スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 先ずは謝罪させて下さい。

 まさかのアンケートが様式美として入れた『どうでも良いから続きを書け』が一番に来てしまったのですが、取り敢えず今まで通り更新する事にはしつつ、アンケート期間の間も考えていたので申し訳ないですが2と3の合わせでやっていこうと思います…4に投票してもらった方には無駄にアンケートしてもらった事になり申し訳ありませんでした。


第四十三話 裏の理由とそんなもんな人生

「ぐ、痛たたた…何度かやってるけどこうも痛むっていう事は、やっぱり単純に俺の力量が足りてないからなんだろうなぁ…」

「いや、それ以前の問題で、今回は権能レベルのものが含まれてるから、それが今のブーストニキの器には厳しかったっていうだけの事だよ?」

「おー、ロト主お疲れさん…その様子だと待たせちまったみたいだな、すまんかった」

 

 目が醒めていつも通り頭に走る激痛を慣れたものだと思いながら起き上がると、すぐ側で俺の目覚めを待っていたロトムの姿をしたショタオジの分身である、俺の通称『ロト主』が暇そうに上下逆様になりながら浮かんでいた。

 

「どうせ余裕が出たら電脳異界の調整しなくちゃならないから大丈夫だよ〜」

「うへぇ…相も変わらずショタオジは本体も分身もワーカーホリックだな…」

「ちょくちょく当然の様に過労死しているらしいブーストニキには言われたくないかなぁ〜?」

「俺の場合は遣り甲斐味わっていたら死んでるだけなんで、問題はあるけど大丈夫なんですぅ〜」

 

 やりたい事やって楽しみながら死んでるだけなのに過労死って正直おかしいよな、普通に死ぬ時も痛い訳じゃないしそこまで苦しくもないから、楽しいまま『フッ』と意識が無くなって気付けば蘇生させられている感じなんだよな。

 

 …まぁ、多分アドレナリンとかそんな感じの脳内麻薬の影響なんだろうけど、そのせいで蘇生した後は滅茶苦茶怠いんだよな…グエー、って感じだ。

 

「てか取り敢えず現状の【テラ】について確認しておかないと駄目なんだが…なんか感覚がおかしい様な…?」

 

 具体的には身体の関節が殆どなくなった様な感じが…。

 

 違和感について即座に視線を自身の身体に向けてみると、なんとも見覚えのある四角い膝も肘もないブロック状の手脚と身体が視界に映った…。

 

「いや、なんで【スティーブなりきりセット】を着せられてるんだよ…」

 

 しかも【変化:A】付いてるから身体まで変化するタイプのヤツだし…。

 

「あ、それは本体が前々からブーストニキに手伝って貰う時に使って貰おうとして準備してた変装と権能使用する為の補助具だね」

「変装って何があったし…いや、それよりもそうだよ、権能についてなんの事なのか教えて欲しいんだが?」

「そのままの意味で【テラ】の整備をし易くする為の権能だけど?」

 

 いやだからそれが分からないんだよ。

 

「なんで整備するだけなのに【権能】なんて仰々しいものになったんだ? 別にショタオジが作った世界なんだから【権限】程度で良いだろう?」

「う〜ん、それについては別に本体もこの電脳異界についてはそこまで執着が無いから、連合の皆で好きにしても良いから手を加え易くなる様上げているって所だね」

「理由雑過ぎだろ…」

「後広過ぎて【権限】だとマトモに対応してたら時間掛かり過ぎるからね、早く楽したいから【権能】をあげた感じかな」

「オイ絶対そっちの理由が本音だろ」

 

 いや確かに今調べてみた感じマジでこの【テラ】が広過ぎるっていうのは分かるけどさ…。

 

「いや、他にも理由はあるよ?」

「ほう、楽をしたいといういかにも【俺ら】らしい理由以外にも訳があると? ならばその訳を聞かせてもらおうか!」

「ブーストニキのペルソナが【DEM】にペルソナ変化した影響で性質が変化し始めてるから、いっその事信仰MAGの扱い方を学んでもらおうと思ってね」

「…は?」

 

 てっきり悪ふざけ全開なネタが飛んでくるのかと思っていたので、こちらもテンション上げ上げにして待ち構えていたのだが…いやちょっと待て、マジでどういう事だ?

 

「すまんロト主、ちょっと理解が追いつかない…説明してくれないか?」

「いや、そりゃあ神性獲得していたり、材料を現地調達したと言ってもリアルでアームズフォートを作り出せる位なんだから、変質してない方がおかしいでしょ」

「え、マジでヤバい感じなのか今の俺って?」

「ヤバいかヤバくないかで言えばギリギリかな? ブーストニキって神に対する不信感からペルソナ変化させた訳だけど、それで『機械仕掛けの神』なんていう無個性の極みみたいな神格になっちゃってるせいで、下手したら四文字扱いされかねない位にはヤバいかな?」

 

 …ッスー…。

 

「よし今から死ぬから葬送頼むわ」

「寧ろこんな状態で自我消したら統合され易くなるし辞めてよね?」

「よし死ぬの辞めた、ロト主対策教えてくれ、いや教えて下さいお願いします」

「わぁお、美しさすら感じる見事な土下座…」

 

 あんなヤツ扱いされる位なら死んだ方がマシだけど、死んだら更にヤバいとかどうすれば良いんだよ…。

 

「取り敢えずブーストニキに必要なのは、一つは単純に個を強めて新たな機械神になる為自身の存在の格…つまりはレベルを上げる事と、もう一つは周りからの影響を制御する為に信仰MAGの扱いを覚える事だね」

「…つまり【軍勢変生】の影響でレベルが上げ難くなっているから、先に技術を習得して勝手に送られてくる信仰MAGの扱いを覚えろ、そう言う事なんだな?」

「うんその通り、僕達としても身内に四文字又は四文字の触覚が出来るとか死んでもごめんだからね」

 

 あんなのが組織探ってくるとかヤバいなんてレベルじゃないからな…連鎖して天使まで湧いて来そうだし本気でやらないとな…うん?

 

「そういえば以前ニャルのデビルシフターを変化させてたけど、あの技術の応用は出来ないのか?」

「別に出来なくはないけど…あれは言っちゃえば体質改善みたいなモノであって、君の場合はアルカナが【愚者】…即ち【ワイルド】じゃないから、変化させた場合はブーストニキはブーストニキじゃなくなってしまうだろうね」

「…それは流石に最後の手段だな…」

 

 流石にヤバくなった場合はそれも手段の一つにさせて貰うが…兎も角そんな未来にならない様に、しっかりMAGの扱いを憶えるぞ!!

 

 …尚、後々外部の人間を招き入れる事になり様々な理由で発生したMAGの消費先として送り込まれる事になるのだが、その大半はやる事が無いが故に行われる自慰行為によるエロMAGな模様…俺は廃棄孔じゃないんだぞくそったれめが…(by未来のブーストニキ)

 

「そういえば、この補助具を身に付ける事で権能が使える様になる訳じゃないんだな…なんと言うかマジで俺が権能を上手く使えるようにサポートしている感じか?」

「権能自体はブーストニキ自身に付与されてるけど、その補助具は装着している間だけ装着した人の一番得意な資質を弄る事で、先に決めておいた資質について習得し易くなる機能が付けられているんだ」

「へぇ〜、資質の操作…いやいやちょい待て資質の操作ぁ!? ショタオジそこまで出来る様になったのか!?」

 

 一瞬ショタオジすげーで流しそうになったけれど、ちょっとこれは聞き逃さない内容だぞ!?

 

「うん、資質の操作だよ、ブーストニキが来て【軍勢変生】の影響を見てから時々暇を見ては製作していたんだけど、前々から資質と性格が合わない俺達も結構居たから悩んでたんだけど、その問題が解決して暫く前に出来た感じだね」

「マジかよなんで俺知らなかったんだ…って、もしかして自衛隊に出向してたからか?」

「そうだね、丁度その時期だよ」

 

 う〜んなんともタイミングが悪かったのか…いやまぁ、そんな事はどうでも良いんだ重要な事じゃない。

 

「もしかしてその技術を習得すれば、俺もちゃんと戦闘系を習得出来るかも知れない!?」

 

 そう、諦めていた事が可能となるかもしれない未来が見えて来たのだ、これは夢が膨らむぞ!!

 

 尚、現実は俺にとって厳しいモノだった模様。

 

「あ、ゴメンだけどブーストニキは無理だよ?」

「え゛?」

「だってこれ一番得意な資質から本人が扱える最高資質を、補助具で指定した他の資質の空き容量へ何割かロスしながら反映させるっていう代物なんだけど、ブーストニキの場合は戦闘系なんかの資質の空き容量そのものを削って【軍勢変生】作ってるんだもん、割り振る先自体が無くなってるから割り振ろうにも割り振れないよ」

「…マジで?」

「マジで、割振れるとしたら最近になって生えて来たエロ方面位じゃないかな?(笑)」

「ウソダドンドコドーン」

 

 はー、人生ってやっぱりクソゲーですわ!!




 なんか変なテンションになったりしてるブーストニキですが、ただ単に現実辛くて無意識の内に現実逃避しているだけです、推しに拒絶されるとかファンとしては死にたくなるだろうからね、仕方ないね(遠い目)

 所でブーストニキに電脳異界作らせておいてアレだけど【俺ら】の中には普通に異界作るのに適性がある奴も居たんですね(まとめサイトの『終末後の推し活動』参照)まぁ、あの結果が彼にとって幸せか不幸せかと聞かれれば…(目逸らし)
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