…まぁ、大人しくやられるつもりは無い訳ですが。
「はっはっはっ…だぁめだこれ…」
現在、五島陸将率いる自衛隊の五島部隊VSガイア連合盟主ショタオジという見る人が見れば結果の分かりきっている戦闘に、何故か俺は自衛隊側として強制参加させられていた。
事の始まりは五島陸将が四天王である【鬼神 ゾウチョウテン】からの啓示を受けた『らしく』、試練を乗り越え仲魔にした際に様々な情報と共に甘言を受けた事により気が大きくなってしまったのか、まるで初代『真・女神転生』の様にクーデターを起こそうと言い出してしまった『らしい』のである。
そしてそれをショタオジに相談してガイア連合の協力を得ようとした『らしい』のだが、当のショタオジはこれを拒否して『四天王程度で気が大きくなっている自衛隊は分からせちゃおうね〜(超意訳)』という事で五島部隊纏めて相手にする事になった『らしい』。
…因みに説明が全部過去形なのは、この話を俺が聞いたのはこれらの話が全部終わった後に、ショタオジから「申し訳ないんだけど黒札達から『ブーストニキがTS自衛隊ニキや自衛隊に協力し過ぎて厄介な事になったんだから、ブーストニキにも罰を受けさせろ!!あ、蘭子ちゃんは別に参加させなくても良いよ?』っていうクレームが大量に来ちゃってね? 悪いけれど一緒に受けてくれない?」という事で受ける羽目になったのである。
…これ終わってもふざけた事言う奴居たら、そいつにショタオジの真似した覚醒修行(安全性未確認)強行してやろうかなぁ?
…クレーム付けてきた奴に女も居るだろうのにやるのかだと? うるせぇ、こちとら男女平等拳は標準装備なんじゃい。
そんな訳で自衛隊に混じって量産型デモニカを着込み、ショタオジ相手にドンパチしている訳なんだが…。
「ファwww【軍勢変生】スキルでステータス上がってる上で『軍勢化』してるから軍団のレベル的には100超えてそうなのに、全くもって攻撃が当たる気しねぇwww」
「笑い事じゃないッスよ南雲さぁん!? なんすかあの滅茶苦茶具合、あの人本当に俺等と同じ人間なんすか!!?!」
既に戦車や戦闘ヘリといった機械群は無力化されており、歩兵群もその大半が敗北判定によって戦場からの退場をしいられている。
「おうよ、アイツは歴とした人間だぞぉ!! ただ単に
「ちょぉぉぉっ!? 撃て撃て撃てぇっ!!」
う〜ん、アホみたいな濃い弾幕が張られているのに避けようともしない処か、パラパラ踊って寧ろ被弾増やしたりしてるのに傷一つ付いてねぇやウケるw
…いや笑い事じゃ無いが?(真顔)
「【スクラップ&リビルド*1】再成完了…起動せよ、アームズフォート【グレートウォール】」
「うんっ!?」
「うおぉぉぉっ!? これが南雲さんが言ってた【アームズフォート】ってヤツかぁ!?」
唐突に戦場の外周に現れる巨大な縦長の箱型をした列車にも見える機動兵器【グレートウォール】の出現にショタオジだけでなく、事前に教えてあった筈の自衛隊の面々まで驚いていた。
「なんか仕掛けてるとは思ってたけど、こんなモノを作り上げていたとはね…」
「まぁ、偶にはショタオジにも楽しんでもらおうっていう気遣いみたいなもんだよ、盛大に楽しんでいってくれや…全砲門照準完了、全弾発射」
俺の合図と共に備え付けられたガトリンググレネードやミサイルが、最早無作為に見える程のレベルでぶち撒けられ戦場を耕していく。
因みに素材に使われているのは先に無力化された戦車や戦闘ヘリ等の機械群である為、追加で持ち込んだ訳でもないから問題にはならないし、他にも『現在進行形で組み立てある』ので何の問題も無いのである。
「うおぉ…事前に教えられてたから分かってたけど、こうやって爆発や流れ弾が何もかも計算されててこっちに来ないってのは信じられん光景だな…」
「しかもこれ全部長射程デモニカで相手を捕捉しているからアクマ相手に有効打になり得るんだろう? この弾幕ならあの化け物みたいな主将も「いや普通に無理だぞ?」…え?」
「いやだから、希望持ってるみたいだけど普通に無理だぞ? なんせ俺の支配下にあるからあの【グレートウォール】も【チューンアップ*2】通常以上…大体レベルで言えば二倍程度の性能は発揮してるけど、アレ…誰も乗ってなくて俺だけで操作している状態だから基本『レベル=俺』な訳よ、だから正直この弾幕はな…」
そんでもって俺の現在レベルはこの前ミナミィネキとヤってから変わってないのでたったの『26』しかなく、このレベルを倍にした所で所詮はレベル『52』の雑魚である…詰まる所。
「ただ単に盛大なだけの雑魚による目眩しなんだよなぁ…凹むわ」
一頻り続いた爆炎の後、トンデモない破砕音が響いたと思うと【グレートウォール】の側面にバカデカい穴が空けられて次の瞬間には大爆発、そんな爆炎の中から現れたショタオジは怪我一つ無く…いや、少しだけ訂正、バカみたいにドカドカ爆発が続いた影響なのか所々に煤が付いてたわ。
「流石に空間其の物が煤まみれだとちょっとは引っ掛かった感じか?」
「う〜ん…それもあるんだろうけど、ちょっと妙な感じがしたんでね…ブーストニキ、君まだ何か仕込んでないかい?」
う〜ん、流石はショタオジ滅茶苦茶鋭い…ってかまぁ、本職にここまで気付かれてなかったのなら俺としては大金星レベルだな。
「御名答、念の為周囲に対する隠蔽も兼ねてやってた事だったんだが…まさかショタオジのその反応からして気付いていなかった感じなのか?」
「うん? もしかして結構大々的にやってた感じなのかい?」
う〜ん…この反応の感じマジでか?
「…あぁいや、そうか…このご時世『あの場所』も近代化やターミナル置きまくったせいで余りにも普遍的になったもんだし、寧ろショタオジからすれば『あって当然』だから気にしてなかったのか?」
「…あ〜そういう事?」
「まぁ、ショタオジ強いしそういうのスルー出来るもんな…そんな訳で早速お見せしよう…これが俺の切り札の一つ【異界墜とし】だ」
世界が歪み…俺とショタオジ、そして今回の模擬戦に於ける証人であるガイア連合の動画撮影用式神だけが俺の作り出した電脳異界へと引き摺り込まれる。
「いやぁ、見事なもんだねぇ…確かにこのご時世そこら中に電波やらが飛び交ってて、すぐ側に電脳異界を造られてても意識してなきゃ分からない」
「序でに言えば今回ショタオジからすれば『息抜き』程度の認識だったみたいだからな、そこら辺利用して『リアルアーマードコア』を適用する事でショタオジを擬似的に
擬似的にとは言えショタオジは『聖域』となっているこの空間の影響を受けて弱体化する事になり、ある程度はこの世界のルールに従わざるをえなくなる…まぁ、幾ら弱体化していても元が俺よりは圧倒的に強者だから多分破ろうと思えば何時でも破れるんだろうけどな…。
とはいえ、だ…。
「そうは言ってもこの世界はあくまでもバニラの『リアルアーマードコア』だからな…ルールとして俺はショタオジに攻撃出来ないし、ショタオジも直接俺には攻撃出来ない」
「そしてブーストニキはこの異界にゲームを『適用』していると言っていた」
「相変わらず思考が速くて羨ましい事だ…じゃあいくぜ? 『ミッションについて説明させて貰う』」
今回のターゲットは三機のアームズフォートである『ソルディオス・オービット』、『アンサラー』、『スピリットオブマザーウィル』との実質時間制限ありな連戦だ。
一戦毎に現場は変わるが武器以外の機体の損傷度は持ち越され、下手な機体を使おうものなら待っているのはアンタの敗北だ。
普段と違う慣れない身体だろうが俺はアンタに絶対の信頼を持っている…魅せてくれよ、主将?
それでは…ミッションスタートだ。
唐 突 に 始 ま る リ ア ル ア ー マ ー ド コ ア 。
いや、戦えよってなるけど、今回の自衛隊とショタオジの対戦に参加するのはブーストニキの望んだ事じゃないし、かと言って正面からぶつかってただ負けるのもこれ企画した黒札連中が喜ぶだけなので腹が立つ…という訳で『呪術廻戦』の領域展開擬きでショタオジにリアルアーマードコアやらせて時間を浪費させる作戦をとりました。
因みにショタオジもちゃんとリアルアーマードコアは履修済みなので対応可能となっておりますし、敢えてブーストニキの仕掛けに付き合ってる状態なので、やろうと思えば権限奪い取って反動で行動不能にする事も可能です、悲しいね。
因みにショタオジが煤被ってたのは地球地脈から微妙にズラされて、ブーストニキの支配下である電脳異界に戦場が移りつつあった為、同じ位感覚にズレが生じた影響ですね、ブーストニキのやった『異界墜とし』は格さえ有れば謂わば明確なショタオジメタとなる筈です…まぁ今のブーストニキにはそれが全然無い訳ですが…。
…まぁ、本来ならレベル差でアッサリ異界壊されるけど、今回に限ってはショタオジが先行譲ってる上に全部受け止めるスタンスで遊んでいたから引っ掛かってくれただけなんですけどね?(しかもゲームを適応させれたのもショタオジが手を抜いていたからという理由の為、ブーストニキキレて真顔になったりしているという…)
※色々やり過ぎとの事だったので多少修正致しました、現在の状況は『ショタオジが付き合っているからこそ術に嵌ってる』と考えて下さい。