スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 ちょっとアークナイツの方でとあるキャラの名前に吹いて、思わずこちらが終わってもいないのに向こうの二次作をまた書こうとしていた優柔不断作者です…でも名前被り(多分あっちはコードネーム)とかネタにしたくもなるじゃんね。

 そんな訳で前回の続きとなります。


第五十八話 対応と二度ある事は三度あるとまた対応

 結局、あの後またフェイスレスニキに足を運んでもらって二人の様子を見てもらったのだが、矢張り二人共霊基が砕かれてから再構築されている事が判明した。

 

 そして再構築されたといってもまだまだ安定していない為、安定させる為にも最低でも一週間は俺のMAGを充満させた同じ家屋で暮らす様にしろとの事。

 

 結果、在宅ワークみたいな感じに自室に置いてあるターミナルを通して、山梨支部へとデイリークエストである大量消費される回復アイテムや、使う時はあっという間に消えていく属性弾等を製作して転送していく。

 

 …その事について現地民軽視の黒札が文句を言っていたらしいが、俺の所に来たそいつらの要望は容赦無く優先度最低、又は他の開発部へと回す事にしてやった*1…アイツら本当に学習しないな。

 

 午後からはアナスタシア達をずっと家に引き籠らせるのも不健康という事で、主に休日なんかでしかやらない散歩や買い物へと(荷物待ちとして)一緒に出掛けたり、霊能者ビギナーである二人の身を少しでも守る為に其々の素養に併せた訓練を開始していく事にする。

 

 因みに二人の素質に関して、アーニャは何故か人間なのに破魔以外の弱点属性が消えるというかなりの強化が入り、アナスタシアは火炎と呪詛弱点の氷結と破魔耐性という如何にもお国柄といった感じだった。

 

 …のだが、二人ともこれにプラスして【番の絆*2】という特殊スキルが生えていたのだが、このスキルの『伴侶』の対象が互いになっているのならば別段問題無いのだが、何故か俺まで対象に含まれている件…伴侶の意味を一度調べておけと言いたくなるスキルである。

 

 因みに俺にはこのスキルが生えていないので効果は無い(無常)(一方通行)(そもそも常に同行するのは不可能)

 

 さて、そんな二人の変化についての話を前座とさせてもらって、一つ本題に入らせてもらうとしようか。

 

 前世には『二度あることは三度ある』という諺があったものだが、その諺は前世風の世界にメガテン要素が加わって変質したこの世界にも存在しており、こんなどうでも良い事を考えているのも目の前に実例が現れたからであり、詰まる所ーー。

 

「なして俺の武器式神は変化スキル取って女性体になるのだろうか?」

「そんなの自分達を大事にしてくれている旦那が人間の嫁増やして熱烈に愛し合っている所を見たら、私達式神だってもっと愛されたいと思うのが普通だろ?」

「普通なのか…普通なのかなぁ?」

 

 アーニャとアナスタシア相手に派手にやらかした翌日、遠距離対策として使ってた武器式神の【災厄兵器パンドラ*3】がまたしても本霊通信で【人間変化】貰って夜這いしてきました、因みに人間態の見た目はシンフォギアの【雪音クリス】です。

 

 …まぁ、確かに俺は巨乳派だけども、よくそんなピッタリなキャラに成れるな…え? 俺のMAGを変化先の為に参照したら、自然と巨乳キャラがピックアップされただけ? エロの神として進歩しているからだろうと?

 

 …最近ユエやメリュみたいな通常時ツルペタなメンツも身長は兎も角胸は豊満になって来てるし、一晩寝ただけでアーニャの肉体が元ネタのよりも豊満になってるから、正直否定出来ない話だな…。

 

 しかし、碌に鍛えてもいないエロ能力ばかり成長していくのを見てると、俺本来の霊的資質がそっち方面なのかと疑ってしまうな。

 

「そんなの普通に決まってるよねぇ?」

「うん、当然の事」

「当然なのか…」

 

 因みに今現在自宅の居間に居るのは俺と変化式神の三人*4であり、ユエはディーアと一緒に充電式MAGバッテリー*5を装備して連合本部の修行用異界へレベル上げ、人間の嫁達は新しく入って来た二人にここら辺の事を色々と説明している最中なんだとか。

 

 …まぁ、その話の大半は女性になったアーニャに対して、女性としての心構えを教えるっていうお題目をした猫可愛がりだろうけどな…。

 

 最近【楔】による土地の安定作業で感知技能が強化されたのか、自宅内程度だったら普通に事細かな詳細が分かる様になってしまったんだよなぁ…五人してくんずほぐれずにゃんにゃんしてるのが丸分かりになってしまって辛い…。

 

 さて、現実逃避もここら辺にしておいて、目の前の問題について解決する事にしようか。

 

「で、今回本霊通信をした結果、本霊である【弓矢神】が地上に行きたいのに、俺が天橋立まで楔で結界に入れちまってるから怨嗟の影響で阻まれてしまい、来ようにも来れなくなっている為、今後余計な口出しはしないから何とか天橋立を使える様にしてくれないか…と」

「そうそう、せめて天橋立とそこから外に出れる道だけでもあれば有難い、って言ってたな」

「ん、丹後半島はハジメの怨嗟が既に染み込んでて、半端な強さのアクマはマトモに行動出来ないから残当」

 

 話を聞くに、何やらクリスが本霊通信を試みた時に貰えるスキルについての交渉の際、弓矢神からクリスが言ったような条件を出してきたのだとか。

 

「なんで本来ジャイアニズム全開な神々なのにこんな下手に出てるんだい?」

「それだけど、如何も詳しく聞いてみたら『神々の間で丹後半島支部の支部長の黒札は、日本人なのに日本神を嫌っているという噂が公然の秘密として流れているから、下手に機嫌損ねて完全に交流絶たれて他の神々にハブられたくない』って言ってたぞ」

「…まぁ、流石に何度もあったICBMの迎撃レイド戦で必要最低限の塩対応しかしてなかったら、俺が日本神嫌いだって普通に察するわな…」

 

 実際今でも祭神に捨てられた当時の事を思い出して遠い目している元氏子達が居るからな、多分彼等が立ち直るか件の捨てた日本神達が頭下げに来るかしないと、俺はアイツら許せる気がしないんだわ。

 

「まぁ、これからの本格的な終末対策を考えるなら、ある程度楽に行き来出来る様にしておく必要があるか…分かった、それじゃあ地元の霊能組織に頼んで天橋立近くの土地を確保してもらうから、そこに簡易支部とアクマ専用の行き先が限定されたターミナルを建てて、駅代わりにでもしておくか」

「うん分かった、それじゃあ弓矢神にその事伝えておくよ」

 

 そう言って目を閉じて集中しだすクリスを見て、ふと気になった事を聞いてみる事にした。

 

「そういえば、なんで弓矢神は地上に来たがってたんだ?」

「うん? そういえば理由聞いてなかったな…あ〜うん、どうやら件のメシア教による粛正で、弓矢神の氏子が根切りされたんだと…場所も山奥で一族だけしか居なかったから惨殺現場はそのままだろうし、せめて亡骸だけでも弔ってやりたいんだと」

 

 本当にあの手羽先共は碌な事しねぇな…。

 

「てかそれならもう既に封印されてた異界は解放されているだろうし、そっから出て直接弔えば良いのでは?」

「なんか氏子が根切りにされた影響で元々低かった霊格が余りにも低下し過ぎて、マトモに外で活動出来る程のレベルも無いから異界の外に出ても外を徘徊しているアクマにやられかねないてさ、それで一度地獄湯に向かって借金して外での活動用式神体と護衛をレンタルして、氏子達の亡骸を弔ってやるんだと」

「…いやもう、なんだかなぁオイ…」

 

 なんでこの世界良心的な神々ばかり弱い立場になってるんだよ…人が良いから他の業突く張りにリソース取られてるから? ご尤もだよコンチクショウ。

 

 急遽本日の予定を変更、話を聞くに弓矢神の氏子が居た土地にはそこまで強いアクマは居ない様だったので、俺から離れられない二人の戦闘訓練も兼ねてちょっとした遠征に。

 

 無秩序に沸いていた雑魚を蹴散らし、近くの異界から出られずにいた弓矢神に簡易式神体(一旦木綿型)を与えて連れ出し、白骨となっていた氏子達の亡骸を先祖代々伝わっていたという墓に納めてやった。

 

 俺に対して何度も感謝を述べた弓矢神は、最後の氏子だった彼等の墓を見守っていくと言って残るとの事だったが、此処まで謙虚な神格も珍しいので丹後半島支部に分霊を招致する事に。

 

 なんか他の神格が煩くなりそうではあるが、そんな事知ったこっちゃないので無視する事にして、支部所属の霊能組織に弓矢神の分霊を招致した事を通告。

 

 人間やりたい様にやるのが一番楽な生き方なのである、うむ。

*1
尚、他の開発部は当然自分の顧客等を優先した上で自分に回された仕事をこなす為、他の開発部から回された依頼等ほぼ手をつけられる事は無い模様

*2
オリスキル、伴侶の居る場所が大まかに分かる。近くに伴侶が居る時全ステータス5アップ、近くに居ない時全ステータス5ダウン

*3
DMC4のアレ

*4
前から居た二人は暇していただけ

*5
レッグポーチとかミリタリー系の見た目をしたMAGバッテリーであり、ある程度主人と離れても探索でそれなりの時間行動可能に出来る程度には補充可能




 本格的に地元に引き篭もる羽目になったブーストニキ、尚人間嫁達は旦那と触れ合う時間が増えて喜んでいる模様。

 そしてまたしても増えた武器式神嫁、実はゲートオブバビロンごっこの際に使っている銃器がコレだったので、実質ゲートオブバビロンごっこは出来なくなりました(笑)

 弓矢神に関してはイチイバルが狩猟神ウルが使う弓が元という事だったので、適当に『弓矢の神様』で調べたらなんか出て来た方だったので適当に採用したのが経緯だったり(クッソ不敬)

 なんか神話が全然無さ過ぎたので取り敢えずメガテン世界では弱小神という扱いにして、一応戦神でもあるらしいので防衛隊に就いてもらう事に…ブーストニキがスカウトしたという事で無条件に様に慕われ、結果自分より遥かに格上の氏子が最盛期よりもわらわらと増えて滅茶苦茶困惑した模様。

 尚、そんな弓矢神を見てサクナヒメはとてもとても深く頷いた模様。

 あ、後活動報告に質問コーナー置いてあるので、何か気になる方はコメントの程よろしくお願い致します(クッソ遅れた報告)…作者お気に入りにしてなきゃ活動報告とか見ないもんね。
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