東方執事記   作:しゅん123

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第四十四話

秋も終わりを告げ始め森も山も寂しくなってくる

 

そんな景色を傍目に今日は宴会に無理矢理参加させられている

 

理由は最近やってなかったからだそうだ

 

場所は博麗神社で開催

 

始まる前には皆に確りと酒は飲ませない約束をした

まぁ誰も守らないんだろうけどな

 

永琳「相変わらず飲めないのね」

 

「仕方無いよ」

 

永琳「まぁ飲まされないように頑張りなさい」

 

「うん」

 

鈴仙「それも楽しみの1つなのに」

 

永琳「呑めない人に呑ますのは駄目よ」

 

鈴仙「そうですけど」

 

静かにその場を離れる

 

永琳が恐いから

 

霖之助と静かに飲もう

 

御茶を

 

どこにいるかな?

 

咲夜「紅夜」

 

「何?」

 

振り替えると無色透明の液体の入っているコップを持った姉さんがいた

 

あれは水だあれは水だあれは水だあれは水だ

咲夜「飲む?私の飲み差しだけど」

 

「いやいいよ」

 

咲夜「飲みなさい、そしてその後また私が飲む」

 

「御酒でしょ」

 

現実逃避はやめだ

 

俺は酒から逃げる

 

例え逃げ切れなくてもだ

 

咲夜「これは御神酒よ」

 

「何それ?」

 

咲夜「飲んだら分かるわ」

 

分かりたくないんだが

 

だがオミキって何ぞ?

 

気にはなる

 

試しに飲んでみようか

 

「じゃあもらうよ」

 

コップを貰い匂いを嗅いでみると思いっきり日本酒の匂いがした

 

「やっぱりいいよ」

 

咲夜「ばれたか」

 

「返すね」

 

咲夜「じゃあ仕方無いわね」

 

やけに引き際がいいな

 

まぁその方が助かるけど

 

咲夜「貴方が出ていってから暫くたったけど元気にしてる?」

 

「まぁね、姉さん達は?」

 

咲夜「少し静かになったわ」

 

「それはつまり元気じゃないと?」

 

咲夜「元気よ、少し活力が無くなったかな?」

 

よく分かりません

 

元気ならいいか

 

「よく分からないけど頑張ってね」

 

咲夜「貴方もね」

 

チュッ

 

姉さんの唇が頬に当たる

 

咲夜「ご馳走さま」

 

微笑んで離れていく姉さんを背に適当な場所を探して座る

 

やっと落ち着ける

 

フラン「お兄ちゃん」

 

わけないですよね

 

「久し振りだな」

 

フラン「会いたかったの」

 

レミリア「私はそんな事無いわよ」

 

いつの間に横に?

 

フラン「嘘だぁ、最後まで泣いてたくせに」

 

レミリア「そっそんなの嘘よ」

 

フラン「あの時の御姉様可愛かったな」

 

レミリア「やめて」

 

レアケースだな

 

二人で盛り上がってるし俺は消えよう

 

 

ギュッ

 

早苗「紅夜さん」

 

「わざわざ後ろから抱きつく必要あった?」

 

早苗「気にしないで下さい」

 

しろよ

 

早苗「もっと紅夜さんと一緒に居たいです」

 

「急に何?」

 

早苗「守矢神社に引っ越してきてください」

 

「御断りします」

 

早苗「何でですかぁ?」

 

てか酒の匂いがきつい

 

相当呑んでるな

 

早苗「なら一緒に呑んでください」

 

「だめ呑まない」

 

早苗「紅夜さんのけち意地悪」

 

「何と言われようと呑まない」

 

早苗「なら口移しで」

 

「じゃあ元気で」

 

神奈子「何処へいくんだい」

「絶体に呑まないぞ」

 

神奈子「早苗が呑ませるんだ」

 

グッ!

 

「何で羽交い締めにするんだよ!?」

 

諏訪子「下半身も押さえたよ」

 

早苗「では行きます」

 

チューッ

 

「ぷは、はぁはぁ」

 

早苗「まだ酔いませんね」

 

リア「なにしてるんですかぁ?」

 

 

神奈子「さて、諏訪子。あっちで呑みなおそう」

 

諏訪子「そうだね」

 

二人が居なくなり自由になった

 

リア「早苗さんはぁ続けるんですかぁ?」

 

早苗「はい」

 

リア「ご主人様はぁお酒呑めないんですよぉ」

 

早苗「だから何ですか?」

 

今の内に逃げよう

 

てか帰りたい

 

霊夢「紅夜」

 

「なんっ!」

 

ゴクッゴクッ

 

霊夢「終わったか」

 

頭がくらくらする

 

バタン

 

霊夢「倒れた」

 

魔理沙「上手く行ったか?」

 

霊夢「多分」

 

ここは何処だ?

 

頭が痛い

 

ここは何処だ?

 

君達は誰?

 

ここは何処だ?

 

俺は誰?

 

霊夢「動かないわ」

 

魔理沙「何呑ませた?」

 

霊夢「紫に貰った、外のお酒」

 

魔理沙「何て名前だ?」

 

霊夢「ウォッカのスピリタスだったと思う」

 

魔理沙「聞いたこと無いな」

 

紫「アルコール度数98の化け物よ、まさか一気のみさせてないわよね」

 

霊夢「やっちゃった」

 

紫「はぁ!!あんなの一気のみしたら死ぬわよ!」

 

死ぬ?

 

誰が?

 

頭が痛い

 

あぁ俺か

 

紫「永琳を呼んできなさい!早く!」

 

魔理沙「分かったぜ!」

 

霊夢「永・・・き・・・・紅夜が・・・・・」

 

音が途切れる

 

視界が暗くなる

 

息が苦しい

 

永琳「だい・・・・じ・・ぶ!?」

 

「お・・やす・・・み・」

 

永琳「鈴・・・・いそ・・・・・わよ・」

 

意識が完全に事切れた

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