スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 前回に引き続いて学園関係のお話、まだ建ってないのにこのスピードは拙いので、次回辺りには開校されてるんじゃないですかね?


第六十一話 学園設立に向けて

「書類が…書類仕事が終わらねぇ…」

「口動かす暇があったら書類捌いて、どうぞ」

 

 結局、あの後無理矢理押し付けられたデュエルアカデミアにして霊能学校の理事長という役職の影響で、様々な場所に出す必要がある書類と並行して、世界各国の霊能組織から送られてくる入学希望者の精査を、時間の流れ弄った電脳異界で分身を用いて『実質一人で』熟していくという、ショタオジみたいな真似しながら対応していく。

 

「折角各地の霊能組織が集まっているんだからって、霊能科まで立ち上げたのは失敗だったか…?」

「いや、でも今後の事考えるなら霊能の基礎を学んでおいた方が、自分の長所を理解して活かしやすくなるから、教えておいて損は無いだろ」

「何回同じ結論言えば済むんだよ、とっとと片付けるぞ」

「「お〜う…」」

 

 因みに上述の内容を見れば分かる通り、デュエルアカデミアが霊能学校の面も帯びているのは、流石に必要である事は分かってはいるがエンタメの為だけに学校建てるのは勿体無かったので、霊能関係の基礎を教える場所としても成り立っているからだ。

 

 与えられた理事長権限をフル活用し、一般向けに幾つも種類を用意してある普通科とエンタメ科を隠れ蓑に、平均的な霊能関係の知識も施して全体的な終末に備える様にもしているのである。

 

 と言っても流石に普通科やエンタメ科よりも増やす訳にはいかないので、各学年に普通科が三つ、エンタメ科が十、霊能科がカモフラとして他の科を同時に学びつつも五つといった感じで受け入れる予定である。

 

「しかしそれにしても、霊能学校を作ると決めた時は霊能科は一クラスのつもりだったのに、なんでこんなに増えたのやら…?」

「なんか最初は日本国内だけの予定だったのが、何時の間にか世界各地から入学希望者の届出が殺到してたよな」

「多分日本が比較的安全だから、疎開序でに鍛えさせようって考えなんじゃないのか?」

「つまり何時ものメシア教案件かよ…」

「おのれメシアン…おのれ四文字…」

 

 今日もメシアンに対する怨嗟は絶好調である。

 

「って、いかんいかん…これから学園に引き入れる学生候補にはメシア教の生徒も居るのに、このままだったら引き篭もり待った無しだぞ」

「別にメシアンなんてある意味元から社会不適合者なんだから、幾らダメになっても良い様に思うけどな…」

「それでも染まり切ってる大人は兎も角、まだ純粋だろう子供に対しては態度を改めるべきか…?」

「悩ましいなぁ…結局どれだけ染まっているか次第だろうから、そこら辺は何とも言えない気がする」

 

 尚、聖域の判定に引っ掛かる基準は、当人が『自分はメシア教教徒である』という自負があるか無いかなので、当人次第の信仰が問われる実質踏み絵みたいなモノというね、尚現在派遣されたメシアンの信仰率は100%な模様…。

 

 

 

 因みにメシア教以外の一神教に関しては良くも悪くも無関心なので、実は宗派鞍替えしても前の宗派に未練がある者へは聖域による判定がスルーされ、それに気が付いたメシア教が微妙に面倒な元別宗派の信者を丹後半島支部に派遣し、元から矢鱈と外国人が多くなっていた丹後半島が、メシア教という意味でも混沌とし出すのはまた後の話。

 

 その為、丹後半島支部に於いては生け贄等の過激だったり危険な教義及び、他宗教への詐欺だったり無理な勧誘等の悪い面は基本禁止されており、日本人的な良いとこ取り&お祭り化が常態化されている為、とてもフレンドリーな支部となっております。

 

 …まぁ言い方変えれば、丹後半島支部は傷の舐め合いで強固な絆が築き上げられているという、言葉にするとなんとも微妙な支部となっております(白目)

 

 …まぁ、大元となった【組合】がアクマ被害者の会だからね、仕方ないね。

 

 

 

「取り敢えず子供のメシアン生徒に関しては、もう恨むとか恨まない以前に考えない様にしようそうしよう」

「臭い物には蓋をしろ、か…まぁそうするしかないわな」

「てか学園だけ聖域化させなければ良いんじゃあないか?」

「寧ろ学園なんていう感情の坩堝こそ聖域化させてなきゃヤバい事になりかねんだろうが」

「学校の七不思議発生待った無しだな…」

 

 今更だがこの分身による会話なのだが、外部からの連絡待ちの分身以外作業優先でマトモに考えておらず、話したい事だけ話すという脳死状態であり、その為普段なら言わない様な発言が出て来たりするのである。

 

「先んじて友好的な七不思議アクマ迎え入れて、悪性七不思議が発生するのを封じるのとかどうよ?」

「あぁ、それ結構良い案かも? 七不思議といえば『トイレの花子さん』に『夜中に動く二宮金次郎像』『誰も居ない音楽室でベートーヴェンがピアノを弾く』『理科準備室で人体模型や標本・剥製達がパーリィナイ』に…他何があったっけ?」

「確か『四時四十四分に覗くとあの世に連れて行かれる大鏡』に『三階までしかないのにある異世界に続く四階への階段』と…ありゃ? 後他に知ってるヤツが『不自然に弾み誘うボール』とか『テケテケ』とかなんだけど、これ以外も全部旧校舎がある事が前提なんだが…?」

「そういや前提が元墓場とかいうヤツもあったなぁ…学校作る場所支部の隣で墓場なんて微塵も無いから、欠片たりとも発生する余地無いけれど」

 

 因みに帰り道に発生するタイプについては、学校と併設される形の全寮制予定である為、最初から除外されるものとする。

 

「そもそも『知ってはいけない八つ目』もどうすんだよ?」

「…七つ目は発生するのに任せてヤバそうだったら対処して、八つ目は…マジでどうしよう?」

「『常に姿を隠して見つからない理事長』とかにしておくか?(笑)」

「俺自身が八つ目とか何じゃそりゃwww」

「ファwww死んだら神様に成りかねないからって先に七不思議になるのかよwww」

「脳死会話が極まってやがる…」

 

 ※全員素面です。

 

「はい、気分転換出来たから作業再開するぞ〜」

『う〜っす』

「うわぁ、急に素に戻るなよ…」

 

 因みに現在時刻は午後六時であり、消耗しても問題無い分身であることを活かして、朝の七時から電脳異界でぶっ通しでやっている為、幾ら超人とはいえもう分身達の精神的に限界が来ているだけである(それでも終わらない書類ェ…)

 

 そんなこんなで作業効率を戻す為に一度分身を消し、情報をアップデートした上で再度分身を展開し、本日分の作業内容に間違いが無いか一通り見直し、特に問題が無かった為、各部署へとそれぞれの資料(当然山みたいな量)を紙とデータの二つにして送信(というか転送)する。

 

 すると少しして返ってくるサイカネキからの電話。

 

『ちょっとブーストニキ!! なんかいきなり凄い量の書類とデータが送られてきたんですけど!?』

「おう、今日仕上げた入学希望者分の書類だ、一応情報共有の術式は掛けてあるから、現物とデータの二つどちらかでも良いから目を通して、確認とサインの方をしておいてくれ」

『いやいや、普通こんな量一日で出来る訳無いでしょう!? どんなズルやったんですか!?』

「分身と時間流弄った電脳異界使用した、ショタオジ式業務処理術」

 

 別名、狂気の沙汰。

 

『あっ…その…お疲れ様です…』

「因みに仕上げた書類はそれだけじゃあないからな? その量の書類が他の部署分あって、なんとかこれからの時間の猶予作る為に、ここまでヤバい量の書類熟してるんだぞ? だから頼むから今度からは前もって書類片付けてくれよな?」

『いやでも、この量は流石に無理があるんじゃあ…』

 

 送られてきた量に及び腰となっているサイカネキ、俺の事煽っているのかな? (^ω^#)ピキピキ*1

 

「よく見ろ、目を通す分は多いがやる事は殆どサインだけだ、ちゃんと目は通しておいて欲しいが、最悪目を通さずサインだけでも書いといてくれ」

『えっ? …あ、本当だ…これ見る分に対して書く量滅茶苦茶少ないや』

「だから最悪サイン漏れさえ無ければ良いから後は頼んだ、俺はもう疲れたから寝る」

『えっ、ちょっとまだ聞きたい事g』ブツン

「…疲れた、寝る」

 

 尚、これのせいで丸一日爆睡する事になり、改めて毎日こんな事やってるショタオジは凄かったんだなぁ…と思いました(小並感)

*1
一気に情報処理した為、微妙に分身の状態に引き摺られています




 因みに方々に回された書類は基本的にサインすれば良いだけの物なのですが、当然山となっているので各部署共に数日掛けて処理する事になり、やっぱりブーストニキってヤベーわとなった模様。

 そういえば時間流弄った電脳異界の作成についてですが、術式に関してはショタオジから教えてもらったものなので、ショタオジのヤツに比べたら当然とは言え若干劣っております、ショタオジのが百倍ならブーストニキのは十倍とかそんなレベルの差ですね。
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