続航宙軍   作:ytaki33

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新拠点でのベルタ国王来訪その2

続航宙軍 1章 新拠点でのベルタ国王来訪その2 013

 

 ここは、シャイニングスター本部の会議室です。夕方には、大広場で、歓迎式典を開催します。今、ここには、アラン以下、アマド陛下、前宰相ヴェルナー・ライスター、ゲルトナー大司教、ダルシム、ロベルト、セリーナ、シャロンが同席しています。クレリアは、大叔母様を連れて、領内を案内してもらっています。当然、エルナと近衛兵が同行しています。

 

 「ヴィリスの企みにて、多くの迷惑をかけてしまった。先ほど、数々の不正の証拠をみて、正直愕然とした。余の不甲斐なさを改めて痛感した。何度もいうが、ヴェルナー卿、本当に申し訳ない」と頭を下げています。

「陛下にお願いの儀がありまする。我が一族の無念、どうか、私めに、ヴィリスの斬首の刑をお任せ願えないでしょうか?」

「おぉ、勿論じゃ、そなたが、焼くなり、煮るなり好きにするといい」

 

「はっ、有難き幸せ。まことに感謝致しまする」

 

「まぁ、今日は、この後、歓迎式典を用意しています。あまり、暗い話より、今後の事に対して、申し上げたい儀があります」とアラン様が声を掛けました。

 

「実は、あの、ヴィリスは、アロイス王国とつながりがあり、クレリアの近衛兵たちを捕まえて投獄していました。まぁ、そのおかげで、ヴェルナーさんに逢えたんですけど。さらに、裏では、このベルタ国の乗っ取りに加担していました。

 アロイス王国は、今回のコリント領から、逃げてきた移民たちを返却しなければ宣戦布告すると脅してきていますが。数日後には、約2万人の移民がこの領土に向かってきています。当然、アロイス軍が途中、ちょかいかけてきましたが、早々にお帰り願いましたけどね。

 そんな中、アトラス教会より、正式にルミナス様加護のあるコリント領及び、私アランの【使徒】の公認を発表して頂きたい。そののち、ルミナス様に反する者への【天罰】が下ると進言してもらいます。

 また、ベルタ王国は、正式にアロイス王国へ、不法により親族を残虐したロートリゲン・アゴスティーニに対してスターヴェーク奪還の狼煙を上げて頂きます。因みに私を暗殺するヴィリスの密偵部隊も、ガンツ手前で皆捕まえたと、エルヴィン達から報告がありました」

 

「分かりました。このゲルトナーの名に懸けてその大役をお引き受けいたします」

 

「はい、その時は、王都の空にルミナス様が顕現し、お声をかけて頂きます」

 

「おぉ、それは嬉しいです。【使徒】様にお役に立てる喜び誠に感謝致します」

 

「余も、勿論、アロイス国へ対応、しかとお受け致します。クレリアの無念必ず晴らさせて頂きます」

 

「はい、その時は、神機【聖なる翼】にて対応致します」

 

「おぉ、その神機は、今宵、見られるのでしょうか?」

 

「はい、参上いたします」

 

「おぉ、それはすごい、今から楽しみですね」

 

 こうして、会談がつつがなく終了し、皆は、宴会場へとむけて移動しています。

 

そんな中、一部の人達は大忙しです。

「バースさん、この料理は、どこに持っていけば、いいですか?」

そうです。豊穣のバースさんが応援にきています。今回の件をきいて、料理の指導をお願いしました。

 

「おう、そのブラックバードのから揚げは、真ん中の大テーブルの右端に頼む。人気の食材なので、取り合いになるからな、各テーブルの端に置いてくれ」

 

「テオちゃん、エラちゃん見なかった。さっき、こっちのテーブルの小皿を、持って行ってもらったんだけど」

 

「うわぁ~エラのやつ、アラン様のところに行ったみたいだぞ、、なんせ、エラは、アラン様大好き人間だから、さっき、アラン様の姿が見えたから、そっちにいったかも」

 

「えっ~、それは、大変、、すぐに探して連れ戻さないと」

と現場は、上や下への大騒ぎです。で、肝心のエラちゃんは、

 

「あにきー、エールいる?」

とアラン様の前に現れて、声かけています。

 

 そう、エラちゃんには、前、自分のことを【あにき】って呼ぶことをゆるしたので、皆の前では公認ずみです。だってエラちゃん可愛いんだもの、おじさん、メロメロです。

 それに、エラちゃんは、自分が過去に買ってあげた服をずっと大事に着ているんです。食堂での給仕の時は従業員用の洋服ですが、普段は、他の従業員用に用意した服は着ないで、自分でこまめに洗って、シミがついたら大人の人に聞きながら、シミぬきしていたって聞きました。そう、エラちゃんにとってこの服は、宝物なんです。今では、背も伸びてちょうど良い丈になっていますが裾がだいぶ擦り切れて来ていますよ。今度、一緒に買い物にいって、新しい服を買ってあげようと思います。

 

「あちゃ~、やっぱし、、すぐに連れ戻してくるよ」

とテオが慌てて、エラちゃんのところに向かいました。

 

「おう、エラちゃんか、こんな人込みだと潰されるぞ、まってろ、今、肩車してやる」

ってアランさん、まるで我が子のように、エラちゃんを抱き上げて肩車しています。

 

「わぁ~、たか~い。ふふふ。エラ、あにきのおよめさんになる~」

って、えっ、誰だ。エラちゃんに変な事吹き込んだ奴は、、エラだけにエラーって、、いやいや、なにボケてんですかって、

 

[大抵は、おなじ子供仲間に、ませた子がいたんでしょう]

って、ナノムが突っ込んできましたよ。

 

はぁ~、なんて答えよう。

「そうだね、結婚出来る年齢なったらいいかな」

って何、答えているんですか?

 でもルミナス様より、多くの子を作りなさいって、言われているしな。こんな子から、俺の嫁さんになりたいって言われたら断れないでしょう。まぁ、その前に、クレリアさんたちのことを発表しないとね。

 

 結局、このまま、エラちゃん肩車しながら、壇上に登りました。漸く、お迎えのテオが来たので、そっとおろして

「また、あとでね!」って声かけましたよ。

 

「うん、また、あとでだっこしてね。ダーリン」

えっ!え~ダーリンって、はぁ。まぁ、後、15年くらい先にね。あははは。

 

[大丈夫です。この世界では、女子は初潮が始まっていたら、12歳から嫁ぐことが出来ますので、後、6年後です]

そ、そんなに早いの、、あははは、、、考えておこう。なんか、段々違う世界にはまりそうです。、、おそるべし惑星アレス。

 

 

 「静粛に!」と拡声器を使って、壇上から挨拶しています。

 

「この度、クリント領に、アマド国王陛下と王太后様、そして、アトラス教会の大司教様が来られたので、ここで、盛大に歓迎を祝い領民全員での祝賀会を始めます」

と代表挨拶をロベルト卿が最初の口上を述べ、その後、領主であり、今回【使徒】となったアランが皆に今後の方針と今回の経緯を行う事になっています。

 

そして、アラン様からの演説が始まります。

 

「この度、私アランは、女神ルミナス様より神託を受け【使徒】に任命されました。まだ、詳細は、後日行いますが、その証拠の一端として、今より、6頭の黒竜がこの空に現れます。スポットライトオン」

 

 そういうと、もう、すでに昨日より南の大陸より渡来した、6頭の黒竜が、軍事施設より飛び出し、大空に舞い上がり下から当てているライトの光をうけ壮大に飛び回っています。

 

「「「「「「おぉ~凄い」」」」」」

 

「さて、さらにルミナス様より賜った、神機の紹介です」

【召喚、聖なる翼】」

と唱ええると、竜達の中央に光の粒が集まりだし、体長30mの「アテーナ」が神々しく銀色に輝きながら顕現しました。

 

 さらに、アラン様が『フライ』と唱えると、そのまま光輝きながら、ゆっくりと空に向かって上り始めました。

 

「「「「「「おぉ~」」」」」」「「「「「「「使徒様じゃぁ~~」」」」」」」

とそこにいた、全ての人々が跪き、祈り出しました。

 

【搭乗】と唱えると、さらに光が強くなり、その光が消えた途端、姿が消えました。その後神機が光輝きさらに翼を広げました。

 

 そしてアラン様が【女神顕現】

と念じたら、あたり一面が夜なのに真昼のような明るさになり、天上にはルミナス様の御姿が顕現し、心の中に染みわたるような御声で

『我が愛しき信仰篤き者達よ。この地コリント領は、「ルミナス」に認められし場所也。我が名にて祝福を与える』

と言われ、そして消えていった。

 そんな中に、車椅子で歩けなかった者が突然立ち上がり歩きだしたり、不治の病で床に臥せっていた患者が起き上がり病が治ったり、手足を失っていた者が瞬時にもとに戻ったり、まさに奇跡が続出しました。

 

 その後、神機より戻られたアラン様が再びゆっくり、空より降りてきて壇上に戻られました。

 

 




某も、幼稚園のころ、担任の先生が大好きで、プロポーズしたことのあるマセガキでした。
 戦国時代の前田利家は、当時12歳だった「まつ」と結婚してますしね。中世の時代では珍しくなかったようですよ。
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