プロデューサーはじめました。   作:テラリウムA

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39話 みりあ is NUMBER ONE(1)

* 【1】 *

 

 

 朝というのはやはり眠いもので、赤城みりあは眠い目をこすりながらベッドを降りて1階へと降りていく。

 

 ドアを開ければ、リビングのすぐ横のキッチンで母が忙しなく朝食の準備をしている。家族が朝に食べる分に父のお弁当、そして──人肌の体温に温めた哺乳瓶。

 

「あ、今いくからね~!」

 

 おぎゃあ、おぎゃあ、と泣き声がすると母は哺乳瓶を軽く拭き急ぎ足でその声の主の元へ向かうのだった。

 

 

 

 

 日課となりつつあるお手伝いの中に朝のごみ捨てがある。ここ最近は、よほど重たい物でなければ、彼女が集積所に持っていくことがほとんどだ。

 

 リビングのコルクボードにはごみ収集カレンダーが貼られていて、みりあはそれを確認して、今日がごみの日なら出しにいく。

 

「今日は……赤い袋のごみの日!」

 

 カレンダーの日付が赤の日は、ごみ袋に赤い文字がプリントされている袋を出すと母に教えてもらった。

 

 一旦リビングを出て数歩先の玄関へ。上がり框のところに袋が2つ。試しに持ち上げてみると、一度に持っていけないくらいの重さだった。2往復しなければならない。

 

「よいしょっと、っととと」

 

 想像していたよりも重みがあって、みりあはふらつく。

 

「ふぅ、危ない危ない」

 

 玄関から、いざごみ集積所へと向かう。といっても、道路を渡った目と鼻の先にある。右を見て、左を見て、改めて右を、車が来ないことを確認して横断する。

 

「んっしょ、んっしょ」

 

 鉄の編み編みでできたゴミステーションの蓋を開け、中に入れる。すぐに玄関に戻り、もう1往復する。こちらもそれなりに重い。

 

「ふぅ、よしっ! これで終わり!」

 

 みりあは一仕事終えた達成感を胸に家に戻っていった。

 

 

 

 

 リビングに戻ると、母がちょうど赤ちゃんをベビーベッドに寝かせてようとしているところだった。どうやらミルクの時間は終わったらしい。

 

「お母さん、ゴミ出し終わったよ!」

「あら、本当に? 今日の重くなかった?」

「ちょっだけ重かったけど、でもへっちゃらだよ!」

 

 フフンと得意気な顔をするみりあの頭を母が優しく撫でる。

 

「いつも手伝ってくれてありがとうね、みりあ」

「えへへ~」

 

 嬉しさで顔をほころばせるみりあはベビーベッドに眼を向ける。

 

「よく寝てるね」

 

 寝ている赤ちゃんは約1ヶ月前に誕生したみりあの妹だ。すやすやと気持ち良さそうに寝息をたてている。純真無垢なその笑顔は見ているだけで癒される。

 

「ええ、赤ちゃんはよく寝て、よく泣くのが仕事なの」

 

 母が言う。

 

「泣くのも?」

「そうよ。赤ちゃんは言葉が話せないでしょう?だから何かしてほしいことがあるとね泣いて知らせるの。いっぱい泣くのはそれだけ精いっぱい生きてる証なの」

「へぇー、みりあもそうだった?」

「それはもちろん。元気いっぱいだったわ。あのとき、いっぱい泣いたからみりあはこんなにも元気に大きく育ったのね」

 

 母は昔を懐かしむようにまたみりあの頭を撫でる。撫で方がさわさわっとしていて、ちょっとくすぐったくて笑ってしまう。

 

「えへへ、くすぐったいよぉ~!」

「ふふ、ごめんなさい。あら、もうこんな時間ね。さぁ、朝ごはんにしましょうか。お父さんを呼んできてくれる?」

「うん!」

 

 みりあが呼びに行こうとするより先に父がリビングにやってきた。

 

「あ、お父さん! 今、呼びに行こうとしてたんだよ!」

「おお、そうか。ちょうど良かったな。そういえば、玄関に置いといたゴミを出したのはみりあか?」

「うん!」

「そうかそうか。ありがとうな。お父さんが仕事に行く前に出しておこうと思ってたからさ。重かっただろ?」

「大丈夫! えへへ」

 

 父は母と違ってぐわしぐわしと頭を撫でてくる。ちょっと雑だが、これはこれで好きだった。

 

「も~、お父さんもお母さんもみりあの頭を撫ですぎだよ~。えへへ~」

 

 そうは言いつつも、みりあの表情には笑顔があふれていた。

 

 

* 【2】 *

 

 

 その日の午後、346プロアイドル部門のプロジェクトルームにて、

 

「わあ、見てみて! 美嘉ちゃんが載ってる!」

 

とみりあがはしゃぐ声をあげる。

 

 彼女がきらきらした瞳で眺めているのは、同じくアイドルである城ヶ崎美嘉がモデルをしたファッション雑誌である。レッスンまでの時間潰しとして、手近なところにあったそれを開いていた。

 

 発売前に届く見本誌で、最近では何かしらの見本誌が休憩兼雑談スペースのテーブルに置かれていることが多くなった。

 

 プロジェクトルーム内には他にもプロデューサーとちひろ、トレーナーたちのデスクに給湯室もある。とはいえ、ソファとローテーブル一式が追加で設置されたこともあり、ルーム内の半分はそのスペースになりつつある。

 

 みりあはその内のソファの1つに城ヶ崎姉妹に挟まれる形で座っている。

 

「ばっちり決まってるね! これがカリスマギャルかぁ」

「ふっふっふ、そうでしょ? 今回は上手く撮れたとアタシは思ったんだよねぇ★」

 

 みりあの裏表のない純粋な感嘆に美嘉も思わず得意気な表情を見せる。

 

「いーなぁー、お姉ちゃんばっかり。アタシもこーゆー仕事してみたーい!?」

 

 対して美嘉の妹である莉嘉は不貞腐れたようにビル1階のカフェで買ったアイスココアをストロー越しに吸う。残っていた半分をずずずずずと勢いよく飲み干すと空のカップをテーブルに置く。

 

「ねぇPくぅーん! アタシもお姉ちゃんみたいなバリカワギャルの仕事したい!」

 

 莉嘉は対面に座る食事中のプロデューサーに身を乗り出して懇願する。

 

「あ、私も私もー! 美嘉ちゃんみたいな服着てみたーい!」

 

 みりあもそれに同乗する。

 

「そうは言われても……今回は先方から美嘉直々の指名だったからなぁ」

「お願いPくん☆」

「プロデューサーお願い!」

「お願い、お願い☆」

「お願い、お願い!」

 

 莉嘉に続いてみりあもお願いコールに参加する。梅雨時期に聞こえてくる蛙の合唱のように2人のお願いコールが室内に響く。

 

「いやはや、これは困ったな」

 

 プロデューサーはチラリと美嘉に目配せをする。

 

「はいはい、そこまで。プロデューサーも困ってるでしょ」

「む~……はぁい」

 

 意図を察した美嘉が止めに入り、莉嘉もみりあもコールを止めた。

 

「はは、助かったよ美嘉」

「1つ貸しだかんね」

「抜け目ないことで」

 

 プロデューサーは『ごちそうさまでした』と手を合わせるとビニールに牛丼の容器をしまいながら、

 

「今回、美嘉の撮影した雑誌はハイティーンをターゲットとしていたから莉嘉やみりあには声が掛からなかったんだ。あと数年して大きくなったら声が掛かるかもしれないな」

 

と説明する。

 

「え~!? 数年も待つのー!?」

「こればっかりは仕方ない。時間が解決してくれることだからな」

「むー……じゃあもしアタシが大きくなったら、そういうお仕事取ってきてくれる?」

 

 時間の経過でしか解決できないことを理解した莉嘉はがっかりしながらもプロデューサーへ問いかける。

 

「もちろん」

「そっか。えへへ、ありがとPくん☆」

 

 彼の返答に少しは機嫌が治ったのか莉嘉は笑顔になる。

 

「みりあも、それでいいか?」

「うん! 楽しみにしてるねプロデューサー!」

 

 みりあは美嘉と同じくらいの年齢になった将来の自分を想像しながら笑顔で答えた。

 

 

 * * *

 

 

 本日の厳しくも楽しいレッスンを終えたみりあは、ソファで今日の学校で出された宿題をこなしていた。学校終わりのレッスンだったため、時刻はすでに17時をまわってしまっている。

 

 夜道を帰らせるのは危ないという理由でこの後プロデューサーが自宅まで送っていってくれるという。とはいえ、そのP本人がもう少しだけ仕事があるとのことで、こうして宿題をしつつ待っている。

 

「あら、みりあちゃん。宿題ですか?」

 

 給湯室から出てきたちひろが尋ねる。

 

「うん! 少しでも進めておこうかなって! それに事務所なら教えてくれる人もたくさんいるから!」

 

 アイドル部門に所属するアイドルたちの中で、みりあは一番年下で現在小学5年生だ。中学生や高校生、大学生、果ては大人もいるここならば勉強で分からない所があっても教えてもらえることが多い。

 

「ちゃんと勉強して偉いですね。じゃん、ご褒美にオレンジジュースをあげちゃいます!」

 

 ちょっとしたサプライズを演出するかのように、ちひろは後ろ手に持っていた紙パックのオレンジジュースを見せてくる。

 

「わぁ、ありがとうございます、ちひろさん!」 

 

 さっそく受け取り、ストローを差し込んでちゅうと吸い込む。やはりいつ飲んでもおいしい。この前挑戦してみたブラックコーヒーの何倍もおいしい。

 

「おいしいです! ちひろさんは飲まないんですか?」

「私はさきほどコーヒーを飲みましたから」

「すごいなぁ。私もこの前コーヒー飲んだんですけど、苦くて飲めなかったです。大人になったら飲めるようになるのかなぁ?」

 

 今のみりあには、ブラックコーヒーを素知らぬ顔で飲むなんてまったく想像できないが、もしそうなれていたのならそれなりにカッコよく見えるだろう。

 

「もちろんです。その頃にはおいしく感じられますよ。それでは私はデスクにいますから、分からない所があったら遠慮せずに言ってくださいね?」

「はぁーい!」

 

 ちひろが彼女のデスクに戻り、みりあは再び宿題に視線を向けた。

 

 

 

 

 さて、どれくらい時間が経ったのだろうか。ふと窓の外へ視線を向けると、空も街も夕暮れによって茜色に染められていた。ただ遠くに見える空はすでに暗くなりつつあるから、もうすぐ夜の帳が降りそうではある。

 

「うーん……」

 

 国語の宿題で悩んでいると、

 

「どこか分からない所でもあった、みりあちゃん?」

 

 背後から不意に声を掛けられて、びくんと肩を震わせるみりあ。急ハンドルを切った車のような勢いで振り向くと、そこには美波がいた。

 

「み、美波お姉ちゃんか~……びっくりしたぁ」

「ごめんね、みりあちゃん。驚かせちゃったみたい。一応、入室するときに挨拶はしたんだけど」

 

 さっぱり聞こえなかったが、それほどまでに宿題に集中していたということだろう。

 

「ううん、気にしないで! あ、それよりね、今日の宿題で少し難しいところがあって」 

「どんなところ?」

「えっと、これなんだけど……」

 

 美波はみりあのノートを覗き込む。

 

「ふむふむ、『将来の自分について考えてみよう』か」

「うん、いまいち掴めなくて。将来についてのことならある程度自由に書いていいって先生は言ってたけど……」

 

 この宿題は作文として提出して、先生から選ばれた人がスピーチとしてクラスの中で発表する。何人になるかは分からない。提出まではまだ猶予があるが、こんなに悩むことになるとは思ってもいなかった。

 

「そっかぁ。確かに難しく感じることもあるよね」

「うん……」

 

 将来の自分と言われてもピンとこない。いや、今のみりあは、新人とはいえ、アイドルなのだからやっぱりトップアイドルなんじゃないかなとは思うものの、じゃあそもそもトップアイドルとはどうなったらなれるのか。

 

 どこか大きな会場でライブをするのか、テレビや雑誌、ネット番組にばんばん出演するのか、はたまたたくさんお金を稼ぐのか。いったいどうなんだろう。

 

「美波お姉ちゃんはどうだったの? 将来の自分はどうなってると思ってた?」

「私? 私はねぇ……うーん、どうだったかなぁ。昔のことだからあんまり覚えてないなぁ。あ、でも、アイドルになるとは思ってなかったかな」

「そうなの?」

「私はスカウトされてアイドルになったから、たぶんこんな将来は想像つかなかったと思う」

 

 美波は快活でなんでも自分から挑戦している人だから、アイドルになったのもオーディションに自ら応募したのだとてっきり思っていた。

 

「プロデューサーにスカウトされたの?」

「そうだよ。そこで初めてアイドルや芸能界っていう選択肢に気付いたんだ。それまではテレビやネットで見たことはあっても、私自身がなるとは考えたことなかったから。いろんな方向の道があって、どれに進むかはその時になってみないとわからないんだ。だから、将来のことを考えるのが難しく感じちゃうのかもしれないね」

「う~ん……なんだか難しいね」

 

 美波の話をなんとか噛み砕いて理解しようとはするものの、やはり分からなかった。

 

「あ、脱線しちゃったね。あのね、私が見る限り、みりあちゃんはしっかり考えてる。それでね、『こんな風になっていたいな』って思う将来像を書いてみるのはどうかな。ふわっとした将来よりも『自分がどうなりたいか』の方が書きやすいと思う」

 

 突き詰めれば、『将来の自分』は未来の話であり、自分のなりたい姿を叶えている可能性だってある。もちろん、美波のように思ってもいなかった道を進んでいるかもしれない。

 

「理想の姿ってこと?」

 

 みりあが聞き返す。

 

「うん、それなら想像しやすくていいかなって」

「そっか。理想の姿………………それならできるかも! ありがとう、美波お姉ちゃん! もう少し考えてみるね!」

「お役に立てたなら良かった。何かあったらまた声を掛けてね」

 

 みりあは再びノートと向き合う。今ならば、少しは進みそうな気がした。

 

 あくまで気がしただけで、プロデューサーが戻るまでに書いては消してを繰り返して、結局、筆圧の跡が残る白紙のままだった。

 

 

 * * *

 

 

 夕暮れも地平線に沈み、当たり前のように夜が訪れた。

 

 プロデューサーの運転する車は交差点の赤信号に捕まって停止している。

 

「ごめんな、暗くなるまで遅れちゃって」

「ううん。プロデューサーが一生懸命お仕事してくれるから、みりあはアイドルできてるんだもん。だから、気にしないで!」

 

 ふと、窓の外へ視線を向ける。

 

 たくさんの車がヘッドライトを光らせながら横を通りすぎていく。歩道にはみりあと同じく帰宅の途についている──あるいは今から夜勤という可能性も──人がこちらもたくさんいる。

 

 信号は青に変わったのか、車はエンジンの回転数を上げてのっそりと進む。車窓の景色が進み出す。

 

 昼間とはまるで違う街並みが、大人の世界という感じがして、みりあは好きだった。ダークで、きらびやかで、お洒落で、ワイルドで。ちょっぴり怖さがありつつも、夜の街を街灯や様々な明かりに照らされながら1人でふらつくというのは大人の特権で、もしみりあが夜に外出しようとするのなら間違いなく止められるだろう。

 

 子供という立場とは無縁だからこそ、夜の街は余計に輝いて見えるのかもしれない。

 

「ねぇねぇプロデューサー、夜の街って歩いたことあるの?」

 

 運転席のプロデューサー、厳密にいえば彼の後頭部へ質問を投げ掛ける。

 

「まあ、あるよ」

 

 バックミラー越しにちらりと後部座席を確認しつつ答える。

 

「やっぱり! すごいなー、みりあも夜の街を探検してみたいなー!」

「こらこら、夜の外出は危ないんだぞ」

「わかってるよ~! お父さんもお母さんもそう言うもん」

 

 両親だけではなくおじいちゃんたち、それに学校の先生も同じことを言うのだ。ここにプロデューサーも追加しておかないといけなくなった。

 

「昼間よりは危ないことが多いんだ。特に子供のうちはな。まぁでも、夜の街を探検してみたいっていうのは気持ちはわからんでもないよ」

「ほんとっ!?」

「まぁな。少し怖いけど、なんかワクワクするっていう感じかな」

「うんうん! みりあもね、お祭りとかで外出するとなんだかワクワクしてきちゃうんだ!」

 

 近所でお祭りがあるときは、もちろんメインはお祭りだが、夜道を歩けることも割りと楽しい。いつも何気なく通る道が未知の世界に迷いこんだようにその雰囲気をがらりと変えていて、まさに探検気分だ。

 

「えへへ、じゃあじゃあ、みりあとプロデューサーは仲間だね! あっ、そうだ!」

 

 突発的に閃いたみりあは身を乗り出して運転席と助手席の間からひょっこりと顔を出す。

 

「プロデューサーが子供の頃は、将来どんな風になりたいって考えてたの?」

「私? ……そうだなぁ、子供の頃か。どうだったかなぁ……。記憶が曖昧だけど、たぶん将来どうなりたいとか明確なイメージはなかったかな。それより遊びたかったし」

「プロデューサーになろうって決めてた訳じゃないの?」

「まあそうなるな」

 

 みりあにとって意外な返事だった。プロデューサーは、てっきり昔からプロデューサーを目指していたと思っていたから。そういえば美波もアイドルになるとは想像していなかったと話していた。

 

「学校の宿題か?」

「うん。ちょっと難しくて」

「そうか。んー、まあ、小さい頃からの夢がある人もいるっちゃいるけど、そういう人は少なくてね、自分はどうしたいのかを探している人のほうが多いんだ」

「そうなんだ」

「現に私もそうだからね。だから気楽に書けばいいよ。考えすぎて書けませんでしたじゃ宿題だから困るだろ?」

「うん! プロデューサーありがとう!」

「どういたしまして。お、そろそろ着くぞ」

 

 みりあを乗せた車はいつの間にか自宅近くまで着ていた。見慣れた住宅街が車窓の向こうにある。車はハザードランプを点滅させて、みりあ宅のすぐそばで停車する。

 

「今日も1日お疲れ。忘れ物しないようにな」

「うん! プロデューサーも送ってくれてありがとう! また明日ね!」

「ああ、また明日」

 

 みりあは車を降りて玄関までパタパタと駆け足で向かう。扉が開き、母の姿が見えた。

 

「お母さん、ただいま!」

 

と元気よく帰りの挨拶をした。

 

「おかえり、みりあ」 

「ねぇねぇ聞いて! 今日ね──」

 

 元気に帰宅したのを見届けたプロデューサーは車を発進させて、事務所へと帰っていく。

 

 

 

 




コロナには気を付けて(体験談)。
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