スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 書いてる内に話が逸れるのはウチの小説じゃあよくある事なのでスルー推奨です!!(オイ)

 そんな訳でデモニカテストから脇道に盛大に逸れ、最後に新たな仲間の誕生回ですね。


第二十九話 テストとテスト

 デモニカ試運転用に造られた異界に到着すると、そこには既にデモニカを着込んだ百万ニキと思われる人物を囲む様に技術班ロボ部と式神製造部が居て、その輪から少し離れて全体を見る事が出来る所にショタオジ(本体)がスタンバイしていた。

 

「ショタオジも来てたのか」

「やぁブーストニキ、一応事前に安全確認はしておいたとはいえマガタマ使ってる訳だからね、頼まれたとはいえ提供した側としては何かあった時の為にスタンバイしておくのは当然じゃないかな?」

「そんな事言って仕事サボる為に来てるだけだろ、騙されんぞ」

「ありゃまバレたかー⭐︎」

 

 ジト目で尋ねればアッサリとサボりだった事をゲロるショタオジだったけど、普段からやってる仕事の量とかどう見たってブラック超えてダークネスだからね、別にチクったりなんかしないよ。

 

 一応問題が起きた時の為に来ているのは本当の様だったので見守りに徹しているショタオジは置いといて、俺はデータ取ってる技術班の近くまで寄ってから百万ニキと思われるデモニカ装着者へと声を掛ける。

 

「多分百万ニキお〜っす、デモニカの装備し心地はどんなもんだ?」

「おうブーストニキも来たのか、一応一通りシステマや狙撃なんかの普段からやる様なモーションやってみたけど、問題無く動けそうだな」

「そりゃあ重畳、流石に戦闘を前提として造られてるのに動き阻害されたら堪らないからな」

 

 話ながらも百万ニキはシステマの型を繰り出したりパルクールの様にそこら中を飛んだら跳ねたりしていく。

 

「しっかし何度見てもバケツヘルムみたいな頭装備だよな…実際の所あのシステム積み込めるのならアレじゃなくても良いんだよな?」

 

 実際俺が製作しているヤツなんて見た目全然違うしな、無骨さで言えば多分どっこいどっこいなんじゃないだろうか?

 

「あの形状は原典に忠実にしてあるだけだからねぇ…それにあの形状なら装着するのに然程労力が必要無いから、一応覚醒したら一人でも着込める様にはなってるよ?」

「あぁ、そういえば取り敢えず全体作り上げたけど百キロ近い重量になってたんだっけ? 今回のデータが取れたらそこら辺の重量の改良もやってみるとするか…」

 

 あれ程重いと普段から鍛えてない一般人なんかは、下手したら着込んでる最中に『(首の骨が折れる音)』みたいな事故に繋がりかねんもんな…。

 

「いやいや、それよりも幾ら一人で着れると言っても普通に手間だから、ブーストニキは瞬間装着出来る様な技術の開発してくんない?」

「そっちは俺の【道具の心得】で【収納ポーチ】から…こんな風に装備出来るから、それ用の設定組んだ【収納ポーチ】造れば良いだろう」

 

 話ながら現在製作中である俺のデモニカの【ランスロット・アルビオン】を展開してやると、周りの視線が一斉にこちらを向いた。

 

「…コードギアスのランスロット?」

「俺の体型に合わせて作ってあるから微妙に形状は違うが、一応モチーフはソレだな」

「おーランスロットかぁ、元になるデモニカ以外にも違うヤツを造ってたのか?」

「丁寧に各パーツ見せてくれたんだから、後はそれをベースに好きなヤツ組めば良いだけだったんだよ百万ニキ…あっそうだ、これその時設計したデモニカの素体データな?」

 

 指示されたモーションをこなしながら質問してくる百万ニキ説明しつつもアルビオンを改めて収納ポーチにしまい直し、今度はマネキンに着せて隣に立たせて百万ニキのモーションから取れたデータを元に随時性能の更新をしていく。

 

 一応必要かと思って作っておいたデモニカの骨格とも言える素体のデータが入ったメモリを技術部に渡すと、渡された技術部は慌ててそのメモリの確認を初めてしまい、周りに集まっていた技術部もそれに殺到してしまった。

 

「お〜い、次は何すれば良いんだ?」

「…すまん百万ニキ、なんか俺の渡したデータに夢中になってそっちに集中し始めやがった…取り敢えず俺が引き継ぐから指示通りにやってくれ」

 

 百万ニキが次のモーションの指示を聞いても技術部の面々はデータに夢中で聞いておらず、仕方がないので俺が引き継いで指示を出していく事に…。

 

 剣道から始まりアクション映画のシーンやブレイクダンス等々、片っ端から集めていくが特にこれといった不備は無く、寧ろ百万ニキがやった事無さそうなヤツまであって大丈夫なのかと聞いてみても、曰く『イメージすればデモニカが動きの補助をしてくれるからそれでなんとかなっている』のだとか。

 

 流石は技術部、訳の分からん変態共の巣窟呼ばわりされているのは伊達じゃないな。

 

「なんか凄く『お前が言うな』って言いたくなったんだけど、ブーストニキなんか変な事考えてない?」

「うん? 別にショタオジが訝しむ様なおかしな事は考えてはない筈だが?」

「そう? 気のせいだったかな…?」

「…激務続きで疲れてるんじゃないのか? もうちょっと休める様に掛け合っておくか? あ、百万ニキ次はラジオ体操だって…なんで最初の方にないんだこれ?」

 

 後ショタオジに関しては出来る範囲でならある程度肩代わりしてみようか?

 

 …いや、そんな事して余裕作ってやっても片っ端から仕事詰め込むのが【俺ら】だから、結局は別のやる事やるだけか…。

 

「ははは…まぁ、最近はブーストニキが作った電脳空間の真似事で電脳異界を作れる様になったからね、異界内の時間を加速させればちょっとの時間でしっかり休める様になったから」

「いやそれ寿命前借りしてるだけでは…?」

 

 相変わらず無茶するなこの盟主様は!?

 

 いやまぁ、ちゃんと時間を掛けてゆっくり休めてるんだったら本人の精神的には何の問題も無いんだろうけど、側から見たらワーカーホリックにしか見えねぇぞ…いや、ワーカーホリックなのは前からだったけどな?

 

「てか電脳異界かぁ…俺も頑張って作ってみたけど失敗したんだよなぁ…」

「そのレベルで異界製作は無茶が過ぎるでしょ…」

「いやいや、俺電脳関係の方が適性高いみたいだったから、しっかりと管理すればワンチャン良い具合の修行用異界が作れるんじゃないかと思ってやってみたら、豪邸程度の大きさしかないけどちっさいのは一応出来たんだよ」

「えぇ…出来たのか…」

「格ゲーなんかで偶に見る白一色のトレーニングルーム擬きがな!! あ、百万ニキ次ランダムに坂になるドリフの滑る階段だってさ、対応力の検査かこれ?」

「いやなんでさ?(二重の意味で)」

 

 丁度今回やってるデモニカの試運転なんかには良さそうな程度の広さはあったんだよね、実際アルビオンの調整やる為に使ったりもしてたし。

 

「終末で万が一地元が駄目なった時用のバックアップみたいな感じで地元の再現したかったのに、自分のやり方だと山どころか土の段階から一つ一つ再現していかないとダメだというね、寧ろサイバーパンク作り上げる方が万倍楽とか信じられるか?」

「おっ? 近未来都市創り上げようとして作ってた『アルカディア』が、実質妖精の森として出来上がってる僕に対して喧嘩売ってるのかな?」

「お、おう、無自覚に煽ってすまんかった…」

「今やってる電脳異界開発手伝ってくれるなら許すよ」

「おっとこれはなんか選択ミスったか?」

 

 確か開発ってアレだろ? 実際に電脳異界の中に入って物理演算や空間的な落とし穴とかを筆頭に演算のおかしな所をチマチマやっていくアレだろ? …時間足りなくね? あぁいや、さっきショタオジが言ってたみたいに時間加速があるから大丈夫なのか…ほんとぉ?

 

「まぁいいや、取り敢えず依頼については了承した、明日以降のガイア連合に居る間にちまちまやっていくわ、取り敢えず百万ニキの動作テストも一通り出来たみたいだから次に移るか」

「うん? 漸く終わったか…で、次は何するつもりなんだ?」

「いや、デモニカの核に式神使う事で俺が動かすだけじゃなく、自力でも動いて戦えるデモニカを作ろうと思っててな」

 

 装備すれば自己強化出来るし、手が欲しい時は個別に動かせるとかめっちゃお得じゃね?

 

「うん?」

「デモニカの装着自体は俺の戦闘力の補助になるから、体・速型のパッシブスキルマシマシにやってあるんだよ、ホイマネキン取り除いて札状態の式神をシューッ!!」

 

 無事起動、ヨシ!! ツインアイもなんか緑じゃなくて蒼色だけどちゃんと光ってるからヨシッ!! …いや、なんか他の緑に光る部分も蒼に光ってない?

 

「…よし、取り敢えず稼働状態はどうだランスロット?」

『各部異常無し、問題無いよマスター』

「なぁんか聴き覚えのあるボイスだなぁ…具体的には白き龍関係」

「概念侵食されてるっぽいけど、これもしかして技術部一枚噛んでない?」

「移動に便利だって事で汎用スキルの【人型変化】欲しくて、造形部のメディアネキから購入しましたねぇ!!」

 

 という訳で新しいデモニカ式神はガワは『コードギアスのランスロット・アルビオン』で性格と恐らく人間態が『FGOのメリュジーヌ』となりました!! …これMAG消費馬鹿高くなったりしない? マジで大丈夫なのか?




 別に【三世村正】でも良かったけどネタに走りたくなったので【ランスロット・アルビオン】こと二つの名前に惹かれて誕生した【メリュジーヌ】となりました!!

 デモニカ形態ではブーストニキが乗り込んで、飛んだりしながらもランスロットらしからぬ特大鉈振り回しをしたりしつつもヴァリス(メギド〜メギドラオンまで発射可能)なんかも使うけど、一番の注目ポイントは【真・全門耐性】を始めとして【三分の活泉】に【三分の魔脈】やら【三段の恵体】による耐久性ですね、他にも当然の如く【くいしばり】も入れてあるので中々にしぶといのではないかと。

 これに加えてブーストニキがアイテムで強化してやれば中々良い戦いが出来る…んじゃないかなぁ…?(実は今迄大分脆い方だったので防御力が欲しかった)

 一応前々からデモニカ乗る様になったら登場させる予定だったスキルがあるので、それによって単純な戦闘力だけならそこそこにはなったと信じたいですね…。、

 それにしてもやっといて何だけど、大分小さいキャラが多いなウチのメンバー…ちゃんと大人なのブーストニキと不知火しか居ないぞ?(困惑)
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