スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 勢いがある内にひたすら書き続ける!! それこそが物書く時のコツですよ!!(グルグルアイ)

 あ、でも誤字修正とか指摘とかあればちゃんと反映致しますよ?


第十八話 雑談と種明かし

 裏ジュネスの大ターミナルを前にして元から居た俺と霊視ニキ、そしてターミナルワープをしてやってきたショタオジ(恐らく式神)は一旦休憩という事で適当に俺が持って来ていたツマミ(主にジャーキーやスルメ等)を食いつつ、ユエが淹れてくれた茶を呑みながら話し合っていた。

 

「つまりいつも通りブーストニキは『やれそうだからやってみよう』の精神でターミナルと転送技術を確立しちゃった、という事かい?」

「それでやってしまうところを見るとやっぱブーストニキも【俺ら】なんだって分かるよな…」

「そうかな…そうかも…」

 

 だって想像していた事が色々実現出来たら誰だってやりたくならない? 俺はなる。

 

「一応安全に気を使ってプログラム的な防衛はしていても、素人による恐らくガバガバセキュリティだろうから山梨支部には設置しなかったし、此処のターミナル自体も実はジュネスの敷地外に設置してあるからアクマが出て来てもジュネスとターミナルの二重結界で侵入妨害してあるから安心は出来る筈だぞ」

「あぁ、なんかこの部屋だけ区切られてると思ったら、そんな形になってたのか…確かに此処の地形を考えれば外側ではあるな」

 

 下手打って拠点にアクマの集団が強襲とか洒落にならんしな。

 

「ふーむ、でもこんなに良く出来てるんだったらウチの本社に置いても良さそうではあるけど…ちょっとこの大ターミナルウチの【デジタル技術部】に持って行っても良いかな?」

「う〜ん、確かに本業が居るなら見てもらった方が良いからそうしようかね…それじゃあそれにプラスしてショタオジが俺に詰め込んだ技術一通りスキルカードにしてみたんだけど、ちゃんと出来てるか確認してくれるなら良いぞ」

「あぁ、暗くなって工事出来なくなると暇とか言って作業場に篭って何かしてるのかと思ってたが、そんな事してたのか…というかショタオジ直々に詰め込みとか…大丈夫だったのか?」

 

 俺の修行内容に対して霊視ニキが心配そうに見てくるが、正直分かりきっている事を聞かれているも同然である。

 

「軽く本体だけでも二十数回は過労死したな、連動して分身も死んでたけどそれも含めれば大体五倍だな」

 

 つまり合計で三桁回数死んでた…って事ぉ!?

 

「いやブーストニキ分身出来るのかよ!?」

「生産程度なら出来るけど戦闘力皆無の置物をな、マジで影法師みたいなもんよ」

 

 そう言いながら目の前でギニュー特戦隊のポーズを其々決めながら実演してみせるが、同じ奴がやってる姿を見て霊視ニキは微妙に引いていた…是非もないよね!!

 

 因みにこの分身の術式もスキルカード化してみたけれど、それ相応に習得難易度は高くなっているので悪しからず…多分習得する為に死に掛けるけど、習熟する為にはレベル30位は最低限ないと俺みたいに死にまくらないと駄目な難易度だと思う。

 

「まぁ、実際ブーストニキの特殊スキルのお陰もあって製造系は速度も技術も軒並み効率大幅アップしてるからね、覚えてもらった甲斐があるよ」

「その強化された事で作られる物が『リーゼント型バスターヘッド』とかそんなレベルのジョーク(ガチ)アイテムだったりするから微妙な顔になる事も多いけどな…」

 

 『これさえ装備していれば頭部の防御力は他の防具に比べて多少は下がるが、式神パーツを移植とかせずにメギド程度の威力を持った万能属性光線をぶっ放せるぜ!!』とかほざいていたのはエドニキだっただろうか…見た瞬間余りの馬鹿らしさに眩暈がしたね…。

 

 …まぁ、コレに関して一番アレだったのはレトロスタイルな番長コスしている【俺ら】に対してめちゃくちゃ受けていた事だろうけどな、訳が分からないよ。

 

「まぁ、何時もの技術部みたいで安心ではあるわな…そうだショタオジ『コレ』が例の異界で核になっていたと思われる霊装だ、丁度良いから受け取っておいてくれ」

 

 そう言って霊視ニキが取り出したのはボンヤリとした青い光を放つ金属質の平べったい箱型の霊装であり、あの異界『ブナ林』の大元であるという事しか分からない霊装であった。

 

 だがしかしそこはガイア連合盟主にしてトンデモ超人たるショタオジ、一目でコレが何かを言い当てた。

 

「おや、これは根願寺が損失してた筈の鍛錬用異界の核だね」

「根願寺の鍛錬用異界の核だぁ? なんでこんな所にそんなモンがあるんだよ?」

「こんなど田舎にそんな都会の物があるとかおかしくない? 誰が持って来たんだ?」

「ふむ、ちょっと占術で調べてみるか…」

 

 そう言うとショタオジは懐から札を取り出し、何か呪文を小声で唱えると札から円錐形の光が放たれてホログラムの様に像を結び、そこには見覚えのあるブナの大木の根元に鍛錬用異界の核を埋めている、何処となく見覚えのある男性が映っていた。

 

 …所でこの分身と思わしきショタオジ、なんで持ち物ちゃんと持ってるんだろうね?(現実逃避)…これ下手したら後でお叱り受けるかもしれんなぁ…。

 

「この人がこの核を持ってた人なのか? なーんか地味な印象だけど…どっかで見た覚えがある気がするなぁ…」

「う〜ん? …あ、もしかしてアイツじゃないか? Fate/zeroで衛宮切嗣の過去回想に出て来た『衛宮矩賢』」

「おぉ〜、御名答だよ霊視ニキ…ついでに言うとかなり珍しい戦前生まれの【俺ら】だったみたいだね」

「「んんっ!?」」

 

 こんな時にまで関係してんのかよ!?

 

「ふむ、どうやら彼は根願寺の霊装なんかを管理・守護してきた一族だったみたいだね、日本が敗色濃厚になった時にそれっぽい霊装をダミーに残して、色々とヤバい代物を一族が離散してでもメシア教の手に渡るのを阻止する為に日本各地にバラバラに分かれて封印していたみたいだね」

「それじゃあその時の封印が経年劣化したせいであの異界が出来たって事なのか?」

 

 もしもそうだとしたら俺根願寺の事どんな目で見れば良いのか分からなくなっちまうよ…。

 

 そんなことを考えていたのだが、ショタオジから齎された解答は思わず俺と霊視ニキを黙らせてしまうものだった。

 

「いや、今の根願寺なら兎も角、戦前のしっかり霊的防衛施設としての役割を果たしていた頃の根願寺の術者、それも敵の手に渡ればロクでもない事になるのは確定な代物を扱ってた術者だから、その封印術は軽く数百年は持ってもおかしくない筈、それなのにその封印が解かれているとなれば…あぁ、やっぱりか」

 

 そう言って新しく映し出されたホログラムには、クッソ忌々しいメシアン数名と【エンジェル】を始めとした天使系が何体か映し出されており、掘り返した異界の核の封印に何かしら手を加えようとしている所だった。

 

「「……………」」

「ご覧の通り、メシア教が何らかの方法で矩賢氏の足跡を見つけ出し、『如何にかして』隠し場所を判明させた上で異界の核を掘り返し、余計な事をしたせいで核が暴走、それから数十年もの間異界『ブナ林』が展開されていた、っていうのが事のあらすじみたいだね」

 

 ショタオジがそう言い終わるのと同時に、何やら異界の核が漏電している様に電気や火花を飛び散らせるといった怪しい挙動を引き起こし、異界が展開されると共にメシアン共の目の前に超巨大な泥で出来た巨人…恐らく霊視ニキ達が戦ったという異界のボス【地霊:ダイダラボッチ】が現れた。

 

 驚きながらも攻撃を仕掛けるメシアン共だったが、着弾した事でその泥の身体から弾かれて落ちてきた泥の塊により、戦場だけでなく空を飛んでいた天使共も泥の重量により身動きが取れなくなり、その結果メシアン共はダイダラボッチの攻撃を避けるどころか防ぐ事も出来ずに叩き潰されてあの命を散らせる事となった。

 

「「メシアンザマァ!!」」

 

 俺と霊視ニキ大歓喜である。

 

「という訳でこうして誰も制御する者が居なくなった異界は、只管地脈からMAGを吸収して異界内に特定の制御されたアクマを生み出し続け、許容限界が来たら異界の外に放出を繰り返す傍迷惑な代物になった、という訳だな」

「取り敢えず何もかもメシアンが悪いという事が分かりました」

「アイツらホント絶滅してくんねぇかなぁ…」

 

 全くもって霊視ニキに同感である。

 

 取り敢えず言えるのは『メシア教は邪教!!』間違いないな!!




 この後大ターミナルを山梨支部に持って行ったら案の定サボりだと判明したショタオジと一緒に居た事で『お前なら直ぐに本物だって分かっただろう!?』とお叱りを受けました。

 そんでもって異界【ブナ林】は言ってしまえば人工異界であり、その起源は根願寺の修行する為の特別な核を用いた物であり、これを持ち込んだ衛宮矩賢氏が偶々封印に選んだ場所が巨木のお陰で太い霊脈があったブナ林だったので、ブナ林がそのまま異界になったって感じですね。

 …因みにどうやってメシアン共が厄ネタ隠す為に姿を眩ませた衛宮一族の足取りを掴めたのかって? なんか矢鱈と顔が整ってる新人神父がメシア教に取り入る際に、手土産として何人かの衛宮一族の足取り教えたらしいっすよ?

 …所で注意書きみたいに※1とかの書き方どうすれば良いのか分かる方居られませんでしょうか?(見つけれない雑魚作者)
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