スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 そういえばあまり考えずに出したネタだったけど、ひぐらしの舞台背景である昭和五十八年って西暦だと1983年だから、ごちゃ混ぜサマナーの前半時間と大体合ってるんですよね…もっとしっかり描写しておくべきだったかも?


第三十三話 思わぬ穴とヤバいネタ

「いや〜、ブーストニキはホント良い物作ってくれたよね」

「はん? 何の事だショタオジ?」ダイスチェック:自動成功

 

 ちと根願寺の方からガイア連合に対して相談したい事が出来たのでショタオジの所に向かうと、本題に入る前の雑談でショタオジから急に感謝されたでござるの巻…。

 

「いや、あのリアルアーマードコアあるじゃん? あれでオリジナル機体作ろうと思ったら前提条件として【アッセンブル】スキルが必要になるから覚醒する事が必須になるじゃん?」

「まぁそうだな、スキル覚える為にはまず覚醒する事が大前提だもんな」

「でもそもそもあのリアルアーマードコア自体がデモニカな上、アレのミッションに出て来るターゲット外のモブ敵って、ブーストニキが用意した人工アクマみたいな物だから滅茶苦茶簡単に覚醒出来る様になったんだよね」

「え?」

 

 なんか今聞き捨てならん言葉が聞こえた気がするんだが?

 

「うん? ほら、電脳異界に出て来る敵モブに機械化している雑魚アクマ達が居るじゃん?」

「いや、俺そもそもあの電脳異界広過ぎるからあんまり管理出来てないぞ? そんでもって俺が管理出来てるのはセレクト画面と各機体の保管、それと特殊なステージ*1の管理に電脳異界の環境設定だけなんだが?」

「…という事は?」

「メンテナンスのお時間Death…」

 

 

 

〜只今想定外の事態が発生した為、急遽拙作『リアルアーマードコア』のメンテナンスを実施致します、尚再開迄の時間は未定となっているのであしからす…〜

 

 

 

 当然、プレイヤー達からの文句が噴出した。

 

「製作者権限で遊べなくするとか横暴だ!!」

「折角長い時間待ってたのに中断させるとか理不尽だ!!」

「安全性が確保されてなかった事が分かったんだから、メンテナンスするのは当然だろうが…」

 

 内部の調査を分身に任せながらも外部から問題が起きていないかを調べる為、山梨支部に設置している特大ターミナル*2の調査を行なっていると、今までプレイしていたり順番待ちをしていたらしい【俺ら】が揃って詰め寄り、一気に騒がしくなってしまった。

 

「想定してなかったアクマが出たからって言っても、あのゲームで使う機体ってデモニカなんだから問題無いだろ?」

「威力保証する為にスキル入れてるとも聞いてるし、それなら例え襲われても迎撃出来るんじゃないのか?」

「現状ではレベル1かそれ未満しか出て来てないとはいえ、何時レベルが上がって未覚醒者に被害が出るか分からんからやってるんだよ」

 

 後、誰でも使える様に機体のレベルは5固定だから事故が起きないとも限らないしな。

 

「てか普通そこら辺の安全性確保してから出すもんじゃねぇのかよ?」

「明らかにモノ作る側としての意識がなってないんじゃねぇ?」

 

 ブチィッ!!

 

「そもそもの話β版は百万ニキとヘラクレニキにやってもらう予定だったのを、お前らみたいなのがやらせろと押し寄せてきたせいでいきなり数が必要になりで慌てて作ってた訳なんだが、俺はこいつ(リアルアーマードコア)造るの全部自費だったんだからこのまま計画頓挫したって事で、全部ボイコットからのリアルアーマードコア計画を他の奴等に丸投げしても良いんだぞ?」

 

 そもそもの話面白そうなスキルが生えてきたから〜って事で、いつも世話になってるガイア連合に少し位は善意の供与をしようかと考えて作っただけであり、このままだと確実に俺が損するだけだから俺が作った分を全部引き上げて、電脳異界の管理やら七面倒臭い内容を他の奴等に任せて計画辞めても良い訳だしな、これぞガイア。

 

 俺のこの発言を聞いた他の【俺ら】が俺のガチギレ具合を悟った事によって、これ以上下手な言わせるとマジで辞められかねないと判断した事により、余計な事を言った奴等は無事沈黙。

 

「正直今からでも数絞ってβ版にしてしまいたい…」

「そんな!? 既に俺達にとっては毎日の楽しみレベルの娯楽だっていうのに御無体な!?」

「そういう奴が居るからこうやって渋々メンテナンスしてるんでしょうが…」

 

 しっかし、何が原因でアクマが発生しだしたのやら…って言っても凡そ理由は分かるんだけどな。

 

「…やっぱりか」

「やっぱりって何がだい?」

「MAGの発生源、プレイヤーである【俺ら】が原因だって事…まぁ、話聞いてそうじゃないかとは思ってたけど、これなら各筐体にフィルター付ければ電脳異界に湧く事は無くなるだろ…」

 

 正直『トロンレガシー』みたいな作品が広く知られるとヤバいかもだが、現時点でならそこまで問題にはならない…筈*3…。

 

 てか、まだ放送されてないけど『仮面ライダー龍騎』みたいな『並行世界から誘拐される』作品とか、この世界だとかなり致命的な概念なのでは…?

 

 だけど発生源である【俺ら】の中には普通に簡易アナライズを簡単に振り切るガチ勢も居るので、下手したら影響受けてそういったヤバいアクマが出て来てもおかしくないんだよなぁ…。

 

 まぁ、その手の懸念は今は置いといて目の前の問題を対処しないとな。

 

「という事で筐体に思念MAG用のフィルタープログラムを設置してみるけど、これで問題無ければ再開する感じかね?」

「漸く解決案が出来たのか…」

「これ程長い一時間は初めてだぜ…」

 

 俺の宣言にホッとした様子を見せるゲーマー系を筆頭とした【俺ら】だが、そんなに楽しみにしていてくれたというのは、例え前世含めればいい歳した連中である【俺ら】であろうとも嬉しく思うな。

 

「序でにプレイ中に問題が起きてないか調べる為にも、追加で筐体にモニタリング機能を付けようと思うんだが、そこら辺はプレイする側としてはどんな感じよ?」

「私はそこまでの腕前じゃないからちょっとなぁ…」

「エンターテインメントを志す側からすれば寧ろなんで今迄無かったのかと聞きたいくらいだな!!」

「俺は寧ろ後で見直して反省点とか欲しいから、録画機能が欲しい位だな」

「了解、公開は当人の自由でプラスで録画機能だな」

 

 う〜ん、まぁその位なら自分で作れそうだし、再開まで時間掛けてもまた文句出そうだからちゃっちゃとやってしまうか。

 

「なんか最近思ったけれど、ブーストニキって自分のやれる事に関してはショタオジ並みに働くよな…」

「あ〜…確かに他のメンバーにも出来る様に仕事割り振ってるけど、基本的には早いしクオリティはちゃんと維持してるから自分でやりたがる方だよな…」

「ついでに言えば他の俺らみたいに気に入ってる相手の依頼はガシガシ受けてるゾ」

「もしかしてブーストニキって…大分ワーカーホリック気味だったり?」

 

 次の作業に移る俺の背中を見送りながら、そんな会話が交わされていたのだとか…。

 

 そんな会話がされてる事も全く知らずに俺が作業場で全筐体にプログラムのアップデートを行なっていると、聞き忘れた事があると言ってショタオジ(分身)が訪問してきた。

 

「所でブーストニキ、リアルアーマードコアの話になる前に何か相談したがってたみたいだけど、何を言いたかったんだい?」

「あぁ、そういや話忘れてたな…いや、根願寺で各地の霊能組織から人集めて強化図ってるけど、結局の所数が微々たる物だからジリ貧が耐久戦に持ち直した程度にしかなってない訳じゃん?」

 

 結局それもGPが上がっていく訳だからジリ貧でもある訳なんだが…。

 

「うんうん、メシア教の目もちゃんと誤魔化せてるから各地の霊脈が少しは安定してきてるね」

「でも将来どうなるか分からないから、結局の所は不安だよなって感じの話をキョウジさんとしていた訳なんよ」

「あの人も愛国心ある上に護国の人だからなぁ…」

 

 理解出来ないモノには手を出さないけど、言い換えれば理解出来れば滅茶苦茶活用するからな…都市伝説を術式に落とし込むとかやっぱあの人天才の部類だろ。

 

「そんでもってそんなキョウジさんが自衛隊に素晴らしい護国の人を見つけたらしくてさ」

「うんうん…うん?」

「どうしたショタオジ?」

「いや何でもない…続けてどうぞ」

 

 変なショタオジだな…。

 

「そう? まぁ、そんな訳でその人と意気投合したキョウジさんが、是非ガイア連合にその人を紹介したいって提案してきたんだよ、なんせ数は力だしな」

「ッスゥー…所でブーストニキ、その自衛隊の人の御名前はなんていうんだい?」

「五島陸将だな、調べたら中々凄い人らしくてビックリしたわ」

「交渉駄目です」

「なんで!?」

 

 そんなヤバい人なのか!?

*1
VOB使用ステージや常時スリップダメージ有りの任務等

*2
大ターミナルを幾つも置いてある地域や施設の大ターミナルを統括する為のターミナル、性能やら機能はそれこそ大ターミナルとは桁違いの物となっている

*3
希望的観測




 注意:ブーストニキはメガテンシリーズの知識を殆ど持ち合わせておりません。

 そんな訳でギリギリ交流してないけれども五島さんとの伝を作り掛けてたブーストニキでした、多分というか絶対顔合わせたらガッシィィィィィンッ!! してたと思う。
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