第二章 完結です。
それではご覧ください。
エド達はその後、必要な情報を共有し合い、それぞれの行動を決めていった。
エドとオランピアはこれまで通り、《庭園》の手掛かりを探しながらエドの無実を証明するため、旅を続けることになった。
ユリアはこの会議が終わった後に、急ぎ王都に戻って、事の詳細をアリシア女王に報告することになった。
最後に遊撃士。おそらく、彼らが一番多忙になるだろう。
エドからの依頼である人探し、《庭園》の情報を本部と他の支部への連絡、《D∴G教団》の再調査など、やることが多かった。
そして、もう一つ、彼らには見過ごせない事があった。
それはエドと接触して、そのまま戦闘をおこなった遊撃士グランの捜索だった。
事件後、街道で放ったままの彼を探しに行ったが、着いた時には彼の姿はどこにも見当たらなかった。
そもそも、なぜ彼がリベールに訪れたのか。彼が所属しているクロスベル支部に問い合わせたところ、意外な事実が判明した。
どうやら彼は精神に異常をきたして病院で検査する予定だったが、検査当日に姿を眩まして、そのまま行方不明になっていたそうだ。
行方不明になっていた彼が、《庭園》が学園で騒動を起こすのと同時に、まるでタイミングを合わせるかのようにエドの前に姿を現した。
エドがリベールに来ている事を知らない彼が、どうやってエドを探し当てることができたのか。考えられるのは誰かが情報をリークしたということだ。
そして、その候補として真っ先に挙がったのは、《庭園》だけだった。
遊撃士協会はグランを《庭園》関係者と考え、重要参考人として彼の捜索をすることになった。
それぞれの方針を確認した一同は、会議室を出てその場で解散した。
その後、エドはオランピアを探そうと外に出るが、彼の前に突如、星杯騎士団のケビンが現れた。
《庭園》の騒動は非常事態だった為、仕方がなかったが、ケビンは今、自分が請け負っている任務が原因で、なるべく人と接触しないようにしていたのだ。彼が会議に出なかったのもそれが理由だ。
彼がエドの前に現れたのは、先程の会議の内容を聞くためだった。
教会としても、やはり《庭園》の存在は見過ごせないのだろう。
エドは包み隠さず、《庭園》のことを伝え、自分の事件に何かしらの形で関わっていることも伝えた。
ケビンは黙ってエドの話に耳を傾ける。そして、話が終われば、彼はすぐにその場から立ち去った。
「今日のところは見逃してやる。だけど、次はあらへん。せいぜい、俺に会わんようにな」
最後にそのようなセリフを吐いて、暗闇の中に消えていった。
気づいた時にはすでに夜になっており、顔を上げれば、満天の星空が広がっていた。
「さて、オランピアはどこに……」
「エドさん!」
エドはオランピアを探そうと場所を移動しようとするが、聞き覚えのある声がエドの耳に届く。声の方に顔を向けると、そこには件の探し人がこちらに向かって駆け込んできた。
「よぉ、オランピア。学園祭は楽しめたか?」
「はい。今日はクローゼさんと一緒に屋台や劇とかたくさん見て回りました」
「そうか……」
目の前で楽しそうに語ってくる少女の姿を見たエドは、口元が緩んで笑みを浮かばせる。
エドの思惑通り、自分以外のつながりを上手く築き上げたようだ。
「あの……、エドさん」
「どうした?」
どこかよそよそしい様子で、こちらを見るオランピアにエドは首を傾げる。
「あの、これから寄りたいところがあるのですが、一緒に来てもらえないでしょうか?」
不安げな様子でお願いをするオランピアの頼みにエドは特に断る理由はなかった。
「別にかまわないぞ」
「っ! それでは、行きましょう!」
「うわっ! おい、そう急かすな!」
急に手を掴まれて、そのままどこかへ向かおうとするオランピア。バランスを崩しそうになったが、なんとか立て直して、そのままオランピアに連れて行かれるのであった。
~~~~~~~~~~~~~~
学園のグラウンド。昼には大市が開かれていた場所の中央では、大きな炎が柱となって燃え上がっていた。
その周辺には、男女のペアが身を寄せ合って、ゆっくりとした足取りで楽しく踊っていた。
「キャンプファイヤーか。この学園でもやるんだな」
「はい。なんでも、レクターさんのアイデアらしいです」
エレボニア帝国のとある士官学園で行われる学園祭の最後には、キャンプファイヤーを行うのが定番だというのが、レクターの意見だ。
それに習って、今年の学園祭の最後にキャンプファイヤーを行うことになったそうだ。
さすがに二日目に持ち越すことはできなかったから、一日目の最後に行われることになったようだ。
「よぉ。楽しんでるか?」
エド達がグラウンドを遠くから眺めている中、横から自分達に声をかけてくる者が来た。
このたびのキャンプファイヤーの提案者、レクター・アランドールだった。
「あ、レクターさん」
「よぉ、嬢ちゃん。早速、デートか? いや~、若い者は早いね」
「なに年寄り臭いことを言ってるの……」
オランピアに絡んでくるレクターを隣で見張っていたルーシーが、彼の首元を引っ張って止めた。
「ごふっ! お、お前……、なにすんだよ」
「せっかく遠くから参加してくれた人に不快な思いをさせないためにしたことよ。少しは自制しなさい」
「わ、わかったよ」
観念したのか、レクターは降参と両手を左右に振ってアピールする。
ルーシーはその様子に満足したのか、微笑みながら頭を縦に振った。
「よろしい。それじゃあ、レクター。一つお願いしていいかしら?」
「あ? お前が、俺に? なにをやらせるつもりだよ……」
珍しいことだからか、レクターはつい身を構えて後ろに引く。その姿にルーシーは若干呆れて、息を吐いた。
「あなた、私をなんだと思っているのよ。そんな難しいことじゃないわ。私と一曲、踊ってくれないかしら」
「……あ?」
内容が読み取れなかったのか、変な声を上げてしまったレクター。その様子にルーシーは顔色を変えずに言葉を続ける。
「せっかくの機会だから、私も一曲踊ろうかと思ったけど……、それだと、お相手の男性がみんなに、もみくちゃにされてしまうわ。でも、あなたならそうなったって問題ないでしょ?」
「お前……、お前こそ俺をなんだと思ってんだよ」
ルーシーの発言にドン引きするレクターは、諦めてその場で大きく息を吐く。
「わかったよ。…………それでは、お嬢さん。私と一曲踊っていただけますか?」
「っ! え、えぇ。いいわよ」
突然の紳士口調にルーシーは驚くが、差し伸ばされた手にそっと手を置いた。
その時に浮かべた彼女の顔が、少し赤らめていたのはおそらく気のせいだろう。
「それじゃあな、お二人さん。明日の学園祭もせいぜい楽しんでくれよ」
そう言って、レクターはルーシーを引き連れてグラウンドの中央へと向かっていった。
その際、ルーシーはオランピアの方に視線を向けて、軽くウィンクする。
オランピアはその意図に気づいたのか、ルーシーに頭を下げてお礼を告げる。
「あの、エドさん!」
「ど、どうした」
突然の大声に驚くエドだったが、真剣な表情でこちらを見上げるオランピアに口を閉ざす。
「あの、その……、わ、私と一緒に、お、踊って、くれませんか?」
言葉が途中で何回も切れてしまったが、勇気を振り絞ってオランピアはエドにお願いをする。その様子をしばらく、じっと見ていたエドは何を思ったのか、オランピアに手を差し出す。
「いいぜ。俺と一緒に踊ってくれるか、オランピア」
「っ! は、はい!」
自分に手を差し出してくる彼の姿に、オランピアは顔を赤らめながらも、自身の手を伸ばして彼の手を強く握る。
エドはオランピアの歩調に合わせて、ゆっくりとした足取りでグラウンドの方へと歩みを進める。
グラウンドには先程、別れたレクターとルーシーが他の者を寄せ付けない上品な踊りを披露していた。
それを見ていた男達の目からは、深い憎悪と嫉妬がしみじみと伝わってくる。
やがて、グラウンドの中央付近についたエド達はお互いに向かい合った。
エドはオランピアの手を自身の手で優しく握り、もう片方の手を彼女の背中に回す。
一方、オランピアは握られた手を離すまいと強く握り返して、もう片方の手は彼の服を掴む。
「それじゃあ、いくぞ」
「は、はい」
まずはエドがゆっくりと動いて先導する。
オランピアはエドに身を任せて、動き始める。
前、後ろ、右、左、右、左、前、後ろ、……
舞の時とは違って、のんびりとした動きで踊るオランピア。
身長差があって少しぎこちなさはあったが、二人は落ち着いた雰囲気で静かに踊り続ける。
「エドさん」
「ん? なんだ」
そんな中、オランピアは顔を上げてエドの顔を真っ直ぐと見つめる。何かを訴えようとするその目にエドは黙って見つめ返すのだった。
「ありがとうございます」
「ん? あぁ、今回の事は気にするな。むしろ、側にいてあげられなくて、すまないな」
「いえ、それもありますが、それだけではありません。エドさんが私のためを思って、あえて距離を取っていたことについてです」
「え?」
てっきり、《皇帝》から守ってくれた事のお礼だと思っていたエドは、オランピアの発言に目を見開く。
なぜ、その事を知っているのか、エドは疑問を持つのだった。
「実はシェラさんが教えてくれたんです。エドさんがここ最近、私と距離を取っていた理由を」
「あぁ〜、そいつは」
オランピアのためとは思っていたが、唐突すぎたから怒っているのだろうとエドは顔をそらすが、それを読み取ったのか、オランピアは横に首を振る。
「怒ってはいません。今はすごく感謝しています」
オランピアは一息ついて、これまでの事を一つずつ思い出す。
「もちろん、最初はそうではありませんでした。あなたがそばにいないことが寂しくて、日が経つにつれて、その想いがどんどん大きくなって、あなたに会いたいと強く思ったんです」
感情を取り戻し、一人の人間として生き始めた時、そばにいたのはあなただった。
それから、ずっと行動を共にして、片時も離れることはなかった。
だから、リベールであなたとの距離がどんどん離れていくと感じた時は、いても立ってもいられなかった。
どうしてそう思ったのかわからない。
でも、その距離を離したくないと、ずっとそばにいたいと思ったのだ。
「《皇帝》と再会して、クローゼさん達に私の過去を知られた時は、どうしようもなく怖かった。そんな思いをしたくなかったから、私は心のどこかで、誰かと縁を結ぶのを拒んでいたのだと思います」
縁がなければ、そんな思いをしなくてすむと思い、無意識に他人との距離を置いていた。でも、ひとりぼっちになるのもいやだった。
その気持ちが反動となって、自分を拒絶しないあなたを求めてしまった。
「でも、クローゼさんは私を受け入れてくれました。そして、他の皆さんも私を受け入れてくれました。あなたのそばにいるだけでは絶対に手に入らなかったものです。あなたが私のためにそうしてくれた結果、私は初めて、友達を作ることができました。……だから、ありがとうございます」
「……そうか」
話だけを聞けば結果オーライのような感じだったが、本人がそれで満足しているのならばそれでいいと、エドはあえて何も言わずに頷くだけだった。
「で、でも、寂しかったのは本当です。だ、だから、お願いが一つあります」
「なんだ?」
緊張しているのか、なかなか次の言葉が出ないオランピア。時々、周りを見ながら、深呼吸など自分を何度も落ち着かせて、重く閉じていた口を開ける。
「あ、明日の学園祭。二人で一緒に回ってくれませんか」
オランピアはずっと言いたかったことをようやく言う事ができた。
クローゼが言っていた、誰にも邪魔されずに誘う方法。それは、このキャンプファイヤーで踊っている間に誘う事だった。
エドは自分の腕の中で不安そうに見上げながらも必死そうに訴えて来る少女の姿に、やがて首を縦に振るのだった。
「いいぜ。今までそばにいなかったからな。明日はお前のわがままに付き合ってやるよ」
「……はい!」
いい返事がもらえて、オランピアはここ一番の笑顔をこちらに向ける。
明日は一緒にいられる。その事実にオランピアの心は高騰する。そして、同時に思う。
これからもずっと一緒にいたい。
胸の中から感じる高まりに心地良さを感じるオランピアは、無意識にそう思うのだった。
~~~~~~~~~~~~~~
時刻は深夜。
海岸沿いの道で一人の男が佇んでいた。
その男は金色の装飾が施されていた鎧を身につけていた。
先の学園祭で騒動を起こした首謀者、《庭園》の幹部、《皇帝》である。
「……おかしい」
海を眺めていた《皇帝》はしびれを切らして、そうつぶやく。
彼は作戦失敗後、学園に再び忍び込むように命令した自身の配下を待っていた。
目的は二度目の襲撃ではなく、エド達の動向を探るためだった。
今後の方針を決めるためにも、彼らの行動を把握する必要があった。
「まさか、失敗したのか? 使えない駒が……」
戻ってこない事実に、潜入がばれたと判断した《皇帝》は踵を返して、その場から立ち去ろうとする。
「なるほど。やはり、奴は捨て駒だったか」
だが、そこに新たな声が入ってきた。
《皇帝》は声がした方へと視線を向けると、そこには一人の男が立っていた。
「貴様は……」
「なにやら学園が騒がしいと思ってひそかに忍び込んだら、妙な動きをする奴を見つけてな。こちらとしては、お前達が何者で、何をしようとしているのか、正直なところ関係はないのだが……、例の教団の関係者ともなれば、話は別だ」
男はいつの間にか左手に持っていた大剣を《皇帝》に向ける。
月の光に照らされ金色に輝く大剣は、この世のものとは思えない異様な存在感をあらわにしていた。
「計画のことや、レンのこともある。悪いが、洗いざらい吐いてもらうぞ」
象牙色のコートを纏った銀髪の男は金色の大剣を構え、《皇帝》へと斬りかかるのであった。
~~~~~~~~~~~~~~
《庭園》の襲撃から数日の月日が経った。
二日目の学園祭に参加したエドはオランピアとの約束通り、二人で学園祭をじっくりと満喫していた。
屋台に並んである十人十色の食べ物に惹かれたり、生徒主催の出し物を見学したりと手当たり次第、歩き回った。
一番、興味を引いたのは、校舎の木にぶら下がるボロボロのスーツを着た青髪の男だった。
その無様さと敗北感あふれる一つの芸術に、参加者は足を止めてその目に焼き付けていた。
こうならないように生きろと、人々にエールを送る渾身の一作だった。
さすがは王立学園。身体を張った見事な作品だと、誰もが絶賛した。
余談だが、それを見に来た元生徒会長は、口笛を吹きながらおもむろに立ち去るところが目撃された。
そして、学園祭が終わった次の日から、普段の生活へと戻っていった。
遊撃士がエドの探し人を見つける間、エドとオランピアはそれぞれの時間をルーアンで過ごした。
エドは問題ないと判断され、監視される日々は終わったが、アルバイトという名目で遊撃士活動を続けていた。
オランピアは孤児院の子供達や、クローゼを中心に学園の人達とさらに深く交流し合い、その絆を育んでいた。
そして、夜には孤児院で、過ごした一日を振り返って、明日を迎える日々を繰り返していた。
七耀暦1201年 リベール王国 ジェニス王立学園 6月10日
日が昇り始める早朝、孤児院の前では多くの人が一同に揃っていた。
「今まで、本当にありがとうございました」
オランピアは頭を深く下げて、目の前にいる人達に深い感謝を告げていた。
「いいえ。こちらこそ学園祭を守っていただいて、本当にありがとうございました」
オランピアと向かい合っていたクローゼもオランピアとエドに向かって深く頭を下げる。
「カシウスさん、例の依頼ありがとうございます。まさか、こんなにも早く見つかるとは思いませんでした」
「作者のミヒュトという男に心当たりがあったからな。尋ねてみたら、見事に的中したんだ。どうやら、女神はまだ、お前を見捨ててはいないらしい」
一方で、エドも見事、依頼を成し遂げたカシウスにお礼を述べていた。
見つかるには最低でも一ヶ月はかかると思っていたエドの探し人は、思ったよりも早く見つけることができたのだ。
エド達は早速、次の目的地へと向かうため、情報をもらった翌日である今日、出発するのであった。
リベールから立ち去ると知ったクローゼは最後に挨拶をしたいと午前中の授業を休んで、わざわざ来てくれたのだ。
「兄ちゃん達、もういっちまうのか?」
「もっと一緒にいたかったなぁ~」
そして、クローゼと共に、マーシア孤児院の子供達もエド達を送るために集まっていた。全員、エド達の別れを惜しみ、寂しそうな表情をしていた。
「みんな、エドさん達はまだやることがあるから、引き止めちゃいけないわ。大丈夫。これでお別れじゃないわ。全部終わったら、また来てくれるわ」
「ほんとか?!」
「オランピアさん達、また来てくれるの?!」
子供達の引率として来ていたテレサが子供達に優しく説き、子供達はどこか期待する視線をエド達に向けた。
「フフフ……。エドさん、オランピアさん。次、リベールに来た時、またここに来てください。そして、子供達にお二人の話をいっぱい聞かせてやってください。どれだけ経とうと、あなた達が来るのを待ってますからね」
「テレサ先生……」
「ありがとうございます」
テレサの言葉に一瞬、うるっとするオランピア。エドも短い言葉でテレサに深く感謝の言葉を送る。
「エド、これから先、お前達には更なる困難が待ち受けているだろう。だが、恐れずに前へ進め。そして、多くの縁を作るのだ。その縁が繋がっている限り、お前達は決して独りじゃない。それを忘れるな」
「はい。ありがとうございます。カシウス師兄」
兄弟子からのありがたい助言を受け、エドは頭を下げる。
正直、指名手配されている身で、縁を作れるのか怪しいものだが、クロスベル、そしてリベールで多くの縁を結ぶことができた。
だから、兄弟子に言う通り、恐れずに進もう。自分がつないだ縁が、自分の未来につながることを信じて。
「オランピアさん。どうか、お身体にはお気をつけて」
「クローゼさん……」
オランピアと手をつなぎ、別れの挨拶を告げるクローゼ。
行かなくてはならないのに、もっと一緒にいたいのか、つないだ手を強く握るオランピア。
手から伝わってくる彼女の想いにクローゼは優しく微笑む。
「大丈夫です。どんなに遠くに離れていても、私達はずっと友達です。私の心はずっとあなたの隣にいます。だから、またリベールに来てください。その時は私が王都を案内します。……約束、してくれますか?」
「……はい! 約束です。絶対にまた会いに行きます」
お互いに涙を流しながら、小さな約束を交わす。だが、どんなに小さくても、二人にとっては大切な誓いなのだ。
必ず生きて、もう一度会おう。
その想いを胸にオランピアはゆっくりと手を離す。
「オランピア」
「はい」
エドの呼び声にオランピアは頷く。そして、クローゼ達に顔を向けて、挨拶を送る。
「「いってきます!」」
「「「「いってらっしゃーい!!」」」」
子供達の元気な声に、エドとオランピアは背を向けて新たな地へ向かうのだった。
誤字・脱字の報告いつもありがとうございます!
感想・評価の方もお待ちしております!
次回は第三章。
お楽しみください!