俺は、独断で黑式で出撃したことは、ミサトにもリツコにもこっぴどく叱られた
小一時間、正座させられてその後コトネに足を弄られてそれはもう大変だった
俺が消えて心配させたとは言え酷すぎませんかね?
その数日後、『
それをミサトとシンジが止めてたとのこと
俺は、両腕の怪我と[黑式]の修理作業で作戦に参加させてもらえなかった
まぁ、無事に作戦は成功したようだから良かったけど…
それ以来、ミサトとシンジが前よりも仲良くなってる
毎朝、学校出る前にその光景を見る俺とコトネの気持ちになってくれ
そして、現在、俺たちは…
「Mi-55D輸送ヘリ!!こんなことでもなけりゃあ、一生乗る機会ないよ。まったく、持つべきものは友達って感じ!!なぁ、シンジ!!」
「えぇ…?」
そう、俺たちは輸送船でとある船まで向かっている
こういうのが好きなケンスケは大興奮だ
「毎日同じ山の中じゃ息苦しいと思ってね、たまの日曜だから、デートに誘ったんじゃないのよ♪」
「ええっ!!それじゃ、今日はほんまにミサトさんとデートっすか?この帽子、今日のこの日のためにこうたんです~!!ミサトさ~ん!!」
「それで、どこに行くんですか?」
「豪華なお船で太平洋をクルージングよ」
うん、間違ってないんだろうけどさッ!!
「トウジ、聞き流せ。ミサトの言葉は当てにしないほうがいい」
お、見えてきた
これが今回の目的地の艦隊だ
「おおーっ、空母が5、戦艦4、大艦隊だ!!ほんと、持つべきものは友達だよなぁー!!」
「これが…豪華なお船…?」
明らかにがっかりしてるトウジ…
だから言ったのに…
こいつの話をまともに受けるだけ無駄だ
「まさにゴージャス!!さすがは国連軍が誇る正規空母、オーバー・ザ・レインボー!!」
「でっかいなあ…」
「よくこんな老朽艦が浮いていられるものねー」
「ミサトさん、私達の来日にもこれの同型艦使ったんですからそんなこと言わないでくださいよ〜…」
沈まないか心配だったな
いや、使徒が来た時は死んだと思ったね
◇
「おぉーっ!!凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄すぎるーっ!!男だったら涙を流すべき状況だね!!これは!!」
歓迎ムードとまでは行かないが、国連軍の方々は、ケンスケの姿にニッコリ
まぁ、自分たちの仕事をここまで言われてるんだからそりゃご機嫌か
「待て!!待たんかい!!」
あ、トウジのとっておきの帽子は風に持ってかれている
「相変わらず、輸送ヘリの揺れには慣れない…」
「ははは、先輩、嫌いですもんね」
「くっそお…止まれ!!止まらんかい!!」
いつまで、追いかけっこしてるんだ…
帽子が、誰かの足に引っかかり動きを止める
しかし、その誰かはあろうことかその帽子を踏んづけた
「ハロ~ォ、ユキト!!私に黙って、コトネとの日本への逃避行は楽しかった?」
「任務だから別に逃げたわけじゃないが…まぁ、2ヶ月ぶりくらいか?」
「久しぶりね、アスカ。背、伸びたんじゃない?」
「そ。ほかのところもちゃんと女らしくなってるわよ」
「紹介するわ。エヴァンゲリオン弐号機専属パイロット、セカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレーよ」
その瞬間だった、アスカのスカートは風に煽られ、めくり上がってしまった
俺は目をギリギリで背けたが…
俺より前にいたシンジ、トウジ、ケンスケにはアスカの平手打ちが炸裂した
「何すんのや!!」
「見物料よ。安いもんでしょ」
「なんやてぇ~?そんなもん、こっちも見せたるわ!!」
バッっとトウジがズボンを下ろす
「おまっ、よせッ!!」
「何すんのよ!!」
俺の静止は虚しく届かず、トウジにはもう一発…
いや、アスカとコトネから計二発顔面に拳を受けた
「馬鹿が…」
「で、噂のサードチルドレンはどれ?まさか、今の…」
流れるように話は代わり、仕事らしい話を始める
「違うわ。この子よ」
前に出たシンジを見定めるようにアスカは見つめる
「フーン、冴えないわね」
「え"ッ…」
◇
「分かりました。ただし、有事の際は、われわれNERVの指揮権が最優先であることを、お忘れなく」
「かっこえぇ~」
「まるでリツコさんみたいだ」
「仕事のときだけな…」
「相変わらず、凛々しいなぁ」
仕事モードの時のミサトは、なかなかかっこいいとミサトがドイツ勤務のときも訓練生のなかでも人気だった
しかし、よく招待された俺は、こいつのだらしなさをよく知っていた
「あ、加持…」
「ども〜」
「加地君!!君をブリッジに招待した覚えはないぞ!!」
「それは失礼」
反省していないように飄々と返事する加持
「では、これにて失礼します。新横須賀までの輸送よろしく」
「これがデートかいな!?」
これであとは日本までゆっくり船旅をたのしむだけだ
俺たちは、昼食をかねみんなで食堂へと来ていた
「なんであんたがここにいるのよ~!!」
「あれ、言ってなかったか?」
「ユキト、アンタ知ってたの!?」
「彼女の随伴でね、ドイツから出張さ」
「迂闊だったわ~、十分考えられる事態だったのに…」
加持に奢ってくれるとさっき言ってたから遠慮なく食べよう
「今、付き合ってる奴、いるの?」
「それがあなたに関係あるわけ…?」
「あっれぇ?つれないなぁ」
加持は、シンジの方へと視線を向ける
「君は葛城と同居してるんだって?」
「え、えぇ…、ユキトくんと堀部も一緒ですけど」
「そうか、賑やかそうでいいね」
手を組みながら、シンジを見つめ続ける加持
「彼女の寝相の悪さ、直ってる?」
「「「えぇ〜!?」」」
「なっ、なっ、なッ、何言ってるのよ!?」
顔を真っ赤にして、慌てふためくミサト
リツコと俺にいじりがいのあるやつと言われるのはこういうところがあるからだ
「相変わらずか?碇シンジ君」
「えっ、ええ…あれ?どうして僕の名前を?」
「そりゃあ知ってるさ。この世界じゃ、君は有名だからね。何の訓練もなしに、EVAを実戦で動かした
シンジは、照れるように加持から顔を背ける
「いや、そんな…偶然です…」
「偶然も運命の一部さ。才能なんだよ、君の」
シンジは、その言葉を受けてうつむいていた
きっと、色々考えてるんだろう
「俺は少し、席外すよ。コトネ、ここから動かないでくれよ?この船、無駄に広いから」
「了解です、先輩ッ!!」
俺が席を立ったちょっとあとに、加持も立ち上がる
「じゃ、また後で」
「はい」
「冗談…悪夢よ、これは…」
ミサトは、ただ現実から目を背け、呪文のようになにかをつぶやき続けていた…
いい薬かもな…
◇
「一ノ瀬くん、今、いいかしら…?」
「んあ?」
甲板でちょっとばかし海風に当たっていたら、珍しいことに綾波の方から話しかけてきた
「珍しいな、なんかあったか?」
「いえ、
「あぁ、そういうことか…」
俺はフェンスから降り、綾波の目の前に立つ
「アスカはすごい優秀だよ。パイロット候補生たち同士の模擬戦では、俺と1、2を争うほどの実力の持ち主だ。ただ、自信家なのはいいところなんだけど、時折慢心してるのがダメなところかな」
「…よく見ているのね」
「まぁ、結構前から一緒だったから」
「そう」
綾波は表情を変えずにこちらを見つめている
「さて、そろそろ戻ろうか」
「ええ、そうしましょう」
俺はその視線がむず痒くなり、みんなと合流することを選んだ
◇
「エヴァパイロット達!!」
「「ん?」」
「ちょっと付き合って」
アスカに言われて、俺とシンジ、そして綾波とコトネはアスカの後を追った
「なにがあるんだろうね」
「弐号機とかじゃないか?データは見たぞ、カメラアイを4つに増やして、視認性を高めたとのことだ」
「へー…それってすごいの?」
ふむ、と俺は顎に手を当てて考え込む
「上下左右から敵を視認できるからより立体的に敵を捉えられるとかかな?」
「なるほど〜」
シンジは納得している
「さ、着いたわよ」
アスカは、掛けられた布の一部を持ち上げて中に入る
俺たちも続いて中へと入っていく
「赤いんだ、弐号機って。知らなかったな〜」
「違うのはカラーリングだけじゃないわ!!所詮、零号機と初号機は、開発過程のプロトタイプとテストタイプ。訓練無しのあなたなんかにいきなりシンクロするのがそのいい証拠よ」
アスカは、弐号機のボディーに登りながら説明を続ける
「けどこの弐号機は違うわ。これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。正式タイプのね」
その時だった、ドカンッ!!と爆発が起こる
「なんだろう?」
「水中衝撃波!!爆発が近いわッ!!」
急いで、全員甲板へとでて、原因を探る
外を見ると、大きな水しぶきを上げている生き物の姿があった
「使徒…」
「あれが?本物の?」
「どうしましょう、一度、ミサトさんのところに戻らないと…」
「チャーンス…」
「とりあえず、船の中に入ろう、アスカはプラグスーツに着替えておi…」
その瞬間、俺は手を引っ張られた
「お、おい、アスカ、何処に向かうつもりだ!!」
「ま、待ってよぉ〜」
その後をシンジたちも着いてきている
アスカは突然立ち止まると…
「
「お、おう…」
そうすると、女子を引き連れて階段を下っていく
「なにしてんのかな?」
「さぁな、気になるんなら見ればいいんじゃないか?」
プラグスーツ持ってたし、十中八九着替えてるんだろうけど
ひょこっと、シンジは階段の下の方を覗く
「きゃぁあ!!覗かないでよ、エッチィ!!」
「ご、ごめんっ!!」
シンジは、恨めしげにこちらを見ると
「着替えてたじゃないかっ!!ユキトくん、さては気づいて言ってたな!?」
「さぁね〜」
着替えが終わったであろうアスカを横目で眺める
「アスカ、行くわよ…」
「………」
◇
俺たちの手には、ボフっと赤いプラグスーツが手渡される
「さあ、行くわよ」
「へ?」「あ?」
「あんたも、来るのよ!!」
俺は、自分のボストンバックから自分の黒いプラグスーツを取り出す
「俺は、これ着るから」
「ユキトくん!?」
全員プラグスーツを身にまとい、弐号機のエントリープラグへと入る
しかし…
「流石に5人は狭くないか…?」
「だ、大丈夫よっ!!たぶん…」
乗り込んでみれば、案の定ギュウギュウ…
「L.C.L. Fu"llung, Anfang der Bewegung Anfang des Nerven anschlusses.Ausulo"sung von Rinkskleidung.Synchro-Start…」
しかし、プラグ内は赤く発光し、バグが発生したことが分かる
「思考言語切り替え、日本語をベーシックに!!」
「ユキト!?」
「この場では日本語に合わせたほうが速い、アスカいつでも行けるぞ」
俺の言葉と同時に、プラグ内は外の景色を改めて映し出す
「エヴァンゲリオン弐号機、起動!!」
その言葉とともに赤い巨人は動き出す
「海に落ちたら、不味いんじゃないですか…?」
「落ちなきゃいいのよ!!」
『え?全員乗ってるの!?』
「うん、そのせいで人口密度やばい」
『試せる…か?』
「ミサトさん?」
『アスカッ!!出してッ!!』
ゆっくりと立ち上がるEVA弐号機
「来る…」
「行きますッ!!」
「アスカ、俺が案内する、言った通りに跳んでくれ」
「えぇ!!」
その瞬間、全身が浮遊感に包まれる
巨体は、海上に散らばる国連軍の船を足場にし、縦横無尽に空を舞う
「次、右前」
「ふっ!!」
「ミサト、非常用外部電源を甲板に用意しとけ!!」
『わかったわっ!!』
「アスカ、ラスト、正面ッ!!」
「ええ!!」
5回ほど跳び、オーバー・ザ・レインボーの正面へとたどり着く
「EVA弐号機、着艦しまーす!!」
強い、衝撃が船にかかる
後少しで転覆するところだったぞ…
「来るわ、左舷9時方向…!!」
「外部電源に切り替え…切り替え終了」
「ぶ、武装はどうするんですか?」
「プログナイフで十分よ…」
突っ込んでくる使徒を目の前にカッターナイフ状のプログナイフを構える
「来るっ!!」
グッ…と抑え込むも、結構力強いな…
その時だった、弐号機を支えていた飛行甲板の一部が抜け落ち、弐号機は海に放り出されてしまう
「クソッ、放り出された…」
◇
「EVA、目標を喪失…」
「ユキト、アスカ…あの二人なら…」
外を眺めて、様子が伺えないEVAを探す
「今のうちにディスクを…あぁーっ!!Yak-38改!!」
「おーい葛城ぃー!!」
そこには、戦闘機に乗って登場した加持リョウジ
「加ぁ持ぃ~!!」
「届けもんがあるんで、俺、先に行くわぁ~。じゃ、よろしくー、葛城一尉ぃ~」
そういうと、エンジンを吹かせて飛び立っていく
ミサトも、トウジも、この行動には驚きのあまり開いた口が塞がらなかった
◇
その頃、EVA弐号機は、目標体内に侵入もとい、捕食されピンチに陥っていた
『アスカ!!聞こえる!?』
「あぁ!?」
『絶対に離さないでね!!』
「「「「「え…?」」」」」
その言葉の意味がわからないまま、俺たちは作戦の説明を受けていた
『5人とも、作戦内容はばっちりね?』
「なんとかやってみます!!」
『良い返事ね、コトちゃん、帰ったらユキトが御飯作ってくれるって!!』
「ホントですか!?」
「俺そんなコト言ってねぇよ!!」
しかし、やらなければならない
『全艦、キングス弁を抜きました。Z地点に対し沈降開始』
『了解、ケーブル、リバース!!』
『EVA、浮上開始!!接触まで後70!!』
「ちょっとッ!!いつまで触ってんのよ!!どいてったらぁ!!」
ポカポカとシンジのことを叩くアスカ
「だったら、はやく口をこじ開けるぞ」
『接触まであと60!!』
しかし、口は開かない
『戦艦2隻、目標に対し沈降中!!EVA、浮上中!接触まであと50!!』
「ダメっ…もう時間がないわ…」
「とにかく、考えを集中させるのよ!!」
「わかってる!!」
『接触まであと20!!』
カウントダウンは止まらない
俺は、ただ一つに意識を集中させる
(開け、開け、開け、開けッ…!!)
その時だった、全てがつながるような感覚
弐号機の四眼が開放される
両腕で、使徒の口をこじ開け、その開かれた口には戦艦が2隻放り込まれる
『撃てェーィ!!』
使徒は、爆散し俺達の勝利で戦いは幕を下ろした
◇
「ほーんま、顔に似合わず、いけ好かん女やったなー」
「ま、俺たちはもう会うことも無いさ」
「さて、それはどうかなぁ〜」
「なにいってんだよ、ユキト。アイツは他の学校に行くだろ」
ケンスケはドイツ人なんだしと付け足し、そっぽを見る
「そんなこと言ったら、俺もだけどな」
「………え?」
「ま、センセエは仕事やからしゃーないわなぁ。同情するで、ほんま」
チャイムが鳴り、ドアが開かれHRとともに一日の始まりが告げられる
「わぁーっ!?」
トウジ、シンジ、ケンスケの反応
3人は目を見開き、前を凝視する
「惣流・アスカ・ラングレーです!!よろしく!!」
俺たちには、平穏は訪れないらしい
なんか、読み返してみて加持さんはやっぱヤクトドーガにゃ乗らねぇとおもって、戦闘機に戻しました。ついでにガンダムタグも消しました
ヒロインアンケート(この結果が反映されるとは言っていない‼)
-
綾波!!
-
アスカ!!
-
ミサト!!
-
リツコ!!
-
マヤさん!!
-
コトネ!!
-
委員長!!
-
シンジくんちゃん!!
-
カヲルくん!!