天与の少女 刃にて荒事を成す   作:皐月の王

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最終選別に向けて

どうも、舞銀です。あれから1週間が経とうとしてます。技の練度をあげるため日々真菰と修行をしています。最近と言うか修行の時に二人きりなるのでドキドキすることが多い。中身が一応男の私ですし、ドキドキするのは仕方ないですよね。でも、今は女だからねぇ。

 

「舞銀はすごいね。小さい時から剣に触れてきたんでしょ?」

 

今現在は鍛錬の休憩中で二人で話してます。そして、どうして強いかの話になって、家のことを話しました。

 

「まぁね。それでも五歳から竹刀持たされて、今とほぼ変わらない鍛錬させられるんだよ?良く続けたもんだよ。そのおかげで、ここに居るから良いんだけど」

 

私は手に持つ木刀を手に握りながらに言う。水の呼吸の型以外に、家で学んだ剣術やオタク知識のなんちゃって剣術がある。それらを再現出来るやつは再現したりして遊んでいたこともあり、剣術の腕は早々に父に認められていた。まぁ、そんな些細な事はどうでもいい訳で。

 

「それよりさ、もうそろそろ、錆兎と義勇帰ってくるかな?」

 

「もう、1週間経つもんね。二人とも帰って来るよ。私達も錆兎達も死ぬ気で鍛えたし。それに、誰も一本も取れなかった舞銀に一本取ったんだよ?」

 

ぐふっ!?そ、それを言われると辛いなぁ。悔しかったんだから。いくら、抑えていたと言えど負けたんだから。

 

「じゃあ、そろそろ戻ろうか舞銀」

 

真菰は手を出してくる。私達は実質初めての同性の仲間で友達ということで戻る時は手を繋いで戻ることが多い。年齢的に何もおかしくないけど、転生前が男の私からすると、女の子と手を繋いでいると言うのはドキドキする。

 

「顔赤いけど熱でもあるの?」

 

「だ、大丈夫だよ!?」

 

指摘されて動揺する自分が情けない。まぁ、オタクだったし生前女の子と手を握るなんて……ねぇ?

 

だから緊張しても仕方ない仕方ない!そうしていつも通りに鍛錬から小屋に戻ると同着で

 

「おーい!戻って来たぞ!」

 

「ただいま!真菰、舞銀!」

 

そこには、最終選別に行った錆兎と義勇が居た。私達は走り出して二人を抱きしめた

 

「おかえり、錆兎、義勇。無事で帰ってきて良かった……!」」

 

「本当だよ!良かった!生きて帰ってきて良かった!!!」

 

「ああ、ただいま、真菰、舞銀」

 

「約束通りに帰ってきたぞ!」

 

私達がワイワイしていると、鱗滝さんが来て

 

「よくぞ、戻って来た。錆兎、義勇!」

 

二人を抱きしめて涙を流していた。

 

「「ただいま戻りました!鱗滝さん!」」

 

そりゃそうだ。これまで、あの狐の仮面を目印に手鬼に狩られたんだから。つまり、錆兎と義勇まで幾人も鱗滝さんの弟子が喰われたということだ。そのことを考えると感動的だ戻ってきたのだから。五体満足で誰も欠けることなく。

 

その日は私と鱗滝さんが腕によりをかけてご馳走を作った。鮭大根は勿論、今の時代じゃ変わった料理や天ぷらやら唐揚げとかやれる料理は腕によりをかけて作った。

 

「それで、どんな鬼がいたのさ?」

 

私は手鬼のことが気になって質問する。原作通りなら錆兎と出会っているはずだ。こうして生きているという事は手鬼に勝ってきたと考えられたから。義勇は

 

「そうだな、腹を空かせた鬼が多かったな。俺たちを見ると襲ってくるくらいには。鍛錬の通りにできたから、鬼を倒すことが出来たが、何度か錆兎に助けられた。俺ももっと強くならないと感じたな」

 

「特段変わった鬼と出会うことは無かったな。だが、鬼殺隊に入ったら最終選別以上の鬼と戦うことが多くなるだろうから、あまり参考にならないと思うぞ」

 

話を聞いてなるほどと頷き、1つの真実に辿り着いた。錆兎は手鬼と遭遇していない。何の因果か出会わないという道を歩いたらしい。つまり、あの山にまだ居る。真菰と同時に行かないと真菰が……。そんなことさせてたまるか。

 

「鱗滝さん!次の最終選別って何時ですか!」

 

「次の最終選別はカラスからの話によると、半年後だ。次は真菰と舞銀……受けるか?」

 

「受けます」

 

「私も!」

 

こうして半年後の最終選別に向けての修行が始まる。まず、岩を切るところだけど、私も真菰も普通に岩を切ってしまったので許可はすぐにおりました。

 

そもそも常中取得してるからね仕方ないね。

 

そして、真菰との鍛錬を続けながら最終選別の日まで過ごす。錆兎と義勇は最初の2週間は一緒に鍛錬をしましたが、日輪刀が届いて直ぐに任務に出立しました。二人とも綺麗な青色に染まるのを見た。改めて見ると不思議な現象だよね……。その日が来るまで鍛錬を続けて技の精度を高めた。時はあっという間にすぎて最終選別に向かう前日になりました。その日の晩ご飯は馳走を食べて鱗滝さんから

 

「これを二人に渡す」

 

狐の面が渡されました。

 

「このお面は?」

 

真菰の質問に鱗滝さんは

 

「厄徐の面という。お前たちを厄から守るようにと呪いをかけている」

 

真菰は大切そうに受け取り。

 

「ありがとうございます。鱗滝さん!」

 

「ありがとうございます」

 

私も礼を言ってた面を握りしめる。いよいよ明日からだと。まず試験会場に着いてからだと意気込み。正直に言うと真菰の心配は大丈夫だと思っている。全集中・常中を取得して半年が経過した。原作より強くなっていること間違いなしですよ!そしてその日の朝。

 

「それじゃあ行ってきます!錆兎と義勇に続いて通ってきますとも!」

 

私は手を振り鱗滝さんに行ってきますを伝える。真菰も

 

「行ってきます鱗滝さん」

 

「二人の無事を祈っておる。最終選別……二人で生きてもどれ。真菰、舞銀」

 

私達は鱗滝さんの言葉を胸にしまう。ここから本当の始まりは。そう考えていると

 

「それじゃあ行こっか」

 

真菰が手を引っ張ってくれた。私はそれにつられるように歩いていく。目指すは最終選別の会場……藤襲山へ。

 




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