続航宙軍   作:ytaki33

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スターヴェーク奪還作戦その3

続航宙軍 1章 スターヴェーク奪還作戦その3 018

 

 今、アロイス国の王都へ手前30kmの小高い丘の上に陣営本部を置いた。

兵の数、約3000人 他のものは、ベルタでの先日の捕虜の対応に従事してもらった。

 問題は、暗部の情報とドローンの情報から、王都には様々な罠が張り巡らされているとのこと、迂闊に兵を近づけたら被害にあうということです。

 

 今、作戦会議には、クレリア、ダルシム、ヴァルター、セリーナ、シャロン、ケニー、ブルーノ、エルナが出席しています。

 「今回、知神イーリス様より、アロイス王都への城へイザーク様のステルス機能で城内に侵入し、ロートリゲン誘拐拉致する。帰還もイザーク様のステルスモードにて王城脱出する。この内容に対して、意見のある者はいますか?」

 

「なぜ、拉致するの?、殺さないの?、それとも、見せつけで、私の両親家族たちのように公開処刑するの?」と、怒りをこらえながらクレリアが発言しています。

 

「俺は、人間同士で殺しあう事には、賛成できない。何故なら、ルミナス様の教えに従う。むしろ恨みがあるとして、直ぐに命を奪い合うのが嫌いなんだ。同じ人として、この惑星に命を与えた者にとって、皆命の重さは一緒なんだよ。但し、バグスは違う。人類の共通の敵だ。人を人として見ていない。まさに悪魔だ。そらぁ、人には怒りがあり、仲間や愛する者を殺された人間には、まさに仇として殺したい気持ちは分かる。でも、法があるならその法の下裁くのが大事だと思う。

 今回、色々調査したのに、このクーデターを起こさせた張本人が別にいたんだよ。アラム聖国だ。今のアロイス王国やベルタ王国を属国にして、奴隷の確保のため企てたんだ」

 

「えっ、それって、アラム聖国に利用されたって事なの」

 

「ああ、イーリスや、暗部の人達が調べた結果だ」

 

「あぁ、なんてことなの、アラム聖国ってルミナス教の本山がある国よ。何故、そんなことになっているの」

 

「ああ、本山といっても、宗教国って内部は、人間の業の塊みたいなところらしいよ。まぁ、この大陸を統一するには、このアラム聖国が最大の敵だね。まだ、調査中だよ。それで、今回は、謀反人を捕まえて、ちゃんと法の下で、そう、ルミナス様の名で裁くよ。この【使徒】アランが、それじゃダメかい?

 もし、このまま恨みで殺しても、その恨みの連鎖は無くならないよ。それともロートリゲンの一族を皆殺しにするかい?元はアロイス国は、スターヴェーク王国に合併した国だけど、その時にそれなりの恨みを買ったんじゃないかな?正直、そのあたりは分からないけど、人の恨みの連鎖は、恨みを恨みで返せば、永遠に消えないんだよ。自分が知っている地球という星には、『汝の敵を愛せよ』っていう言葉があってね。人の恨みの連鎖を断ち切る言葉なんだ」

 

「わかったわ。確かにルミナス様なら、そう言われるわね。使徒アランに従うわ」

とクレリアが納得してくれた。

 

「ありがとう。他には意見はないかい?」

 

「それで、この内部に侵入するもの達は、誰にするんでしょうか?」

とダルシムさんが聞いてきました。

 

「あぁ、今回は、俺一人でいくよ」

 

「えっ、それは、なりませんぞ、アラン様に何かあれば、それこそ、【大いなる災い】に立ち向かえなくなりますぞ」とダルシムが凄い剣幕で反対しています。

 

「まぁ、そういうよね。でも、これは、【使徒】でしか出来ないスキルを使うので、他の人がいたら出来ないんだ。まぁ、証明しよう」

 

 【完全隠蔽】と唱えた瞬間:目の前のアランの姿が消えた。

 

『イーリス、僕の位置を検知出来るかい?』

 

『出来ません。ナノム経由の通信がその部屋からはされていますが、こちらから、アランの位置情報が「UNKNOWN」になりました。あの、神機の中にいるのと同じです。別次元にいるんですね』

 

『皆には、精霊通信で話せるけど、僕自身は、この部屋にいながら、別次元の空間にいるんだよ』

 

『別次元とは、分かりませんが、単に姿が見えなくなっただけではないという事ですかな』

 

『さすが、ダルシム、次元の違いを理解しているんだね。そう、宇宙の航行にワープ航法ってあってね。この世界の別次元にいけるんだよ。僕からは、皆が良く見えているけど、実際に触れたり出来ないんだ。それに、壁の中を通って隣の部屋にもいけるんだよ。また、元の次元に戻るね』

【隠蔽解除】

 

再び、アラン様のお姿が見られるようになりました。

 

「おぉ、凄いです。これが、【使徒】様の御業ですか?」とダルシムが感嘆の声を上げた。

 

「そうだね。悪用したら、大変だね。ルミナス様に信用されたからかもね」

 

「そうね、アランが悪用はしないでしょうけど、これなら、どんな場所でも出入り可能なのね。覗き放題ですね」とシャロンが胡散臭そうに聞いて来た。最近何かと、絡んでくるけど、、なにかあったかな?

 

「シャロンって、変なところに気をつかうのね。私ならいつでもどこでもOKよ」

とセリーナがまた変な事をいってきた。

 

「えっ、いつでも、どこでも、で、出入り自由、、いつでも、、はぁ、はぁ」

ってクレリアさん、変な妄想しないでね。妄想から、戻ってきてよ。

 

「もう、皆、どんどん、変な方向に話が進んで肝心の事聞いてないわよ」

ってエルナさんは冷静です。

 

「兎に角、この作戦は、自分一人で行う。以上だ」

 

「分かりました。それで、いつ、決行するんですか?」

 

「今夜実行する。向こうとしては、こちらに陣営を立てたのが今日なので、数日は大丈夫と思っているだろうから、決行するのは、今日に何かしかけるとかは思わないだろう。また情報が洩れるにしても、今から自分がいくより、他の誰かが行動おこしても、間に合わないだろうからね」

 

「えっ、それって、こちらの陣営にスパイがいるってこと?」

 

「あぁ、まえの戦闘でも、こちらの情報が流れていたし、まぁ、居てもおかしくないからね。こういうのは情報戦なんだよ。むしろ、味方にも話さない方がいい場合があるんだ。それじゃ、行くからね」

 

とそのまま、外にでて、待機していたD1に搭乗した。そう、前もってステルスモードで待っていてもらったんだ。

 

「えっ、アラン様が、消えましたぞ」と一緒に外にでたダルシムが驚いています。

 

 こうして、夜のアロイス城(旧スターヴェーク城に乗り込みました)

 

 

 

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