スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 という訳で漸く始まった半終末編、ここまで長かった…。

 取り敢えずこっからは原作見返していき、ブーストニキが何かしらやりそうなやつがあればそれらについて書いていくって形になりますね。

 …というか今回の話がまとめサイトにあった胸糞展開変えたくて以前から貼ってた伏線回収する回ですし…。


第五十四話 半終末後のターミナルと海外支援

 世界をメシア教の目論見から無事(?)終末から半終末と呼べる様な状態へと軟着陸させる事に成功したガイア連合であるが、それによる様々な変化は当然発生する訳であり、それは弱体化から復帰した*1ブーストニキにも当然起きた。

 

 例えばそれは技術的ブレイクスルーであり、半終末への移行に伴い、大多数の黒札から喜ばれたのが『ターミナル間転移の敷居下げ』であり、今までペルソナ使いかデビルシフターにしか出来なかったそれが覚醒者ならば誰でも転移可能となったのだ。

 

「でも物資の輸送コストの削減は微妙なんですね?」

「そのまま輸送しようとしても不安定だからプラスしてコスト30%増し位にして保護しておく必要があるからなぁ…まだまだ密輸課の仕事は無くなりそうにないっすな」

 

 一通りターミナルの調査をして分かった事を報告しにいくと、一番欲しかった物資輸送の能力が微妙な進展具合だったので、事務方のちひろさんにチクチク嫌味を言われてしまったが、これに関しては世界変化の結果なんだし、俺別に悪く無くない?

 

 尚、これまでターミナル転移がペルソナ使い&デビルシフターの特権だった事でそれ以外の奴等にマウント取ってた連中は、今回の一件で無事逆に煽り散らかされた模様。

 

 尚、その煽り返される一幕とブーストニキの反応。

 

『誰でも転移出来るようになっててザマァw』

『逆に煽られるようになって悔しいでしょうねぇw』

『 ど ぼ じ で ぞ ん な 酷 い 事 い う の ぉ っ !?』

「…前々からこうなるって言ってたのに煽り続けてたとか、自業自得過ぎてどうでも良いわ…」

 

 他にも海外支援について、クソ狂信者共によって日本を除き世界はほぼ魔界に落ちたと言っても過言ではなくなった、それにより世界中が現在地獄の様な有様となっている。

 

 各地の霊的組織や神話勢力、極々稀にいるそういった伝承の酔狂なアクマが保護したりしない限り、只人にとっては何処もかしこもが死地と言える様な環境である。

 

 アメリカなんかは過激派メシアンと人間アクマ問わずブッコロマシーンなプルートーに、世界半終末化の発端であるクトゥルフなんかがそれぞれテリトリーを築いており、他にもアバドンによる蝗害やら過激派の手羽先共によって戦線が移行された事による中華戦線など、何処もかしこも地獄絵図としか言いようのない現状である。

 

 そんな中特に酷いのがロシアであり、ただでさえエゲツない環境なのにも関わらず生命線でもある電子機器がイカれ、そんな環境だからなのか伝承なんかで語られる人類に対して害を及ぼすアクマが矢鱈と多く、更には獲物を求めて過激派の手羽先共がちょくちょく出張ってくる始末であり、下手な異界なんかよりもよっぽど過酷な環境となっていた。

 

「一応スラブ神話? とかいうのがあるらしいけど、その中の神の一柱が『チェルノボグ』なのがなぁ…うん、あの『破壊神 チェルノボグ』だな…この時点でろくでもねぇ…」

「てかメガテン作品に出てくるスラブ神話の神々が少な過ぎる…元々口伝だった上にキリスト教と共産党の台頭で駆逐されてたから、揃いも揃って自国民の筈なのに、向けてるヘイトが高過ぎる…」*2

「まぁ、普通自分達捨てたような奴等に友好的になる筈無いしな」

 

 というか何より不運なのは、このロシアという国、お国柄(共産主義)の影響で黒札が全然居ないのである…支援するもなにも支援しようという奴が居ないので、支援もクソもねぇのである。

 

 一応零細霊能組織はあったので、そんな彼らがエジプトでの決戦に参加していた事でブーストニキとの縁が繋がり、今回の半終末騒動で多少なりとも対応出来ているのが救いではあるか…。

 

 そしてなんでここまでツラツラとロシアの現状を書いていたのかというと、アメリカへの海外支援を行うに際して、少しでも海洋アクマに邪魔されない様にする為、ロシアからアラスカに渡ってカナダを経由して行こうという事になった際、序でにロシアへの軽い支援を行う事にしたのである。

 

 …まぁ、この流れでブーストニキが動かない訳が無く救援に向かおうとするけれど、現状ターミナル関係で重要な立場となっている為マトモに動かしてもらえなくなっているんですけどね…。

 

「…で、そんなマトモに動けない筈のブーストニキなのに、何で現時点でひょいひょい移動しながらロシア東部の支援やってんの? フットワーク軽過ぎか?」

「まぁ、本体である俺は何もさせてもらえなくても、分身作ってしまえば良いだけの話だしな」

「そう言って人命救助と称して人拉致るのはどうかと思うがなぁ…」

 

 そう言われてせめて何かやれる事でも、と考えてやらせてもらっている改造バスの運転席からバックミラーで中を覗き込むと、そこには先程行ったカルトの拠点襲撃で行く当てが無くなった人達の姿が見えた。

 

 なにやら一人だけの覚醒者が性別おかしな状態になっているのだが、これに関しては『性を超越(意味深)する事によって超常の存在になれる!!』という理由で去勢されたのが原因なんだとか*3…尚成功者は彼もとい彼女だけだった模様…。

 

 なんでこんな事になったのかって?

 

「いやだって邪神センサーが反応したって事はヤツの化身が居るって事だぜ? 潰しとかなくちゃ碌な事にならないのは分かりきってるし、その結果住居が無くなった人に対して少なくても自立支援位はやらないと、人としてダメだろう」

 

 そ う い う こ と で す 。

 

 因みにニャルの化身に対する決め手は、アメリカ行きに同乗していた狩人ニキによる腹パン(致命攻撃)である…アメリカの現状作り出した元凶だから、前々から一発ぶち込みたかったとの事。

 

 というか一番可哀想なのは性転換する羽目になった覚醒者君ちゃんであり、まさかの性転換した直後に俺達が乗り込んできたのだとか…彼女ちゃんも居るのにこれとか、こんなん不運としか言いようがないぞ。

 

 てか二人とも名前『アナスタシア』っていうのか…なんかアイマスとFGOで見たような顔してますね。

 

「それよりもこっちはまだ目的地であるアメリカに到達すらしてないんだけどなぁ…」

「それについては…すまん」

 

 取り敢えずその性転換したアーニャ君ちゃんと彼女さんについては、色々申し訳ないので丹後半島支部で引き取る事にして、それ以外にもカルトに身を寄せていた人達については、支援物資やターミナルの強化を取り引き材料として先に述べた霊能組織に引き取ってもらう事になった。

 

 …因みに、転移や引き取りに際してついでという事で全員覚醒させたのだが、その光景を見て去勢しなければならなかったアーニャ君ちゃんの瞳からはハイライトが消失してしまうのであった…必要な犠牲だったのです(全力目逸らし)

 

 その後はちょくちょく他にも難民支援をしつつ無事アメリカへと到着し、そこから先は拠点(いつものジュネス)と大型ターミナルを建設してターミナル転移で帰還する事に…流石にアメリカ内部をまで手を出す事は許可されませんでした…残念。

 

 これからはアメリカ各地を探索していく黒札達に任せて、俺は時折送られてくる援助要請に従って、拠点の建設や大型ターミナルの設置*4なんかをしていく事になるのである。

 

 …まぁ、目下一番俺が力を入れている海外支援って何かと言えば、中華戦線への霊装支援なんですけどね? アンチメシアン多くてめっちゃ気が合う奴等ばっかりで素晴らしい環境である。

*1
序でにレベルが上がりやすくなってテンション上がった結果、一気に40レベルになった

*2
今作の独自設定です

*3
一応志願制だったのだが、状況からしてほぼ強制だったとの事

*4
因みに現地への行きに関しては、各黒札に持って行ってもらう携帯型のターミナルを座標とした転移である




 そんな訳で無事(?)アナスタシアコンビの救助完了です。

 正直この時の為にニャルレーダー作ったと言っても過言じゃないくらい、まとめサイトのあの展開がイヤだったんですよね…。

 …で、それに伴いちょっとしたアンケートを取りたいと思っているので、宜しければ御回答の程お願いいたします(アンケしてばっかだなコイツ)

アーニャ君ちゃんどうしよう?

  • 再度生やして資質変化
  • 生やさず百合化続行
  • 責任を取れブーストニキ
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