季節はこれでもかと言うくらい巡り冬
たまたまの気まぐれで外出中
勿論上着マフラー手袋その他諸々
完全武装である
妖夢「こーうーやーさん!」
「妖夢か、どうした?」
街に何と無く出掛けていた
ちょうどフードコートを出たときに妖夢に見付かり今に至る
妖夢「紅夜さん、ここであったが百年目です」
まるで切り捨てごめんみたいな言い方だな
「拙者はこれでドロン」
妖夢「させませんよ」
なにゆえ?
妖夢「せっかくですし、一緒にいたいなと思いまして//////」
「ん?あぁいいよ」
妖夢「ほっ本当ですか!?」
「嘘言ってどうすんだよ」
第一そんなに喜ばしいことでもないだろうに
妖夢「ではさっそく行きましょ!」
「あんまり急ぐと転けるぞ」
妖夢「大丈夫ですよ」
「あっ!その辺何故か滑るから気を」
ツルッ!
「遅かったか」
妖夢「痛たたた」
傍まで歩みより手を差し出す
「大丈夫か?」
妖夢「大丈夫ですよ」
「ならいいや、ほらさっさと行くぞ」
妖夢「もっと心配してくださいよ」
「おー大変だ」
妖夢「先輩、バカにしてますよね」
「勿論!」
妖夢「そんなに堂々と言わないでください」
「気にするな」
妖夢「しますよ」
「さぁ行くぞ」
妖夢「誤魔化した!」
「諦めろ」
妖夢「はぁ」
「どこ行きたい?」
妖夢「映画なんてどうですか?」
「ありきたりだね」
妖夢「いいじゃないですか別に」
「まぁいいけど」
映画か
まぁ見たかった映画もあるし
「じゃあ行こうか」
妖夢「はい」
〜〜少年少女移動中〜〜
結果から言うと
もみじが仲間になった
映画館に行く途中にばったり
妖夢は何故かぐったり
と、よく分からなくなってます
もみじ「何見るんですか?紅夜先輩」
因みにもみじと妖夢は1学年したの後輩だ
まぁそれはそうと
この映画館、ホラー特集やってるんだ
季節外れって言うか何て言うかなぁ
「折角だしホラーでいいよな」
もみじ「私はいいですけど、妖夢ちゃんが」
「妖夢がどうかしたのか?もしかして苦手か?」
妖夢「そそそんなことありませんよー」
「おーい、目が泳いでるぞ」
妖夢「大丈夫ですよ!ほっホラー映画なんて作り話ですし」
「そうか、ならこれ見ようか」
映画のポスターを指差す
まぁ一回見たことあるけどそこまで怖くない
内容は呪いのビデオを見たら一週間以内に呪いを解かないとテレビから貞子が出てくる
という苦手な人にはガチできつい1品にになっております
妖夢「・・・・・・」
放心状態になってるよ
可哀想だし止めといてあげようかな?
いややる
何故かって?
面白そうだからだよ
もみじ「早く行きませんか?」
「妖夢がビビりまくって動かないから」
妖夢「びびってなんていません!!」
「うんそうだね」
妖夢「信じてませんね!」
「うん、取り敢えず落ち着こうか」
もみじ「妖夢ちゃん、目立ってるよ」
妖夢「えっ?あっ」
「ビビってないんだったら見れるよね?」
妖夢「とっ当然です」
「じゃあ見ようか」
もみじ「因みに紅夜先輩は怖くないんですか?」
「もみじ、俺は日頃から命を危険にさらされ続けてきた、ホラー映画なんて怖がる余地はとうの昔になくなったよ」
もみじ「何かすみません」
まぁ
ある時は教師に渾身のヘッドバッドを貰い
またあるときは親族、友人により溺死寸前まで追い詰められた
それに比べて身の危険がない映画は楽勝だ
チケットを買い
劇場に入る
もう既に予告は始まっておりお決まりのノーモア映画泥棒が流れていた
もみじ「楽しみですね」
「せやね」
妖夢「・・・・・・」
ブーー
そろそろだな
〜〜少年少女鑑賞中〜〜
妖夢「ガクガクガクガク・・・」
「寒そうだね」
妖夢「お陰さまで」
仕方ない
マフラー貸してやるか
寒さのベクトルは違うが気休め程度にはなるだろう
「ほらよ」
妖夢「いいんですか?」
「寒いんだろ」
妖夢「はい、じゃあお言葉に甘えて」
白いマフラーを巻き始める
もみじ「(出遅れた!)」
「そろぼち帰るか、日も暮れてきたし」
もみじ「そうですね」
妖夢「怖いです」
「仕方ないな、もみじ送ってやれ」
俺はさっさと帰りたい
そろそろ飯の時間だし姉さんを待たせるわけには行かない
妖夢「もみじじゃ頼りないです」
「そんなことないぞ」
妖夢「紅夜さんがいいです」
もみじ「私も付いていきますね」
妖夢「貴方は真っ直ぐ帰って」
もみじ「嫌よ」
「さっさと帰りませんか?」
妖夢「それもそうですね」
もみじ「あんまり遅いと文お姉ちゃんも心配しますし」
「じゃあ帰りますか」
〜〜少年少女帰宅中〜〜
「ただいまー」
咲夜「おかえりなさい、晩御飯出来てるわよ」
「分かった」
自室に行き部屋着に着替え居間に行く
咲夜「今日はどうだった?」
「楽しかったよ」
咲夜「まぁ二人とも可愛いもんね」
「姉さんいたっけ?」
俺の記憶が正しければ居なかった
ならなぜ知ってる?
咲夜「居ないわよ、文から聞いたの」
「なるほど」
咲夜「晩御飯が冷めちゃうわ」
「そうだね、早く食べようか」
今日の晩御飯はお好み焼きか
咲夜「口開けて」
結構な大きさのお好み焼きを箸につかんで近づける
「大きい大きい」
咲夜「つべこべ言わないで口開けなさい」
頬っぺたを掴み無理矢理口を開けさせられ口に突っ込まれる
「あふい!」
咲夜「おいしい?」
ゴクッ
「口火傷した」
咲夜「キスでなおしてあげる」
「もう治った!」
咲夜「あら残念」
「残念がらないでよ」
咲夜「3割冗談よ」
どうしよう
半分以上本気だ
「普通にたべようよ」
咲夜「紅夜を?」
「ご飯を!」
咲夜「騒がないで」
じゃあ頻繁にボケ無いで
まぁ美味しかったけどさ
さて自分の分を食べようか
〜〜少年少女食事中〜〜
「ごちそうさま」
咲夜「お粗末様でした」
「俺はもう寝ようと思うけど姉さんはどうする?」
咲夜「そんなに私と寝たいのね?」
「そんなことは言ってない」
咲夜「たまには昔みたいに一緒に寝ようよ」
「姉さんと一緒じゃ寝れないよ」
初等部の頃はそうでもなかったけど
中等部に入った頃から姉さんを意識してしまい寝れない
咲夜「さぁ寝るわよ」
「話聞いちゃいねー」
手を引かれ寝室に連れられる
ギュッ
咲夜「心臓早くなってる」
「仕方ないよ」
咲夜「お休みなさい」
「お休み」
その後俺は一睡もできなかった