スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 取り敢えず書きたかった事一気に書いた感じの更新です。


第三十七話 変化と決意表明

「ショタオジ〜…ちょ〜っと質問宜しいか?」

「……………」

「わぁ…凄い嫌そうな顔だぁ…」

 

 つい先日説教されたばかりだったから気不味いながらも聞きたい事が出来たのでショタオジの所にやって来たのだが、当のショタオジは俺の顔を見るや否や『いー』とでも言いたそうな位顔を顰めた嫌そうな顔で出迎えた。

 

「いや今回は違うから、ハトホル達に教えて貰った事ではあるけど純粋に質問に来ただけだから」

「はぁ…まぁ良いよ、何があったのか言ってみなよ」

 

 何とか弁解しようとすると、その前にショタオジが諦めて話を聞いてくれる体勢になってくれた、やったぜ。

 

「取り敢えず最初はなんか矢鱈と発現する様になったエロスキルの底を知る為の検証として、悪戯とも呼べないけれど下らない事やってたバステトをハトホル共々頂いた後の話なんだが」

「いきなりぶっ飛んだ濃い内容が飛び出てきたなぁ…」

「でまぁ、二柱ともノックアウトした事後に話し合ってみた所、訳分からん事に交わってる最中ハトホルが俺から薄らと【神性】を感じたらしいんだよね」

 

 正しく青天の霹靂だったわ、神性って何だよ?

 

「えぇ…(困惑)」

「そんな訳なのでアナライズの程、宜しくお願い致します」

「いやまぁ、分かったけどさ…」

 

 深々と土下座する俺に対してアナライズを使用するショタオジ、この手の内容は簡易的なヤツだと何が原因とか一切不明なんだよな…。

 

「ふむ、さて何処から見るべきか…うん?」

「お? 早速何か原因見つけた感じか?」

「…うん、恐らくというか絶対これだね…もしかして最近ペルソナ出してない感じだったの?」

「…え? そっち方面の問題だったのか!?」

 

 てっきりエロスキルが影響してるのかと思って、周りから死んだ目してるって突っ込まれながらも確認してたんだが!?

 

 えぇ〜…そんなの有りかよ…と意識を己の内側に向けてみれば、即座に発覚する違い。

 

「うっわマジかぁ…いつの間に【ペルソナ変化】なんか起きてたし…」

「普通アルカナまで変わる様なそこまで大きな変化が有れば、即座にペルソナの変化に気が付くものだけど…何かあったのかい?」

「何かあった…ねぇ」

 

 ショタオジの質問に対して、一瞬で心当たりに辿り着いた俺は思わず声のトーンを落としてしまい、それを目敏く察したショタオジは真面目な雰囲気を纏い身を正した。

 

「いやさ? アクマと人間の間に感覚のズレがある事は理解してるよ? でもその上で許せない事があると、如何してもね?」

「それは…エジプト神話の主神達がやらかした大量道連れの事かい?」

「いや、それもあるけどあれだって先にエジプト神話がクソみたいな被害を多神連合から受けた仕返しみたいなもんだから、その場に居た俺としてはエジプト神話主神格らはクソだと思うけど、全力出さなかったのにデカい被害出してた多神連合もクソだと思ってるよ?」

 

 あんな戦力の逐次投入で被害ばかり大量に出してるの見たら、したくないけど微妙にアイツらの気持ちも理解出来るもん、なんなら一番被害受けてたエジプトの霊能組織の人達がクソ程可哀想だったわ。

 

「でもまぁその時はハトホルみたいな人間側に立って守護する奴が居たから抑えられたんだよ、問題は日本に帰って来て根願寺と交渉している時だったんだわ」

「根願寺と? 彼等が何かやらかしたのかい?」

「いや、寧ろ過去のやらかしについて謝罪をしようとしてたのに肝心の相手が【ヤタガラス】の一柱しか来なかったし、そのヤタガラスもクッソ申し訳無さそうな態度で謝ってから帰っていったらしい」

 

 実質日本神側から根願寺に対する縁切りである、ふざけんな。

 

「あ〜…成る程…ね」

「暫く頭の中真っ白になってポカンとしてたけど、キョウジさんが絶望に打ちひしがれてたのを見て今度は目の前が真っ赤になる位にブチ切れたわ…ふぅ〜、多分ペルソナの変化はそのタイミングだろうな」

 

 確かにあの時はブチ切れ過ぎてて周りが分からなくなって、気付いたたらユエから手の怪我を治療されてた位だったからな、何かあっても気が付かないわ。

 

「そういえばあの後俺の怒りを目の前で見ていたキョウジさんも『まるで様々な道具を作り出すハジメ殿に相応しい、壮大な機械の神が顕現した様だった』って言っててキョウジさんにしては珍しい表現だと思ってたけど、あの分だとマジでペルソナの事を知らないキョウジさんが、精一杯の表現で言い表したからなんだろうな…」

「壮大な機械の神…ねぇ? もしかしてここで出そうとしても狭い感じなのかな?」

 

 そう聞いてくるショタオジの心配に対して、何の問題もない事を教える為に俺のすぐ隣にペルソナを顕現させる。

 

「いや、あの時はブチ切れによる精神の激情化から違う形態を取っていただけで、本来の俺の新しいペルソナ…

 

審判【デウス()エクス()マキナ()

 

コイツはこのコアみたいな部分だけが顕現する感じだな」

 

 そこに現れたのは黄金色をしたクリスタルの様な八面体の結晶体だった。

 

「…これ『石のような物体』とか呼ばれる終末の切っ掛けだったりしない?」

「ゴメン、自分の側面だけどマジで俺も一瞬そう思っちまったわ…」

 

 なんつう不吉な見た目してるんだよ俺のペルソナ…。

 

 俺達のそんな失礼極まりない発言にショックを受けたのか、光の明滅を繰り返すDEM…うん、こんなコミカルなヤツなら終末なんか引き起こさんわな。

 

「それにしても、だとしたらキョウジさんが見たっていう機械の神っていうのは、一体何だったんだい? 話を聞くにそのDEMが発現させる他の姿らしいけど?」

「そっちに関してはこの部屋に合わせる様に展開すれば良いだけだな」

 

 そう言いながらDEMに思念を送ると、DEMは自身を包み込む様にドンドン機械のパーツを展開していき、円筒状になったそれを天井迄展開、そこから柱の様になった自身を中心にまるで生産工場の様な…いや、実際生産工場と同じ様にベルトコンベアを四方八方へと伸ばしていくのだった。

 

 一通り形成された後に各ベルトコンベアから流れて来る様々な種類の道具の数々は、正に俺が今迄作ってきた強力な逸品達だった。

 

「これは…またとんでもないモノへと覚醒させたねブーストニキ…」

「神が衆生を見捨てたというのならば矮小なれども精一杯、神の代わりにこの手を伸ばそう…異端としか言えないファクトリータイプのペルソナ、それが俺の【デウス・エクス・マキナ】だ」

「成る程、神への怒りと失望、そしてそれでも人を助けたいという願いから変化したペルソナという訳だね…うん? でもこれじゃあ機械の神とは呼べないんじゃない?」

「そっちはマジで激情態とかそんなタイプだわ…若しくは色々スキルが変化してるから、俺自身がまだ気付いていないだけで完全に使いこなした姿なのかもしれないな」

 

 まぁ、多分何が出てたのかは大方の予想はついてるんだけどな…完成図でも幻出してたのかねぇ?

 

「それにしても、本当に戦闘力が皆無のペルソナだねぇ…」

「それについては言うな…ヤベェ事に極小ダメージのジオしかなかったのに、今回のペルソナ変化でそのジオすら無くなっちまったんだぞ…」

「えっ、あの弱点として喰らわせてもちょっと怯む*1位でダウン取れないあのジオが無くなっちゃったのかい?」

「おう、攻撃よりも寧ろ何時でも充電させれる便利スキルでしかなかったジオが、だ…自分で言ってて何だが泣きたくなってきた…」

 

 転生者とは…才能とは一体…うごごごご…。

 

「まぁまぁ、代わりに少しだけ嬉しいニュースを教えてあげよう」

「おん? なんぞや?」

「獲得経験値の取得量減少やステータスの減少が少しばかり緩和されてるみたいだよ?「マジで!?」まぁ、如何やらブーストニキのそれは足りない分の前借りだったみたいだからね、これからも頑張って鍛え続ければ何時かは他の【俺達】みたいに成長出来る様になるんじゃないかな?」

 

 まさかの希望の星が灯ったのか!?

 

「じゃ、じゃあ戦闘スキルも覚えれる様になるのか!?」

「あ、流石にそれは別、戦闘スキル関係はこれからも絶望的だと思った方が良いよ」

「チクショーメー‼︎」

 

 ノゾミガタタレター

 

「ブーストニキさん!! 性欲の女神に打ち勝ったエロテク、是非ともご教授お願い出来ませんか!?」

「ファッ!? ミナミィネキ!? ミナミィネキナンデ!?」

 

 ちょ、やめ!? レベルもステも足りないから逃げれない!! こうなればショタオジも巻き込んで「はい、【異常ガードキル】からの【発情式マリンカリン】」おまっ!?

 

 …取り敢えずこの後の俺の記憶は一切残っておらず、気付けば幸せそうな顔して寝ているミナミィネキと一緒に【悪魔娼館】の一室で寝ていた所をユエ達に叩き起こされたのだった。

*1
先手取れたら行動を一番最後に回せる位




 別にミナミィネキは負けてませんよ? ただ単にブーストニキが加減無しでで来たから普段より楽しめたので満足して寝てるだけです。

 後、ミナミィネキがブーストニキより高レベルな為、【房中術】の仕様によりレベルが上がり、レベル26になりました…ぼちぼち半終末に入るのにガチ勢並みのレベリングしててこれは泣ける。

 因みに素面ならミナミィネキとのやり取り(意味深)はブーストニキの気が引ける為、普通にボロ負けする事になります…エロスキルの数が同じ位でブーストニキの方が上位スキルあっても、レベルやらはミナミィネキの方が高いからね、仕方ないね!!

 あ、所でDEMに関してはよそ行き用のキャラシートのペルソナ欄に透明化で既にネタバレされてたのには気付きましたか? 実はそれ書き込み忘れてるの三時間程経ってから思い出して追記したんですよね(笑)
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