艦これ〜横須賀独立機動艦隊   作:アニ督

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長らくお待たせ致しました。「艦これ〜横須賀独立機動艦隊」の第4話です。どうぞ。


第4話 【初の夜戦】

2011年7月4日

午前0時21分

イージス艦「ハルナ」 格納庫

出撃命令受けてから早くも1時間以上か経過した。今俺は吹雪達と共にイージス艦「ハルナ」に搭乗し、この格納庫で作戦を考えていた。

幸太「今回の作戦の主な目的は分かっていると思うが、現在の行方が分からなくなった味方艦2隻の捜索と救助だ。今回参加している艦は、このハルナと哨戒艇2隻の3隻で構成された艦隊のみ。味方艦を攻撃した相手は深海棲艦の可能性が高い。例え、味方艦を見つけたとしても奴らがそれを見過ごす事はないと思う。その為、吹雪、叢雲、電、漣、五月雨は深海棲艦を見つけ次第、出撃。相手を引きつけてほしい。」

叢雲「相手はどれくらいの戦力なの。」

幸太「分からない。奴らに関しては未だに不明な点が多い。前の奇襲の際に吹雪と交戦した同じ種類だけとは限らない。それに今回は夜戦だ。暗い海では、敵の補足も難しい。だから・・・・。」

と話していると、

?「山本少尉ですか。」

幸太「あっ、はい。そうですが。」

と後ろを振り返ると、そこには三十代くらいの男性が立っていた。そして、

直樹「今回、この艦の艦長を任されました。木下直樹軍曹であります。先の戦闘で前艦長と副長を失った為、代理という形で勤めています。」

幸太「山本です。」

と互いに敬礼し、挨拶をする。

直樹「山本少尉。我々は貴方の指揮のもとで動きます。ご命令を。」

幸太「では、早速だが作戦海域について作戦を立てたい、君からの意見も聞きたい。今行なっている会期に参加してほしい。」

直樹「分かりました。」

幸太「宜しく頼む。木下軍曹。」

その後、俺達は作戦会議を再開し、作戦海域においての戦法などについて話し合った。そして、

 

30分後

午前1時51分

「ハルナ」 格納庫

『間も無く、作戦海域に入る。総員、戦闘配置。繰り返す、総員戦闘配置。』

と艦内で流れ、搭乗員達は全員各自それぞれの場所着き始めていた。そして、俺は

幸太「いいか、ここを出たら常に敵がお前達を捕捉していると思って行動しろ。一瞬たりとも敵の動きを見逃すな。良いな。」

吹雪・叢雲、電、漣、五月雨「はい!!」

と艤装を装備した吹雪達に続けて、

幸太「後、これだけは守ってほしい。大破したらすぐさま、戦域を離脱しろ。絶対にこれだけは守ってくれ。良いな。」

吹雪「・・・・・分かりました。」

と返答を聞くと同時に

『作戦海域に到達。繰り返す、作戦海域に到達。後方の格納庫を開放始め。』

と流れ、

ガチャ

ウイーン

と格納庫の扉が開き、

吹雪「司令官、行ってきます。」

幸太「幸運を祈る!!」

と敬礼すると、吹雪達も敬礼し、

吹雪「吹雪、行きます。」

と格納庫からそのまま海上をへと出撃する。そしてそのまま、吹雪に続いて叢雲、電、漣、五月雨も格納庫から海上へと出撃していき、各自散会し、周囲の偵察に出る。そして、皆の出撃を見送った後、俺はそのまま艦橋へと向かった。

 

午前1時56分

「ハルナ」 艦橋

幸太「・・・・・。」

艦橋に上がり、外を見るとそこには想像を絶する光景が広がっていた。炎を上げ、艦尾からゆっくりと沈んでいくイージス艦「コンゴウ」と船体が真っ二つに折れ、艦尾と艦首がそれぞれ沈みつつある掃海艇「スズツキ」は炎上し、既に沈み始めている。そして、「スズツキ」の炎の灯りによって照らされた海にはまだ、生き残った搭乗員達の姿が何名か確認でき、救援にきた俺たちに気付いた者たちはこちらに向かって泳いでこちらに向かってくる。しかし、

「嘘だろ。最新鋭の船があんな形で・・・・・。」

と動揺する搭乗員もいる。しかし、今はやるべき事は決まっていた。

幸太「艦長、今すぐに生き残った者達の救助を。」

直樹「はっ!!」

と指示を出し、俺は双眼鏡で周囲を確認する。吹雪達は俺を囲む形で周囲に目を光らせている。

幸太(既に捕捉されててもおかしくない。だが、今とにかく・・・・・!!)

と次の瞬間3時の海上にて一瞬、一つの閃光が確認できた。それは紛れもなく

ヒューン

ズドーン

幸太「やっぱり、待ち構えてたか。艦長!!この艦を直ぐに移動させろ。」

直樹「ですが、救助を始めたばかりです。」

幸太「向こうは確実に俺達を狙ってきている。我々が囮となり、敵を惹きつける間に1隻の哨戒艇に救助を続行させ、終わり次第にこの海域から離脱させろ。もう1隻は直ぐに吹雪達の元へ。このままでは我々もコンゴウと同じ目に遭う。機関を指導し、最大全速!!」

直樹「・・・・・分かりました。各員、持ち場につき、各自応戦せよ。」

「了解しました。」

とハルナの搭乗員達は持ち場につき、

ズドーン

ズドーン

応戦しつつ、敵の方へと向かっていく。そして、俺は直ぐに

幸太「吹雪!!見えてるか。」

と無線で吹雪に連絡をとる。

吹雪『はい!!既に叢雲ちゃん達に集結するように指示を出したました。敵の種類はイ級型が2隻、ホ級型2隻、チ級1隻そして、旗艦は・・・・ル級型です。』

幸太「・・・・・ル級・・・・戦艦型かよ。(こちらは吹雪を含めた駆逐艦が5隻のみ。マズいぞ。この戦い、下手をすればこっちが全滅するぞ。)」

と思っていると、

ゴゴーー

「敵魚雷接近!!」

見張りが魚雷に気づき、報告してくる。すると、

直樹「面影いっぱい!!魚雷を交わせ!!」

と直樹艦長が指示を出すと、

船は大きく右に傾く。そんな時俺は、

幸太「魚雷・・・・。」

魚雷という言葉にある事思いつく。そして、

ゴゴゴ

「敵魚雷!!右舷通過!!」

と見張りの声が聞こえると、

幸太「艦長!!サーチライトを使え!」

直樹「なっ!?何を言ってるんですか!!そんな事をすれば、本艦が集中砲火を受ける羽目になります。」

幸太「分かっている。目的は敵の砲火をこちらに全て向けさると同時に、吹雪達に敵の位置を知らせる事だ。幸い、敵は吹雪達の存在には気づいていない。この艦が囮となり、吹雪達の攻撃の機会を作る事が出来る。」

直樹「しかし、我が艦を失えば、敵は救助中の哨戒艇までが危険に晒されます。ここは、増援を要請し・・・・・。」

幸太「例え、増援が来たとしてもただ犠牲を増やすだけだ。信じてくれ。俺を、吹雪達を。」

と伝えると、

直樹「・・・・・勝てるのですか。彼女達は奴らに勝てるのですか。」

と聞いてくる。

幸太「勝てる。吹雪達は必ず奴らを倒す。その為には俺達も全ての力を出す必要がある。」

直樹「分かりました。ですが、私もこの船に居る部下を守る役目があります。戦闘が不可能と判断した場合、例え貴方の命令でも撤退させてもらいます。」

幸太「分かった。」

答えると、

直樹「速力最大、総員第一線配置!!無線員、吹雪達に繋げ!!」

と指示を出す。

 

2分後

直樹「分かりました。」

幸太「ありがとう。直樹艦長。」

直樹「本艦は私にお任せ下さい。指揮官である貴方は、彼女達には指示を。」

幸太「分かった。吹雪達及び、この作戦に参加している全艦に打電、我が艦はこれより囮となる。その間に集結し、敵の側面につき、魚雷必中の射程に入り次第、攻撃を開始せよと。」

「分かりました。」

と指示を出す。すると、

ドーン

幸太「攻撃が止んだ?」

突如として砲撃が止まり、静かになるが、

「敵艦、攻撃をやめ、急速にこちらに接近中。」

と観測員が報告が入る。

直樹「全速前進!!この隙に、少しでも哨戒艇との距離を取れ。観測員は、逐次敵の報告を続けろ。」

幸太「俺の指示でサーチライトを掃射する。各自用意!!」

と指示を出し、そして、

幸太(哨戒艇とは距離が取れた。今だ!)

ハルナの全ての兵装の射程に深海棲艦が入ると、

幸太「掃射!!」

と指示を出すと、

パッ

ハルナから右舷側のサーチライト全てが深海棲艦を光で包む。

ル級「キェーーー!!」

とライトに怯んだ瞬間、

幸太「攻撃開始!!」

直樹「ってーー!!」

ズドーン

ズドーン

バッ

バッ

シュー

シュー

ブォーー

ダダダダダダ

127ミリ速射砲、3連装短距離魚雷、CIWS、M2HBが一斉に火を噴く。

しかし、

ル級「キェー!!」

ズドーン

ズドーン

深海棲艦も攻撃に怯む事なく、反撃してくる。そして、

「敵艦!!こちらに2回砲撃!!来ます!!」

直樹「面舵!!一杯!!かわせ!!」

ズドーン

ズドーン

1発は艦橋の上を通過し、2発目は右舷後部のヘリポートに直撃し、炎上、炎が上がる。

直樹「被害報告!!」

「ヘリポートに1発が命中、炎上中!!」

直樹「直ぐに消火作業に入れ!!魚雷、装填急げ!!」

と指示出している間も、

「砲撃!!来ます!!」

ズドーン

ズドーン

次々と砲弾が飛んできてはハルナの付近に着弾し、船を大きく揺らす。

直樹「少佐!!まだですか!?」

幸太「まだだ!!もっと敵を引きつけろ!!」

直樹「ッ!攻撃を続けろ!!」

と指示を出す。そして、

幸太「後、少しだ。」

と呟くも

ズドーン

ズドーン

『右舷レーダーに被弾!!使用不能!!』

『火災の消火が間に合いません!!』

と報告が入り、遂には

ズドーン

ズドーン

『1番砲塔被弾!!大破!!』

要である砲も破壊されてしまう。すると、

直樹「ここまでか。」

と呟く、直樹に

幸太「いや、時間は稼いだ。この戦い、我々の勝ちです。」

と幸太が言うと、

ズドーン

ズドーン

ズドーン

「「キェーー!!」」

突如として深海棲艦の方から水柱が上がる。すると、

吹雪『こちら、吹雪。遅くなりました、司令官。これより、敵部隊に向かって突撃します。』

と無線が入る。何故、突如として敵が攻撃を受けたのか。

 

それは数分前のこと

吹雪「我が艦隊はこれより敵艦隊に対して、肉薄し雷撃を敢行します。」

叢雲「はっ?吹雪、何を言ってるの。相手はル級、戦艦なのよ。それに対して、私達は駆逐艦。火力が違いすぎるわ。第一に、近づくことすら。」

吹雪「うん。そうだよ。でも敵艦隊は私達の存在に気付いてない。慎重に動けば十分に奇襲は出来るよ。それに今から司令官達の乗るハルナが敵艦隊を引き付けてくれる。これだけあれば、十分に敵に近づく事は可能な筈。」

五月雨「でも、バレない保証も。」

吹雪「大丈夫だよ。きっと成功する。この作戦は、私達が最も信頼してる司令官がたてた作戦なんだから。だから、信じよう。私の司令官を。」

と吹雪を話すと、

電「私は・・・・信じます。それに、救いたい。人でも多くの人を、皆んなを。」

漣「私も同じ気持ちです。ご主人様ともっと居たいです。ご主人様を守れるなら私は戦います。」

と2人は吹雪の意見に賛成する。しかし、

叢雲「でも、相手は戦艦。砲撃戦では勝てないわよ。」

吹雪「うん。だから、魚雷を使います。敵は既に司令官の船に目が向いていて、私達の存在には気づいていません。そして、司令官の船が敵を私達の為にこれから敵に対して探照灯を掃射します。コレを使って先制魚雷し、敵の戦力を削ぎます。そこからは全力で敵に近づき、砲雷激戦を開始。大破した艦は即座に戦闘海域から撤退。これが司令官からの指示です。では、これより作戦を開始します。」

そういうと吹雪達は動き出すのであった。そして、こうして今に至るのであった。

 

現在、

ズドーン

ズドーン

幸太「間に合ったか。」

幸太は双眼鏡で次々に魚雷による水柱は確認する。

「魚雷、計10本が命中。」

観測員から報告が入る。

吹雪『司令。これより、砲撃戦は開始します。』

幸太「了解。こちらも援護する。」

直樹「目標、敵艦隊!!砲撃開始!!」

ズドーン

ズドーン

そこからは激しい砲撃戦が繰り返し、続いた。

ズドーン

ズドーン

ズドーン

激しく響き渡る閃光と砲撃音、そして時々聞こえてくる爆発音。暗闇の海域、それだけが戦いが続いている証だった。そして、無線からは

『左舷に被弾、炎上及び、浸水!!』

『漣、中破!!』

『大破した者は直ぐに戦線から後退!!』

『火災、止まりません!!』

『こちら、左舷、第4機銃、1名死亡!!3名が負傷!!誰か、代わりを寄越してくれ!!』

止まる事ない指示と被害報告の声が聞こえ続けた。そして、戦いは2時間に渡り続いた。そして、太陽が昇り始めた、そこには、

 

午前4時

吹雪「ハァ・・・ハァ、ハァ。」

叢雲「ようやく追い詰めたよ。」

 

大日本帝国海軍

吹雪 中破

叢雲 中破

漣 大破 戦線離脱

電 大破 戦線離脱

五月雨 中破

イージス艦「ハルナ」・・・中破 機関損傷 砲塔大破

 

深海棲艦

イ級 2隻 撃沈

ホ級2隻 撃沈

チ級1隻 大破

ル級1隻 大破

 

辛くも、敵を追い詰めたイージス艦と艦娘3人の姿があった。しかし、

ル級「キーーー!!」

ズドーン

叢雲「回避!!」

ル級は諦める事なく、砲撃を続ける。だが、その砲撃は命中する事なく吹雪、叢雲、五月雨は回避し、

吹雪「魚雷、発射!!」

叢雲「沈みなさい!!」

2人が魚雷を発射し、ル級へと向かっていく。しかし、

ズドン

ズドーン

ル級「・・・・!!」

直撃する寸前に、チ級が魚雷とル級の間に割って入り、そのまま魚雷はチ級に直撃し、沈んでいく。そして、残されたル級は、

ル級「・・・・!!」

仲間をやられたル級は負傷した左目を抑えながら吹雪達や幸太達を睨むが、

ザーーー

攻撃することなく、そのまま反転し撤退していく。そして、ル級はすぐに姿が見えなる。そして、ル級が消えると同時に、東の水平線から太陽が姿を見せ始める。

幸太「日の出だ。」

と太陽を見ていると、

直樹「司令官、皆にどうか報告を。」

と無線を渡してくる。幸太は無線機を受け取ると、

幸太「私は本作戦を指揮する山本幸太である。この作戦に参加した諸君達に伝える。先程、深海悽艦の撤退を確認した。よって、現時刻をもって本作戦における我々の勝利をここに宣言する。」

と無線で告げると、

「「「ウォーーー!!」」」

艦内に歓声の声が響き渡る。帽子を脱ぎ、高く手を挙げ喜ぶ者、泣く者などが幸太の光景に映る。さらに、

「「「バンザーイ」」」

とコンゴウの乗組員を救助していた哨戒艇からも歓喜の声が聞こえてくる。

直樹「司令官、やりまたね。」

幸太「艦長のおかげです。」

と言うと、直樹は黙って手を差し出してくる。それを見た幸太は静かに直樹の手を握り堅い握手をするのであった。すると、

吹雪『こちら、吹雪。前方から何かが浮いてきます。』

と無線が入る。

幸太「敵か。」

直樹「潜水艦かもしれません。」

と一気に歓喜の声は静まり、再び緊迫した空気が流れる。そして、幸太は艦橋の外に出て、双眼鏡で吹雪の前方を確認する。そして、

ザバッ

姿を見せたのは、

幸太「女・・・。」

海から浮いてきたのは10代くらいの女の子であった。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご愛読いただきありがとうございます。どうも、アニ督です。去年から投稿が止まってしまい申し訳ありません。編集を少しずつ行なっていたらかなりかかってしまいました。今後もでき次第投稿するので楽しみ待っていくれれば、幸いです。少し、話が変わりますがこれらを読んでいる読者の中にも艦これをプレイしている人がいるかもしれませんが、私も艦これは今も現役でやっており、日本の戦艦は武蔵を除いて全て持っています。個人的に私が好きな艦娘は、戦艦なら大和、空母なら加賀、重巡は羽黒、軽巡は神通、駆逐は秋月が好みです。私が軍艦に興味を持ったのも艦これが始まりで、中学生の時にアニメで艦これを観て、パソコンを買ってから毎日やっていました。アズレンもやっていましたが、やはり艦これの方が戦略を考えるなど面白い面も多く、艦これだけは今でも続けています。活動報告に艦これに登場させて欲しい艦娘は募集しておくので気軽に応募して下さい。それでは、次回もお楽しみに。
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