所で『第◯◯話』って毎回サブタイつける時に忘れてて見返すのって自分だけなんでしょうかね?
目の前の建物を満足気に見つめる俺とそんな俺を呆れた様に見つめる霊視ニキ(他のガチ勢は解散と共に直ぐ帰って行った…切ない)
尚、目の前に建っているのは新築ピカピカなガイア連合京都北部支部基ジュネス京都北部支店…つまる所俺の地元に出来たガイア連合の新しい支部なのである。
最も異界【ブナ林】から遠い我が家から車で十分のクソ近立地であり、つまり組合員の住居のど真ん中に新しく建ったこの支部はその山を切り開いた馬鹿デカい敷地面積全てに強固な霊的防衛能力を宿したスーパーな支部なのである!!(あと表面に薄らと結界も張ってあって汚れにも強い)
因みに具体的な霊的強度はといえば、現在の東京で根願寺が管理しているボロボロ状態の結界よりは防御力は上である…でも正直此処より上の結界とか【山梨支部】と【恐山】位しかないんだよね…いやホントしっかり戦前の状態から崖っぷちらしいけれども守り抜けてる【恐山】はマジでスゲェよな!!
因みにこのジュネス、新築ピカピカとはいえ実は現状裏側であるガイア連合京都北部支部としての機能しかロクな働いていなかったりするのだが…。
「着工から僅か一月で完成……ブーストニキのスキルどうなってるんだ?」
「一応初めて建てた時はしっかりと地鎮祭から地固め、基礎構築に骨組み建設とか色々やって三ヶ月掛かったんだけどねぇ…ほら、俺造れば造るほど効率が良くなるからさ」
「だからってデパート一棟建てるのは最早【生産】じゃなくて【建設】の分類だろうが、マジでどうなってんだよ…」
そこら辺はほら…一番面倒な地鎮祭や店舗のは他がやってくれてるから、後はもう重機をオカルトパワーでゴリ押し強化したからというか…。
そもそも俺の認識が拠点建ててた時の拡大解釈でしかなかったから、なんかもう建物だっておんなじ様なもんって認識なんだよね…駄目だ、流石にここでそれ言われると自分の認識がイかれている事を自覚せざるを得ないぞ…(汗)
「これ何処まで出来るのか一度調べておいた方が良いかもしれんな…」
「タダでさえ資質が技術系に極振りなのにその幅がガバガバとか、お前の判定どうなってるんだよ?」
「多分ショタオジによる詰め込み教育で『何かしら造る事=生産』って事にされてるんじゃないかね? 確かやってる最中に結界の事とか式神生産の事とか詰め込みまくられてたけど、アレよく考えたら微妙に生産とはカテゴリ違う感じだし」
結界は本来なら【防御】の系統に寄ってるし、式神も【降霊】のジャンルは言い換えれば【強化】に当て嵌まる筈である…結界自体は多分【軍勢変生】スキルが目覚める前に齧ってたからギリギリセーフだったんだろうけど、少なくとも【降霊】については俺自身の認識があやふやな事を突いて無理矢理覚えさせたんじゃないだろうか?
「それなんて洗脳?」
「まぁ、本来なら出来なかったかもしれない事が出来ているのは有難い限りだし…一番嬉しい物も完成したからな」
「あの裏ジュネスに作ってたデカいターミナルの事か?」
「Exactly(その通りでございます)」
正直アレこそが個人的に支部作って欲しかった最大の理由だしね。
「見てても何かMAGを利用する装置としか分からなかったんだが、一体アレは何だったんだ?」
「まだ世界的にはGPが足りないから使える人は限定されてるけど、大ターミナル間でのみ行えるワープポイントだな」
取り敢えずこれが成功したのなら山梨支部の麓に借りてある借家と楽に行き来する事は出来る筈だ。
「は? アレって異界限定じゃなかったのか!?」
「異界の外ではワープは不可能……そんな風に考えていた時期が俺にもありました」
具体的にはショタオジに詰め込み教育施される時までな。
「アクマは元よりペルソナ使いやデビルシフターってさ、認知存在に寄ってるんだってさ」
「…まさか?」
「現状この二つは大ターミナルによる特殊な霊脈通信網を利用すれば、データ送信の要領で転移させる事が可能となっております…」
因みにイメージとしてはロックマンエグゼのホームページみたいな電脳空間が大ターミナルに作ってあり、それによって混雑の解消を図っております。
…まぁ、それについても電子系はまだそこまで収めれてないから、今のセキュリティ方面はガバガバのガバなんだけどな、だからこそ山梨支部の自室じゃなくて麓の借家に作った訳なんだし。
そんなこんなで霊視ニキと共に裏ジュネスへ向かい、クッソ私的な理由で建てた『ゴットイーター』シリーズのターミナルそっくりな大ターミナル(一応超高性能なパソコンや結界の起点としても使用可能、というか表向きは強力な結界の発生装置である)を起動して稼働状態に問題が無いかを確認する。
「ふむ、問題は無さそうだな…ちゃんとMAGの流れも安定しているし電波(?)状態も良好、これならワープ実験も出来そうだな」
「いや、ちゃんと稼働したのは良いが、事前に実験はしてあるのか?」
「一応ちゃんと向こうで段階踏んで実験してあるし、なんなら俺自身が身体張って試しておいたから大丈夫…な筈」
「オイ」
いやだって、流石にこの距離で試した事なんか無いよ…。
「取り敢えずまぁ、此処で使ってみて問題が無いかどうか霊視ニキには見ておいてもらいたいんだけど駄目だろうか?」
「成る程、それがブーストニキが俺に声を掛けた理由だったのか…まぁ、良いだろう、格安どころか殆どタダで装備や式神を強化してくれたんだ、この程度の雑用だったら喜んでやってやるよ」
「すまんな」
そんな訳で早速大ターミナルを起動し電脳空間へ、問題無く移動出来る事を確認した後本命の支部麓に設置してある大ターミナルへワープしようとしたのだが、此処で問題が発生した。
「…向こうの電源落ちてやがる…」
まさかの前提条件の崩壊である…MAGで稼働する装置である都合上停電なんて起こらない筈なのだが、そこてふとある事を思い出して現実に戻る事にした。
「む、特に問題は無かったみたいだが忘れ物でもしたのか?」
「あぁいや、ちょっとしたトラブルというかちょっと待ってくれ…あ、もしもしショタオジ? ちょっと聞きたいことがあるんだけと良いか?」
『ブーストニキ君ブラックカードの機能改造して携帯電話にするとか何やってんの?』
今後外部を招くという事で作られた【俺ら】専用の【ブラックカード】…元々は過保護なショタオジによる安全ブザーの様な物なのだが、其方で使う事が無かった為に身分証明書程度にしか使っていなかった物である。
そのブザー機能の術式にちょっと手を加えてショタオジとの直通電話にしたのだが、ちゃんとショタオジ本人が出て来てくれて一安心である。
「まぁ、そこら辺は後で謝るけど、所で一つ聞きたいんだけど麓で俺が借りてる部屋の大ターミナルってショタオジが電源落としたりしてないか?」
『うん? 霊脈確認してた時に切り忘れてるの見つけて切っといたけれど、何かあったのかい?』
「ワープ実験やるから電源入れといてくれない?」
『うん? ごめん、もう一回言ってくれない?』
なんか珍しくショタオジが困惑してるな…霊視ニキも困惑しているショタオジが珍しいのか目を見張ってるし。
「だからペルソナ使いの特性利用したワープ装置の実験したいから、麓に設置してある大ターミナルの電源入れてくれない?」
『え〜なんで君そんな危ない事誰にも相談せずにやっちゃうのさ…』
「周りにペルソナ使いが居ないからね、仕方ないね」
「いや、僕もペルソナ使いでもあるんだけど? いやそれにしてもホント良く出来てるねこの転移システム」
「オイトップ何やってんの!?」
まさかのショタオジ顕現である、何やってんすかアンタ。
サラッと電脳異界モドキを作り上げる馬鹿野郎はコイツです。
後世界が不安定になる半終末まで行けば普通の覚醒者でもワープ出来るかな? って感じですが、多分その時には電脳異界とかにも手を出してるんじゃないですかね? 各地で簡単にアクセス出来る修行用異界として良さそうかもですわ(感想によるアイデア本当に有難いです)
…まぁ、半終末前に覚醒イベント入る予定なんで、そこで梃入れされる事によって出来る様になる感じなんですけどね。