かせて帰ろうとしたらあまね様に正座させられました。まぁ、その後に水の件はお礼を言われたんですがね。

 

その年の夏。家庭菜園の野菜が出来がよく、我ながらこの戦いが終われば農家もいいかもしれないとか呑気な事を考え、せっかく出来た縁だと思い、二人におすそ分けを行おうと行くと、血の臭いが鼻がしてきて急いで向かうと、血塗れの二人が倒れていたんです。無一郎くんの意識は無く、かすかに意識があった有一郎くんが

 

『舞銀…さん…無一郎を…助けてやってください……無一郎を…頼み……ます…キツくあた…て…ごめ……な…』

 

と言われて有一郎くんは何も話さなくなったので急いで二人を蝶屋敷に運んだんですが、有一郎くんは助からずで。そしてあまね様と話し合い、私が引き取り面倒を見ることになった次第です。怪我が完治していないのに刀を振るっていた際には拳骨を落として寝かしたりカナエさんやしのぶに怒ってもらったりして何とか完治するまでは安静を通しましたね。

 

そして、現在、私が教えながら鍛錬をしてますね。私が鍛錬メニューを作って無一郎くんに渡して普段はそれをこなしてもらってます。私に時間が出た時には実際に打ち合ったり、型を見せたりしてますね。

 

私が師匠みたいなことをするとは夢にも思ってませんでしたが、無一郎くんは励んでくれてます。大怪我と有一郎くんを失ったショックで記憶を失って、さらに新しい事を覚えるのが難しくなる状態になった。それでも、刀を振るう、体を鍛える事は止めなかったから、私が師として指南している訳です。そのついでに日常生活での場所も提供してますね。

 

それ故に今は一緒に住んでいます。

 

「朝ごはん出来てるから、手ぬぐいで汗拭いてから座って」

 

「分かった」

 

私は無一郎にタオルを投げ渡して、無一郎が汗を拭いている間に朝食を並べて何時でも食べれるようにする。

 

「よし、準備万端」

 

「体拭き終わりました」

 

「よし、それじゃあ朝ごはん食べよっか!」

 

私と無一郎くんは手を合わせて、

 

『いただきます』

 

いただきますの挨拶をして朝食を食べ始める。我ながらいい腕前だ。ただ、現代の本だしや味の素が料理を作る度に恋しくなる。楽がしたいです。

 

「ふぅ、ご馳走様でした」

 

「ご馳走様でした」

 

食べ終わると二人で食器を運び、今度は無一郎が皿を洗います。その間に私は道着に着替え、屋敷の離れの道場に向かいます。今日は午前中にやる事は無一郎の最終選別に出てもいいかを確かめる最終試練です。

 

互いに道着に着替えて向かいます。互いの手には竹刀を持ち

 

「ここまでの鍛錬本当にお疲れ様。常中も会得してるようだし、言っていた様に最終試練をするわ」

 

「前置きはいいので早くやりましょう。どうせ、何時もの手合わせをお互いに本気で行うだけでしょ。説明は良いですよ」

 

無一郎くんはそう言って構える。全く可愛げの無い弟子だ。そう思いながらも私も構える。勿論竹刀は一本で嵐の呼吸は使わず他の三つのどれかを気分で使う。そして、無一郎くんが先に仕掛けてきた。

 

「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」

 

私の足元を滑る様に滑り込んできて斜め下から切り上げに来る。私は跳躍して避け

 

「水の呼吸 捌ノ型 滝壷!」

 

真下の無一郎くんにむけて竹刀を振り下ろす。無一郎くんは

 

「霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞」

 

私を迎え撃つために両手を使い、私に向かって垂直になるよう竹刀を突き出してくる。竹刀がぶつかり合い、道場内に破裂音を響かせる。中々に鋭い突きだ。

 

こうやって鍛え始めて1年。原作なら刀を握って2ヶ月で柱になった逸材。だけど、私は出来る限り鍛え上げた。そりゃ、どのくらい参考になったか、どのくらい効果が出たかは分からないし自信はないけど。だけど、この目の前の天才の原石の土台を作った。思わず笑ってしまう。私は着地し再び無一郎くんと向き合う。

 

「何笑っているんですか、油断してると痛い目に会いますよ、霞の呼吸 伍ノ型 霞雲の海」

 

無一郎くんが突撃してくる。私は頷く。常中もできてるし、型の精度も高いし本当に努力の天才だ。それにまだこれからの経験で研磨されていくはずだ。2ヶ月で柱にもなるだろうし。師匠として鼻が高い話だ。……まぁ、それはそれとして。

 

「油断?これはね、まだ余裕ということだよ雷の呼吸 肆ノ型 遠雷・昇」

 

無一郎くんの突撃よりなお速い速度で間合いを無理やり潰して、下から上に縦一文字に切り上げる。本来は横一文字の型だが、更に姿勢を低くして下から上に切り抜けする。無一郎くんはそのまま宙を舞い、後ろで落ちる音がする。

 

「ゲホッ!ゴホッ!!」

 

背中か落ちたのか噎せていた。受身を取り損なったかな?でもとりあえず、

 

「十分な力をつけたね。2日後の最終選別行ってきて良いよ」

 

「いいんですか?」

 

無一郎くんはゆっくり立ち上がりながに確認をする。私は頷き答える。

 

「いや、だって、私から教えることなんてないしね。あとは実践あるのみだよ」

 

そう言うと、無一郎くんは私に頭を下げて

 

「今まで、僕を鍛えてくれてありがとうございました」

 

私は照れくさくなり頬をかきながら

 

「礼はいいから、掃除するよ。その後、最終選別に行く準備をしなよ」

 

私はそういうと竹刀を立てかけ、掃除道具を取り出して道場の掃除を行う。そして普段着に着替えて、料理を作り始める。今作ってるのは弁当である。無一郎くんが向かうまでに腹を空かせたら食べれるように。弁当箱におかずとおにぎりを入れて。そのついで巡回の夜食も作り上げておく。弁当を渡して準備万端

 

「それじゃあ、行ってきます」

 

弁当を持った無一郎くんが玄関から出ていく。私は

 

「力抜いて行こう。無駄な力は、剣を鈍らせるからね。余裕が無いのは分かってる、精一杯なのも分かる。だけど、帰る場所だけ分かっていれば何とかなるから!行ってらっしゃい!!」

 

手を振って見送る。無一郎くんがなにか驚いた様な表情を浮かべて、少し手を振って歩いて行った。私はそれを見送り、隊服と日輪刀を二本と夜食の弁当を持ち水柱の屋敷に行く。

 

「真菰ー!錆兎ー!義勇ー!任務の時の夜食の弁当人数分作ってきたから巡回の時一緒に食べよー」

 

玄関で声を出して呼ぶと隊服の真菰がやってくる。

 

「うん、ありがとう舞銀。上がって、しのぶが教えてくれた茶菓子もあるし。二人もいるしね」

 

私は招かれて屋敷の中に入る。錆兎と義勇の二人が居間で茶菓子を出して急須でお茶を入れていた。

 

「弁当態々、ありがとうな舞銀。助かる」

 

錆兎は私に礼を言って来る。水臭いなぁ、弁当くらい。

 

「鮭大根」

 

「入ってる」

 

「流石だな」

 

「え?今のやり取り何?」

 

真菰が困惑しながらに聞いてくる。今のはただの鮭大根が入ってるかの確認なだけだけど。私達4人は笑いながら少し話をする。

 

「そういえば、二人の次の任務は何処なの?」

 

「ああ、雲取山らしい。鬼が出るらしいという曖昧な情報だが、本当なら行くしかない」

 

「誤った情報でも、鬼が出ないに越したことはない」

 

「今は冬だから、山にはいる時は気をつけてね」

 

「ああ、そろそろ行くか義勇」

 

「分かった、それじゃあ行ってくる」

 

そう言うと二人は雲取山に向かっていく。それを見送る。あれ?なにか雲取山って聞いたことがあるような……。

 

「どうしたの?」

 

「いや、雲取山って聞いたことがあった気が」

 

考えてももう少しで出そうで出ないもどかしさを感じていると

 

「ん」

 

「真菰?どうしたのくっついてきて」

 

真菰が私の肩に頭を乗せて来ました。すっごく可愛いんです。今すぐにでも抱きしめたいと言う欲望と願望がみえかくれすそうでですが、可愛いと言ったら何を言われるか分からないからこの内心を必死に収めるのに葛藤をしてます!ふざけんな可愛いわ!

 

「もう、どうしたの?」

 

理性を保つために仕返しに真菰の頭に自分の頭を乗せる。耐えろ私!こうして余裕ぶって平静を保つのだ!

 

「最近会えてなかったから……」

 

不貞腐れたような口調で言われると思ってなかった言葉が出て被弾する。そういえば、錆兎や義勇とは会うことがあったり、煉獄さんの継子の甘露寺蜜璃ちゃんやカナエさんしのぶとは任務や蝶屋敷で会うことはあったけど、真菰とは結構会う頻度は少なかったなぁ。まぁ、空いている時間は無一郎くんの鍛錬を見ていたしね。

 

「ッ!……任務まで時間あるしお茶でも飲も」

 

「うん、そうしよう」

 

水柱の屋敷の縁側で任務の時間までお茶を飲みました。そして何事も無く時間が過ぎ、2日後、自身の屋敷で家庭菜園の世話をしていると鴉が来て手紙をくれました。略すと、

 

『鱗滝さんの所に妹を鬼にされた少年を向かわせたby義勇 錆兎と俺の判断で』

 

と書かれてました。私はワナワナと震えました。それが意味することは

 

「げ、原作始まっとるぅぅぅ!!」

 

1人で頭を抱え原作が始まった事に項垂れました。




嵐柱の屋敷には道場と家庭菜園のちょっとした畑があります。果物でも良かったかなぁと思ったり。

この時点で透き通る世界ありかな?

あと赫刀って膂力だけじゃダメすかね?やっぱり痣の体温欲しい?
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