最弱の怪物   作:肩たたき

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あとがき

 

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 ハーメルンを知って投稿を始めたのがほぼ同時期で、勝手が分からないながらも投稿させていただきました。そんな中、お気に入り登録や評価してくださる方がいてとても嬉しかったです。

 

 今作は原作軸の話と完全オリジナルの話が入り混じっており、亜冴の異常性と成長を丁寧に描こうとした結果、回りくどい点があったかなと感じております。亜冴の成長と心の変化、それでも離反してしまいそうな不安定さを書くのが難しかったです。なにより、本当にこの小説は面白いのかが不安でした。

 

 作品を通しての反省点は、亜冴を持ちあげすぎたかもしれない点です。

 万能天才キャラを初めて書いたので、くどくなく魅力的に書けたか単純に心配です。もっとスッと持ち上げられるようになりたいです。また、可愛さを出したかったのですが、この可愛さが伝わっているのかも不安です。終始、こちらを不安にさせる人物でした。

 

 この小説は利己主義である慈の、生まれたばかりの亜冴に対する感情が物語の起点です。

 足集利亜冴が愛に焦がれたのに対して、足集利慈は自由に焦がれました。

 作中で種明かしをする関係で、過去を何度も遡らなければならないといけないシーンが幾つかあり、話をより複雑化してしまったなと感じています。

 読者の皆様がどこかの点で、この父娘どちらかに騙されていることを願います。

 

 感想・ご質問などがあれば、お気軽にしてください。

 

 以降はキャラ設定やサブタイトル、裏話的なものになります。

 

 


 

 

足集利(あしゅり) 亜冴(あこ)

 

身長:150~153cm

入学方法:家系

等級:四級

趣味:アウトドア系全般

好きな食べ物:人との食事(特に伏黒恵)

嫌いな食べ物:すべて(外向きには特になし)

苦手なもの:体術

ストレス:食事、大人 → 嫌いな大人(足集利家関連)

術式:累集坩堝

 

~名前の由来~

 足集利:阿修羅像…阿修羅像の正面に位置する両手が合掌している。(いただきます)

     修羅道…六道の一つ。争いや怒りが絶えない世界。そういうあり方。

     六道の人間道は人間としてあるべき正しい道、人道とされる。

     (人間道を歩まない、足集利家を離れ修羅道からも外れたことを示唆)

     百()(無数の足) / 収() / ()

 亜冴:亜…次ぐ。準ずる。二人目の子。/ 父を次ぐ者。

    冴…優れた。頭の働きが鋭い。/ 優れた子供。 …… 父を次ぐ優れた子供。

 

 他同級生が植物に因んだ名前に対して、足集利亜冴は植物に因んでいない。

 → 逸脱・同級生では無くなることから。(勘の良いガキはミスリードに感じろ)

 

イメージソング:デビル / てにをは

 

 


 

 

 

足集利(あしゅり) (いつく)

 

身長:180cm未満

等級:特別一級呪術師

好きな食べ物:特になし

嫌いな食べ物:すべて(外向きには特になし)

苦手なもの:足集利亜冴

術式:累集坩堝

 

~名前の由来~

 足集利:足集利亜冴同様。

 慈:あわれみ。情け。親から子へ、子から親への愛。/ 娘へ送る慈しみ。

 

五十音順:亜冴、慈と並べると、亜冴の後に慈が来る。/ 亜冴より劣ることを意味する。

     この状態の二人の頭文字を取るとアイ(愛)になる。

     亜冴が生まれたことで、慈は愛に組み込まれる。

 

イメージソング:邪魔 / syudou

 

 


 

 

累集(るいしゅう)坩堝(るつぼ)呪法について~

・術師本人の姿のみ、自由自在に五感全てを見せかける。

・食していない相手の姿を借りることも可能だが、

 術師と対象との距離に応じてかなりの呪力が消費される上、精度は低い。

・食した他者よりも、術師本人の方が幻覚の精度が高い。

・食した他者の部位が大きいほど、精度が増す。

・ある程度の常人離れした観察眼がなければ、

 現実か自らの術式か、術師本人でも見破れなくなる。

 (累集坩堝の使い手が希少な理由の一つ)

・慈が亜冴の才能を見抜き、出産直後に絶望したのはこの為。

 

・五条悟のように術式と特殊な肉体が抱き合わせでなければ使い熟せない術式で、

 慈の瞳でも余程取り巻く人間環境が良くなければ、普通なら精神が病む。

 結論:亜冴がおかしい。

 

・戦闘においては相当弱い。

 

~縛り~

・食した対象の姿を自身として所有できる(無意識下での縛り)

 

 ~亜冴の場合~

・一度、百人以上の姿を全て手放す → 呪力増大。

・黒い髪の毛を半永久的に白く変化させる → 更なる呪力増大。

 

 

~慈の場合~

・姿を現しての攻撃 → 身体強化。

・他にも色々やってると思う。

 

 


 

 

~領域展開~

逢瀬(おうせ)夢想(むそう)

 睡眠中の対象との密会が可能。

 

亜冴の場合:

 ~縛り~

 ・術師本人も睡眠時に使用可能。

  術師が現実で行動不能の代わりに、

  繋がりが浅くても呪力消費を抑えて距離無視の接触が可能に。

 

慈の場合:

 ~縛り~

 ・なし

  亜冴との繋がりの強さで領域可動と解釈。

  これまで個人主義で単独行動をしてきた為、

  現実での危機察知含め、一切行動不能という縛りの発想がそもそもない。

  出し抜かれた要因の一つ。

 

~二人のスペック差~

 亜冴の場合:・くすんだ黄緑色の目。橄欖(かんらん)色。オリーブ色。

        千里眼と思われるほどの観察眼と視力。

        繋がり、縁として呪力が視えることも可能。六眼には遥かに劣る。

        (真似が異様に上手い要因の一つ)

 

       ・華奢な身体。

        体術に全く向かない体躯。軽い薄い脆いの三拍子。

        実力主義の戦闘特化の呪術界では舐められやすい。

 

 慈の場合:・薄焦げ茶色の目。明るい茶色。(はしばみ)色。(更に色素が薄まると亜冴の目の色に)

       超人並みの観察眼と視力。

       繋がり、縁などの呪力は視えない。亜冴の目には劣る。

       五条>>>>∫∫>>>>亜冴>>>>慈>>>>>>一般人

 

      ・筋肉質な身体。

       体術や戦闘に向いた体躯。天才でない分、努力をした秀才。

       術式や和装で体格の良さを隠している。

       戦闘に不向きな顔して油断を誘う。平気で後ろから殴りかかるタイプ。

 

 


 

 

分かりにくい一連の流れ

 

~慈の失踪劇~

・亜冴爆誕

・離れの呪符を徐々に無力化

・分別つく頃に亜冴と逢瀬夢想で接触

・亜冴に恐怖した一同数名に化け、言葉や倫理を教えるよう唆す

・最後の密会で亜冴を愛さなければならなくなる

・妻と息子を洗脳

・息子が自身に更に似るまで待機&亜冴懐柔

・息子と縛りを結び、妻と共に破らせて殺害

・葬式まで身を隠して、火葬まで息子に自身の姿を映す

・楽々と逃亡

・亜冴が十六歳になれば、すべてから解放される

 

 

~亜冴の復讐劇~

・怒りの亜冴

・何かできないかと隠密で放浪

・術式を重んじると発覚

・姿を全て回収して交渉材料に

・憤怒の亜冴

・屋敷全体の累集坩堝の認知不可、忘却

・今後一切の足集利家の者は累集坩堝を用いた繁栄は不可能に

・両者の同意ではなく半強制的な縛りのため、効力が薄く、

 足集利慈が優秀という事実と、その娘である亜冴の存在、

 離れで隔離されていたという認識や累集坩堝呪法の知識が残る

・なんかやべーと感じた足集利家は、とりま女児だし血を繋ぐために見合いをさせる

・今度は名声を下げてやる為に見合いをドタキャンしまくる

・未知との遭遇(伏黒恵との見合いの席)

 

 

~慈の亜冴殺害計画パート2~

・高専の話を聞いて、娘が高専に在学していると知る

・利用できそうな、高専にとって強力な敵勢力である偽夏油とコンタクト

・監視カメラとして情報提供と協力(亜冴が真人に殺されなかった理由)

・どう殺害するか悩み、高専と同士討ちさせるつもりで亜冴をスカウト

・亜冴が慈に付いていく

・下手に敵対するよりも手元に置いた方が安全と判断

 

・伏黒恵が危険因子と認識

・乱闘の土壇場で亜冴に裏切られたら面倒

・伏黒恵を殺しといて完全にこちら側にさせておくか

 

 

~亜冴のほっぺたちゅっ事件~

・事前に伏黒に試験として離反宣言をすると報告

・誘導されるがまま伏黒が亜冴と遭遇

・亜冴は真人が来る前に断髪して呪具に括り付ける(ザンバラ短髪になる)

・伏黒には高専寄りの発言、慈たちには呪詛師寄りの発言に捉えられる発言オンパレード

・マジで嘘は吐いていないが、誤解する発言をわざとしている

・伏黒がヘマしそうだったので、笑うことでフォローした

・慈を挑発しすぎた伏黒を庇う & 慈側だとアピールする為の頬にキス

・驚いた慈が亜冴の扱いに困って、この場では怒りが静まる

・亜冴の唯一の誤算が、伏黒がショックを受けたこと(伏黒、後に自覚しかける)

・それでつい、伏黒の様子を見ようとしてしまった

・慈が式神に呪具で攻撃して、髪の毛ごと刺す

・両者ともに撤収

 

・シャワー時、真人の幻覚見破り対策で「髪を切ったんです」と

 慈たちには前髪、真人には全体的に切った、と齟齬を産む発言をする

 

 

~亜冴の諜報初仕事~

・慈から領域展開での接触

・高専に残ることは内通者になってしまい、高専への裏切りを意味すると理解

・高専側の思考しか回らなかった(慈を裏切った理由の一つ)

・慈と真人は思考までは及ばず、感情のみを感知する

 (感情と発言を一致させれば嘘は可能)

・慈からヒントを得て、逢瀬夢想を領域展開で練り上げる

・伏黒恵が高専内で一番縁が強く信頼を得ていたため、抜擢

・睡眠時、術式を使用する者は極稀で

 むしろ不可能とされている為、完全にノーマークの隙を突いた

・逆に内通者として高専に情報を流し続ける

・必要な犠牲として割り切っている部分もあり、魂の揺れはほぼなかった

・伏黒との離反宣言で、渋谷でのテロを防ぐために自身の髪の毛を譲渡

・偽夏油たちから信用を得る & 慈が伏黒に目を付ける

・渋谷駅で自身の髪の毛を撒かせ、そこら一帯を胃袋と解釈して術式を展開

・特級呪霊たちを七海や釘崎などの姿で掻い潜る

・慈と交戦する伏黒に乱入して、わざと刺される

・重症なのに軽傷に見せかけながら、慈殺害

・止める伏黒を振り切り、五条の救助に向かう

・呪力が枯渇したので、髪の色を代償に呪力を補給(美しい髪は“女”の命として育てられた)

・術式を見破られないため、事前に五条に真人を優先しての除伐を頼む

・全く違う渋谷駅ホームに偽夏油誘導

 & 五条と呪霊数体の戦闘を自身と足元の髪の毛を媒体にして映し出す

・既に除伐された真人が健在な幻覚を映し、偽夏油の計画通りに映す

・五条の代わりに捕縛される

・本物の五条が偽夏油を視認し、脳内一分間をすでに過ごす

・五条参上、瀕死の亜冴を庇いながら敵を追い払う

・道中で確信を持った情報(宿儺復活)を五条に話す

・伏黒が駆けつける

・亜冴が気を失う

・五条が亜冴を伏黒に託す

・偽夏油が戻ってきて、亜冴を封印して回収される(人質、捕虜)

 

 


 

 

サブタイトル集

 

 

プロローグ・第一話「起承転結。起」… 復讐という起承転結を終えた後から始まる物語。

 

第二話「朱に交わる」… 朱に交われば赤くなる、ということわざから。(青の反対とされる赤)

            意味は“人は環境や他人に支配される”。亜冴の今後を示唆。

 

第三話「優れる者たち」… 亜冴は自分よりも優秀な人々に劣等感と挫折を抱く。

 

第四話「教育」… 亜冴が勉学と共に人間関係について学んでいく。

 

第五話「見届け人」… 見届ける側として、亜冴は立ち位置を自覚。

 

第六話「行動皆無」… 亜冴、実は何もしていない。

 

第七話「向こう岸」… 伏黒たちとは違う立場なのだと痛感。まだ見届け人でいる。

 

第八話「雛と青空」… 雛=亜冴・親鳥から愛情注がれるもの、青空=慈・自由を現すもの。

 

第九話「懺悔」… 伏黒は亜冴を侮り、死んだと切り捨てたのを懺悔する。

         亜冴は、自分は悪人で人間性を持たないと打ち明ける。

         伏黒の好みの女性から外れるのだと、誠実であるために失恋を選択する。

 

第十話「恋しい人」… 亜冴にとって父親と伏黒、二人を指す。

 

第十一話「逢瀬」… 逢瀬夢想 / 慈と亜冴、亜冴と伏黒。それぞれ密会を示す。

 

第十二話「罪と罰」… 自分が犯した罪と、その罪が招いた罰を受け入れる亜冴。

 

第十三話「告白」… たぶん亜冴がこの四人の前で曝け出す、最後の明け透けな本音。

 

エピローグ「鳥と空」… 第八話「雛と青空」との対比タイトル。

            鳥=成長した亜冴・自由に飛び回るもの。

            空=自由な鳥の居場所・慈不在の自由。

           (青空は固定観念に囚われた慈を表している)

 

 


 

 

裏設定的なの

 

足集利亜冴:

・相手のほとんどの感情が見抜けるので実は亜冴視点(一人称視点)の話が多い

・足集利家の眼は六眼の型落ちなので、亜冴の眼は一応六眼のなり損ないでもある

・五条家にも縁談の話が幾つかあったので、現当主の五条悟は前から亜冴の存在は知っていた

 (亜冴は裏で謝っている)

・五条が伏黒の縁談を了承して料亭を指定した

・僕が当主の一族相手にドタキャンしたガキの顔を見てやろうという気持ちから

・五条の容姿に似ていくのは、五条側(味方・逸脱)という暗示

・黒い長髪→白い短髪(男尊女卑的な女という固定観念の破壊をしたかった)

・半端な毒耐性は、宿儺の器の試作品たちの血が混じっているため

・人前でのくしゃみ、しゃっくりが泣くほど恥ずかしい

・報告書だけだとかなりの命令違反をしている問題児(五条悟再来と裏で言われてる)

・伏黒への気持ちは親愛と淡いものの中間辺り(恋人という概念なし)

・エピローグの遊園地は晴れやかな青空

 

伏黒恵:

・最初、亜冴への気持ちは同情だった

 徐々に苦しくても進む姿に好意へと変わっている

 

五条悟:

・「強けりゃいいじゃん」で問題児である虎杖や乙骨を引き入れている(原作設定)

 めたんこ弱い亜冴に若干厳しい理由の一つ

・十二話『罪と罰』の「ツラいなら、やめてもいいんだよ」の台詞は五条の純粋な善意

 善意であってその後を考えていなかったので、亜冴は冷たい反応をした

・作中での疑心暗鬼

 足集利慈の所業をいち早く察知し把握していた

 亜冴への疑いへと変化する(実際、内通者にされていた)

 「離反経験済みだし、怪しいなー」(交流会後に内通者と疑われる)

 「夏油は呪霊玉を食べていたけど、亜冴もマズそうにしてるなー」

 人のために請け負おうとする姿勢でも、夏油を思い出していた

 “夏バテ”という誤魔化し方は原作で離反直前の夏油が言っていた言い訳

 

 


 

 

完結後のイメージ絵

 

サングラスなし

 

【挿絵表示】

 

サングラスあり

 

【挿絵表示】

 

 

 

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