続航宙軍 1章 スターヴェーク奪回作戦その1 016
ベルタ国王来訪から、早2か月後、なぜかアマド陛下は、ずっとコリント領にいらっしゃる。
えっ何故って、そらぁ、住みやすいからですって、肝心の国政は、はい、皆さん『精霊の雫』を服用なさってまして、王都には、イーリスを経由してARモードと3Dプロジェクタで、王都の謁見室を映し出し、仮想状態で、謁見や、業務を行っています。
それに、ヴェルナーを再び宰相補佐と息子アベルさんを宰相して国政をこなさせられています。ヴィリスは、斬首の刑にて、ヴェルナー手で執行されました。
以下、そのヴィリスの様々な悪行に加担していた貴族をことごとく極刑にし、貴族のお取り潰しを行いました。ガンツ伯も当然、終身刑にされました。
そのため、ガンツは、その後コリント領の一部として併合され、ガンツのギルド長はそのままサイラスさん、コリント領は、アランさんの妻となるカリナさんが商業ギルドの担当になりました。
そうそう、アロイス王国には、正式に宣戦布告しました。アランさんは、辺境伯兼護国卿として、さらには、ベルタ国軍最高司令官として、この戦争の全ての権限をアマド陛下より授かりました。
アマドさん本人は、出来れば、国ごと【使徒】様に譲渡するつもりだったようで、まぁ、スターヴェーク奪還後、再度考えるとことして先延ばしにしました。いきなり、国政までは、厳しいですからね。まずは、コリント領が安定し、さらに国力を上げないとね。
「今日の訓練はここまでにする。あと3日後に、アロイス王国とベルタ王国の国境にあたるフリギドゥス川の平原に、アロイス軍20万に対峙する」
これに対して、ベルタ国軍はわずか約1万 但し、竜部隊と神機がその後に参戦する予定だ。
竜部隊って、そうです。竜総隊長グローリア、黒竜ウラノスとその配下5頭、合計7頭
そのグローリアには、クレリア、エルナ、セリーナ、シャロンの四人が騎乗。
ウラノスには、ダルシム、ヴァルター、ケニー(元辺境伯軍。サテライト8班隊長)、デリー(サテライト隊長の一人)の四人 この四人は、複合魔法の担当。
各人、オークの魔石を100個装備し、複合魔法約20回を行使できます。まぁ、他の竜にも乗れるけど、この戦力で問題なさそうなので、黒竜さんは、ある意味物資を運んだり、直接戦闘には加わりません。竜の掟があって、人族に危害を与えてはいけないそうです。まぁ、威嚇とか、そのあたりを担当してもらいます。
さらに、ステルスモードでドローンが10機後方に配置されている。まぁ、神機1機で、20万に対抗することが可能だけど、どうなるかは、戦闘にならないと分からないです。
暗部によると、アロイス王国にはアラム聖国より、アーティファクトが貸し出されているとの情報があり、すでにドローンやビットからの情報からも我々の、複合魔法に対抗する術をもっている事が分かりましたので、様子を見たいと思います。まぁ、それでも、ドローンなど、ベルタ軍には我らの科学力は知られていないので、、今回、特別に【天罰】を用意していますよ。
◇ ◇ ◇
話は、変わって、その後の黒竜との話をします。あの祝賀会の前日の話です。
『グローリア、話があるんだけどいいかな』とナノム回線を繋ぎました。
『はい、族長。なんでしょうか?』
『暫くしたら、南の大陸より黒竜が6頭この拠点にやってくる。若いかは、まだ分からないんだけど6頭とも男性だ。なにやら。【誓いの儀式】用に捧げものを持ってくるそうだ』
『えっ、黒竜の男ですか!わぁ、嬉しいです。流石は、族長ですね。前は、若くて強い男がいいって言いましたが、シャロン様が、それだけじゃダメだって言われて、あれから色々と教わりました』
『えっ、、?』(やっぱ、シャロンか、前、演技がどうたらって言ってたよな)
『そうですね、まずは、品物を見てみます。それからですね』
そういっているうちにD20から連絡がありました。
[後、10分で、拠点に到着します。後続にウラノスさん以下計6頭の竜が到着します]
[了解した。あまり、早く飛んでないよな?]
[イーリス様に言われて、グローリア曹長の速度と同じで飛んできました]
[ん?、グローリアの速度って?、まて、嫌な予感がするぞ]
そういっているうちにウラノスから連絡があった。
『はぁ、はぁ、もうすぐ到着するが、着いたら暫く休ませて欲しい。【使徒】様の使いのD20の飛び方が早くて、追いつくのがやっとじゃった』
あちゃ~やっちまったよ。今のグローリアは、ナノムのおかげで、魔の大樹海での赤竜病のウイルスに対抗処置されて、さらにパワーアップされているんだよ。多分、他の竜さんじゃ、太刀打ちできないかもな、、あははは。
『了解だ。今、こちらにはグローリアが待っているぞ。それで、話してみるかい』
『な、なんと、おなごの竜がまっておると、、そらぁいかん。他の者達よ、よいか、おなごの竜様がすでにお待ちだそうだ。気合を入れ直してきばれよ!』
って、どうんなんでしょう?、大丈夫かな、、あははは。ちょっと心配です。
こうして、黒竜たちが、我らの拠点(軍事拠点)の大広場に到着しました。見るからに、疲れ切ってますよ。いやぁ~第一印象って、最悪かもな。
今、グローリアの前に、6頭の黒竜が頭を下げて、その前には、様々な貴金属や、宝石、金塊、見慣れぬアーティファクト?ぽいものと様々なものが並べられました。
まぁ、ナノムをかえしていないので、「がぉ、がぉ」としか聞けませんが。まぁ、自分は女神の加護があるので、会話の内容が分かります。、、はいはい、ちゃんと通訳しますよ。
【この度は、我ら黒竜の里より参りました。この長を務めているウラノスというものです。歳は1000歳とちょっとです、以下それぞれの名前、ヘルメス、バッコス、アトラス、アネモイ、カイロスといいまする。宜しくご検分願います】
【はい、分かりました。私は、帝国軍所属グローリア曹長と言います。検分致します】
あれっと思ってます。はい、先日、というか、昨日に一等兵から曹長に昇進しました。
【う~ん。どれも、母が持っていたものより、劣りますね。まぁ、私はそれほど宝石とか興味ないんですよ。後で私と力比べをしましょう。今は長旅でお疲れでしょうから、日を改めます】
といって、話が終わりました。
各、黒竜達は、用意された竜舎に移り、休んでもらいました。
『どうだった?』って聞いても、『まだわかりません』としか返事がありませんでした。
『はい、中には、若そうな方がいましたが、まだ、性格とか分からないので、色々付き合って決めたいと思います』
『そうなんだ、わかったよ』
『今の私の好みは、族長ですから!』
『えっ、いま、なんて』
『アラン艦長が好みですって』と突然、セリーナが通信に割り込んできた。
『そうねえ。遺伝子操作すれば、グローリアの卵にアランのDNAを注入できるかもしれないわ』
とさらにイーリスが爆弾発言しながら、会話に飛び込んできた。
『いやいや、それは、問題あるんじゃないか、、といって、竜達って、交尾するの』
『艦長、それはセクハラになります』とイーリスから、怒られましたよ。
『アランもたいがいねぇ~』ってさらにシャロンも、会話に飛び込んできました。
『そう、別に、夫は一人じゃなくてもいいのよね』ってシャロンが、、
『えっ、そうなの。一夫多妻は分かるけど、一妻多夫ってあるのかな』
『はい、母は3人の夫がいましたよ』とグローリアが答えましたよ。
『そ、そんなんだ』
『じゃ、6頭纏めて夫にしたら』ってシャロン、、さすがにそれは、、
『まだ、皆の性格をみてから考えます』
『そ、そうだよね。まぁ、ゆっくり考えるといいよ』
『でも、族長のお嫁さんにも、なりたいかな』
ってグローリアさん、、いや、色々あり過ぎて、、自分ではわかりません!
こうして、この日の顔合わせは終わりました。他の黒竜達にも『精霊の雫』を服用してもらいました。
他のメンバーとの意思疎通が出来ませんからね。、、はぁ~、疲れました。
因みに、竜の寿命は、約2000年だそうです。
グローリアは、340歳で、人間の歳に換算すると17歳くらいだそうです。
書籍版のグローリアの年齢17歳を、竜年齢として考えました。人間との寿命で考えると、色々不都合があるので、何千年も生きられるということと不都合があるので、、