東方執事記   作:しゅん123

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第三十九話

早苗「紅夜さんは私とすごす!」

 

つみき「違うよ!紅ちゃんは私と過ごすの!」

 

この二人は何を言ってるのだろう?

 

俺は今妖怪の山の麓に来ている

 

そして偶々二人に会ったと思ったらこれだ

 

流石に俺でもここまで露骨にアピールされたら気付く

 

最近会ってなかったもんな

 

まぁ友達と久し振りに会えたら嬉しいよな

 

「二人とも一緒に居ようよ」

 

早苗「黙っててもらえますか?」

 

つみき「口を挟むな」

 

「なんかすいません」

 

その後も二人の口論は暫く続いた

 

〜〜少女口論中〜〜

 

文「あややや?紅夜さん暇そうですね」

 

「まぁね」

あれから30分

 

二人はまだ口論を続けている

 

良くやるよ、そんな長いこと

 

文「でしたら、今から私と遊びに行きませんか?」

 

取材の誘いならたくさんあるけど遊びは結構少ない気がする

 

「うん―――」

 

早苗「文さん何を言ってるんですか?羽むしりますよ」

 

つみき「天狗さん、飛べなくしますよ」

 

文「やや止めて下さい」

 

「・・・・・・」

 

何これ?

 

「あのさ、皆でなんかしようぜ」

 

文「そっそれがいいです!」

 

「こうしてても時間が過ぎるだけだしさ」

 

早苗「それもそうですね、さっ行きましょ」

 

むにゅ

 

左腕が早苗に抱き締められる

 

やっぱり柔らかいなぁ

 

文「すごく幸せそうな顔ですね」

 

「うん幸せ」

 

あっ、本音が出てしまった

でも仕方ないよね

 

つみき「おっきい胸羨ましい」

 

文「では何処へ行きますか?」

 

 

早苗「文さんの家にいきませんか?」

 

文「私の家ですか?いいですよ」

 

早苗「早速しゅっぱーつ!」

 

〜〜少年少女移動中〜〜

 

久し振りに来たな

 

今さらだがリアは紅魔館にいる

 

コアと喋りに行ったようだ

 

今度俺も行こう

 

文「適当に座っててください、紅夜さんがお茶を淹れてきますから」

 

「俺が淹れるんだ」

 

俺は学習した

 

逆らうだけ無駄とな

 

そんな訳で今俺は台所にてお湯を沸かしてる

 

早苗「紅夜さんって台所が似合いますよね」

 

つみき「可愛いエプロンつけたら完璧」

 

文「是非写真に撮りたいです」

 

好き勝手言いやがって

 

俺は男だぞ

 

台所はともかく可愛いエプロンは却下だ

 

「絶体にしないからな」

 

早苗「ちょっと位いいじゃないですか」

 

お茶が入った

 

持っていくか

 

つみき「紅ちゃんは女の子でしょ」

 

「男だよ!知ってるだろ?」

 

つみき「細かいことなんだから騒がない」

 

「細かくないよ」

 

文「じゃあリアさんにも協力してもらいましょう」

 

早苗「じゃあ準備が整い次第に」

 

文「わかりました」

 

俺は近い未来、こいつらによって多大なダメージを受けることになるだろう

 

諦めが肝心だと知っていても耐えられない

 

しかしそこは俺の鋼の心で押さえ込むしかない

 

諦めろ、諦めるんだ俺

 

この結末は揺るがないんだ

 

諦めろ

 

文「暗い顔してどうしたんですか?」

 

「何でもないよ」

 

文「嘘ですね、貴方がちっちゃな頃から居たんですから分かるんですよ」

 

早苗「私と会ったのは確か5才の時ですね」

 

「そうだっけ?」

 

早苗「そうですよ」

文「あの頃は咲夜さんだけじゃなくて私の事も文お姉ちゃんって言ってたのに」

 

早苗「私も言われてました」

 

つみき「いいなぁ」

 

いいのか?

 

俺にはよくわからん

 

でも不思議だよな

 

あの頃はすごく大人に見えたのに今となっては子供に見える

 

因みに俺は紫に軽いトラウマを持ってたりする

 

4才くらいの時におばさんって呼んだらスキマに落とされた

 

あの時の俺はまだ青かった

 

まぁその事もあって俺は紫の前ではその単語を発したことはない

 

今思うと俺は普通なら30回以上臨死している

 

たぶん俺は吸血鬼になる前から人間をやめてた

 

つみき「紅ちゃん」

「なに?」

 

つみき「私もお姉ちゃんっていって欲しいな」

 

「やだ」

 

つみき「言うだけなんだからいいじゃない」

 

「やだよ!てか何でいってほしいんだよ?」

 

つみき「いいから言って!」

 

「理由になってねぇ」

 

早苗「良いじゃないですか」

 

文「そうですよ」

 

他人事だと思いやがって

 

あぁもう!

 

「一回だけだぞ」

 

つみき「うん、あっそうだ、私の事どう思ってるかも一緒に言ってね」

 

どう思ってるか

 

友達として大好きだな

 

それでいいのか?

 

まぁいいか

 

「つみきお姉ちゃん大好きだよ」

 

つみき「ありがと//////」

 

文「次は私ですよ」

 

早苗「その次お願いします」

 

だから嫌だったんだよ

 

文「昔みたいに」

 

「文お姉ちゃんも早苗お姉ちゃんも大好きだよ」

 

文「私もですよ//////」

 

早苗「はっきり言われると照れますね//////」

 

だったら言わせるな

 

はぁ日も沈んできたし帰りたいな

 

「そろそろ帰るね」

 

早苗「諏訪子様達も待ってますしね」

 

それはしらん

 

まぁ帰ろう

 

〜〜少年少女帰宅中〜〜

 

家にあった置き手紙を読むとリアは紅魔館にしばらく泊まるそうだ

 

つまり

 

俺は家で一人という最高の状況になった

 

しかし眠い

 

それも最上級の眠気だ

 

もう睡魔に勝てそうにない

 

というわけでお休み

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