寒っ!
掛け布団全部穣子に持ってかれた
今何時だ?
10時
あれ?
何かを忘れてる
慧音に関係してることだったような
・・・・・・
「寺子屋!」
穣子「うるしゃい」
「ごめん」
しまった
今日から寺子屋の仕事があるんだった
しかも八時から
そっこうで着替えなければ!
出れない
寝室の扉は内に引くタイプになっている
そして静葉がドアの前で熟睡中
起こすのは忍びないし
仕方ない
窓から脱出を計ろう
ガシッ
動けない
紅月よいつの間に移動した
そして足を掴むな
動けば確実に転ける
あぁでも仕事が
仕方ない、起こそう
「紅月、起きてくれ」
紅月「うるさい」
指に電気を貯めるな!
それを近付けるな!
「うわぁぁ!」
バタン
穣子、静葉「うるしゃい」
す・・・・ま・・・・・ん
〜〜少年気絶中〜〜
トントン
慧音「大丈夫か?」
今は何時だ?
12時だと
動けない
両側から秋姉妹抱き枕にされ全く動けない
慧音「入るぞー」
何故鍵は開けっぱなしなんだ?
昨日の最後に帰ってきたのは・・・・・・俺か
ガチャ
慧音「仕事休んだから心配してきてやったらこの有り様」
ちょっと待て
俺は確実に悪くない
「助けて」
慧音「その腐った根性叩き直してやる」
頼むから話を聞いてくれ
慧音「秋姉妹も早く起きろ」
静葉「おはよ〜」
穣子「にゃ〜?」
離れてくれた
慧音「天誅!」
ゴン!
「理不・・・・尽・・・・だ」
頭部からの軽い出血と共に本日二度目の気絶
〜〜少年気絶中〜〜
頭が痛い
慧音「起きたか」
「お前に眠らされたんだよ」
慧音「事情を聞かせて貰おうか」
「朝起きて、慌てて、捕まりつつ電撃を貰い、GOODnight」
慧音「もう一度寝るか?」
激怒の慧音さんがここにあった
「でも、本当にそうなんだよ」
慧音「お前が来ないと生徒が寂しがるんだよ」
マジか!
俺は二度と休まない
「慧音は寂しくないんだ」
慧音「わっ私だって・・・・・・//////」
おもしれぇ
「俺は慧音がいなかったらすごく寂しい」
慧音「私も」
紅月「なにいちゃついてるの?私も混ぜなさい」
これは俺の勝手な想像だ
三角関係にしたら確実に俺に理不尽が降りかかる気がする
それは回避せねば
「すまん、腹へったから飯食べる」
ガシッ
慧音「根本的な話は終わってないわよ」
紅月「いちゃいちゃごっこは始まったばかりよ」
紅月の性格が初めて会った時と全く違う
しかもその訳の分からん茶番は続けるつもりだし
「勘弁してください」
土下座モードに移行完了
紅月「仕方ないな」
慧音「明日から来いよ」
「分かりました」
終わったぁ
この時間がおわった
辛かった
腹も減った
今日は14時間寝た
その内8時間は眠らされたのほうが正しいけど
因みに今は6時
静葉「紅夜」
「空腹で力が出ない」
穣子「拳食べる?」
「あれ?何でだろ、空腹感が薄れていった」
紅月「なら、晩御飯要らないわね」
「いるよ!」
それとこれは違う
慧音「私はこれで」
「食べていきなよ」
慧音「妹紅と約束してるから」
なら仕方ないな
「また今度」
慧音「明日だろ」
「忘れてた」
慧音「来なくてもいいぞ」
「まじで!?」
慧音「生徒には不慮の事故により暫く来ないと行っておくから」
「行かしていただきます」
だって
今慧音が固めた拳が意味ありげすぎるだもん
慧音「よろしい」
ガチャ
玄関の戸を開き出ていく
嵐が去ったようだ
穣子「いただきます!」
ギュッ
何をいただくつもりだ?
穣子「はうぅ」
「・・・・・・」
反応の仕方が分からない
穣子「ごちそうさま」
紅月「ご飯食べなよ」
「今いく」
今日はカレーか
「いただけます!辛っ、痛っ!」
ひりひりする
涙も鼻水も出てきた
一瞬で汗だくに
紅月「あんたのはよそった後にタバスコをふんだんに使った特別製よ」
「なんの嫌がらせだ?」
紅月「暇潰し」
最悪だ
穣子「残したらダメよ!」
こんなときだけ豊穣の神様かよ
ずるい
はぁ
もう遅いが辛味を感じる前に掻き込む作戦結構だ
掻き込んだあとは熱いお茶で無効にする
スタート!
一口目、二口目
ガシッ
「離せ、掻き込めない」
辛い!
静葉「そんな貴方にはこのお茶をあげます」
見るからに辛そうな赤いお茶
きっとあれはトマトジュースだ
トマトには多分辛味を抑える成分があるはずだ
飲んでみよう
うん
分かってたよ
口に含んだ瞬間にとても辛い臭いがしたんだ
これは
静葉「タバスコ配合のトマトジュースだよ、10対0だよ」
それはタバスコジュースだよ
こいつら
俺を殺すつもりか
復讐してやる
カウンターを決められるのが落ちだけど
もう嫌だ
紅月「続き食べて」
「はい」
あぁ
もう辛くも無くなってきた
味覚が麻痺してる
「ごちそうさま」
水かお茶を
紅月「どこ行くの?」
「風呂」
紅月「私も行くわ」
「来るな」
神様
助けて
しかし、俺の知ってる神様はろくなやつがいない
麻痺がとけない
心なしか胃も頭も痛い
先に薬を飲もう
薬箱は
あった
・・・・・・何で唐辛子が入ってるんだ?
胃薬は切らしてた
諦めよう
風呂いこう
〜〜少年入浴少女覗き中〜〜
状態異常がやっと回復した
二度とカレーが食べれない
「こいつらちから尽きてるし」
仕方ない
布団まで運ぶか
今日、布団敷きっぱなしだ
まずは紅月からだ
よいしょっと
言うほど重くない
布団におろして
次!
穣子だ
同じ要領で
次!
こいつ
服掴みやがった
自主的に同じ布団にはいるのは抵抗がある
しかし雑魚寝は翌朝がつらい
はぁ
一緒に寝よう
静葉「(成功)」
明日は仕事がある
忘れるなよ
よし寝よう
「お休み」