続航宙軍 1章 アロイス王都に女神降臨 020
【女神顕現】とアラン様が唱えました。
アロイス王都の夜空が、一面真っ白に輝きだし昼間のような明るさになりました。
『我が命を与えし、生きとし生けるものよ。ルミナスの怒りを知りなさい!悔い改めなさい!
我が【使徒】アランに従いなさい!もし、逆らえば【大いなる災い】にてその命を失うであろう』
と王都の全ての民たちに語られました。
その後、アラン様が【ホーリーアロー】
と唱えると一面に、光の矢が降り注ぎ、至るところが、崩れています。アロイス城は、元の原型を留めていません。まさに【天罰】と言える光景です。多くの人々は、天に向かって、懺悔し涙していました。
こうして、長い夜が終わろうとしています。
ここは、ベルタ軍の司令官の本部テントの中です。
「目が覚めましたか、ロートリゲン・アゴスティーニさん。ここが、どこだか分かりますか?あっ、すいません。私の名はアラン・コリントというものです。以後、お見知りおきください」
と出だしの口上を述べました。本当は、(生まれも、育ちも、トレーダー星系第4惑星ランセルって言ってみたかったけどね、、あははは)
「な、何をする。わ、儂はアロイス国王だぞ。こんなことをしてただで済むと思うなよ」
「ほう、囚われの身でありながら、強気の発言ですね」
と、そこには、怒りの形相で佇む、クレリアがいた。
「お、おまえは、クレリア・スターヴァインなのか?、小娘が。そのうち、この周りには儂の軍勢と、もうすぐアラム聖国の30万の軍勢に殲滅されるのさ。あははは。まぁ、儂に使えるのなら考えてやってもいいぞ。クレリアよ。儂の妾に、がぁっ」
と言いかけた途端、エルナが思いっきりロートリゲンの顔にパンチを食らわした。
「ぐっげっ、、げっほっ」
と鼻がつぶれて、歯が折れて、顔面血だらけに、うわぁ~容赦ないね。それも身体強化したパンチだよ。
「下種な輩にもう、これ以上、姫様を愚弄させない」
とものすごい、形相でロートリゲンを睨みつけている。
「アラン様、もう、これ以上は、我慢が出来ません。どうか、この輩を殺させてください。多くの同胞や、、仲間が殺され、陵辱され、、悲惨な最後を、、、」と嗚咽しながら、訴えています。
「あぁ、よくわかったよ。この人間には、人としての誇りも尊厳もない、バグスと変わらない。人の皮を被った悪魔だ。このまま、そちらで連れ出し、好きなようにしていい」
とアラン様までも、鬼の形相になっていました。多分、自分でも殴りたかったのか、握りしめた手から、血が滴っていました。まぁ、直ぐにナノムが手当してましたけど、、
こうして、ロートリゲンは、公開処刑されました。今までの全ての罪状を民衆の前で公開し、群衆からは、陵辱され殺された娘の親や、恋人から罵声を浴び、民衆が「殺せ!」「殺せ!」コールが起こっています。
その後、クレリア、エルナ、ダルシム以下数十人に、剣で足、手、など、数十か所を刺されながら、何度も回復魔法をかけ、叩きおこされながら嬲り殺されました。その彼の悲鳴の声が、、、1時間以上続いていました。正直、いい光景とは言えません。今は、時が経つのをただ待つしかありません。「人の醜さ」の一面ですから、、心が荒みます。
さて、これから来るアラム聖国の軍に対抗するべき、会議が開かれています。
『イーリス、状況を教えてくれ』
『はい、現時点にて、アラム聖国軍は、南東、約100km地点に約30万の軍勢にてこちらに向かって進行中です。移動速度から、2日後の正午には、この丘に到達予定です。軍の戦闘には、先日のフリギドゥス川の平原の闘いに使用されたアーティファクト100台ほか、見慣れぬ機材も多数用意されているようです。また、砲台のようなものを見かけられます。今、ARモードにて映像を共有致します』
「確かに、見慣れない装備だね。エルヴィン何か、知っているの物はありますか?」
「はっ、この後ろの砲台は、アーティファクトでなく、砲弾を火薬というもので打ち出すものという報告を受けています」
「この世界でも、火薬があったんだ。古代文明の遺産の中にはそういうのもあるのかもしれないね。中々やっかいだね。魔法より威力がある。射程も結構ありそうだし、かなり、後方から攻撃出来るからね」
「そうなんですか。流石、アラン様です。知識が豊富です」とエルヴィンが誉めています。
「まぁ、この軍にも、【聖なる翼】で、乗り込んでいくよ。後で、知ったんだけど、防御シールドのアーティファクトは、聖なる魔法は防げないそうだ。そのため、聖なる魔法で、これらのアーティファクトを破壊してくるよ。一緒にこの大砲もね」
「クレリアには、アロイス王国に対して、再び、スターヴェーク王国王族として、再興した旨を王都に宣布勧告して欲しい。イザーク様(ドローン)に乗り込み、拡声器でロートリゲンの処刑とともにルミナス様よりの認定されたことも宣布するように」
「ええ、分かったわ」
『イーリス様、イザーク様の手配お願いいたします』
『分かりました。補助にセリーナをお連れ下さい』
『セリーナ、内部での使い方を補助してね』
『了解です』
さて、自分は、神機に乗り込み、アラム聖国軍を追っ払ってきますか。