スキルツリーがバグった【俺ら】の現地事情   作:神薙改式

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 ティアキンたのちぃ!! やってたら二週間経ってたってマ?

 そんな感じで書いていたけど、もうそろそろネタが無い(というか思い浮かばなかった)ので、次回から終末直前編へと移行しようと思います。

 そんな訳で今回は導入編、ショタオジからの要請ですね。


第六十三話 ショタオジからの要請

 あの後、支部や学園の運営を自身のレベリングと並列しながら、蟲姫ネキから「推しの先生がこちらの事警戒していて東京から避難させられないんだけど、どうしよ!?」みたいな泣き言に対して「同じ編集社の旅行好き社員辺りに、連合が裏で手を出して開拓やってるリゾート地への旅行券を、雑誌の応募が当たった体で終末直前辺りを期限に送り付ければ良いんじゃね?」と雑に返したりしていると、何故かショタオジから招集令が…。

 

「で、何かあったのか? いやまぁ、時期を考えるなら何言われるかは大体分かるけど…」

「この手の話ではいつも通り察しが良くて助かるよ。そろそろ本格的に終末に移行しないといけなくなったっていうのが上層部の意見でね、それに合わせてそろそろペルソナ案件の片を付けないと不味いかなってね」

「dsyn〜…」

 

 詳しい事までは理解出来てないが、どうやらペルソナ案件を放置したまま終末に突入すると、物理法則の崩壊に伴いペルソナ関係の問題が一気に増加してしまうらしく、本格的な終末になる前に如何にかしようとの事。

 

 実際無気力症とか筆頭にその他のペルソナ関係で発生する問題、ウチの丹後半島支部じゃあ対応出来るペルソナ使いが少なくて、問題が起きても対処出来ない可能性が高いんだよな…。

 

 …いや、一応現地民優遇気味なウチの支部の関係上、ペルソナ使いはそこそこの人数はいる上、幾ら現地民でも才能上限が高めなペルソナ使いな為、戦力としては贔屓目ありならそこそこなモノとなっているのだが…。

 

 うん、ペルソナ使いのメンバー…見た目が大体『ダンガンロンパシリーズ』のそっくりさん(しかも犯人サイドが大半)なんだ…つまる所追い詰められた時に何しでかすか分からんのが怖い…。

 

「ウチのペルソナ使いがなるべく出動される事態にならん様に、ちゃんと対処しておかねぇとなぁ…」

「君のところは性格もペルソナも爆弾みたいな子ばかり揃ってるからねぇ…」

 

 一応やる夫さんの所に研修行かせて大丈夫だという認定はしてもらえたが、それでも太鼓判とまでは行かなかったという、ある種の劇物認定が下されているので、本当に必要とされないでいて欲しいものである…。

 

 呂布のペルソナなんて可愛いモノで、松永弾正とかモルガンのペルソナ使いとか、ペルソナが宿してる本人の唯の一側面でしかないと分かっていても、ヤバいっていう評価しか出せねぇぞ…。

 

「それで話を戻すけど、ブーストニキにやって貰いたいのは主に拠点の強化だね」

「まぁ、未だに魅了系統以外の戦闘能力が式神頼りで、地力のブーストしかされてない脳筋だからそうするしかないわな…自分で言ってて泣けてくるぜ…」

 

 山梨の地獄巡り筆頭に色々な鍛錬方法考えて試しているけれど、未だに前に使えていたジオすらマトモな威力にならないとか信じられるか?

 

 何より酷いのが【軍勢変生】獲得にあたって同時期に下がってた諸々の能力が、今となっては殆ど戻って来ているのにも関わらず、戦闘関係のスキルに関してはご覧の有り様なのである。

 

「もうこれ戦闘系スキルの霊的リソースが全部エロに吸い取られたって事でFAなのかねぇ…?」

「そこまで復調してるのに現状がこれなら、既にどうしようもないレベルで手遅れだね」

「そっかー…」

 

 ショタオジからのお墨付きって事は、もう完全にそっち方面の才能は消えたって事であり、寧ろ吹っ切る良い機会だと考える事にしよう…。

 

「悪りぃ、やっぱ辛えわ…」

「言えたじゃないか…」

 

 努力の結果基礎の強化もやってたし、不本意だったとは言えエロ方面も鍛えていたから【魅了ガードキル】なんかを筆頭に、ある程度色んな相手とも魅了とアイテム大量消費で対処出来る様になったとはいえ、どっからどう見ても完全にイロモノ扱い待った無しである…ネタに走ってないとマジでやってらんないわ。

 

「取り敢えずこの哀しみを異界の拡充に充てようと思うんだが、実際問題どれだけやれば良いんだ? てか俺以外には誰か建設役は居たりするのか?」

「大元の土台については既にこっちで作ってあるから、ブーストニキには追加で作る施設の建設と各アイテムの補充、それと片手間で良いから装備のメンテナンスなんかの裏方がメインだね」

 

 ショタオジから言われた内容は全部拠点で出来る事、って事は…。

 

「…つまり前線には出るなと?」

「というかあいもかわらずやる夫さんが前線に出たがるだろうから、一緒に後方支援に徹していて欲しいっていうのもあるかな?」

「あ〜…うん、理解した」

 

 前に装備プレゼントした後も、やる夫さんったら前に出てタンクやろうとしたらしいからなぁ…同じあっちは幹部で俺は支部長程度だけど、寧ろそんな奴が後方支援に徹していた方が説得力も増すもんな。

 

「後追加作業が基本なのは、占術で調べてみたらなんか土壇場のクソ忙しいタイミングで、ブーストニキに矢鱈と大きな凶兆の兆しが出てたからだね」

「めっちゃ心配になるような事言ってくるじゃん」

 

 えぇ…ショタオジの占術で凶兆とか、運命力そこまでな俺からしたらほぼ確定事項の厄災じゃん…。

 

「つまり運命力が微妙な俺がその凶兆の結果を受けても、直ぐにリカバリー出来るようする為、他の黒札の仲間達が居る場所に俺を置いておこうってのが本音か?」

「だって君の支部周り趣味全開な山梨支部の周りに比べて、学校建設に伴って生活必需品の一大生産地帯になってるのに、支部の実態がブーストニキに頼りっぱなしで、もう君が居ないと稼働率ガタ落ちするレベルなんだよ? そりゃあ支援するでしょ」

「い、一応各工場終末が来ても一般人だけで回せる準備は出来てるし…」

 

 ただ俺が補助してないと、製造する時に全自動で動かそうと思ったらどっかで詰まって大惨事に成りかねないだけだから…一応ちゃんとチェック入れるようにしておけば問題無く動かせるから。

 

「というかなんだい君の支部周り、この半終末に落ちた世界で魔蟲の一匹も存在していないとか、ちょっと潔癖過ぎやしないかい?」

「いや、そこら辺は俺の性分だからどうしようもないというか…一応そこまでやってるせいで、未だにアクマが善性というか仲間の奴でさえも、サマナーからの供給無しだと、長時間マトモに出て来れないっていう問題があるんだからさ…」

 

 ハトホルやバステトなんかはこんな状況になったから、遂に俺と本契約する事になってしまったし、他の丹後半島支部の管轄に居る日本神や外様神は基本的に自身のテリトリーに引き篭もり、各テリトリーに設置されている簡易ターミナルを使ってお出掛けしている現状である。

 

 因みに野良のアクマは最早異界や、それに準ずる場所にしか生息出来ないレベルで追いやられており、最近では増えた支部員のレベリングすら困難になっている程だったりする。

 

 あまりにも修練用の異界が足りてない為、この頃は傭兵派遣と銘打って他所の支部へと異界巡りしている支部員も居る位だしなぁ…戦力を蓄えて来たのは良かったけれど、それの維持にここまで手こずる事になるとは…兵站とは難しいな…。

 

「こう考えるとやり過ぎなんじゃないかと思えてくるが、ここまでやった事で漸くウチの支部周りではアクマの被害が激減したんだもんなぁ…何というか痛し痒しだ」

「その分霊装なんかは君自身のペルソナを用いるか、専用の工房異界の中じゃないとマトモに作れなくなってる辺り、本当にやらかす内容が極端というか何というか…」

 

 うるせぇ、やれる事やっていったらこうなっちまっただけだわい。

 

 はぁ…流石に時間無いし、そこら辺の事は終末超えたら考えるか…。




 何気に上手く行っていない丹後半島支部のペルソナ使い事情…そもそも誰が覚醒するか全く分からん状態ですからね。

 …一応原作のネタバレ防止の為、詳しいキャラは伏せておくけど、でもあのメンツばかりっていうのは流石にヤバい…。

 そしてショタオジからの要請は製造班という名のやる夫さん抑え係…あの人なんですぐ飛び出していってしまうん?
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