俺死んだのかな?
真っ暗だし体が動かない
死後ってこんなんなんだ
ん?
聞き覚えのある泣き声がする
また増えた
どんどん増えていく
この声は姉さんに鈴仙?
てゐや永琳、輝夜、皆の声がする
最後の最後で悲しませちった
どうすれば最後まで笑って過ごして貰えるだろう?
俺が最後まで笑顔にする
その為には他の皆より生きないと
あぁでも体が動かないんだった
他の皆より生きないと
寿命も何も関係なく生きないと
こりゃ
永遠に死ねないな
上等だ
手始めに生き返る
動けよ
俺の体なんだから俺に従えよ
ん?
目の前が明るくなってきた
おかしい
死んだときは小町に三途の川を渡らせてもらい
映姫に白黒つけてもらうはず
まだ俺は死んでないのか?
あれはなんだ?
扉?
『どこ行く気だよ、お前のは向こうだ』
急に何かが現れた
そして振り返るともう1つ扉があった
「お前は誰だ?」
『うーん、簡単に言うとこの扉の番人かな?』
「お前が言ってた扉はどこに繋がってるんだ?」
『あの扉を潜ると魂を完全に肉体から引き離す、つまりあの世に繋がってる』
「そっちの扉は?」
『魂と肉体をもとに戻す』
「ならそっちだな、案内ご苦労様」
ビシッ!
ドアノブに手をかけた瞬間全身に痛みが走った
『その扉ねぇ、俺の承認が無かったら触れた瞬間体に痛みが走るようになってるから』
「なら承認してくれ」
『して欲しかったら俺を納得させてみろ』
「やり残しがある」
『みんなそう言うんだ、その手の事は聞きあきた、さっさと諦めな』
「やり残しがある」
こいつと話す気なんて無い
さっさと戻り皆に笑って貰う
『だから、聞きあきたって』
「他とは違う」
『何度も聞いた』
「急ぐから扉を開けろ」
『やだね』
なら自分で開ける
ビシビシビシ!
何度も強い痛みがくる
『そんなこと続けると輪廻の環から消え去るぞ』
「だから、なんだ?」
ガチャ
後は引くだけ
重い!
『おかしな話、やり残しは来世に達成しろよ』
「今じゃないとダメなんだ」
少し
三ミリ位動く
意識が
あいつが言ってたのはこれか
関係無い
こんなシステムだけの痛みなんともない
幽香のパンチの方が痛かったし
永琳の薬の方が怖かった
何より姉さん達の悲しむ顔の方が辛い
それに比べてこんなの
「うおぉぉぉぉ!」
渾身の力で引く
やっと開いたぜ
「はぁはぁはぁ」
『この扉の開く何て二千年ぶりだ』
「な、他とは違うだろ」
『聞くけど、何でそこまで出来るんだ?』
「俺には帰る場所も迎える人も迎えてくれる人も守る人守ってくれる人もいるからな」
『二千年前の奴もそんなこと言ってたな』
「じゃあな」
『やり残しはきちんと無しにするだぞ』
「おぉ」
〜〜少年復活中〜〜
右腕がすごく痛い
「もう泣かないで」
咲夜「紅夜ぁぁ!」
姉さんが抱き付いてくる
咲夜「二度と離さない!」
霊夢「泣いてないわよ、バカ!」
レミィ「ふん!こんなことが二度と無いように戻ってきなさい」
「ありがとうございます」
泣き止んだお嬢様が言う
紅月「よかったわね」
紅月はまた一人になるのか
紅月「今度からは私の執事だから」
え?
紅月「レミィの友人として紅魔館に住むから」
まじかよ
魔理沙「こんなのは二度とごめんだぜ」
慧音「全くだ、本当に心配したんだぞ」
「みんなごめん」
妖夢「紅夜さんは謝る必要ないですよ」
幽香「私には謝って貰うわよ、人間の為に泣いたのなんていつ以来かしら?」
「ごめん」
慧音「私が後少し妹紅の家から帰るのが遅かったら死んでたな」
フラン「お兄ちゃんは死んじゃだめ、お願いだから」
「死なないよ」
永琳「それでも怪我が治るまでここにいて貰うけど」
「わかった」
美鈴「二度と無茶は止めて」
「ごめん」
やっぱり
この世界は素晴らしい
死ぬなんて勿体ないな
その後俺の復活祭として宴会をしたそうだ
俺は参加してないが